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- 日本からの直行便はなく、アメリカのニューヨーク、マイアミなどかヨーロッパのローマなどを経由し、さらにブラジルのサンパウロやアルゼンチンのブエノスアイレスで乗り継いで首都アスンシオンに向かう。所要時間は、経由地での待ち時間を含め26~35時間程度。
南米にある内陸国パラグアイ。お隣のブラジルやペルーの料理は日本でも知られていますが、パラグアイ料理は知名度が低いかもしれません。ですが実は美味しい食べ物もたくさんあるんですよ!今回はパラグアイを訪れたら必ず食べるべき料理10選をお届けします。
南米の中央南部に位置する内陸国パラグアイ。この国では先住民族のグアラニーの血を引く人が多く、一説では90%以上とか。 現在、南米に広まっている文化のうち、このグアラニーから始まったものも多いんです。それでは早速、パラグアイの料理を見ていきましょう!
スペイン語で「焼いた肉」という意味のアサードは、パラグアイにおける国民食と言っても過言ではないかもしれません。バスターミナルやメインストリートなど、人通りの多いところではかならずアサードのお店や屋台が出ていますし、パラグアイ人の家を訪れた時の定番もアサード。もともとはガウチョ(カウボーイ)の食文化でしたが、次第に広まって今では南米大陸で幅広く食べられるようになっています。味付けは岩塩もしくは塩胡椒のみが基本。アサードはまた、社交場の機能も兼ねており、肉を焼く香ばしいニオイに釣られて近所の人がやって来るなんてことも。
続いては、こちらもアサードの一つ。「ポジョ(ポヨ)」とはスペイン語で鳥のことで、アサードほどではないですが、こちらのポジョ・アサードもよく見かけます。パラグアイを始めとして南米では牛肉がポピュラーですが、焼いたチキンもまたジューシーで美味しい。中には滴り落ちるチキンの油で玉ねぎを焼いているお店もあり、見かけたらついつい頼んでしまいますね!アサードだけでなく、ポジョ・フリットというフライドチキンもよく見かけます。
続いては「ミラノ風」という意味を持つミラネッサ。こちらも南米各地で食べることが出来る料理で、薄く作られたカツのこと。ビーフを使ったミラネッサやチキンのポジョ・ミラネッサが一般的で、たいていの食堂ではオーダーが出来ます。作り方は、薄く切った肉をパセリを入れた溶き卵にサッとくぐらせ、パン粉を付けて揚げるだけ。出来立ては衣がサクサクで、こちらもオススメ!パンに挟んだミラネッサを売るスタンドなんかもあちこちにありますよ。
こちらは「肉団子」という意味のスペイン語で、いわゆるミートボール。アサードやミラネッサほどではありませんが、こちらもパラグアイだけでなく南米各国でよく見かける料理の一つです。イタリア系移民の多いパラグアイでは、このアルボンディガスにトマトソースをかけたイタリア風のものを出すレストランもあります。トマトソースでグツグツと煮込まれたアルボンディガスを一口食べると、なんとなくイタリアを感じることが出来ます。
続いてはペルーなどでもお馴染のチキンスープ、カルド・デ・ガジーニャ。ペルーではたくさんの野菜が入っていることが多いですが、パラグアイは肉食の国だけあって、チキンとポテトだけ、なんてことも。ですがこのスープ、チキンの旨みとゼラチンが溶け出し、まろやかで奥深い味わいがあるんです!
「パラグアイのスープ」を意味するのが、このソパ・パラグアージャ。しかしながら、写真を見てお分かりの通り、この料理はスープではなくパンケーキのような見た目。もともとはスープを作るため鍋で材料を煮込んでいたものの、気が付いたら水分がなくなっていたのです。でも、そのまま食べてみたら美味しかった、ということがきっかけで出来た料理だそう。トウモロコシの粉に刻んだ玉ねぎ、卵、牛乳、チーズ、それにオイルを加えてオーブンで焼いたもの。誕生日などのお祝い事で、アサードとともにふるまわれる料理でもあります。
7つ目はマンジョーカと呼ばれる、キャッサバ。じっくりとゆでることで毒素を抜いたもの。アサードなどの肉料理に対し、主食として提供されることが多いです。口当たりは少しネットリしていて、かつホクホクしているという、じゃがいもと長いもの間のような印象。食感も味もイケますよ!
マンジョーカの粉から作られたパンが、こちらのチパ(チーパ)。ブラジルのポン・デ・ケージョやボリビアのクニャペと同じであり、街中はもちろん、バスに乗っていてもチパ売りがやってきます。独特のリズムで「チーパチパチパチパ…」という掛け声を聞くことも多く、筆者のお気に入りの一品。マンジョーカのモッチリした歯ごたえ、舌触りとチーズのいい香りがとってもマッチ!なお、カロリーが高いので、食べすぎないように注意!
こちらも南米では欠かすことが出来ないエンパナーダ。エンパナーダとは、挽肉や玉ねぎをトロトロに炒めたものや、チーズとハム、マッシュポテトなど、様々な具材を、小麦粉を練った皮の中に入れて焼いたり揚げたりしたもの。食べ歩きにもちょうどよく、筆者が南米に滞在した4か月の間、いったいいくつ食べたことやら…というぐらい頼んでいました。
最後は、こちらもパラグアイでは欠かすことが出来ないマテ/テレレ。もともとはグアラニーが嗜んでいた飲み物が、今では南米各国で楽しまれています。なお、ジェルバという茶葉にお湯を加えればマテ、水を加えればテレレになります。マテ茶は日本でもお馴染ですが、パラグアイではこのお茶をとってもたくさん飲むんです。町を歩く人は、大抵大きな水筒を持ち歩き、いつでもどこでもお茶を飲めるよう準備万端。野菜をほとんどとらないパラグアイで、このマテ/テレレは貴重なビタミン源となっているのかもしれません。アサードやミラネッサなど、肉がメインとなるパラグアイでは、お茶を飲むことでサッパリさせることもでき、是非とも試して欲しい飲み物です。
パラグアイを訪れたら必ず食べるべき料理10選をお届けいたしましたが、いかがだったでしょうか?筆者はパラグアイに一か月滞在しましたが、特にチパやマンジョーカ、そしてマテとテレレが大好きでした。パラグアイを訪れたら、ぜひこれらの料理を味わってみて下さいね!
2014年7月より、元教師の妻と世界一周の旅を始め、2016年3月に無事、帰国した33歳の元会計士。1年8カ月かけ48カ国を回る中で出会った絶景やオススメのグルメ情報など、旅に関する情報を発信していきます。
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