【千葉】柏の人気カレー10選！おすすめメニューもご紹介

柏市は千葉県北西部にあり、県内で5番目の規模を誇る中核都市です。江戸時代には宿場と宿場に挟まれた小さな集落に過ぎませんでしたが、1896年に常磐線柏駅が開業して以降目覚ましい発展を遂げました。1960年代以降には多くの百貨店が進出し、現在では東京のベッドタウンとなっています。

そんな柏市、実はカレーの激戦区としても有名。その歴史は半世紀以上前に遡り、市内には個性豊かなカレーの名店が数多くあります。この記事ではそんな柏の人気カレー10選をご紹介致しますので、どうぞご期待ください。

1軒目にご紹介するのは、「咖喱屋リリー」です。柏駅と柏レイソルの本拠地である柏スタジアム間を結ぶレイソルロード沿いに2016年末にオープンしました。店内は落ち着いたブラウン系の色彩で纏められ、まるでカフェのような心安らぐお洒落な雰囲気が漂っています。

タイ香り米ジャスミンライスの「ゴールデンフェニックス」を用いている点がこのお店の特徴です。さらさらのタイカレーとの相性抜群のお米で、香り米という名前の通り、ふわりと立ち昇る香りが食欲を刺激してやみません。

カレーのメニューもチキンカレー、リリーカレー、シーフードカレー、ビーフカレー、ホワイトカレー、キーマカレー、ドライカレーと豊富で、期間数量限定のハヤシライスも人気。また、サイドメニューとしてスープ、サラダ、自家製のハンバーグを楽しむ事もできます。

特におすすめのメニューが「チキンカレー」。20種類以上のスパイスが作り出す爽やかさと辛さが同居する本格的なタイの味わいが好評です。テイクアウトやデリバリーに対応している点も魅力の一つで、柏カレー界になくてはならぬ存在として柏市民に親しまれています。

2軒目にご紹介するのは、「スープカレーブライアン」です。柏駅の程近く、一本小路を入った先にあるお店で、2019年10月にオープンしました。外観・内観共にシックな雰囲気のお店で、若い女性一人でも入りやすい空気感を醸し出している点が魅力的です。

地元出身のオーナーは以前、地元の人々に人気を博していた居酒屋ぶらい庵を経営されていました。気さくな人柄が魅力的で、当時からの常連客も少なくありません。こちらのお店では「ろじまる野菜」と呼ばれる、地元の新鮮な野菜をふんだんに用いたスープカレーを食べる事ができます。

おすすめのメニューは、お店の看板メニューでもある「ろじまる野菜のスープカレー」です。トマトやナス、ニンジンなど色彩豊かな柏産野菜が11種トッピングされたカレーはスパイスと出汁が香り、胃が喜ぶような滋味溢れる味わいが好評を博しています。

また、別料金でトッピングに追加できるハムやソーセージも人気。千葉県北東部・香取市にある大権農場が手掛ける権兵弥ハムを用いており、本場・ドイツのコンクールでも受賞を獲得した逸品を味わう事ができます。

3軒目にご紹介するのは、「ウォームス柏」です。柏駅東口にあるお洒落な雰囲気のダイニングバーで、パーティーやデート、女子会、結婚式の二次会など幅広い用途に対応しています。

75時間特製のタレに漬け込んだ特製ローストチキンが絶品と評判で、厳選した北海道産大豆と伊豆半島の地下水を用いて作る賞味期限48時間の生湯葉、豆腐、揚げ豆腐などが人気。そんなウォームス柏で「自家製カレー」がランチタイムを中心に好評を博しています。

おすすめメニューの「自家製カレー」は780円とリーズナブルな価格設定ながら小鉢、スープ、サラダバーがつき、ご飯もおかわり自由というコスパの高さが魅力的です。ただ安いだけでなく、スパイス香る本格派で、舌の肥えた柏市民を唸らせています。

特に人気が高いのがパプリカやズッキーニなど夏野菜をふんだんに用いた「トマトカレー」。さっぱりとした食感の中に程よい酸味と辛みがあり、病みつきになる美味しさとして人気です。

4軒目にご紹介するのは、「インディアンキッチン」です。柏駅から東部アーバンパークラインで7分ほど、逆井駅の東口にあるお店で、本格的なインドカレーを味わう事ができます。店内はピンク色の壁紙や花柄のテーブルクロスなどポップで可愛らしい雰囲気。インスタ映えスポットとしても人気です。

ランチメニューはいずれもサラダ、デザート、ドリンク付きで、日替わりカレー、ダブルカレーセット、デリーセット、2種類カレーセット、お子さまカレーセットなど。ナンまたはライスを選ぶことができ、ナンのおかわりが自由な点も大きな魅力となっています。

おすすめのメニューは日替わりカレーの一つである「骨付きチキンのスープカレー」です。さらさらのカレースープの中に大きな骨付き肉が入った豪快な逸品で、チーズナンやターメリックライスとの相性が抜群と好評を博しています。

ディナーメニューの価格もとってもリーズナブル。世界三大炊き込みご飯の一つにも数えられる「チキンビリヤニ」やインドではお馴染みのシンハ―ビールなどを味わう事が可能です。テイクアウトや出前にも対応しており、柏市民の胃袋を支えています。

5軒目にご紹介するのは「タァバン」です。柏、松戸、流山などに5店舗を構える人気カレー屋で、柏市南増尾にあるこちらのお店が本店。柏市民が実はあまり市外の人に教えたくないと言うほどの名店で、本格的なインド・ネパールカレーが評判です。

インドやネパールらしい壁掛けが飾られ、香辛料のスパイシーな香りが漂い、スタッフたちの現地語が飛び交うなどさながら海外に来たかのような異国情緒を味わう事ができる点も魅力の一つ。柏市民が足繁く通うのも納得です。

A〜Dまで5種類あるランチのセットメニューはいずれもリーズナブルな価格設定で辛さも5段階から選択が可能。一部のセットを除いてナンかライスを選ぶことができます。ナンやライスはハーフサイズも用意されているなど女性にとって嬉しい心配りも魅力的です。

おすすめのメニューは定番でもある「豆カレー」。Aセットで注文する事ができ、ナンやライスはおかわりすることもできます。ワンコインでテイクアウトが可能なチキンカレー弁当も人気で、昼時には行列ができる事も珍しくありません。柏市民が市外の人に教えたくないと思うのも納得の名店です。

6軒目にご紹介するのは、「ニューデリ」です。つくばエクスプレス柏たなか駅の駅前にあるお店で、柏たなかで本格的なカレーを食べるならココ！と言われる人気店。ランチ時ともなると周辺で働くサラリーマンやOLで大いに賑わいます。

店員は全員海外の方ですが、日本語を流暢に喋る事ができるので言葉の壁はありません。ランチは日替わりでA～Cセットの3種類が用意され、ナンかライス、辛さなどを選択する事ができます。

おすすめのメニューは「チキンカレー」です。野菜の甘みが溶け込んでいるので、選んだ辛さよりは少し甘く感じます。その為、辛いカレーがお好みであればいつもより一段階上の辛さがおすすめ。

焼きたてのいい香りが漂うナンは女性一人では1枚食べるのもやっとというボリュームですが、ほのかな甘さがカレーの味わいをより引き立ててくれるので、意外にもぺろっと食べてしまいます。チャイやラッシーなどの飲み物も人気で、柏たなかの人々にとっては憩いの地と言った趣です。

7軒目にご紹介するのは、「とんかつ瓢～ひさご～」です。大将は蒲田の名店「檍」出身の腕利き。柏では「塩梅」と並んで、とんかつ界の双璧とも呼ばれる名店で、柏駅南口から徒歩4分程の好立地に店舗を構えています。

千葉県のブランド豚である「林SPF豚」を用いたとんかつはソースよりも塩で食べるのがおすすめで、そんな豚を求めてランチ時ともなると行列ができる事も珍しくありません。そんな人気のお店ですが、実はカレーがおいしいお店としても非常に有名です。

おすすめのメニューは「カツカレー」で、特製カレー、ロースかつカレー、ひれカツカレーの3種類があります。カツは中心がうっすらサーモンピンクの絶妙な揚げ加減。外はサクサク、中はジューシーで肉の甘みと旨味が堪りません。

そんなカツにも負けていないカレーは少し甘めでスパイシーさも控えめなこれぞ和風カレーという味わい。カツに合わないはずがありません。カツとカレーが織りなす抜群のハーモニーが子供からお年寄りまであらゆる年代の柏市民の胃袋をがっちりと掴んでいます。

8軒目にご紹介するのは、「ラージャ柏本店」です。柏駅から徒歩5分程、線路沿いにあるお店で、赤、黄、緑からなるカラフルな外観が目を引きます。インドっぽいデザインの壁掛けなどエスニックな雰囲気が漂う店内にはテーブル席を中心に28席あり、外から受ける印象よりも広く感じる点が特徴です。

こちらの特徴はなんと言ってもお値段のリーズナブルさにあります。ランチセットは最安650円からあり、ナンまたはライスが食べ放題。カレーの種類も豊富で、辛さを選べる点も大きな魅力となっています。

おすすめのメニューはダルバートを食べる事ができる「ダルバッドセット」です。ダルバートとは、ネパールの定食で、日本の唐揚げ定食や鯖味噌定食のように様々な種類があり、毎日食べても飽きません。

ラージャ柏本店のダルバッドセットはダルカレー、チキンカレー、ダルカリ、アチャール、ターメリックライスなどボリューム満点。気軽にダルバートを味わう事ができるとあって好評を博しています。

9軒目にご紹介するのは、「アーユーボーワン」です。柏市内ではほぼ唯一の本格的なスリランカカレーを食べられるお店として知られ、柏駅から徒歩10分程の場所に店舗を構えています。店名の「アーユーボーワン」とは、スリランカ語で「こんにちは」という意味の言葉。

また、「いつまでも元気で、また会いましょう」という幸福と健康を祈願する言葉でもあります。同じ建物内には最近注目のアーユルヴェーダを体験できるサロンやビアガーデンもあり、ビル全体で「医食同源」をテーマとし、食や体験を通じて健康になれるスポットとしても人気です。

スリランカやインドのスパイス、ハーブなどを用いた料理の数々が自慢で、ランチメニューはスリランカスタイル3種類、インドスタイル3種類の計6種類の中から選択する事ができます。

おすすめのメニューはスリランカスタイルの「コロンボプレート」。アーユルヴェーダに基づく薬膳料理で、白米を中心にレンズ豆とココナッツのミルクカレー、チキンカレー、日替わりのおかず、サラダなどがふんだんに盛られています。体の中から健康になれる一皿として柏市民に好評です。

最後、10軒目にご紹介するのは、「カレーの店ボンベイ本店」です。柏のカレーを語る上で外す事は決して許されないまさにレジェンド。今に続く柏におけるカレー文化の火付け役となったお店でもあります。

上野の名店「デリー」の味を受け継ぎ、1968年にオープンした老舗で、現在に至るまで半世紀以上にわたって柏カレー界を牽引し続けてきました。

数多くのカレーメニューがあるものの、おすすめメニューは店名を冠した「ボンベイカレー」です。お店オリジナルのカレーで、季節の野菜を多量に用いるのが特徴となっています。どれほどの野菜を用いているかは、そそり立つ野菜のタワーを見れば一目瞭然。圧巻の迫力はインスタ映え間違いなしです。

スパイスの豊潤な香りと野菜から滲み出る旨味が渾然一体となったスープはまさに至福の味わい。しかも、見えている野菜タワーは氷山の一角に過ぎず、カレーの中にはほくほくのジャガイモなどまだまだ具材が沈んでおり、ちょっとした宝探し気分を味わう事もできます。

以上、柏周辺で食べる事のできる美味しい人気カレー10選をおすすめのメニューと共にご紹介致しました。今や日本人にとって国民食となったカレー。調査によると、インド人に次いで世界で二番目に多くのカレーを食べているのは日本人との事です。

そんな日本人が大好きなカレーは柏においてボンベイ本店が誕生してより半世紀以上進化を続けています。この記事が、柏に足を運び、お気に入りの一杯を見つけるお役に少しでも貢献出来ましたならば幸いです。

※記載内容は公開時点での情報です。お出かけの際は事前確認をお勧めしています。