ブータン基本情報 【交通手段編】~信号機ゼロの国「ブータン」~

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国民の幸福度が世界一ともいわれる「ブータン」。2011年には、ブータン国王と王妃が来日されたことでも話題になりました。ここでは、ブータン国内の交通事情についてご紹介します。

ブータン国内の交通機関

ブータンでは公共交通機関が発達していないので、国内の移動は自動車(小型・中型バスや普通車など)を利用します。ただし、完全予約制のバス会社がほとんどで、主に国内やインドへの長距離バスとして利用します。

外国人旅行者の場合

外国人旅行者の国内移動には、公共交通機関である自動車も利用できますが、現地ツアー会社の手配する専用車での移動がメインになります。

公共交通機関のバスタイプ

バスのタイプは全部で3種類
・コースター(COASTER)…トヨタ製で3列シート(1+2)のマイクロバス
・ミニ(MINI)…MINI・EICHER製で3列シート(2+2)のミニバス
・普通バス…インドTATA製で5列シート(2+3)のバス

バス代わりのトラックも運行

地方を結ぶ路線では、「サービス」と呼ばれるトラックの荷台に乗って移動する交通手段もあります。

旅行者には専用ドライバー付きの自動車を

外国人旅行者は一般的に、旅行代理店の手配するドライバー付きの専用車を利用します。経験豊富なドライバーなので、安心して乗車できるのもメリットです。

どんな自動車が手配されるの?

ブータンでは道幅も狭く、道路整備も進んでいないので大型車両は通行できません。そのため、移動には小型バス(12席程度)、中型バス(22席程度)または、普通乗用車での移動になります。

世界でも稀な信号機のない国

ブータンでは景観が損なわれるという理由から、信号機の代わりに警察官が手旗信号で交通誘導をしています。信号機が設置されたこともありましたが、設置後の交通事故率が増加したため撤去したそうです。

時速40kmが普通

道路の整っていないブータンでは山道を通ることも多いこともあり、時速40㎞をオーバーすることはあまりありません。そのため、のんびりと車窓からの景色を眺めながらブータンの大自然やそこで生活する人々の生活を垣間見れるのも、ブータンならではの旅の醍醐味です。

ブータンの国内線

ブータンではドゥック航空が、パロ~ブムタンを結ぶ国内線を運航しています。陸路移動なら12時間近くかかっていた移動も、わずか35分で移動できるようになりました。

さいごに

外国人旅行者にとって限られた交通手段での滞在は、あまり経験することがないので非日常生活が体験できる良いチャンスです。親日家の多いブータンで、現地の人と交流したり、のんびり過ごすのも良いかもしれません。

Lindos77

沖縄でウェブライターとしてストレスフリーな生活を満喫しています。

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