マダガスカルの秘境!ツィンギ・ド・ベマラハ厳正自然保護区

3,273

views

0

雨の浸食により数万年もかけて尖った石灰岩がある、666平方キロメートルもの面積を持つマダガスカルの「ツィンギ・ド・ベマラハ厳正自然保護区」。1990年、世界遺産に登録されました。高温で乾燥している針状の岩の上という過酷な環境で、懸命に生きる動植物の姿は一見の価値ありです!

ツィンギ・ド・ベマラハとは?

ツィンギ・ド・ベマラハ厳正自然保護区は、1990年に世界遺産に登録されたマダガスカルの西部にある保護地区です。約1億6千年前にアフリカ大陸から分裂したマダガスカルの動植物は、ここで独自の進化を遂げてきました。

ツィンギとは「とがった」や「裸足で歩くことができない」などの意味を持つマダガスカル語で、その名の通り針の様に先がとがった奇岩が密集しているのが特徴です。

雨や地下水の影響で石灰岩は縦横に浸食され、このような不思議な光景が生まれたと言われています。

マダガスカルの過酷な秘境

この一帯は石灰岩が主のカルスト台地なので、雨が降っても岩と岩の間に吸い込まれてしまい、水分は地面にほとんど吸収されません。そのため周辺は常に乾燥しており、水分を求めて植物たちは長く根を伸ばします。

岩に吸収された水分は地下水となり、今度は地中の石灰岩を浸食します。そうしてできた洞窟(どうくつ)はさらに大きくなり、天井を支えきれずに崩落することで深い谷ができていきます。

この様な岩だらけの過酷な環境に動物は住めないのでは?と思いますが、他の土地では見られない固有種が多く生息しています。

過酷な環境が人の侵入を遠ざけていたので、現在でも多くの自然が手付かずのまま残っているのです。

ツィンギ・ド・ベマラハの生き物たち

ツィンギ・ド・ベマラハの岩の上には、アロエやサボテンの仲間などの乾燥に強い植物が多く自生しています。岩に囲まれた中では、このように鮮やかな赤い花はすぐに見つけることができるかも?

黒い顔に真っ白な毛を持つ「ベローシファカ」というサルは、マダガスカル固有種のサルです。地面を横飛びしながら移動する姿は、テレビCMで見たことがある方も多いと思います。ここでは地面だけでなく、岩の上も飛び跳ねるように移動するのですよ!

ここに生息するは虫類もほとんどが固有種になります。中でも特に有名なのは、体長が60~70cmにもなる世界最大のカメレオンの「ウスタレカメレオン」です。

その他にも童謡でおなじみの絶滅危惧種アイアイなどのキツネザルの仲間や、多くの鳥類など可愛くて珍しい多種多様な動物を見ることができますよ!

その日の天候によっては、動物たちが姿を見せてくれない場合もあります。訪れる場合には天気予報を忘れずに確認しましょう!

ツィンギ・ド・ベマラハ厳正自然保護区(Tsingy de Bemaraha Strict Nature Reserve)
住所:
Centre Ouest, dans le Fivondronana d’Antsalova et le Faritany de Mahajanga
営業時間:
6:30~16:30
アクセス:
飛行機で首都アンタナナリボへ。その後国内線でムルンダバへ。そこから公園までは車で約8時間。
電話番号:
+261 20 62 226 56
料金:
大人2000Ar 子供500Ar
おススメの時期:
11月~5月の乾季(雨季には入園出来ない可能性有り)

ツィンギ・ド・ベマラハはトレッキングコースが整備されています。長いつり橋を渡ったり、人ひとりがやっと通れるような岩の隙間や洞窟(どうくつ)を散策したりできるのです。冒険家気分を味わいたくなったら、ツィンギ・ド・ベマラハを訪れてみてはいかがでしょうか?

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

この記事を読んだあなたにオススメの記事
  • アフリカ・マダガスカルで人気のお土産おすすめ3選

    インド洋に浮かぶアフリカの孤島マダガスカルには、古代樹バオバブ、世界遺産のツィンギー、固有種であるキツネザルなどなど 見どころがたくさん。一方でその独特の生態系をモチーフにしたものや、マダガスカルならではの素材を作ったものなど、個性的なお土産もあるのです。今回はマダガスカルのお土産情報をお届けします。

  • マダガスカル島で稀少動物に会える人気観光スポット保護区!...

    「最後の楽園」とも呼ばれ、未だ手つかずの大自然が残るマダガスカル島。島に生息する固有種は動物や植物共に、いまだに新種が発見されるほどの豊富さです。ぜひ島国の自然の神秘を感じてください!

  • マダガスカルの秘境!ツィンギ・ド・ベマラハ厳正自然保護区

    雨の浸食により数万年もかけて尖った石灰岩がある、666平方キロメートルもの面積を持つマダガスカルの「ツィンギ・ド・ベマラハ厳正自然保護区」。1990年、世界遺産に登録されました。高温で乾燥している針状の岩の上という過酷な環境で、懸命に生きる動植物の姿は一見の価値ありです!

  • マダガスカルの首都アンタナナリボでフレンチを!おすすめレ...

    横っ飛びするキツネザルのシファカや、幻想的な古代樹バオバブで知られるマダガスカルは、実は食も豊富。旧宗主国のフランスの影響で、町中にはたくさんのフレンチレストランが並び、ローカルな食事でも他のアフリカ諸国とは違って一手間かけられていたりします。今回は、首都アンタナナリボからオススメのフレンチレストランを3つ、ご紹介します!

  • 【マダガスカル】フレンチ以外も!アンタナナリボおすすめレ...

    マダガスカルの食と言えば、意外に美味しいのがフレンチ。旧宗主国フランスの影響で、フレンチを格安で楽しむことができ、またその料理も高レベル。ですが、アンタナナリボは首都だけあって、フレンチだけではなく各国の料理が楽しめるんです。今回は、アンタナナリボのオススメレストラン(フレンチ以外)の情報をお届けします!

  • マダガスカル・アンタナナリボでキツネザル園レミュール・パ...

    インド洋に浮かぶマダガスカルにはバオバブの並木道や世界遺産ツィンギーなどなど、たくさんの見どころがあります。ですが、首都アンタナナリボにも素敵な見どころがあるんです。その名はレミュールパーク。マダガスカルでしか見ることが出来ないキツネザルが放し飼いにされていて、とっても近くでキュートな彼らに会うことが出来るんですよ!

このエリアの新着記事
  • アフリカ・マダガスカルで人気のお土産おすすめ3選

    インド洋に浮かぶアフリカの孤島マダガスカルには、古代樹バオバブ、世界遺産のツィンギー、固有種であるキツネザルなどなど 見どころがたくさん。一方でその独特の生態系をモチーフにしたものや、マダガスカルならではの素材を作ったものなど、個性的なお土産もあるのです。今回はマダガスカルのお土産情報をお届けします。

  • マダガスカル・アンタナナリボでキツネザル園レミュール・パ...

    インド洋に浮かぶマダガスカルにはバオバブの並木道や世界遺産ツィンギーなどなど、たくさんの見どころがあります。ですが、首都アンタナナリボにも素敵な見どころがあるんです。その名はレミュールパーク。マダガスカルでしか見ることが出来ないキツネザルが放し飼いにされていて、とっても近くでキュートな彼らに会うことが出来るんですよ!

  • 【マダガスカル】フレンチ以外も!アンタナナリボおすすめレ...

    マダガスカルの食と言えば、意外に美味しいのがフレンチ。旧宗主国フランスの影響で、フレンチを格安で楽しむことができ、またその料理も高レベル。ですが、アンタナナリボは首都だけあって、フレンチだけではなく各国の料理が楽しめるんです。今回は、アンタナナリボのオススメレストラン(フレンチ以外)の情報をお届けします!

  • マダガスカルの首都アンタナナリボでフレンチを!おすすめレ...

    横っ飛びするキツネザルのシファカや、幻想的な古代樹バオバブで知られるマダガスカルは、実は食も豊富。旧宗主国のフランスの影響で、町中にはたくさんのフレンチレストランが並び、ローカルな食事でも他のアフリカ諸国とは違って一手間かけられていたりします。今回は、首都アンタナナリボからオススメのフレンチレストランを3つ、ご紹介します!

  • マダガスカルで絶対行くべき観光スポット10選

    インド洋に浮かぶ絶海の孤島マダガスカル。いつかは訪れてみたいと思う方も多いのではないでしょうか?今回はそんなマダガスカルで訪れるべきスポット10選をお届けします!

  • マダガスカル・モロンダバおすすめシーフードレストラン2選!...

    絶海の孤島に位置するマダガスカル。四方を海に囲まれたこの国では新鮮なシーフードを格安で味わうことが出来ます。バオバブで有名なモロンダバも例外ではなく、海岸を歩いていると獲れたての魚やエビを山のように積んだ船が漁から戻ってくるのをよく見かけます。今回はモロンダバの絶品シーフードレストランの情報をお届けします。

  • マダガスカル島で稀少動物に会える人気観光スポット保護区!...

    「最後の楽園」とも呼ばれ、未だ手つかずの大自然が残るマダガスカル島。島に生息する固有種は動物や植物共に、いまだに新種が発見されるほどの豊富さです。ぜひ島国の自然の神秘を感じてください!