富山一人旅でやること！おすすめの絶景シャッタースポット＆グルメスポット15選！

五箇山は、自然が豊かな五つの谷。ここは、険しい山岳地帯だったため、秘境とも呼ばれてきました。今も「相倉（あいのくら）」と、「菅沼（すがぬま）」の2つの合掌造り集落があり、冬には雪が2m近くも積もる豪雪地帯です。

ここでは、厳しい自然の中で生き抜くために工夫された伝統的な合掌造りが美しく並ぶ様子を現在でも見られます。1995年に、日本で6番目にユネスコの世界遺産に登録されました。

五箇山というと、世界遺産で有名な山の奥にある集落で、アクセスが悪いというイメージを持っていらっしゃる方もいるかもしれません。しかし、北陸新幹線を利用すれば、比較的訪れやすいですよ。新高岡駅で下車して、レンタカーやタクシーに乗り換えると、新高岡から五箇山まで1時間ほどです。

公共の交通機関を使う方なら、高岡市内から「世界遺産バス」を利用することをおすすめします。世界遺産バスのフリーきっぷがありますので、それを購入すると便利でお得ですよ。

相倉合掌造り集落は、国道304号の相倉口バス停から南へ500mほどのところに広がっている集落です。田畑や、石垣なども昔ながらの形を留めていて、今でも23戸の合掌造り家屋が現存います。季節によって、集落の美しさは異なり、何度も訪れる方がいるほど。

下の写真は、日中の相倉合掌造りの中で、最も人気のある撮影スポット「相倉展望台」です。ここ五箇山を訪れた方のSNSを見た海外の観光客の方々からも人気だそうですよ。集落内には、お土産店や民宿、相倉民俗館、相倉伝統産業館などもあるので、立ち寄りたいですね。

相倉合掌造り集落で人気がある「ライトアップ」は、2018年2月17日、18日、4月28日、29日、30日、8月12日、13日、14日、9月15日、16日、17日、11月23日、24日、25日を予定しています。※2019年以降に関しては、ホームページで情報を探してください。

このライトアップ期間はとても混み合うため、宿泊を考えている方は早めの予約が必要です。車で訪れても駐められない場合があるため、時間に余裕を持って訪れましょう。

富山県南砺市旧上平村の庄川が方向を変える地点の右岸に「菅沼合掌造り集落」があり、今でも9戸の合掌造り家屋が残っており、土蔵や板蔵等の歴史的建造物を見られます。集落内には江戸時代の主産業を伝える「塩硝の館」や「五箇山民俗館」もあり、見学ができます。この2館共通券は300円。加賀藩政時代の五箇山を知ることができますよ。

また、合掌造り家屋の魅力である「茅葺き屋根」を作るのが、茅葺き作業です。茅葺き体験も実施されていますので、興味のある方は問い合わせてみてください。

相倉合掌造り集落と同様、毎年ライトアップが行われ、その時期は特ににぎわいます。ライトアップが開催される時期は、2月上旬の「四季の五箇山　雪あかり」、3月毎週金曜日、土曜日の「春まちライトアップ」、5月下旬～6月上旬にかけての「四季の五箇山　春の宵」です。この時期に訪れる方は、早めに宿泊施設を予約しておくことをおすすめします。

「村上家」は、古い時代の形式を改造されずに残している建造物で、約350年前の建築当時の様式を伝える合掌造り家屋です。屋内を見学するときに、囲炉裏端で、五箇山の歴史や生活についての話を聞けますよ。「合掌造り」の中でも最大規模の大きさで、一重4階、間口は35尺2寸、奥行は67尺5寸あります。

また、こちらの村上家を訪れたなら、庭で椿を探してみてください。推定樹齢300年の見事な雪椿を見られます。

村上家では「こきりこ」を鑑賞できます。こきりこは、漢字で書くと「筑子」。七寸五分に切った小竹の事を言います。この竹を打ち鳴らしながら、唄うので「こきりこ」と呼ばれるわけですね。

以前は毎年9月25日、26日に行われる「五箇山こきりこ祭り」を訪れなければ、なかなか見られないものでしたが、せっかく五箇山を訪れたならこの村上家で見ておきたいですね。所要時間は10分ほどで、鑑賞料金は500円です。

「岩瀬家」は、1700年代中頃に8年の歳月をかけ建てられた合掌造りの家です。1958年に国の重要文化財に指定されました。岩瀬家は、加賀藩の威光を示すように、国内最大規模の合掌造り家屋で、5階建て。

明治時代まではこの家に35人の大家族が暮らしていたと言われるエピソードから、その大きさがよくわかります。35人住める家って、なかなかありませんよね。それが300年も前に建てられているのだから、先人の知恵は圧巻ですね。

岩瀬家は、加賀藩へ塩硝を上納する藤井長右エ門の役宅として機能していました。そのため、特別に欅材の使用を許されているのが特徴です。 天井裏も見学させてもらえます。天井裏に上がったら、厳しい五箇山の冬を越える工夫をじっくり見たいですね。

また、岩瀬家を訪れると、囲炉裏端で合掌造りの説明や五箇山の歴史、生活などのお話を聞けます。お土産も販売しているため、帰る前にチェックしましょう。

「くろば温泉」は、菅沼合掌造り集落の近くにある温泉。世界遺産巡りで歩き疲れたときに、体を休めるためにおすすめです。泉質は、ナトリウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物質。筋肉痛や疲労回復に、いいそうですよ。

庄川に面して露天風呂があり、そこから外の風景を眺めると、ダム湖に映し出される風景が絶景です。
四季折々で、その美しさは変化するため、何度訪れても飽きることはありません。

露天風呂以外にも、窓が大きく開放感のある内風呂や、サウナ、水風呂があり、体をしっかり温めてほぐせそうです。気候がよければ、湯から上がった後は、2階の展望テラスからの景色を眺めることをおすすめします。

また、くろば温泉の2Fには「うまいもん処 吟奴」があります。レストランでは、山菜料理や岩魚料理など五箇山ならではのグルメを味わうのにちょうどいいですね。このページの一番最後でご紹介していますので、参考にしてみてください。とても人気のあるお店です。

世界遺産の合掌造りに近く、村上家や流刑小屋が徒歩で行ける温泉宿「五箇山温泉五箇山荘」。宿泊客以外も、温泉を利用できます。入浴料は、500円。日帰り入浴で利用できる休憩室もあります。温泉で温まり、休憩室でくつろいでから、食事に行くとよさそうです。

和食レストラン「清流」は、宿泊客でなくてもランチが食べられます。身体を温泉でしっかり温めて日頃の疲れが癒えたら、おいしいものを食べたくなりますね。

「五箇山豆腐定食」950円や、山菜そば680円などのランチはお手頃で、立ち寄りやすいのがうれしいですね。五箇山豆腐をアレンジした料理も人気があります。アレンジ料理の1つ、豆腐のムニエルは、ボリュームがあるのにヘルシーなのはありがたいです。

お酒が好きな方は、地酒を「いわなの塩焼き」や「山菜の天ぷら」、「五箇山豆腐」を肴に「いただくのも、いいですね。温泉に入って、おいしい富山グルメをたべたら、ロビーに立ち寄ってみましょう。五箇山のおみやげや農産物が販売されています。

相倉合掌造り集落に位置する築200年の合掌造りの民宿「庄七」！この「庄七」は、高さ約11mほどの2階建てになっていて、1階の天井は高くて広々としています。夕食は、20畳ほどの広さの囲炉裏端で、五箇山の山菜や、五箇山豆腐、岩魚や鯉の洗い 、おかみお手製の漬け物などをいただけます。

岩魚骨酒は1,600円の追加料金で味わえますので、お酒好きの方やグルメの方はぜひ挑戦してみてください。それ以外にも、地酒やワインなどもありますよ！

客室は和室4室ですので、観光客シーズンは予約が取りにくくなっています。世界遺産に位置する旅館や民宿は少なく、泊まりたい方が多いため、宿泊を計画されている方は、早めの予約をおすすめします。

「庄七」には、白壁の蔵を利用したお土産処もあります。五箇山名物の五箇山和紙を使った「和紙うちわ（柄入り）」1,200円や葉書、封筒などの小物はお土産にぴったり。親しい友人には、五箇山のおいしいお土産「五箇山とちもち」900円や、「合掌えごまどうふ」などを買って帰ってもいいですね。

せっかく富山を訪れたなら、世界遺産五箇山にあるお宿に泊まってみませんか？「与茂四郎（よもしろう）」は、五箇山相倉合掌集落にある築200年の茅葺き合掌造りの民宿です。宿泊のお部屋は全て和室。お食事は、囲炉裏のあるお部屋でいただきます。

囲炉裏を見たことがある方は、少ないのではないでしょうか。囲炉裏のそばでお食事をいただけることも、なかなかないと思います。富山への一人旅、思いきって始めての体験をしてみても楽しそうですよ！

お食事は囲炉裏のそばで、新鮮な川魚の焼きたてや、名物五箇山豆腐など、富山グルメを味わえます。イワナの骨酒は、夕食に追加料金を払うといただける珍しいお酒。お酒好きの方、グルメの方は挑戦してみるといいですね。

こちらのお宿は、部屋が4室、15人までの小さな民宿です。五箇山がとても人気のある有名観光スポット。その五箇山に滞在したい人は多いのですが、お宿の数は少なくなっているため、こちらのお宿も予約は早めにとることをおすすめします。

相倉合掌造り集落にある民宿「五ヨ門（ごよもん）」も、合掌造りのぬくもりが感じられる民宿。名物の五箇山豆腐や、山菜、自家製野菜を使ったお料理を味わえます。囲炉裏で炭火焼にした岩魚も楽しめるのはうれしいですね。五ヨ門の岩魚の骨酒を3号1,800円の別途料金でいただけます。気になる方は、挑戦してみてください。

お宿の近くには、くろば温泉がありますので、温泉も楽しめます！五箇山を1日中歩いて疲れた体に温泉は、とてもありがたいですよね。

1泊2食付きで、8,800円。1泊朝食付きは、6,200円。素泊まりが、5,000円。冬季は、暖房費用の400円が加算となります。全3室、10人定員の小さなお宿です。五箇山は世界遺産、人気のある観光スポットですが、宿泊施設は少ないため予約が取りにくくなっています。五箇山の集落内で宿泊したい方は、早めの予約が必要です。

五箇山の2大名物グルメ、蕎麦と豆腐を味わえる「手打ち蕎麦 五箇山とうふ料理 拾遍舎」。こちらのお店では、毎朝石臼で玄そば（新潟産・福井産のブレンド）を挽いて、香りが失われないように蕎麦を打っています。

細身でコシのある蕎麦と、季節の山菜や野菜を使った天ぷらの組み合わせが味わえる「天ざる蕎麦」が人気です。シンプルに蕎麦だけを味わいたい方なら、ざる1,000円がおすすめ！小揚げ出し豆腐がついてきます。

少し肌寒い日なら、拾遍舎でしか味わえない「とうふ揚げ出しそば」が体も温まるのでおすすめ！五箇山とうふは堅さが特徴なのですが、熱を加えると柔らかくなり、もちもちのお餅のようになります。店内の奧にあるテーブル席が空いていたら、そちらに座るとガラス越しに庄川の清流を見下ろせます。

富山の豊かな自然の中で、富山グルメをのんびりいただけば日頃の疲れが癒やされそう。五箇山で人気のグルメスポットです。観光でにぎわうシーズンは混み合うこともありますので、時間にゆとりをもって訪れましょう。

富山グルメといえば、岩魚！その岩魚がそのまま店名になっている「いわな」は、五箇山の人気グルメスポットです。「いわな」でいただける、岩魚料理の種類はたくさん。セットメニューでは「いわなの塩焼き膳」や「いわなの唐揚げ膳」が1,700円。普段食べられない岩魚のお寿司を食べたい方には、「いわなと赤かぶらの寿し膳」2,400円「全ていわなの寿し膳」2,500円がおすすめです。

単品だと、「いわなのにぎり」7貫で980円。いわな出汁の吸い物が170円なので、あわせて頼むのもいいですね。いわなの握りは、新鮮で薄く透き通るようなピンク。なかなか食べられないため、五箇山を訪れたなら食べておきたいですね！この「いわな」は、五箇山の超人気グルメスポットですので、行列になることもあります。時間に余裕を持って訪れましょう。

「茶店 まつや」は、相倉合掌造り集落内にあるお休み処。お食事コーナーは、60席あるため観光シーズンで混み合うときも休憩しやすいですね。こちらでお食事をするなら、おすすめは「まつや定食」1,800円！五箇山豆腐や、五箇山の新鮮な山の幸の天ぷら、山菜そば、山菜郷土料理、煮物、おにぎりがセットになっています。

セットメニューは量が多いという方も、単品がたくさんあるので大丈夫。「合掌（山菜）そば・うどん」1,100円は、地元の山菜がたっぷり。地元のお揚げを使った「いなりそば・うどん」800円も、ここでしか食べられない味です。

あちこち見てまわって体が疲れたときにうれしい甘いものもありますよ！富山の栃餅や草餅を使った「栃もちぜんざい」550円、暑い季節には「冷やしぜんざい」550円がうれしいですね。お酒を飲みたい方なら、地ビールやどぶろくを頼んで、五箇山名物の豆腐料理を単品で頼むのもよさそう。「冷奴」480円、「山菜郷土料理」900円などヘルシーな肴もあります。

食事をいただくコーナーだけでなく、お土産コーナーがあるため、食べ終わったらここで買って帰るのもいいですね。五箇山とうふや地酒、名産のかまぼこ、富山や五箇山のおかし類など、豊富にそろっています。

相倉合掌造りに入ってすぐの場所にあるのが「合掌茶屋 相倉屋」です。茅葺屋根の外観が合掌集落らしいすてきなたたずまい。お店の軒先には、ベンチやテーブル席も用意されているため、気軽に立ち寄って休憩していけますね。

こちらで人気のメニューが「山菜そば」800円や「五箇山とうふ」300円。五箇山の名物、五箇山とうふは食べておきたいですね。山菜そばも、富山の旬のものをたっぷり使っていて、体によさそう。山菜のとろみが加わったやさしいい味です。おなかに入りそうなら、全部食べておきたいですね。

甘いものが好きな方には「とちもち入りぜんざい」500円がおすすめです。とちもちも、富山のご当地グルメなので、やはり外せません。「とち餅」は、栃の実のアクを抜いて、もち米を混ぜて作ったもの。お土産も買うことができますよ。

お土産で人気があるのが、五箇山和紙を使った小物類や、富山の地酒「三笑楽」、スイーツなら「とち餅」です。自分用に、友人のお土産用に、購入するのにいいですね。

「くろば温泉」の2Fにあるお食事処。温泉につかった後に利用する方だけではなく、レストランだけを利用する地元の方からも人気のお店。座敷やテーブル席以外に、いろり席やカウンター席があります。カウンター席があると、一人旅で利用しやすくていいですね。お料理は「くろば膳」1,300円、「ぎんや膳」1,800円などのセットメニューだけでなく、単品も豊富にそろっていますよ。

お酒を飲みたい方には、南砺市特産の里いもが入った「正太郎コロッケ」の盛り合わせ450円や、「五箇山豆腐の奴」300円がおすすめです。新しく発売されて人気なのは「正太郎コロッケ」と「ムギヤポーク」で作ったバーガー「正太郎コロッケバーガー」！ここでしか食べられないバーガーですので、食べておきたいですね。

五箇山を歩いて巡って体が疲れていたら、「くろば温泉」でしっかり温まり「吟奴」でおいしい物を食べてのんびりするのもいいですね。

富山県の五箇山は、世界遺産に登録されており、とても人気のある観光スポット。美しい景色を撮影できるので、海外から訪れる方も多いです。日本に住んでいれば、一度は訪れたい観光スポットですね。景色を楽しんだ後は、山の新鮮な幸や、山女魚、五箇山豆腐などの富山グルメを味わえます。ヘルシーなお料理が多いため、ダイエット中の方でも安心。

一人旅を考えていらっしゃるなら、富山の世界遺産「五箇山」を訪れてみませんか？豊かな自然、古くから残る日本の様式美を見てまわる旅は、一人の方が自分のペースで見てまわれそうです。