マダガスカルで絶対行くべき観光スポット10選

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インド洋に浮かぶ絶海の孤島マダガスカル。いつかは訪れてみたいと思う方も多いのではないでしょうか?今回はそんなマダガスカルで訪れるべきスポット10選をお届けします!

1.マダガスカルの誇る絶景"バオバブの並木道(Avenue du Baoba)"

マダガスカルと言えば、「星の王子さま」にも登場するバオバブ。マダガスカル西部のモロンダヴァの周囲には、マダガスカルで6種類確認されているバオバブの多くが群生しています。中でも有名なのが「バオバブの並木道」。モロンダヴァの北約15kmのところに、アダンスニア・グランディディエリという種類のバオバブが、まさに並木道のように未舗装の道を囲んでいます。

また途中には1本のバオバブが根元から2つに分かれ、まるで恋人たち抱き合って立っているかのような「愛し合うバオバブ」もあります。これはアダンスニア・フニーという種類のバオバブで、上のものとは異なっています。

根元から引っこ抜いて逆さに植えたと表現されるほど奇妙な形を持った古代樹バオバブ。夕陽の時間になると、バオバブの並木道では真っ赤に燃える太陽と空に黒いバオバブのシルエットが映しだされ、この世のものとは思えないほど神秘的な眺めを楽しむことが出来ます。

2.モロンダヴァから日帰りも出来る"キリンディ森林保護区(Reserve Forestiere de Kirindy)"

モロンダヴァ北東に約60kmのところに、マダガスカル固有の生き物たちがたくさん生息しているキリンディ森林保護区があります。ここには世界最小の霊長類であるピグミーキツネザルやオブトコビトキツネザルなどキツネザルが8種類生息しているとか。

出典: pixabay.com

また、キリンディにはキツネザル以外にもたくさんの生き物がいます。例えばこちらのフォッサ。「マダガスカルの百獣の王」とも呼ばれるフォッサは、マダガスカルの固有種。絶滅を危惧されている生き物ですが、キリンディのロッジなどでは普通に現れます。マダガスカルでは森林伐採が進み、多くの生き物が絶滅の危機に瀕しています。この森林保護区のように保護が進んでくれるといいのですが…

3.野生動物の宝庫"ベレンティ自然保護区(Reserve Privee Berenty)"

マダガスカルの南端にあるベレンティでぜひ楽しみたいのが、ベローシファカのジャンプ。日本のテレビCMで有名になったこのジャンプするシファカは、英語で「踊るシファカ(Dancing Sifaka)」と呼ばれ、旅行者の間で大人気。生き物の宝庫ベレンティには6種のキツネザルの他、マダガスカルアオバズクやマダガスカルコウモリなどの鳥類、カメレオンなどの爬虫類も観察することが出来ますよ!

ベレンティに住むキツネザルは人に慣れており、とっても近くまで寄ってみることが出来ます。バンガロー周辺にやってくることもありますが、より多くのキツネザルやそのほかの生き物を見たいのであれば、一日に何度か開催されているガイド付きのツアーに参加するのがベストです。

中にはこんな奇妙なムシも。

4.インドリの楽園"ペリネ特別保護区(Reserve Speciale de Perinet)"

首都アンタナナリボから車で3時間程度東に走ったマンタディア・アンダシベ国立公園内の南に位置するのが、面積810ヘクタールのペリネ特別保護区。ペリネは、何と言ってもインドリを見るべきです。サルの一種であるインドリはマダガスカルの固有種であり、特徴的なのはその鳴き声。特に9~1月の早朝がベストタイムで、森の中に響き渡るインドリの鳴き声を聞いたら、一生忘れられない経験になるでしょう。

インドリの他、アカハラキツネザルやバンブーレムール、そして夜行性のオオコビトキツネザルなどたくさんのサルがいます。注目したいのは、童謡で有名なアイアイ。元々リスとして分類されていたアイアイは、童謡で馴染んでいるようなかわいい見た目ではなく、そのため地元では士や不幸の前兆として嫌われており、生息数を減らしています。確かに外見は少し怖いような…

ペリネには、他にも国内最大種を含むカメレオンなど爬虫類、蝶、昆虫、鳥類が住んでいます。カメレオンはマダガスカルで広く見かけますが、やはりどこで見ても、そのユーモラスな姿は魅力的。ユサユサと体を揺さぶったり、舌を伸ばしてエサを食べたり、また環境に応じて体色を変えたりと、見てて飽きない生き物ですね。

5.世界遺産にも登録されている絶景"ツィンギー・デ・ベマラハ厳正自然保護区(Réserve naturelle intégrale du Tsingy de Bemaraha)"

モロンダヴァの北約200kmのところに無数の尖塔がそびえたち、まるで針山のような不思議な景観を生み出している場所があります。「先の尖った、鋭い」という意味の言葉「ツィンギー」と名付けられたこの景観は、1990年に「ツィンギー・デ・ベマラハ厳正自然保護区 」としてユネスコの世界遺産に登録されています。この岩山は、石灰岩で出来たカルスト台地が何万年もの時間をかけて浸食されて形作られたとされています。

ツィンギーは大ツィンギーと小ツィンギーの2つに分かれていますが、一日あれば両方とも見て回ることが出来ます。しかしながら大ツィンギーはザイルを装着して岩山をよじ登る必要があり、全コースを回ると4時間以上かかってしまいます。また11~3月は閉鎖されてしまうので、この時期に訪れる場合や時間がない場合は遊覧飛行もいいかもしれません。

あちこちには不思議な形をした奇岩があります。気の遠くなるような歳月をかけて雨や風に浸食され、このような形になったのでしょう。またこの辺りは雨が降っても岩の亀裂や溝に流れ込んでしまうため、植物が十分な水分を得られない環境になっています。そのため、進化の過程で乾燥に強くなった植物がたくさんあります。

6.これぞ奇観!"レッド・ツィンギー(Tsingy Rouge d'Irodo )"

ベマラハの他にもツィンギーを、しかもベマラハのものとは一味違ったツィンギーを見ることが出来る場所があります。北部の町ディエゴ・スアレスから車で2時間走ったところにあるのが、こちらのレッド・ツィンギー。写真でお分かりいただけると思いますが、こちらのツィンギー、燃えるように赤いんです。

ここのツィンギーはベマラハのものと違い、石灰岩ではなく、 泥灰土、紅土、石灰岩などを含む砂岩でできており、そのため赤とオレンジの鮮やかな色合いをしているそう。またこのあたりの土は柔らかく、人間が触ると崩れてしまいそうなほど。それにしても、ツィンギーだけでも絶景なのに、これだけ燃えるように赤いツィンギーというのは…やはりマダガスカルには驚くほど風光明媚な場所がたくさんありますね。

幻想的なこの風景も水や風に何万年もの歳月をかけて浸食されてできたものだとか。自然の力にはいつも圧倒されてしまいます。

7.マダガスカルのグランドキャニオン"イザロ国立公園(Isalo)"

長い年月をかけて雨と風に浸食され、マダガスカルのグランドキャニオンとも呼ばれるイサロ(イザロ)国立公園。マダガスカルの中南部に位置し、トゥリアラとフィアナランツォアの中ほどに位置するイサロでは、マダガスカルのユニークでダイナミックな景色を楽しむことが出来ます。テーブルマウンテンのような岩山からたくさんの奇岩、森林、泉、滝、そして渓谷。

また生態系も豊かで、ワオキツネザルやベローシファカなどキツネザル、どことなくユーモラスなカメレオン、「ゾウの足」とも呼ばれるパキポディウム、固有種のベンソン・ロック・トラッシュなどなど、たくさんの生物を見ることも出来るんです!

イサロ国立公園はまた、夕日が美しいことでも知られています。中でも奇岩の中にぽっかりと穴の開いた「イサロの窓(La Fenetre d'Isalo)」や 冠をつけた女王のように見える岩「イサロの女王」は夕日の絶景ポイントです!

8.「インド洋のタヒチ」と称されるリゾート地"ノシ・ベ(Nosy Be)"

マダガスカル北西のアンキフィから15kmほどの沖に直径30kmほどの小さな島ノシ・ベ(ヌシ・ベ)があります。首都アンタナナリボに次いで観光客が訪れるノシ・ベは、マダガスカル最大のリゾート地。この辺りは気候が安定しており、一年を通じて海水浴を楽しむことが出来ます。またこの島は香水の原料に使われるイラン・イランが島中で栽培されており、甘く芳しい香りを放っていることから、「香料の島」と呼ばれることもあります。

ノシ・ベで必ず訪れたいのがノシ・イランジャ。2つの小さな島からなるノシ・イランジャは、干潮時になると1.5kmの間をつなぐ真っ白な砂州が現れ、コバルトブルーとエメラルドグリーンの海に白い砂浜が浮かぶさまは、まるで天国への架け橋のようです。

またノシ・ベではホエール・ウオッチングも可能。写真はツノシマクジラ(Omura's Whale)と言い、日本人の大村秀雄さんが日本で発見したヒゲクジラの一種。日本から遠く離れたマダガスカルで日本の方の名前が付いたクジラを見ることが出来るなんて、まるで夢のようですね!

石塚皓

2014年7月より、元教師の妻と世界一周の旅を始め、2016年3月に無事、帰国した33歳の元会計士。1年8カ月かけ48カ国を回る中で出会った絶景やオススメのグルメ情報など、旅に関する情報を発信していきます。

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