【世界一周旅行記】パラグアイ・イグアスイグアス日本人居住区の日本人旅館「民宿小林」に泊まってきた!

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南米にはたくさんの日本人移住者・日系人が暮らしており、パラグアイもその一つ。中でもイグアス日本人居住区というところは世界一周旅行者にとって有名なんです。今回はそのイグアス居住区にある、筆者の1年8カ月の旅の中でとっても印象に残っている素敵な宿「民宿小林」をご紹介します。

パラグアイってどんな国?

南米の中央南部に位置する内陸国パラグアイ。国土は日本とほぼ同じ程度ですが、人口は600万人程度と、非常に人口密度が低く、その分大自然に囲まれた国です。

パラグアイ人は「ムイ・カンペシーノ(とっても田舎者)」と呼ばれるほど穏やかで、しかもとっても親日的なんです。というのも1937年に初の日系人が移住して以来、日系パラグアイの貢献が評価され、特に主要な輸出品の一つである大豆生産は日系パラグアイ人が始めたもので、今では世界4位の輸出を誇っているんです。2014年5月に訪日したオラシオ・カルテス大統領は「 日本からの移民者はパラグアイに博愛、労働、そして教育をもたらしてくれた」と日本を賞賛する言葉を残しています。

イグアス日本人居住区ってこんなところ!

パラグアイには多くの日本人が移住しており、今回ご紹介するイグアスにも日系人のコロニー「イグアス日本人居住区」があります。1961年に移住が始まり、現在では55年という長い年月が経っています。町中には鳥居が飾られていたり、日本から送られた消防車が町を走っていたり、また農協(COOP)もあって納豆やおせんべいなど、日本食も手に入ります。もちろんですがあちこちで日本語が使われており、首都アスンシオンなどから行くと少し驚いてしまいます。

「民宿小林」の5つのオススメポイント!

それではイグアス居住区にある「民宿小林」のおすすめポイントを5つ、ご紹介します!

1.おもてなしの心と広々スペース!

この民宿は本当にサービスがいい!日本人経営ならではのきめ細かさがあり、まさか南米でここまで気分よく滞在できるとは思わなかったです。具体的に挙げてみると、コーヒー紅茶は無料。洗濯も無料。自炊が出来る設備も揃っていて、醤油やソースなどもあります。また買い物に行きたいと言えば車を出してくれ、アスンシオンに行きたいというとオススメのバスを手配してくれる。しかもこれ、全て無料なんです。日本だったら考えられるかもしれませんが、まさかパラグアイで、というのが驚きです。

共有スペースも広々としており、とっても快適に滞在できます。もちろん部屋も文句なしでキレイ!

2.お母さんの作る日本食!

もしかしたら一番ポイントが高いのがこれかもしれません。20,000~30,000グアラニーで夕食をお願いでき、これがとっても美味しいんです!メニューはすき焼き、刺身定食、から揚げ定食、お好み焼きなどなど、こちらのリクエストに応じて作ってくれます。この値段でボリューム満点、味も確かなのです。日本の大使館の方や青年海外協力隊の方もよく宿泊するようですが、それも納得のクオリティです。

3.様々なアトラクションあり!

イグアス自体にはそれほど見どころはありませんが、「民宿小林」ではいくつかのアトラクションがあります。まずは「乗馬」。馬を飼っていて、乗せてもらえるんです。パラグアイでは馬に乗って移動する人にしばしば会うことがありますが、うまくなったら馬に乗ったまま散歩なんてことも出来るかも?

宿から歩いて5分ほどのところには川があり、そこでは魚釣りが楽しめます。しかも釣った魚は宿で調理して食べることが出来るんですよ!

イグアス居住区には動物好きの方が住んでおり、なんとエミューやカピバラなどもいるんです!写真はハナグマで、とってもキュートですね。

4.とってもキュートな犬と猫たち!

民宿小林にはたくさんの犬と猫がいて、とっても人懐っこいんです。特に一匹の犬は元気で人懐っこすぎるほど。筆者が滞在した際にはちょうど猫の赤ちゃんが産まれ、とってもかわいい姿を見ることが出来ました。

5.雄大な空!

最後は、やはりパラグアイの大自然を。民宿小林から見る空はとっても大きく、思わず見とれてしまうほど美しい。朝日も夕陽も、もちろん夜空だってきれい!星好きのお母さんが、星座のことや南半球でしか見ることのできない南極星のことなど、色々と教えてくれますよ。

最後に

南米パラグアイのイグアス日本人居住区にある、とっても快適な日本人宿「民宿小林」、いかがでしたか?筆者の1年8カ月にわたる世界一周旅行の中でもトップクラスの満足度だったのが、こちらの「民宿小林」なんです。イグアスに行くことがあれば、ぜひ「民宿小林」に泊まり、日本のおもてなしを味わってみて下さいね!

民宿小林
住所:
パラグアイ共和国アルトパラナ県イグアス市53km
アクセス:
首都アスンシオンから車で4時間半、アルゼンチン/ブラジルとの国境の町シウダー・デル・エステからだと車で40分。
電話番号:
+595-0983-602-561
料金:
新館ツイン50,000グアラニー/一人、ドミトリー45,000グアラニー/一人など
石塚皓

2014年7月より、元教師の妻と世界一周の旅を始め、2016年3月に無事、帰国した33歳の元会計士。1年8カ月かけ48カ国を回る中で出会った絶景やオススメのグルメ情報など、旅に関する情報を発信していきます。

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