ユネスコの世界遺産にも指定されているタリンを首都にもつエストニア。本記事では、そんなエストニアを旅するときに知っておきたい、日本との時差やエストニアまでの所要時間などの基本情報をお届けします。
北ヨーロッパに位置するエストニア。中世の都市をうまく保存していることでも有名ですが、実はIT大国としても知られています。そんなエストニアと日本とは、いったいどれくらいの時差があるのでしょうか。またエストニアにサマータイムはあるのでしょうか。
エストニアと日本との時差は7時間。日本の方が7時間進んでいます。たとえば、日本が午前0時のとき、エストニアは前日の午後5時となります。
エストニアはサマータイム制を導入しています。サマータイム期間中の日本との時差は1時間縮まり、6時間になります。先ほどの例でいうと、サマータイム中は日本が午前0時のとき、エストニアは前日の午後6時です。
エストニアのサマータイムは、毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までと、他の多くの欧州諸国と同じスケジュールです。この期間をまたいで旅行する場合は、時計の針をあわせるのを忘れずに。
バルト三国のひとつであるエストニアは、北がフィンランド湾に西はバルト海に面しています。そんなエストニアに行くときは、日本からどれくらい時間がかかるのでしょうか。
日本からエストニアまでの直行便は運航していないので、エストニアに行くには必ず他国の都市を経由して行くことになります。
乗継便を利用の場合、所要時間は航空会社や使用便、乗継時間などに大きく左右されますが、欧州系または日系の航空会社の利用が一般的です。
時期にもよりますが、たとえば北欧系のフィンランド航空でヘルシンキ経由の場合、所要時間は最短で約14時間台、SASスカンジナビア航空のコペンハーゲン経由だと約17時間台からです。また複数の航空会社を組み合わせて、たとえばブリュッセルやミュンヘン、ウィーンなどで乗り換えても最短約15~19時間ほどでエストニアに到着可能です。
エストニアの主要空港は、首都タリンにある「タリン国際空港」。空港ビル内に銀行、両替所、ATMがあります。またこじんまりとした空港ながら、カフェなどの飲食店や免税店もあります。
空港からのアクセス方法は市内バス、シャトルバス、タクシーがありますが、市内までの距離は約3kmと、市内へのアクセスのよい空港です。
エストニアは多くの欧州諸国が加盟しているシェンゲン協定に加盟しています。シェンゲン圏での乗り継ぎでエストニアに到着する場合は、経由地の空港で出入国審査が行われます。経由地がシェンゲン圏外の場合は、エストニアの空港で出入国審査が行われます。
なお、シェンゲン協定により、基本的にはシェンゲン加盟国間の移動には出入国審査が不要ですが、近年ではセキュリティ上の理由で、加盟国間の移動であってもパスポートの提示が必要なケースも増えています。
以上、エストニアを旅するための基本情報をまとめてみました。おとぎの国のようなメルヘンチックな中世の街並みに、IT先進技術がぎっしり詰まったエストニアはいつか訪れてみたい国ですね。
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