ニュージーランド基本情報【祝日/祭日/ビジネスアワー編】

2016年、ニュージランドの祝日は9日間。この日は公共機関も商店もほとんどがお休みになります。ニュージーランドではのんびりと家族で休日を過ごすということが非常に多いようです。では、どんな祝日があるのかご紹介いたしましょう。

1月1日　　　　　 New Year’s Day
1月2日　　　　　 Day After New Year’s Day
2月1日 　　　　　Auckland Anniversary Day
2月6日 　　　　　Waitangi Day
3月または4月　　 Good Friday, Easter Monday
4月25日 　　　　Anzac Day
6月第一月曜日　 Queen’s Birthday
10月第4月曜日　 Labour Day
12月25日 　　　 Christmas Day
12月26日 　　　 Boxing Day

ニュージーランドの祝日は日本に比べると少なく感じられるのではないでしょうか？祝日とは別に労働者は３～４週間の有給休暇を取ることができるので、子供達の夏休みなどに合わせて休暇を楽しむ人が多いようです。家族で過ごす時間が多く、うらやましいですね。では、ニュージーランドならではの祝日を紹介していきましょう！

Auckland Anniversary Dayつまりオークランド記念日は、初代ニュージーランド総督のニュージーランド初上陸を記念してできた祝日です。総督が北島のBay of Islandsに到着したのは1月29日で、現在はこの日付に一番近い月曜日が祝日になっています。他の都市にも同じような記念日が、初入植した人達によって発見、もしくは上陸された日に制定されています。Quay Streetではオークランド記念日のある週末にカーニバルや出店・エンターテインメントが楽しめるそうですよ♪

ワイタンギデーを簡単に言うとマオリとイギリスの間で条約が結ばれた日です。約1000年前、ポリネシアからカヌーで島国ニュージーランドへ初めて渡ってきたとされるマオリの人々と、その後入植を始めたヨーロッパの人々との土地をめぐる争いを鎮めるために結ばれました。それがワイタンギ条約です。1840年2月6日、北島のワイタンギで結ばれました。ニュージーランド建国の日といえるこの日を記念した祝日がワイタンギデーなのです。

もともとイースターはキリスト教の伝統的な行事で、イエス・キリストが死後３日目に生き返ったことを記念する「復活祭」の事です。キリスト教徒にとっては最大の祝日なのです。もともとイースターとは宗教的な行事ですが、北半球では春の訪れを祝うSpring Festivalも兼ねて盛大にお祝いをするのです。

イースターに登場するのがイースターエッグとイースターバニー！イースターエッグは、復活祭に出されるカラフルにペイントされたゆで卵のこと。キリスト教徒は、イースター前の40日間、肉、乳製品、卵を食べられないのですが、復活祭の時に解禁になり卵が配られるのです。 卵は「新しい命」や「死と復活」の象徴でもあるそうです♪

そしてイースターサンデーの朝、イースターエッグを入れたかごを持ったイースターバニーが家のまわりをジャンプしながら通り過ぎて行くのです。ジャンプするたびにエッグが飛び出し、家のまわりや庭にたくさん落ちます。そのエッグを、朝子どもたちが探す、これをエッグハントというのです。実際は、親が早起きして卵をいろいろなところに隠しておくんですよ♪♪

アンザックデーは第1次世界大戦で勇敢に戦ったアンザックの兵士達と、その戦争に力を尽くした人達の為に追悼の意を表す日として1969年に制定されました。今では第1次世界大戦だけでなく、第2次世界大戦など他の戦争に参加したすべての人達の為の日になっています。戦争中トルコでもっとも激しい戦いが行われた4月25日をアンザックデーとしました。

Queen's Birthday 、女王陛下の誕生日です。イギリス連邦の一員であるニュージーランド。女王陛下とはもちろんイギリスのあのエリザベス女王のことです。ニュージーランドでは、毎年6月の第一月曜日は祝日で三連休となっています。しかし、実は女王陛下の誕生日は1926年4月21日なのです。ではなぜ6月なのでしょう？それは、以前の国王や女王の誕生日が冬であった時、イギリスの天候や気象条件が祝典やパレードを行なうのが難しかったのです。それで気候が安定して暖かくなってきた6月に祝うようになったそうです♪

レイバー・デーとは「8時間労働」を唱えたSamuell Parnellを称え、「8時間労働を祝う記念日」です。日本の勤労感謝の日は仕事を良く頑張った事に対し、お互いを感謝をする日ですがニュージーランドではずいぶん違った意味があるのですね。毎年10月の第4月曜日がLabour Dayで、土日月と3連休にして多くの人たちが遊びに行く日です。クリスマス前最後の連休であり、長い冬が終わった最初の連休なのでけっこう観光地はにぎわいを見せています。

ボクシングデーのボクシングは「箱」を意味しています。Boxing Dayとはつまり「箱の日」なのです。ではなぜBoxing Dayと呼ばれるようになったかは諸説あるそうですが...。まずは、教会が貧しい人たちのために寄付で集まったクリスマスプレゼントの「箱」を開ける日だった事からそう呼ばれるようになったという説。それから、クリスマスも休まず仕事をしていた召使いたちを休みにしてねぎらったり、「箱」にプレゼントを入れて贈ったりした事から呼ばれるようになったという説もある様です。しかし、現在はボクシングデーの起源はどこへやらただの安売りの日になっているのです。

月～金曜の平日9：30～16：30が一般的（土・日曜、祝日は休業）。主要銀行は、オーストラリア・ニュージーランド銀行ANZやキーウィ・バンクKiwi Bankなどで、現在は町の色々な場所にATMが設置されています。銀行の営業時間外でも24時間利用することができ、とても便利になっています。しかし、路上に設置されているATMを利用する時は後ろに人がいないかなど注意することが必要です。

お店の種類や季節によって異なりますが通常の開店時間は、月～金曜の平日9：00～17：00／土曜10：00～16：00／日曜11：00～15：00です。週に1日（たいてい木曜あるいは金曜）、21：00まで開店しているところもあります。冬期（4～9月）は夏期よりも早く閉める店が多いので確認が必要です。オークランドやクライストチャーチなど大都市にある観光客相手のお店は22：00頃まで営業しています。

祝日・祭日を知るだけでもその国の文化・背景を知るよい機会となります。ニュージーランドを訪れる期間に祝祭日がある際はぜひお祭りやイベントに参加したいものです！さらにニュージーランドを満喫できること間違いナシですね!!