北米・アーチーズ国立公園「ファイアリー・ファーネス」で岩の迷路アクティビティに参加しよう!

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アーチーズ国立公園にはその名の通り、自然が創り出したアーチがたくさんあります。その中でも、冒険気分を気軽に愉しみたい人にぴったりなのが、ファイアリー・ファーネスです!

アーチーズ国立公園で気軽に冒険したいならここ!

ファイアリー・ファーネスFiery Furnaceは、ユタ州南部のアーチーズ国立公園の中央部にある、薄い岩盤の尖塔が無数に立ち並ぶエリアです。

上空から見るとこんな感じ。本当にたくさんの薄い岩盤が、同じ向きにずらずらと連なっているのが分かります。

出典: 4travel.jp

ファイアリー・ファーネスでは、まるで迷路のようなこの岩の間を歩くことができるんです。

パーミットを取るかガイドツアーに参加する

ファイアリー・ファーネスへ行く方法は二通り。パーミットもしくはガイドツアー許可証を取得します。違反して勝手に入ると罰金及び留置所拘置までありますのでご注意。

パーミットは個人で行く場合に取得しますが、岩が迷路のように入り組んでいて道と呼べるようなところはなく、登り降りが危険な場所も多くありますので、GPSなどの装備があり、キャニオンハイクに慣れている人向けです。

対してガイドツアーは、ファイアリー・ファーネスを熟知したレンジャーさんが案内をしてくれますので、迷う心配なしにハイキングを楽しむことができます。

いずれの場合も現地のビジターセンターで申し込みます

ガイドツアーは約3.2㎞を3時間ほどで巡ります。大人$16、子供(5~12歳)は$8、個人パーミットは大人$6、子供(5~12歳)は$3です。

ガイドツアーはとても人気がありますので、ハイシーズン中には翌日のツアーはもういっぱいということもあります。アーチーズに着いたら何より先に申し込みに行かれることをお勧めします。

オフシーズン中は開催日数が限られてきますので、下記ウェブサイトなどでチェックしてください。

レンジャーによるガイドツアーのオフィシャルページはこちら

ガイドツアーではどんなところを歩くの?

出典: ameblo.jp

ここからは、ガイドツアーの一例をお見せします(レンジャーさんによってコースは若干違ったりするようですが、ほぼ同じです)。 最初のうちはしばらく、写真のようなトレイルを歩きます。足場は砂地で全く問題ありません。

レンジャーさんは時折、全員を集めて皆の安全を確認してくれます。そして、小さなアーチを見ながらアーチの成り立ちを教えてくれたり、そこに育つ動植物や守るべき環境について説明してくれたり、無理のないペースで進めてくれます。

そして現れる最初のアーチ

しばらく行くと、スカルアーチSkull Archと呼ばれるアーチが頭上にそびえる場所に着きます。

その名の通り、まるでどくろのような形になった、不思議なアーチです。

いよいよ冒険タイム

ここまではウォーミングアップ。中盤以降はいよいよ冒険タイムの始まりです。

狭い岩盤の間を何度も通り抜けます。岩の亀裂をまたいだり、肩をすぼめながら狭いところを通ったり、両手やひざを使ってぐいっとよじ登ったり、お尻を使って横移動したりします。

でも、通り抜けにテクニックの必要なところでは、レンジャーさんがまずお手本を見せてくれて、通り抜けた先で見守っていてくれるので大丈夫。

体格の良い人ならリュックをおろして横ばいになってやっと通れるようなとても狭いところや、体を前に倒すところ、手足をフルに使ってよじ登るところなどが増えていくので、大きなカメラはしまうことを勧められます。

徐々にレベルアップ

ここでは斜めに倒した上体を両手で支えつつ、横ばいで進みます。

左右の傾斜のきつい、岩の裂け目の上を歩いたりもします。

一息ついて空を仰ぐと、こんな奇岩がいっぱいです。

いよいよ後半の難所

ここでもまずは手前の岩に両手をついて、体を斜めにして横ばいします。

出典: herrwego.com

途中からは狭いV字谷になるので、奥で進んでいる人たちのように、背中側の岩壁と足側の岩壁につっかえ棒のように体を置いて支えつつ、手とお尻で横ににじりながら移動します。

そしていよいよクライマックス

左側の切れ落ちた細い岩の道をたどると、その先にはぽっかりと大きな空間があり、そこに全員が集められます。

見上げた真上には大きなアーチが!

レンジャーさんに促されるまで上など見ていなかった人も多く、いきなり頭上に現れる壮大なアーチにびっくり!

19世紀後半には付近にアメリカ人が住み始めていたにも関わらず、やはり誰もこの場所を見上げてはいなかったようで、このアーチは1963年まで発見されなかったそうです。発見した人も最初は通り過ぎ、引き返した時に初めて気づいてびっくりしたそうです。そこからサプライズアーチSurprise Archという名がつきました。

エンディングは細く急な階段

出典: 4travel.jp

アーチを堪能した後は、急な岩の階段を下りながら、トレイルの起点へと戻って、ツアー終了です。

いかがでしたか?ここを歩くにはある程度の健脚さは求められますが、お子さんやご年配の方も参加していますので、高難度なテクニックを要求される岩登りではありません。気軽に冒険気分を味わいたい方、もっとアーチーズを体感したい方はぜひ挑戦してみてください。

s.

アメリカ情報を中心にお届けします。

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