霧島のおすすめ観光スポット15選！建国神話が残る街！

霧島神宮は建国神話の主人公である瓊々杵尊（ニニギノミコト）を祀っている神社です。今から1500年前、７人のお供の神と１人の道案内の神と共に高千穂の峰に瓊々杵尊が降りたという天孫降臨の神話から始まったと伝えられています。６世紀に作られましたが、度重なる噴火によって焼失し、300年前に現在の場所に移転しました。

樹齢800年の御神木やさざれ石、霧島七不思議の伝説などパワースポットとしても知られています。年間約150万人の参拝者で賑わう、鹿児島では有名な神社で、かつては 坂本龍馬とおりょうさんも参拝したと伝えられています。

霧島神宮には宝物として九つの色違いの面が伝わっています。赤の面は「道開き、交通安全」、青の面は「学業成就、心身健全」、緑の面は「家内安全」などそれぞれ異なった御利益があります。九面は「工面」に通じ「工面がいい」「工面がつく」として縁起ものされています。参拝の後は是非この「九面守」を手に入れましょう。

境内には樹齢800年の御神木が立っています。ご神木には烏帽子を被った神官が見える不思議な枝があり、霧島七不思議の一つとされています。うまく見つけることができたら、運気が上昇すると言われています。

「霧島高原まほろばの里」は霧島の人気レジャースポットです。広い敷地にはグループや家族で遊べる遊具がたくさん！パターゴルフ、芝すべり、マウンテンボード、グラススキー、ゴーカート、ファンシーサイクル（おもしろ自転車）など、いろいろなレジャーを楽しめます。

体験教室も充実していて、陶芸教室 、薩摩切子、ガラス制作体験などオリジナルのグッズを作ることができます。丁寧に指導してくれるので、家族で楽しむことができます。オリジナルのグラスや陶器のお皿などはプレゼントにもおすすめです。

また、園内にはファミリーレストラン「グリーンパーク」やご家族で楽しめる「焼肉バーベキューガーデン」があり、グルメも楽しめます。霧島高原の景色を楽しみながら、みんなでワイワイと食べるバーベキューは格別の味！「レストラン グリーンパーク 」では、子供が好きなメニューも揃っていてファミリーで楽しめます。

たくさん遊んだ後は、ショップでお土産を。急須や湯のみ・茶碗やお皿などの食器はもちろん、 和風小物から雑貨まで、オリジナルグッズがたくさん並んでいます。鹿児島伝統工芸の器もあり、お土産にもおすすめです。

「霧島神話の里公園」は霧島錦江湾国立公園内にあり、「道の駅霧島」としても知られています。 レストランや特産品のコーナーの他、園内にはさまざまな施設が充実しています。特に霧島錦江湾公園を一望できる遊覧リフトは鹿児島ではここだけ！小さな子どもから年配の方まで安心して楽しめる乗り物です。ぜひチャレンジしてみてください！

ロードトレイン、スーパースライダー、グランドゴルフ、パターゴルフ、ファンシースライダーなど小さな子供たちも大喜びのアトラクションがたくさん！家族揃って楽しく遊べるスポットですね。

「霧島神話の里公園」では雄大な霧島の風景も楽しめます。神話館２階には展望台があり、ここからのパノラマビューは抜群！神話館１階には、南九州の神話をアニメーションで紹介した映像もあるので、ぜひこちらも楽しんでください。その他、動物村にはやぎとうさぎが飼育されていて、触れ合うこともできます。

「霧島神話の里公園」ではグルメも楽しみ！天空レストランには、定食から名物「龍馬鍋」や「黒豚しゃぶ鍋」など、霧島ならではのお料理が揃っています。黒豚肉うどんもおすすめ！

「大出水の湧水」とは、渓流近くの岩盤に１mほどの丸くえぐられた部分があり、そこから絶え間なくこんこんと清い水が湧き出ているという不思議な場所です。毎分22トンもの水が湧き出ていて、水温は年間を通して14～15度。深さ２ｍくらいの底まではっきりと見えるほど、透明で澄んだ水です。

2016年には東屋が作られ、手動式のポンプを使って水を汲み上げることもできるようになりました。湧水口までの階段や八つ橋も作られ、霧島の観光名所になっています。周囲の風景とともにお楽しみください。

霧島連山は大きな水瓶といわれるほど豊富な水を蓄えいていて、まるでダムのような役目をしてます。山麓には湧水が湧き出る場所がいくつもあり、地域の人々にとって大切な生活水となっています。大出水の湧水は、人家から少し離れていますが、その水量の多さで知られていて、地元の人もよく訪れるスポッとです。地元の人は焼酎の水割りに使ったり、お米を炊くのに使ったりするとか。

霧島温泉駅からは車で10分くらいのところにあり、観光で訪れるのにおすすめのスポットです。夏でも涼しげな光景を見ることができます。

高千穂峰（たかちほのみね）は、宮崎県と鹿児島県の県境に位置する火山です。標高は1,574 mあり、霧島連峰の第２峰となっています。鹿児島には、天照大神の命を受けその孫であるニニギノミコトが地上へと降臨し、地上界を治めることになったと言われる「天孫降臨伝説」があります。この「天孫降臨」の地が「高千穂峰」とも言われています（宮崎県北部の「高千穂峡」という説も）。そんなニニギノミコトが辿った足跡を巡ってみるのも神秘的。パワースポットを巡りながら、山歩きを楽しみましょう。

高千穂峰は春の新緑、初夏のミヤマキリシマ、秋の紅葉、冬の樹氷など一年を通じて美しい風景が楽しめる観光スポットです。山頂にはニニギノミコトが頂上に降り立った時に突き立てたと言われる神剣「「天の逆鉾（あまのさかほこ）」が立っています。これには坂本龍馬が妻のおりょうとともに新婚旅行でこの地を訪れたとき、２人で引き抜いたという逸話も残されています。

有名なミヤマキリシマは６合目付近に自生しています。見ごろは５月中旬～６月中旬で、この季節は山肌一面がピンク色に染まり、見事な風景を見せます。

大浪池（おおなみのいけ、おおなみいけ）は、霧島山にあるほぼ円形の火口湖です。霧島山の火山活動によって約４万年前に形成された火口の跡で、直径630m、周囲約２kmもある大きな湖です。この湖は標高1,411mの山にあり、比較的簡単に登ることができることから人気の観光スポットになっています。登山道はモミ、ツガの原生林の中にあり、周囲の風景を楽しみながら歩くことができます。山頂までしっかりした歩きやすい道が整備されているので、ぜひチャレンジしてみてください。

湖の回りにも遊歩道が整備され、約２時間で１周できます。

大浪池は、常時水がある火口湖としては日本で一番標高が高いところにあります。大浪池には「お浪伝説」という龍の神話が残されています。子供のいない裕福な夫婦が神に祈ったところ女の子が授かり、お浪と名付けられ大切に育てられます。ところが、成長するとなぜか縁談を断り続け、最後にはこの池に飛び込んでしまいます。お浪は龍の龍神の化身だったということです。火口湖には小さな龍神様の祠があるので、神話を思い浮かべながら見学してみてください。

春先は火口壁沿いにマンサクが咲き誇り、名所となっています。大浪池の雄大な風景をお楽しみください。

高千穂牧場は鹿児島の人気観光スポットです。楽しみながらいろいろな体験ができ、家族連れでいつも賑わっています。乳搾り体験、ポニーの引き馬体験のほか、羊や子牛と触れ合うことができるコーナー、高千穂峰を一望できる展望台などがあります。また、牛舎ではジャージー牛、ガンジー牛、ホルスタイン牛などが飼育されていて、搾乳機を使った乳搾りの様子などを見学することも。

子牛が育てられている育成牛舎や羊舎なども見学することができ、とてもかわいい動物たちを見ることができます。

その他にも、牛乳の加工工場を見学したり、リサイクル施設を見学したりすることもでき、子供たちの社会見学にもおすすめ。「まきばのレストラン」では本格的な焼肉やジンギスカン料理が楽しめます。お肉以外にも和食メニューやパスタなども揃っていますよ。

お土産は乳製品がおすすめ！絞りたてのおいしい牛乳、牧場オリジナルのチーズデザート「ざるチーズ」などが人気です。また、ハムやソーセージもたくさん販売されています。おいしい牛乳で作ったソフトクリームもぜひ味わってみてください！

松下美術館は 鹿児島県霧島市にある美術館で、1983に設立されました。黒田清輝をはじめとする鹿児島県出身の画家や、ルノアール・ピカソなどの画家の作品を収蔵・展示しています。初代館長の松下兼知は医師で、美術品画家を目指したこともあり、その収集作品を中心に１号館から６号館までジャンル別に展示されています。

１号館には黒田清輝、和田英作、東郷青児などの郷土出身の画家を中心とした作品が展示され、たいへん見ごたえがあります。ここにはモネ、ルノワールなどの作品も展示されていて、絵画が好きな人におすすめのスポットです。

２号館は企画展示、３号館は中東関係の資料、４号館は日本の掛け軸や屏風、５号館は南九州を中心とした古面、６号館は初代館長の遺作と薩摩焼となっていて、たいへん充実した美術館です。１号館から６号館まで見学すると最低でも１時間の時間が必要です。

あまり混雑していないので、ゆっくりと美術鑑賞ができるスポットです。九州に関係の深い美術品も多いので、鹿児島地方の歴史や文化を知りたい人にもおすすめのスポットです。ぜひ一度訪れてみてください。霧島温泉郷からは約70分ほどのところにあります。

「霧島錦江湾クルーズ」は霧島錦江湾国立公園を海から楽しむことができる、人気の観光スポットです。霧島錦江湾国立公園は霧島や桜島、指宿、佐多岬までの広範囲に及び、火山活動によって造られた独特な地形が見られます。深海を持つ日本で唯一の内湾としても知られていて、その風景の美しさは多くの観光客を魅了しています。

霧島錦江湾クルーズはそんな美しい錦江湾奥の景色や桜島を海から望むことができるクルージングです。子供から年配の方まで誰でも楽しめるアドベンチャーとしてぜひ体験してみてください！

クルージングの所要時間は約２時間40分です。途中、新島(燃島)、桜島に上陸し観光、休憩もでき、霧島錦江湾をさまざまな角度から楽しむことができます。湾内には３種類、300頭を超えるイルカが定住しているといわれ、クルージングの途中に姿を見せることもあります。

見どころは多く、軍艦島と呼ばれる軍艦に似た形の島、牛根大橋、若尊カルデラ、若尊鼻などの観光スポットがあます。塩屋ヶ元港で休憩を取り、歩いて約10分の「黒神埋没鳥居」に行くこともできます。天気のいい日にはとても楽しいクルージングです。楽しんでくださいね！

隼人三島は霧島錦江湾に浮かぶ島です。浜之市港や小浜海岸からもきれいに眺めることができるほか、「霧島錦江湾クルーズ」では近寄って見ることもできます。別名、神造島（かみつくりしま）ともいい、北側から順に辺田小島、弁天島、沖小島があります。現在は無人島になっています。

この島は今から約100万年から50万年くらい前に桜島、姶良カルデラの噴火活動の影響で海底が隆起してできた島です。霧島錦江湾のシンボル的存在にもなっています。遠くから眺める姿はとても美しいので、ぜひ写真に収めてください！

別名「神造島」とも呼ばれる隼人三島。昔は、神が作った島と考えられていたのでしょう。漁業の施設がありますが人家はなく、長く無人島となっています。

錦江湾奥をドライブしていると見えてくる３つの島は、驚くほど美しい景観を見せてくれます。カヤックツアーを開催している団体もあり、小浜海水浴場から近くまでシーカヤックで漕いで行くことができます。海岸ではシュノーケリングもできるので、楽しく遊ぶことができます。ぜひチャレンジしてみてくださいね！

「さくら農園」は霧島市にある37ヘクタールの観光農園です。園内にはぶどうのほか、いろいろな果物を栽培していて、季節によって、ぶどう狩りやりんご狩りなどを楽しめます。ぶどうは大きなハウスの中で育てられているので、天候にかかわらずぶどう狩りができます。またバーベキュー施設も整っていて、ぶどうの樹の木でバーベキューを楽しめます。

スイーツも人気で、さくら農園でとれた果物で作っている100％果汁の生ジュースやシャーベットは、子供たちや女性にも人気です。「さくら農園」を訪れた際にはぜひ味わてみてください。

「さくら農園」では手作り体験を行うこともあります。11月～7月は、農園で採れたきんかんを使った、きんかんジャムを作ることができます。所用時間は45分。10名以上の団体で申し込む必要があるので、学校やグループ、地域、職場などの観光の際に是非、体験してみてください。

「さくら農園」には20種類以上のぶどうが栽培されています。新しい新種のぶどうも楽しめるとあって人気を呼んでいます。また南鹿児島では珍しい、りんご狩りも行っています。収穫した果物は量り売りとなっています。

「サウスヒル牧場」は、霧島にある乗馬体験ができる牧場です。初心者から上級者まで楽しく乗馬体験ができます。牧場の中だけではなく、雄大な霧島の風景を眺めながら行う外乗りも大好評です。

「サウスヒル牧場」での乗馬はウエスタン乗馬と呼ばれるもの。これは、アメリカ開拓時代のカウボーイたちが始まりで、最近んでウエスタンの競技も盛んになっています。従順な馬が多く、初心者でも外乗り（トレイル）を楽しむ事ができるのが特徴です。いきなり外乗りが不安な方は、牧場内でレッスンを受けるといいでしょう。

外乗りについては、初心者では20分、40分、60分の各コースが楽しめます。コースでは草原、森、道路の外乗りなどを楽しめます。80分、１時間、２時間の各コースは林道を駆け抜けるコースになり、経験者向け。駆け抜けるスピード感を楽しめます。また、２時間コースは４コースあり、特に高千穂の峰コースがいちばん人気。標高1,000mまでの林道を駆け抜ける爽快なコースです。ほかにも、「神々溝」を馬で回る神秘的なコースもあります。体力やスキルに合せて選んでください。

また、霧島の山だけではなく、11月～３月の期間限定で日向灘の海岸を楽しむ海の外乗も行っています。限りなく広がる太平洋を望みながら乗馬が楽しめます。

舞鶴城跡は霧島市にある観光スポットです。御内屋敷とも呼ばれ、慶長３(1898)年、島津義弘が築き、隠居生活を行った場所として知られています。舞鶴城跡は現在国分小学校、県立国分高校の校庭の一部になっています。南側の道路に面して、高さ３メートル、長さ200メートルの石垣とその前の堀、そして２つの石橋が昔の面影を残しています。

島津義久が富隈城（隼人町）から舞鶴城に移居したのは、慶長９年（1604年）と言われています。ここで７年間過ごしました。館とともに、碁盤の目のような城下町もこの時に作られました。

舞鶴城は山城の南麓に造営され、平時は軍事・行政が執行されていました。戦時になると城山(隼人城)に立て籠もるという方法がとられたそうです。島津義久は、慶長16年に79歳で死去するまでこの城で過ごしました。現在は、学校の一部になっているため遺構の多くは失われています。城の背後は城山の急峻な土手に守られていて、頑丈な城だったことを思わせます。

学校の一部となっているため、中に入って見学するには学校の許可が必要となります。直接、お問い合わせください。

千滝は霧島温泉郷の景勝地として有名です。地層がきれいに現れている様子を、.ダイナミックな水の流れとともに楽しむことができるスポットです。千滝の特徴は、崖の上からではなく崖の途中から水が流れ落ちていることです。この水は高千穂河原から流れ出し、途中で地下に潜り、そして再びこの千滝として姿を現します。滝をつくる崖は、土石流堆積物とそれをおおう溶岩でできています。

霧島神宮の旧参道の近くにあるので、霧島神宮に参拝に来た際には合せて見学に訪れてみてください。そのダイナミックな姿に驚かされることでしょう。

高千穂河原から流れる小川が霧島川に落ちる直前に高さ50mに及ぶ大絶壁を流れ落ちる様子が見られます。現在、この川は伏流水となり、ふだん水は流れていません。千滝という名前の通り、壁の中腹から伏流地下水が絹糸のように幾筋にも流れ落ちる様子を見ることができます。

霧島は「日本地質百景」にも選ばれていて、千滝のように美しい景色をあちらこちらで見ることができます。火山灰が重なった様子を観察することができ、たいへん珍しい地形を見ることができます。霧島を訪れたら、そんなところにも目を向けてみてください。

「霧島天狗館」は、霧島神宮に参道に立つ、珍しいお面の展示館です。館長さんが25年の歳月をかけて集めたもので、天狗、能面、鬼の３つに分けて展示しています。中には海外の珍しいお面もあり、なんと約1800ものお面が展示されています。お土産コーナーには、天狗のストラップなども販売されています。霧島神宮を参拝した後に、ぜひ立ち寄ってみてください。

館内にずらりと並ぶお面は圧巻！日本各地の天狗面、ひょっとことおたふくの面、能面、沖縄・八重山のアンガマ面、魔除けの面など、日本には古くから様々なお面が伝わっていたことが分かります。

ユーモラスな鬼の面、河童、なまはげなどのお面が並んでいます。張子や、サル・狸・狐などの動物のお面も多く、見ている人を驚かせます。

霧島神社は天孫降臨の九面太鼓で有名ですが、その九面も展示されています。毎年、元旦の０時と午前２時に行われる儀式で、九面を被り白や薄紫の衣装に身をまとい神々に扮した人たちが、太鼓やホラを演奏し奉納するものです。天にも届けと打ち鳴らされる勇壮な太鼓が特徴で、神秘的な雰囲気も。機会があったらぜひ見学に訪れてみてください。

NHKの大河ドラマ「西郷どん」もスタートし、鹿児島の霧島は観光地として人気上昇中です。自然豊かな霧島をぜひ一度、訪れてみてください！きっと楽しい思い出を作ることができるでしょう。