出雲大社のお土産おすすめ15選!女子に人気のかわいい縁結び雑貨や、お菓子まで!
544542views- 住所:
- 〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195
- 定休日:
- 年中無休
- アクセス:
- JR松江駅から車で約20分
- 拝観料:
- 無料 ※資料館は別途入場料あり
- 電話番号:
- 0853-53-3100
出雲地方、石見地方、隠岐地方の3つに区分される島根県は、通称「神々のつどう国」。神様とのご縁、そして人とのご縁に巡りあえる神秘的な土地。そんな島根県にはさまざまな観光スポットがあり、見ごたえ十分♪おススメの名所をご案内します!
日本神話が根付いている島根県。全国で10月は「神無月」と言いますが、島根県では、かの有名な出雲大社に全国から八百万(やおよろず)の神々が集まり、神議が行われるので、神無月ではなく「神在月」と呼ばれているのです!そんな島根県は出雲神社を中心に、開運・パワースポットが多数点在!自然と神秘の国、島根の魅力に迫ります!
「神々の国」と呼ばれる出雲。その出雲に佇む「出雲大社」は、八雲山を背にした神域には凛とした空気が流れ、伊勢神宮と並ぶ数千年もの歴史を持つ古事記にもその創建が記されている古社、威容を誇る神殿が厳かに立っています。
縁結びの神様「大国主大神」(おおくにぬしのみこと)で有名なパワースポット、出雲大社。男女の縁だけでなく、さまざまなご縁を結ぶとあって、年間を通して多くの参拝客でにぎわいます。
旧暦10月の神無月には、全国の八百万の神々が出雲に集まることから、出雲では神在月といいます。
出雲大社の鳥居をくぐると、独特の“気”が感じられる世界へと導かれていきます。4つの鳥居があるのですが、2つ目の鳥居をくぐりしばらく行くと、「祓社」(はらえのやしろ)という小さなお社が右側に見えてきます。こちらは罪や汚れをおとしてくれる場所なので、まずここに立ち寄り綺麗になってから先に進みましょう。
そして手水舎でお清めし、拝殿と本殿へ向かいます。1744年に建てられた本殿は、日本で最も古い神社建築形式の大社造りという形式で建てられ、国宝に指定されています。
ここで出雲大社の隠れパワースポットのご紹介をしましょう。それは本殿裏にある「素鵞社」(そがのやしろ)です。それは大国主大神様の親神須佐之男命(スサノオノミコト)が祀られています。素鵞社の裏にある八雲山は山自体がご神体となっており、非常に強いパワーが感じられます。
そしてカメラがあったら必ず写真に収めるべきスポットが注連縄です。日本一の大きさの注連縄があるのは神楽殿(かぐらでん)です。注連縄は右から綯うのが一般的だそうですが、出雲大社は左から綯い始められているのが特徴。島根県飯南町の頓原村で数名の住民によってつくられているのだそうです、その迫力に圧倒されます。
また、出雲大社での参拝方法も少し違います。通常2礼2拍手1礼なのに対し、出雲大社では2礼4拍手1礼となります。出雲大社の神様は、すべてのものが幸せになるためのご縁を結んでくれる神様です。神秘的な空気に触れ、心身ともにリフレッシュしましょう!
島根の古代文化を多角的に学ぶことが出来る県立の博物館が「古代出雲歴史博物館」です。出雲大社の東隣りに位置することから、出雲大社関係の展示はもちろん多く、石見銀山、島根県全域に及ぶ歴史や文化を紹介しています。社会科見学などにも人気のスポットで、平安時代の出雲大社本殿の模型が見られるなど、歴史好きにはたまらない場所です。
敷地内に広がる「風土記の庭」は、出雲大社の高さが48mもあったといわれる時代の出雲平野をイメージしたものです。
施設の北側には体験工房、体験水田があります。体験工房では島根ならではの各種体験イベントが行われています。また体験水田では、赤米づくりが行われます。
展示室は常設展示室と特別展示室があり、常設展では、出雲大社関係の展示はもちろん多いので、出雲大社に参拝したあとにぜひ立ち寄ってほしいスポット。膨大な数の銅剣・銅鐸が展示され、世界経済にインパクトを与えた石見銀山の展示などが充実しています。展示の銅鐸は模型ではなく本物で国宝に指定されています。これだけ多くの銅鐸が展示されているのは博物館の中でも数少なく、島根に来たからこそ見ることが出来る展示物です。館内にはショップやカフェもありますので、ゆっくりと楽しみながら、古代出雲の偉大さをしっかりと感じ取って下さいね。
島根県松江のシンボル「松江城」。全国にある12天守のうちのひとつで国宝に指定されています。山陰地方で唯一の現存する天守閣です。入母屋破風の屋根が羽を広げたように見えることから、別名「千鳥城」とも呼ばれています。外観はほとんどが黒塗りの下見板張り。天守閣の最上部にあるシャチホコは、木彫りで銅張りで高さは約2mもあります。これは現存しているシャチホコの中では最も大きいものになります。スケールの大きなお城ではありませんが、落ち着いた趣のある良いお城です。内部は歴史を感じる重厚感のある造り。そして、お城の最上階からは松江市内を一望できる素晴らしい眺めの良さ!
城山公園内には散歩道があり、桜や梅、松や竹林などの四季折々の花や自然が楽しめ、市民の憩いの場、観光地になっています。
松江城は、堀尾吉晴が1607年(慶長12年)から5年の歳月をかけ、1611年(慶長16年)に完成しました。
松江城は一年を通して様々なイベントが開催されます。3月下旬から城内をピンク色に彩る桜の開花に合わせて開催される「お城まつり」、夏至に近い土曜日に行われる二千本のろうそくの灯かりで描いた絵を眺める「キャンドルナイトまつえ」、「秋の名月観賞会」、そして10月の神在月には、松江城周辺をライトアップする「松江水燈路」(まつえすいとうろ)という催しが行われます。この時期にだけ運航する「堀川遊覧船夜間運航」で、船上から眺める400個の水燈路行灯は、幻想的な光と影が松江の街を彩り、見る者を魅了してくれます。
足立美術館は近代日本画を中心に展示された島根県の登録博物館です。昭和45年、地元安来出身の実業家、足立全康氏によって開館されました。中でも130点にわたる横山大観の作品を中心に、近代名画の巨匠たちの作品を多数収蔵。また広大な日本庭園が特に有名です。
横山大観、竹内栖鳳などを代表する近代絵画から平山郁夫、松村公嗣ほかの現代絵画の巨匠たちの作品を1500点を収蔵し、その中でも130点もの横山大観のコレクションを持ち、季節ごとに特別展を開催しています。
陶芸館では安来出身の陶芸家・河井寛次郎、料理人としても陶芸家としても知られる北大路魯山人の作品と料理をイメージした料亭風の展示、林義雄、武井武雄らの童画などが収蔵されています。
横山大観の作品にインスパイアされて造られた庭園がこちら。美しさは誰もが感じるところ。手入れが行き届いており、圧巻の一言ではないでしょうか。枯山水庭、白砂青松庭、苔庭、池庭など、5万坪の広大な日本庭園は、四季折々の美しい風情を感じさせます。アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が、「2016年日本庭園ランキング」で、日本庭園900か所以上対象の中で14年連続日本一に選ばれるほど見応えのあり、いつまでも眺めていたくなる、本当に素敵な庭園です。
美しい庭園と素晴らしい作品を見るだけで心が癒されていくのを感じると思いますよ。
「宍道湖」(しんじこ)は島根県北東部に位置し、東西約17km、南北約6km、周囲長47kmの横に長い長方形で、面積は日本国内で7番目の大きさです。有数の水鳥の渡来地で、240種以上の鳥類が生息しています。宍道湖と外海とは大橋川を介して繋がっており、そのため淡水に海水が混じった、わずかに塩分を含んでいる汽水湖になっているため、淡水魚と海の魚が共存し生息する魚の種類も豊富です。特にしじみや白魚は松江を代表する味覚です。湖畔にはそれらを味わえるお店がありますので、ぜひお試し下さい。
広い宍道湖の周りには楽しいレジャースポットが多くあります。島根県の川や湖などの汽水・淡水域に生息する生き物を約180種類9000点あまり展示した体験学習型水族館「宍道湖自然観ゴビウス」や、宍道湖沿岸にある「宍道湖グリーンパーク」は、自然との共存を目指し、自然観察やバードウォッチングなどが楽しめます。
宍道湖は時間とともに様々な表情を見せてくれます。朝靄で美しい湖にしじみ漁の船が浮かぶ風景、穏やかな湖と水鳥が飛ぶ昼間の風景。そして宍道湖を訪れるのにもっともおすすめの時間帯は夕方です。夕刻の宍道湖は「日本夕陽百選」にも選ばれ、筆舌に尽くしがたいほどの美しい夕日が見られるスポットとしてとても有名なのです!日が落ち暗くなっていく様は、何とも神々しい風情が感じられます。刻一刻と表情を変えていく空と湖の色彩は感動する美しさですよ。
西ノ島の西海岸一帯で,日本海の激しい海食作用を受け、変化に富んだ大規模な海蝕崖が続く東西約7kmにわたり断崖、絶壁、そして洞窟が続く、隠岐一の景観を誇る海岸。絶景が素晴らしく、摩天崖・通天橋・明暗の岩屋など奇勝が多い景勝地です。とくに摩天崖は257mの高さで垂直にそそり立つ姿には圧倒されます。牛や馬が放牧されていてとてものどかな雰囲気です。水の色も綺麗なので、揺らぐ水面を見ているだけでもとっても癒されますね。
また昭和13年には国の名勝および天然記念物に指定され、さらに昭和38年には大山隠岐国立公園に指定され、特別保護地区となっています。
カヌーなどで隠岐を満喫する休日も素敵すよ!アーチ状になっている岩の架け橋「通天橋」(海にせり出した大きな岩の中央部分が、海蝕作用によって削られて、真ん中にぽっかりと穴が開いた場所)を海から眺めてみたりと、通常ではなかなかお目にかかれない絶景が目白押しです。
海から眺めるには、最大の観光スポットである国賀海岸をめぐる定期観光船がおすすめです。摩天崖や鬼ヶ城、乙姫御殿、通天橋などの見どころもあり、狭い洞窟は波の関係で風のいい日しか通ることができず、無事通り抜けられるとコバルトブルーの海が広がり、幸せになれるという「明暗の岩屋」という洞窟もめぐります。
日本の神話の中でも特に有名な「八岐大蛇」(やまたのおろち)はご存知でしょうか。松江市より南方の山沿いにある「八重垣神社」(やえがきじんじゃ)は縁結びの神様として知られています。八重垣神社では、この神話の主人公である素盞鳴尊(すさのおのみこと)と稲田姫命(いなたひめのみこと)の夫婦神を主祭神としています。縁結びの他、夫婦和合、授児、安産などにご利益があります。
境内には、八重垣神社が“縁結び”に御利益がある証し、それは稲田姫命が地面に立てた2本の椿の枝が芽吹いて1本になったという言い伝えがある「夫婦椿」と呼ばれる木があり、一心同体、愛の象徴として神聖な場所とされています。木が枯れても境内には再び二股の椿が生えてくるという、神秘的なオーラを放っています。
拝殿から奥にある「佐久佐女の森」は、まさに八岐大蛇神話の舞台、素盞鳴尊が稲田姫を大蛇からかくまった場所で、厳かな雰囲気に包まれています。そして森の中にある、稲田姫命が飲み水に使い、姿を写す鏡としていたという言い伝えがある「鏡の池」も見逃せません。鏡の池での「縁占い」をぜひ試してみましょう。硬貨を占い用紙に乗せて池に浮かべて縁の遅早を占うもので、すぐに沈めば縁は近く、沈むのが遅いと縁が遠いといわれています。
「玉作湯神社」(たまつくりゆじんじゃ)は、玉造温泉街奥部の玉湯川東側、玉造温泉から徒歩5分のところにあり、出雲国風土記や延書式にも記載されている古社です。櫛明玉命(くしあかるだまのみこと)を祀っています。
境内にある「願い石」に触れて祈れば願いがかなうといわれるパワースポットで、その石は昔から「願い事を叶えてくれる」と評判の石で、島根県内でも人気のスピリチュアルスポットです。自然にできたこのまるい石は、神様の御神体として古くから親しまれていました。
古くからこの地方は、まがたまの生産が盛んで、もともと石は特別な存在のものでした。あるときまるくて大きな石が山から現れ、村人がその不思議な石をご神体として神社に祀り、願掛けをするようになりました。それが「願い石」のはじまりだそうです。霊験あらたかな神社のようです。
願い石は山から湧き出る御神水とともに祀られており、願い石に触ってお願いするだけでもいいのですが、この石のパワーを持ち帰りたいと思いませんか?肌身離さず願い石のパワーをいただける方法があるのです。それは社務所でいただける「叶い石」を湧き出る水で清めると願いをかなえるお守りとして持ち帰ることができるというもの。石とお守り袋、そして願い札がセットになっています。石はいろんな種類があって、どんな石が入っているかは開けてからのお楽しみ。石のほうから選んできてくれるそうですよ。
手水舎で身体を清め、願い石の下に流れる御神水で叶い石を清め、その後願い石に叶い石を触れて、願いを心の中で唱えます。そして願い札に願い事や名前などを書きます。複写になった一枚を札入れへ。後日宮司さんがご祈祷をしてくれます。もう一枚はお守り袋へ入れて持ち帰りましょう。こうして自分だけのお守りが完成しました。見た目も可愛い叶い石は、お土産にもぴったり!女性たちに人気です。
「石見銀山」は、島根県太田市にある国内最大の銀山で、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えました。日本は世界の銀産出量の3分の1を占めていたと推定され、その大部分を石見銀山で採掘された銀が占めていたと考えられています。大航海時代の16世紀には、石見銀山は日本の銀鉱山としてヨーロッパ人に唯一知られるほどの存在でした。『石見銀山遺跡とその文化的景観』として2007年に世界文化遺産に登録されています。1526年に神戸の豪商、神屋寿禎(かみやじゅてい)に発見されて以来、約400年に亘って採掘されました。
銀を精錬するためには、大量の薪炭用木材が必要とされます。しかし石見銀山は適切な森林の管理がなされたため、周辺の環境に配慮した「自然環境と共存した産業遺跡」であり、現在でも鉱山周辺では広葉樹などの森林が現存し、その点が高く評価され、世界遺産登録につながったのではないでしょうか。
現在は閉山していますが、銀鉱山とその採掘から精錬まで関わった人々の居住地区、それら銀鉱石や銀を船で諸国へ運び、逆に諸物資を運び込んだ港とそれに関わる人々の居住区、及び、港と鉱山を繋いだ街道、そして銀山を防衛した山城跡と、銀の生産から搬出まで、その当時の姿を感じる事が出来る施設が豊富に残されています。
現在銀山採掘のために掘られた間歩(まぶ)と呼ばれる坑道や水抜き坑が700余り確認されています。主な坑道としては、釜屋間歩、龍源寺間歩、大久保間歩、永久坑道などがあります。特に大久保間歩は槍を持って馬に乗ったまま入れたとされるほど大きいものでした。また坑道は周辺住民の通路や進学呂としても使用されていました。
石見銀山資料館から徒歩圏内の龍源寺間歩は、通年で公開されており、内部を見学できるようになっています。また大久保間歩の内部もツアー形式で見学できるようになっています(要予約)ので、ぜひ参加してみてください。
石見銀山には間歩(まぶ)と呼ばれる銀を採取した坑道が600以上もあるそうです。その中でも最も規模の大きな坑道が「大久保間歩」(おおくぼまぶ)です。大久保間歩は、石見銀山が江戸幕府支配に移った後の、初代奉行・大久保長安から名付けられたそうです。
江戸時代から明治時代にかけて開発され、その規模は他の間歩に比べて群を抜いています。高さは最大5メートルもあり、槍を持った大久保長安が馬に乗ったまま中に入ったとも言われています。坑内は江戸時代と推定される手掘りによる坑道と、明治時代の機械による坑道があり、歳月が経過して採掘能力があがり、その技術の比較ができるので、変遷を伝える貴重な遺跡とされています。
石見銀山最大の大久保間歩は、「一般公開限定ツアー」で見学することが出来ます。世界遺産登録後、落石防護柵を設けるなどの安全対策を行い、全長900メートルの内、約150メートルが2008年よりガイド付き限定ツアー形式で一般公開されるようになりました。完全予約制なので事前準備の一つとして予約を忘れないようにしましょう。ただし12月から3月は大久保間歩の休坑のためツアーは休止します。
ツアーの行程は、石見銀山世界遺産センターからバスで金生坑(きんせいこう)へ、そして徒歩で200メートル歩いて大久保間歩に到着。内部の巨大空間「福石場」を見学します。ヘルメットや懐中電灯を借りて中に入りますが、まるで探検に行く感じでワクワクします。その後200メートルを歩いて釜屋間歩(かまやまぶ)へ。そして徒歩で900mを駐車場まで戻ります。ツアーガイドが説明をしながらの行程なので、楽しく見学することができます。足元が悪く、移動距離も1㎞ほどありますので、山登りができるような服装、歩きやすい靴、雨具などを用意して参加しましょう。
銀山公園から龍源寺間歩へ向かって道を上って行くと渡辺家を過ぎた左手に開けた場所があります。「下河原吹屋」(しもかわらふきや)は、発掘調査によって1991年に初めて発見された17世紀初頭、江戸時代初期の銀製錬所跡です。緑が青々とした草むらの中にあるので、最初は農作業のための道具が入っている小屋かなあと思ってしまいます。ここで、銀鉱石を砕き、水に晒して選別を行い、溶解させた鉛と合わせて、更に熱を加えて銀を取り出していました。当時の精錬所(吹屋)の復元図が掲示されています。建物の大きさは12m×20mで、建物内では火が多様されるため防火の意味で土壁が使われていました。また銀の精錬には煙や亜硫酸ガスが排出されるため、十分な換気ができるよう工夫がされています。検出された礎石や絵巻物から、木造平屋建ての建物だったと推定されます。明治時代の作業場に比べると、簡素なものですが、江戸時代に思いをはせながら、当時の苦労を想像してみましょう。
銀鉱石を砕いたと思われる「要石」や、その建物の基礎であった石組みなどが残っています。また、発掘調査では土が焼けた跡や、精錬の際に出た「かす」などが発見されました。「灰吹法」という銀精錬技術で産出された上質な銀は、まさにここから生まれたのですね。1㎏の鉱石から取れる銀は1gという、ほんとうに気の遠くなる凄い作業を行っていたのですね。賃金は腕の良い工夫で一日23000円ほど、平均寿命が30歳という過酷な仕事だったようです。灰吹法を画を描いたタイルで説明してありますが、もっと詳しく知りたいというかたは、まず石見銀山世界遺産センターに行くと詳しく説明されていますので、先に説明を見てから行くといいと思いますよ。
「石見銀山資料館」は、江戸時代の石見銀山を治めた代官所の跡に建てられた資料館です。旧迩摩郡役所(明治35年)の建物を利用しています。1309年(延慶2年)に発見され、1526年(大永6年)以降本格的に開発され、1923年(大正12年)に閉山になった石見銀山。その当時の鉱山の生活用具なども展示されています。江戸時代は1815年(文化12年)の表門および門長屋が当時のまま残されています。また、資料館となっている建物は、明治35年に建てられた旧邇摩(にま)郡役所を利用しています。
石見銀山は天領として代官所が置かれていましたが、代官が農民のため、官民一体の行政を行っていました。門番の詰め所や仮牢などを見ることができるほか、現在資料館となっている建物は、明治35年に建てられた旧邇摩郡役所を利用したもので、銀山に伝来する文化財や美術品、各地鉱山の鉱物標本などが展示されており、石見銀山の歴史、江戸幕府との関わりが垣間見られ、絵巻物の古文書の他、銀山の経営状況やその当時の採掘状況、銀鉱石、精錬関係の道具など、その当時の採掘技術等も垣間見られるなど、石見銀山に纏わる様々な貴重な資料が300点以上展示されており、当時の様子を知ることができるので大変興味深い内容です。
また、枯山水様式の代官所の庭には、春にはツバキや桜、初夏には藤やツツジ、秋は紅葉に彩られ、一年を通して四季折々の表情が見られます。また、百姓一揆が起こった時などの逃げ道に使われたのではないか、と伝えられる抜け穴が二つあり、一つは隣の城上神社、もう一つは裏手の勝源寺に通じていると言われているとか。
石見銀山を訪問する際は、最初に訪問しておくとより理解できて良いかと思います。
「清水谷精錬所」(しみずだにせいれんしょ)は山すその傾斜を利用して明治27年に開発された精錬所の遺跡です。当時の最先端技術を駆使して銀生産を行っていました。石見銀山は江戸の後半頃から銀の生産量が減少していた中で、明治28年から巨額の設備投資を行い、新たな銀鉱床の発見にかけた施設でしたが、鉱石の品質不足と、施設の精錬能力が十分でなかったため不採算となり、僅か一年半で閉鎖されてしまいました。
谷の斜面を利用して8段の石垣が造られ、その高さは33m、面積6750㎡という大きさ。各段の上に建物を設け、上から下へ鉱石を降ろしながら製錬が行われていたそうです。遺跡の石積みを上って行って最上段に立って景色を眺めてみると、遺跡の大きさに驚かされます。静けさの中、青い空と緑がいっぱいの自然がとても気持ちがいいです。
階段状の石積みの遺構は山の傾斜を利用した施設の土台です。発掘作業では、石見銀山周辺の土を使ったレンガや、銀と鉛と合わせたものを更に焼成するキューペル(骨灰皿)、坩堝などが出土したそうです。酸やアルカリ溶液でいったん、鉱石から銀を溶かした後に、銀を取り出す収銀湿式製錬という最新式の技術が投入されました。建物の土台の石垣に苔もはえ、長い歴史を感じます。大久保間歩などの石見銀山最盛期の面影はなく、人も少なくゆっくり見学できます。
「熊谷家住宅」は、代官所跡から南西 50m の場所にあり、町の通りに面した場所にあります。石見銀山の採掘で栄え、江戸時代の街並みの面影が残る現在の大森銀山地区最大の商家建築です。熊谷家は銀山経営の他、酒造、金融業などを営み、町役人や代官所の御用商人を務め、19世紀には大森の中でも有力な商人の一人だったそうです。
商人の当時の生活ぶりや、広大な母屋に五つの蔵が点在する敷地、江戸、明治、大正、昭和時代の家財道具などが展示され、
現在の建物は1800年に起こった大火後の再建ですが、その後時代に伴って順次増築、改築が行われていった屋敷構えの変遷の様子や生活ぶりがうかがえる貴重な商家建築で重要文化財でもあります。平成 18 年 4 月から一般公開されています。
主な部屋は中庭に面した奥の間は、住宅で最も重要な接待部屋で、大名家の役人の接待や町年寄の寄合など公的な場として使われました。居間の床下には耐火金庫の役割をしていた地下蔵。そして熊谷家の人々の暮らしを身近に感じられる台所は、幕末から明治初めのころに復元されました。太い梁組の広い空間で、10基の竈、流し、蒸籠などが展示されています。
また展示品も興味があるものが多く、祭事、慶弔時の食事、衣裳、鏡台、染め物、蔵人の生活など、商家や庶民のくらしを垣間見ることができます。
熊谷家住宅では、体験学習も行われています。薪割りから後片付けまでを電気を使わずに行うごはん炊き体験、洗濯板を使った洗濯をする洗濯体験、ろうそくの灯かりだけで過ごす真っ暗体験など、そのころの生活を実際に体験する内容です。
この他、町並みの中には武家屋敷の旧河島家、青山家、三宅家、宗岡家、金森家など地役人や銀山経営に関わりの深い旧家が立ち並んでいます。
石見銀山で採用されていた銀の採掘方法である灰吹法を解説する展示や、大久保間歩のレプリカなど、石見銀山の歴史と技術を紹介すると共に、石見銀山の調査・研究センターとしての役割をになう施設が「石見銀山世界遺産センター」です。
ヒノキ梁を使ったエントランスには、銀山遺跡全体が見られるジオラマ、実際に持ち上げられる30kgの銀塊、石見銀山最大の大久保間歩の一部を忠実に再現した展示など、世界遺産にもなった石見銀山についての歴史や技術をわかりやすく解説し、広く深く学習することができます。御取納丁銀(おとりおさめちょうぎん)の5倍のサイズで作られたレプリカも興味深い展示品の一つです。
また石見銀山世界遺産センターでは、石見銀山をより深く知るための体験プログラムも用意されています。毎週水曜・木曜日には、低融合金(すず・ビスマスの合金)やプラ板をつかった丁銀づくり体験が開催され、手作りのキーホルダーやストラップを作ることができます。丁銀とは、石見銀山で産出した銀も使われていたという戦国時代から江戸時代ごろまで使われていた銀貨の一つです。また、石見銀山最盛期の鉱山町や港町のくらしを寸劇で表現したり、VR(バーチャルリアリティ)で石見銀山を見学体験するなど、石見銀山を身近に感じられるよう、各種イベントも開催されています。
出雲大社は島根が誇る一大観光スポットですが、出雲大社以外にも数多くの人気観光スポットが目白押しです。神様の集まる土地、島根県は自然豊かで歴史情緒もあり、癒し効果抜群です。ぜひ日常の喧騒から逃れて、リフレッシュしに島根へ行きましょう♪
国内外問わず旅行によく行きます。
旅、音楽、写真、グルメ、インテリアを好み
湘南エリアでゆるく生活中。
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