ニュージーランドは自然の宝庫!ここでしか出遭えない野生動物ガイド【鳥編】

ニュージーランドは珍しい野生動物の宝庫です。ニュージーランドは小さな島国で、そこに住む生き物たちは独自の進化を遂げてきました。その中でも今回は、ユニークな生態を持つさまざまな鳥たちに焦点を当ててご紹介していきたいと思います!

・キーウィ -Kiwi-

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キーウィはニュージーランド固有種の飛べない鳥。果物の「キウイフルーツ」はこのキーウィに因んで1959年に命名されました。大きさはニワトリほど、翼は退化していて飛ぶことは出来ません。夜行性で、くちばしの先にある鼻の穴や長いヒゲを使って餌を探します。しかし、移住してきた人間たちや、彼らが持ち込んだ猫などの哺乳類によって捕獲され、かつて1000万羽ほどいたキーウィも今では3万羽ほど。

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キーウィは国鳥でもあり、しばしばニュージーランドのシンボルとされています。道端には「キーウィ注意!」の看板も。

・ロイヤル・アルバトロス -Royal Albatross-

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ロイヤル・アルバトロスはアホウドリの一種。翼を広げると3mになるものもいるという巨大な鳥。ニュージーランドの希少種のひとつ。本土にある営巣地はオタゴ半島の先端部のタイアロア・ヘッドのみ。ロイヤル・アルバトロスを観察するガイドツアーもあります。

・カカポ -Kakapo-

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和名はフクロウオウム。ニュージーランド固有種である夜行性のオウムです。世界で唯一飛べないオウムで、世界一の体重をもち、レックという特殊な繁殖法を行うことで有名。レックとは、オスたちが一斉に丘などの開けた場所へ集まり、互いに競い合いながらメスたちにアピールをするという求愛方法のこと。

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カカポは60年も生きる長寿の鳥で、生後9年から11年経たないと繁殖を始めません。しかも果実の豊富な時期にしか繁殖をしないので、繁殖効率は非常に悪いと言われています。そのうえ飛べないため、人間が持ち込んだ猫などの哺乳類に捕食されて個体数は激減し、今では絶滅寸前となってしまいました。現在確認されている個体数は百数十羽程度。そのすべてに名前がつけられ、保護の下に置かれています。

・タカヘ -Takahe-

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山や森の草地に住んでいます。草の新芽や若い茎、実、時たま虫などを食べます。片足で草を掴んで食べる器用な鳥です。タカヘもキーウィなどと同様飛ぶことができず、人間が持ち込んだ動物や開発の影響で個体数が激減し、一時は絶滅したと思われていました。しかし1948年に少数が生き残っていることが判明し、現在は保護区で繁殖が試みられています。

・プケコ -Pukeko-

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プケコはクイナ科の鳥。いたるところで目にすることができる野鳥です。青い羽が目を引きます。飛ぶことはできますがあまり上手ではなく、歩く方を好みますが、車が接近しても飛ばずに歩いて逃げるので、轢かれてしまうこともしばしば……。

・ウェカ -Weka-

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和名はニュージーランドクイナ。翼が萎縮していて飛ぶ事が出来ません。頑丈な脚を持っていて走るのが速く、必要に応じて泳ぐ事も。雑食性で、太い嘴は植物の種や昆虫を食べるのに適しています。小動物も捕食し、地上に作られた鳥の巣の卵や雛を襲うこともあるそうです。

・ファンテール -Funtail-

出典:www.brooksanctuary.org

和名はオウギビタキ。見事な尾羽は全長の半分にもなり、飛びながら尾を扇のように振るのでこの名前がつきました。蝶のようにひらひらと飛ぶ、非常にユニークな飛び方をします。ニュージーランド全体で一般的に見られる鳥です。警戒心がとても薄く、人間に近づいて周りを飛んだりすることもあり、人間に驚いた虫が飛び出してくるのをこうして待っているのだとか。

・ニュージーランド・ロビン -New Zealand Robin-

出典:www.russellsastronomy.com

ニュージーランドにのみ生息する固有種。ニュージーランド全土の深い森林地帯に住んでいます。絶滅危惧種の1つで、1979年に確認された個体数はなんと5羽。現在は保護活動が行われ、200羽以上にまで回復しています。ニュージーランド・ロビンは縄張り意識が強く、好奇心旺盛。人間が近づいて来ると甲高い鳴き声を聞かせてくれます。片足を揺らして地面を振動させ、驚いて飛び出してくる小さな昆虫を食べたりもする、非常に賢い鳥です。

・ケア -Kea-

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和名はミヤマオウム。全身はオリーブグリーン色の羽毛で覆われ、腰の赤色が特徴です。フクロウオウム(カカポ)の仲間であると考えられています。好奇心旺盛で知能が高く、協調性、適応性が非常に優れていて、集団でいたずらをすることも。雑食で、植物や昆虫、鳥の雛などを食べます。入植者によって羊が放牧されていた時代、集団で羊を襲ってその背中の肉を食べることもあり、多数が射殺されてしまいました。現在は法律によって保護されています。

・トゥイ -Tui-

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ニュージーランド固有種で、エサは花の蜜。トゥイはとても賢く、オウムのように人間の言葉を真似することができます。首元に小さな白い羽の房があり、さえずりは独特。ニュージーランドビールの名前にも使われ、全国的に親しまれています。

・ベルバード -Bellbird-

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ニュージーランドのあちこちに生息していますが、高い木の上を飛び交うので姿はほとんど見えません。羽根は全体的にオリーブ色。美しいさえずりはフルートのようで、ニュージーランドのマオリ族は、スピーチや歌が上手な人のことをこの鳥の名前で呼ぶそう。ベルバードという名前が指すようにその鳴き声は呼び鈴にも例えられ、森のあちこちから綺麗なさえずりが響くその空間は幻想的です。

出典:ibc.lynxeds.com

いかがでしたか? ニュージーランドに生息するたくさんの珍しい鳥は、鳥好きにはたまらないですね! しかし、観光地として整備されて行きやすくなった反面、野生動物たちには生きにくい場所になっているのも確かです。美しい鳥たちの声に耳を傾けながら、私たち人間と自然のあり方について、もう一度考えてみるのもいいかもしれません。

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キリトビ

二十代。ヨーロッパ在住でしたが、現在は主に日本国内を旅行しています。

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