スイスの人気のおすすめお土産21選!チョコレート、チーズフォンデュ、雑貨まで!
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- Bern, スイス
- アクセス:
- チューリッヒから列車(都市間急行)で約1時間15分。ベルン中央駅下車
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スイスには、有名なアルプス山脈や自然の景色が多い中、今もなお中世ヨーロッパの街並みが今も残されている歴史ある都市も存在しています♪ 今回はスイスを訪れたら是非行ってほしい観光スポットを紹介していきます。 直接感じる大自然や文化遺産は、一生忘れられない景色になるはず…☆
スイスの都市、ベルン。
アーレ川の中心にできたベルン旧市街地は、中世ヨーロッパ都市の雰囲気を今に伝える美しい町並みが残っており、1983年に世界遺産に登録されています。
ベルンはスイス連邦の首都で、街の中央に大きく蛇行するアーレ川のほとりに発展した人口約14万人の都市で、ベルン州の州都でもあります。
ツェーリンゲン大公ベルトルト5世により、12世紀に創設され、ツェーリンゲン家が断絶したあとの13世紀に、ローマ皇帝フリードリヒ2世により、帝国自由都市に生まれ変わり、1831年にはベルリン州の州都、1848年にはスイス連邦の首都となりました。首都ではありますが人口は最大ではなく、人口的にはチューリッヒ、ジュネーヴ、バーゼルに次ぐ、4番目の都市です。
ベルン街の中央のアーレ川には多くの橋があり、発祥地と言われる半島状の小高い丘の地域は、かなりの高低差があるのが特徴です。
ベルンの見どころといえば、ベルンのシンボルといわれる時計塔。かつては町を囲む外壁の西門として建てられていたそうです。
また、町の中心部にあるのは連邦議事堂。こちらも首都ベルンを象徴する建物です。
川に囲まれた美しい街、彫刻で飾られた噴水が広場や通り沿いに設置されており、子供も喜ぶ街ですね。
ベルンにある連邦議会議事堂は、1857年に西棟、1892年に東棟が完成し、現在は議事堂と政府各省庁のオフィスが入っています。ドイツ語でBundeshausと言い、「Bund」は連邦、「Haus」は大きな建築物を表し、議院と訳することもあります。ベルン中央駅からは徒歩で7分のアクセスなので、丸いドーム型の屋根を目印に行くと良いですよ。
この議事堂もベルンを代表するシンボルの一つで、ゴシック調のデザインの景観が歴史を感じさせてくれます。今では建物の前も公園のように整備されているので、地元の人ものんびりとくつろいでいたり、観光客も見学に訪れる名所をなっています。内部に入る時はガイドツアーでないと入れないので、前日までに予約をすることをおすすめします。
鏡のように水面に映る「逆さマッターホルン」
風のない晴れた日はとてもきれいにみることができるそうです。
風がある日は水面が揺れてしまうため、美しい風景をみるには気候が重要ですね。
リッフェル湖は、ヴァレー州ツエルマットにある湖ですが、なんと標高が2757mの位置にあるのですよ。面積は0.45ヘクタール、深さは4m程度と小さな湖ですが、マッターホルンの山麓にあるので、水面に映るその絶景は他では見られません。ちょっと現実離れした風景に驚いてしまいますよ。
マッターホルン、モンテローザを眺望できるゴルナーグラート鉄道(登山鉄道)のローテンボーデン駅(標高2815m)で下車すると、徒歩5分程度で行けるアクセスの良い湖です。スイスを代表する山々の風景を眺める360°の大パノラマを体で感じてくださいね。風の無い日なら、この雄大なインスタ映えする眺望をぜひカメラに収めてほしいですね。
撮影する角度、時間帯、季節などによって様々な表情を見せてくれますね。
この幻想的な美しい風景は、是非直接みていただきたいスポットのひとつです。
リッフェル湖周辺は、7月頃の夏場には高原地帯に多くの高山植物の花が咲くので、花の香りを楽しみながらハイキングすることができます。ただし、高地で寒いので、暖かい服装と上着を用意して行くと良いですね。足元は岩場を歩くこともあるので、ハイキングシューズが必要です。
天気が極端に悪いときは道に迷うことがあるので、残念ですが諦めましょうね。
天気が良ければローデンボーデン駅からリッフェル湖を経由して、リッフェルベルク駅まで約1時間のハイキングが楽しめますよ。所々アップダウンはありますが、なだらかな土の道が続くので、ゆっくりと歩き自然の空気を吸って、心身ともにリフレッシュしましょう。スイス観光おすすめの観光スポットです。
まるで絵具を混ぜているかのような二色の川。
スイスを流れる青いローヌ川とアイボリーのアルヴ川はジュネーブにある「ジョンクシオン地区」で合流します。
アルヴ川は、フランス東部とスイス西部を流れる川で、アルプス山脈のモンブラン山塊を水源としています。またローヌ川は、スイスのサン=ゴタール山塊ローヌ氷河を水源として、スイス及びフランスを流れ地中海に流出しています。この水源の異なるアルヴ川がローヌ川に合流しても、水質などの違いから両川の水がしばらく混ざり合わないという、奇跡のような不思議な光景を目にすることができるのが、ジョンクシオン地区なのです。
アイボリー色のアルヴ川と青緑色のローヌ川が合流しても、川を二つに分けたように二色で流れる川を見ると、自然現象の素敵なプレゼントを見ているようです。ジュネーヴ駅からは徒歩25分程度で行くことができます。
近くでみても、混ざっていない…。
川の水質の違いや、流れる速度が遅いことなどから、中々混ざりにくいといわれているようです。
また、アルヴ川は石灰などが溶けて白くなっているんだとか。ここまで色が違うと本当にわかりやすいです。それにしても神秘的な光景ですね。
二つの川の合流を見ることができる場所は、橋、ローヌ川岸、合流点先端などがあります。一番のおすすめは、付近で高くそびえる橋の上で、そこから見渡す合流点は大スケールの濃淡のコントラストがはっきりしていて、色分けの状態が見事に見ることができます。
橋の付近や川岸には森林や公園、遊歩道があり、地元の人々の憩いの場所でもあるので、スイス観光の客のほかに地元の多くの人々が森林浴や日光浴、スポーツなどを楽しんでいます。ちょっと変わった自然風景を見ながら楽しんだあとは、川岸付近にカフェ・バアー)があるので、お散歩やスポーツなどをして、疲れた時はちょっと一休みも良いのはないでしょうか。
出典:Instagram
ユングフラウは、ドイツ語で乙女とか処女という意味であり、アルプス山脈のユングフラウ山地の最高峰の山です。標高が4,158mで同じオーバーランド地方の山地にあるアイガー(標高3,970m)、メンヒ(標高4,107m)とともにオーバーランド三山と呼ばれています。
4,000m級の三山が連なっている雪壁がそびえ立つダイナミックな風景は、見る者を圧倒する大迫力ですね。この三山の麓の高原地帯は緑に覆われていても、ユングフラウの壁は雪や氷に閉ざされていることもあるので、別世界のように雰囲気がまったく違いますね。
アルプス山脈を間近に見られる登山用の鉄道ができるまでは、登るのが難しい危険な山であったというのがうなづけますね。
ユングブラウの山麓には、緑の牧草地や谷間や高原に村々が存在します。すぐそばにユングブラウの絶壁がある場所にも村があるというのも、驚きですね。
この標高2,000m級の場所でも、小川の水が流れており、家畜を飼っている人もいれば、農地を耕している人もいます。背景の山々が無ければ低地で見られる風景と、あまり変わりません。でも周りの草花を見ると高山植物が多いので現実に高地にいるという自覚が湧いてきますよ。
アルプスの少女ハイジを彷彿させるような切り立った壁のユングブラウを見て、特殊な環境にいることを感じましょう。また雄大なアルプスの名峰の合間にある小さな村で、一休みするのも良いですね。
このユングフラウはベルン州にあるアルプス山脈の山で、ユングフラウ山地の最高峰のひとつ。
昔は登るのが難しい山だったそうですが、今は鉄道で簡単にいけてしまいます。
標高3,454mのユングフラウヨッホ駅は、ヨーロッパで一番高いところにある駅なんだとか。
スイス観光でユングフラウに行くには、全長9.3kmのユングフラウ鉄道を利用して、ユングフラウヨッホ駅に行きましょう。オーバーランド三山の頂上に最も近い地下駅です。
ユングフラウ駅へ行くには、グリンデルヴァルトやラウターブルンネンからヴェンゲンアルプ鉄道に乗り、クライネ・シャイデック駅でユングブラウ鉄道に乗換えてくださいね。ヴェンゲンアルプ鉄道は約19kmの路線で、ラック式鉄道では世界市の長い路線です。
この路線は一年中運行していますが、夏と冬のハイシーズンになると、登山客が多く利用するので、30分から1時間の間隔で運行しています。1893年に全線開通しユングブラウ鉄道と並んで、ユングフラウへ行くには欠かせない交通機関です。
ユングフラウヨッホ駅は、単に山の中にできた駅と思ったら大間違いですよ。
この駅からはトップオブヨーロッパという施設とトンネルでつながっており、スフィンクステラスというオープンビューの展望台までエレベーターで行くことができます。
トンネルの中は氷河の下にある氷の洞窟アイスパレスがあるので、ゆっくり見学してくださいね。この洞窟は1930年代からホールや通路が作られ、現在では芸術家による氷の作品が多く展示されています
。アイスパレス内は、全て氷で出来ているので滑りやすいので気を付けましょう。またこの中は常時マイナス2度の温度を保っているので、防寒着を用意して見学してくださいね。
ユングフラウヨッホ駅周辺にはスフィンクス観測所や、アイスパレスなどもあります。
アイスパレスは氷の洞窟。通路も、彫刻も、すべて氷です…美しいですね!
防寒着は忘れずに!
アレッチ氷河の30m下にあるとは思えないほどのトンネルは、まるで宮殿のように数多くの彫刻で飾られてまさにアイスパレスですね。またユングフラウヨッホ駅周辺には、トップオブヨーロッパを含む二つのレストランやホテル、小規模な映画館、お土産店などの施設がありちょっとびっくりしますよ。
スフィンクステラスから見える、スイスアルプス最大のアレッチ氷河は、見る者を圧倒する大迫力です。トンネルから建物の外へ出ると雪原に続いているので、アレッチ氷河などへは徒歩圏内で見学することができ、氷河でスキーを楽しむ人も多いですね。氷河の高原プラトーにはユングフラウ全線開通記念のスイス国旗が建てられているので、記念写真を撮ってくださいね。
紀元前5000年~500年にかけてアルプス山脈周辺の湖畔や川辺などの水辺に数多く築かれた高床式住居。当時の生活を伝える遺跡群はとても貴重なもので、世界文化遺産に登録されています。
これらの遺跡群が文化遺産として登録されたのは2011年で、高床式住居(杭上住居)を中心に、スイスは56件、イタリア19件、ドイツ18件、フランス11件、オーストリア5件、スロベニア2件の6カ国111件の遺跡群が対象です。登録された遺産としては、スイスの数がダントツですね。
古代のアルプス山脈周辺で、湖や湿原などに杭を立てその上に住居を建てることで、氾濫から住居を守る工夫だったようです。これらの住居は1850年代までは水没していたので、姿を確認することができませんでした。しかし、1853年頃の大干ばつにより水が干上がった時に様々な遺構や遺物が発見され、貴重な文化遺産として保護されるようになりました。
大量の遺物が発掘されたラ・テーヌ地区には、かつての高床式住居が復元されています。また、ラテニウムという考古学博物館では貴重な遺物の数々の展示も。この博物館は研究センターも兼ねています。
スイスのヌーシャテル湖の底から、紀元前500年頃のケルト文明の遺跡や装飾品などが数多く発掘されました。それらの発掘品は膨大な数だったので、研究や調査や修復に長い年月がかかり、公開ができないまま過ごされてきました。しかしその後遺跡が発見されてから約150年後の2001年にオープンしたのが、ケルト文明の黄金期を飾る発掘品を展示する考古学博物館・研究センターのラテニウムです。
ヨーロッパ各地で文明を築いたケルト人以外でも、ネアンデルタール人が暮らしていた氷河期から中世にわたるコレクションは、思わず目を見張りますよ。そして博物館の外のニューシャテル湖畔には、高床式住居や当時の集落を再現しています。
ミニチュア展示も多く、当時の生活の様子を詳しく知ることができます。
ラテニアムには博物館の建設前から配置されている考古学公園があり、青銅器時代の家やローマのはしけを再建しています。子供用の遊び場もあるので、博物館見学に来た時には、見学すると良いですよ。ラテニアムに近づくと、外窓から色々な研究をしている姿をのぞくことができます。
屋内に入ると人工の照明をなるべく抑えて、自然光を取り入れた展示室が続きます。ケルト人の文化を表す発掘物や湖から発見された遺物が、数多く展示されています。
展示物は年代順に展示されているで、順番どおり周って歴史を学びましょう。古代から文明が発達していた地域なので、優美な装飾品や道具、日常生活に使っていた土器なども展示されています。
約100年の歴史と伝統を誇るスイス最大の私鉄会社レーティッシュ鉄道。ヒンターライン地方のトゥージスから、エンガディン地方のサン・モリッツ間を走るアルブラ線と、サン・モリッツからイタリアのティラーノ間を走るベルニナ線の2線からなる鉄道です。
レーティッシュ鉄道は、スイスのグラウビュンデン州を中心としたスイス最大の私鉄です。
約400kmの路線長で、サン・モリッツやダヴォスなどの人気リゾートの沿線を走る観光路線や地域の生活を担う路線としても多くの列車を運行しています。
観光路線では、ツエルマットとサン・モリッツスイス間の山岳リゾート間を約8時間で結ぶ氷河急行が有名ですね。この路線は標高2000m台の峠を越えてから7つの谷、291の橋、91カ所のトンネルを走るというのは、驚いてしまいます。山岳を走るので、平均時速も約34kmと急行列車でありながら、世界一遅い急行と呼ばれています。気を長く持ってゆったりとした気分で、アルプスの山々を眺めながら乗りましょうね。
スイスの大自然とかわいらしい赤い車体がベストマッチ。
アルブラ腺のシュミッテンにあるランドヴァッサー峡谷にかかっているランドヴァッサー橋は、長さ136m、高さは65mの鉄道高架橋で、1901年~1903年にかけて造られました。
氷河急行に乗っていると、フイリズールを出発して216mのトンネルを抜けると、いきなり断崖絶壁の峡谷にかかるランヴァッサー橋を渡ることになります。高い所が苦手な人は、なるべく下を見ない方が良いですよ。
橋は半径100mなので結構急カーブに感じますが、橋脚自体の素材は石灰岩なので見た目は白を基調としとても綺麗です。この路線のメイン観光地の一つですが、この景観は一般的な生活路線では見られないと思います。スイス観光では外せない観光スポットです。
大自然を壊すことなく敷かれたレール、高所ではラック式鉄道が多い中粘着式鉄道を利用している鉄道技術が評価され世界文化遺産に。スイスの雄大な景色の中を走り抜ける鉄道は、景観をより魅力的にしてくれます。
レーティッシュ鉄道は世界でも珍しい世界遺産に登録された鉄道資産です。この鉄道に乗るとアルプスの山岳地帯の中をループ走行を繰り返しながら、氷河がせまる山岳地帯の風景や湖の横を走り続け高峰を登り続けるので、景観の素晴らしさが観光客の心をつかみます。
天候が良く青空が見える時は、最高のロケーションだと思います。ベルニナ線はサン・モリッツからティラーノを結ぶ路線ですが、この路線を走行するベルニナ急行はパノラマカーと呼ばれる特別展望車両が付いています。特別展望車両の場合は全座席指定で、事前の座席予約が必要なので先に用意してくださいね。そして1800mあると言われる高低差に伴う、壮大な景色の変化を楽しんでくださいね。
グラウビュンデン州にある小さな村ミュスタイア。なんとこの小さな村に文化遺産があるのです。ここには780年頃に築かれた歴史ある聖ヨハネ修道院があります。カール大帝の命を受けたクール司教によって建てられたこの修道院、カロリング王朝時代の建築様式はとても希少でこんなに保存状態の良い建築物は中々ないのだそうですよ。
このベネディクト会聖ヨハネ修道院は、1167年には女子修道院になり、建物全体が保存状態の良いまま現在に至っています。この修道院があるミュスタイアは、イタリア国境近くの人口が1000人にも満たないのどかで小さな村です。
この村のシンボルと言われ愛されている修道院が1983年に世界遺産として登録され、貴重な文化資料となっているのも素敵ですね。スイス観光の方や見学する人のために、修道院のすぐそばに大きな駐車場があり、トイレも完備されています。夏には周囲が高山植物で囲まれているので、お花好きの人なら香りを楽しみながら、スイスの山々をバックに写真を撮ることやゆったりと散策もできますよ。
20世紀に行われた修復作業では、壁画の下から9世紀から12世紀ロマネスク様式のフレスコ画がとても美しい状態で発見され世界的に話題になりました。フレスコ画「最後の審判」は、現存する最後の作品という説があるほど貴重なものなんです。
聖ヨハネ修道院自体は、現在も修道院として修道女の方々が暮らし活動し、祈りを捧げる場所なので、静かにルールを守って見学しましょうね。たまに修道女の歌声が聞こえることもありますので、聞こえたらラッキーです。
隣接されているミュージアムは入場料が必要ですが、塔の隣の教会の内部を見学するのは無料となっています。
内部に入って見ることのできる、壁一面に描かれたスイスを代表する素晴らしいフレスコ画は、見る者を圧倒する絵が並んでいますよ。見学用の椅子も置いてあるので、時間の許す限り眺めてくださいね。修道院の中で写真を撮るのは禁止されていませんが、ミサの祈りの時間など神聖な行為を行っているときは、遠慮してください。
聖ヨハネ修道院のプランテーションタワーの中にミュスタイア修道院博物館があります。プランテーションタワーは広い地下室と3つの上層階に分かれています。博物館は2003年にオープンしてから毎日営業をしており、ドイツ語、イタリア語、フランス語などのガイド付きツアーを提供しています。残念ながら日本語ガイドはありません。
博物館の他にも修道院の中には、考古学的資料、美術品、宝石、彫刻、道具などが置かれているので、ぜひ鑑賞してくださいね。
また案内所は売店も兼用しているので、修道女の手作りの手芸品、地元産木の実がたっぷり入った焼き菓子ヌストルテなどを販売しています。日持ちするのでスイス観光のお土産にどうぞ。
ル・ロックは人口約1万人のル・ロックル郡の郡丁所在地です。大火事から復興したラ・ショー・ド・ファンの中心市街とともに、「ラ・ショー・ド・ファンとル・ロックル、時計製造業の都市計画」としてユネスコの世界遺産に登録された町です。
ル・ロックルには、駅から徒歩で20分ほどの少し離れた場所にあるモン城に時計博物館があります。駅から近いので、街並みを散策しながらモン城に向かいましょう。元々は18世紀に貴族の邸宅として建てられたお城だそうですよ。中へ入るとまさに貴族の邸宅と言う、宮廷文化を思わせるインテリアが素敵です。クラシックな建物の中に、見事な装飾の壁時計や置き時計が展示されています。
ル・ロックルで時計製造業営まれるようになったのは、17世紀以来と言われています。伝説的な話としては、ロンドンから持ち込まれた懐中時計を、スイスのダニエル・ジャン・リシャールが修理・分析し独力で時計を製造したのが始まりと言われています。そのダニエル・ジャン・リシャールが後継者を育成したのがこの町だそうです。スイスの精密時計の生まれた町ということですね。
ラ・ショー・ド・フォンが自治体として成立したのは1656年のことで、18世紀以降には時計製造業を中心に、レース製造業、金属細工などで発展してきました。それに伴い隣接のル・ロックルも地形上にも密接しており、同じ産業を中心としてきました。
ところが、19世紀に2つの街は度重なる火災により全焼。そこから都市計画が始まったというわけです。時計職人たちのニーズに答えるべく進められていき、特にラ・ショー・ド・フォンはその後ヌーシャテル州の経済の中心にまで発展しました。
その優れた都市計画と美しい街並みが高く評価され、2009年に世界文化遺産に登録されました。
ラ・ショー・ド・フォンは、ヌーシャテル州にある人口約3万7千人の基礎自治体です。スイスのフランス語圏の中では、ジュネーヴ、ローザンヌに次ぐ第3位の都市です。大都市ではありませんが地方都市としてこじんまりした町ですね。
スイスと言えば世界的に精密時計で有名ですが、世界最大規模の時計博物館(国際時計博物館)があります。スイス観光のおりには、整然とした街並みを体で感じるために、散策してみましょう。ラ・ショー・ド・ファンは時計の帝都と呼ばれ、時計の製造、流通の重要拠点であり、20世紀初頭には世界の時計生産の約55%を占めてしたとは凄いですね。ここの国際博物館は半分が地下となっている巨大な博物館で、古いものから最新型まで世界中の3,000点を超える時計や約4、500点のコレクションが集められています。
イタリアからアルプスを抜けて北へ結ぶ交通の要所であったベリンツォーナ。アルプスにおける戦略の要衝として、様々な支配勢力が城塞を築いてきた歴史があります。特に、13世紀から15世紀に築かれアルプスに残る貴重な中世後期の城砦として3つの城と街を囲む城壁が、世界遺産となっています。
ベリンツォーナは、スイス南部のティチーノ州の基礎自治体で、アルプス山脈の麓にあり、周囲はサン・ゴッタルト山地に囲まれています。
古くから栄えた町で、現在の人口は約1万7千人です。中世アルプスの要塞都市のモデルとして評価が高く、「カステル・グランデ」「カステッロ・ディ・サッソ・コルバロ」「カステッロ・ディ・モンテベーロ」の古城と町の周囲を取り囲んでいます。
戦略的にアスプス越えをする拠点として、重要な位置を占め、紀元前1世紀に駐屯したローマ軍や、その後も多くの支配者が城塞を築き、改造拡大してきました。小高い丘の上にあり、城壁の上から街中を見下ろせ、まるで王様のような気分になりますよ。
中でも13世紀に建造されたカステル・グランデは最古にして最大の城塞で、城内には芝生の広場やレストランがありゆったり過ごせますよ。
カステル・グランデは、スイスの中のイタリアと呼ばれるベリンツォーナの石畳の旧市街の高台にある城塞です。ベリンツォーナ駅からスタツィオーネ通りを抜けると、トッレ・ネラとトッレビアンカという二つの塔が目印のカステル・グランデが見えてきますよ。
この城塞の南東部にある正門に行くには、市街地から狭い階段を上がり、多くの門や障害物を超えて行かなければなりません。確かに敵に攻め込まれた時には、なるべくたどり着くのに時間が掛かる方が良いですよね。
向かいにはモンテベッロ城がありますが、ムラータと呼ばれる幅5mの防壁でつながっており、堀や跳ね橋など色々な仕掛けで城塞を守ってきました。
2つの城塞とは少し離れた所にあるカステッロ・ディ・サッソ・コルバロ。小高い丘の上にあり、ここから見るカステル・グランデとカステッロ・ディ・モンテベーロは街並みと一体となり素晴らしい景観が楽しめるんです。
このサッソ・コルバロ城は、ベリンツォーナの南東の小高い丘の上に、なんと15世紀にわずか半年で都市防衛施設として建てられたと言います。
元々は孤立した防御用の塔だったのが、城が建てられることによって、城の隅に位置するようになりました。対角線上には見張り用の小さい塔が建てられ、街中を見渡すことができます。現在は周りを緑で囲まれており、ベリンツォーナの3つの古城のなかでは、最も高い位置にあります。
塔の内部の螺旋階段を上がると、この観光地で一番高い場所に行くことができます。この塔の上からは赤褐色の屋根の街並みや、カステル・グランデやモンテベッロ城を眺めることができます。
モンテベッロ城は、菱形の形をしている城壁で囲まれたお城で、ここの城壁内で最も古いと言われています。13世紀に建てられましたが、不規則な形のお城であり、二つの中庭や住居群が含まれています
。城壁の三隅には見張り用の塔が建てられ、万全な防御を目指していました。この城の中庭へ行く場合は、2つの門、一つの堀、跳ね橋のほか、落とし格子を抜けて行くので結構大変ですよ。ここの古城は中世の雰囲気が最も感じられ、最も観光人気があります。スイス観光でははずせないスポットの一つです。現在このお城は博物館になっているので、スイスパスではフリーですが、入場料がかかります。城壁は無料で自由に行って、周囲の眺めを楽しめますよ。
スイス最大の湖であるレマン湖はワインの産地として有名で、ぶどう畑が多い地域。中でもローザンヌとモントルーの間のラヴォー地区のぶどう畑は、中世に急斜面が開拓され長年生産農家に引き継がれてきた歴史を持ち世界文化遺産に登録されています。
レマン湖は、約3/5がスイス、約2/5がフランスにまたがる三日月型の湖で、中央ヨーロッパでは2番目に大きく、上流はロッテン川、下流はローヌ川につながっています。
湖の西側はジュネーヴに面しており、英語、イタリア語、ドイツ語ではジュネーヴ湖と呼ばれています。湖の南側はフランス領になっているので、日本では、この地区で使われている言語フランス語によるレマン湖という名称を使っています。
スイス最大の湖で、アルプスのローヌ氷河によって削られてできた湖で、ラムサール条約の指定を受けています。この湖の絶景を見るために多くの観光客が世界から集まり、レマン湖クルーズやランチクルーズを楽しんでいます。
1,000年もの歳月をかけて築き上げられてきたぶどう畑と石垣、太陽にきらめくレマン湖と村々の絶景にため息が出るばかり。ぶどうの生育には太陽が欠かせませんが、ラヴォー地区は本物の太陽と湖からの照り返し、斜面の石垣が蓄える熱の3つの太陽があるといわれているほど、日差しに恵まれています。
ラヴォーは、ローザンヌからモントルー郊外にあるシヨン城にかけてのレマン湖の北岸に広がる、丘陵地帯のことを言います。なだらかにテラス状に広がる地形に、盛んにブドウ栽培が行われ、ブドウ畑とブドウ農家が点在する小さな村の景観が素晴らしいと評判です。
スイス観光のスポットとしてもおすすめの場所で、2007年には文化遺産としてユネスコの世界遺産にも登録されました。ラヴォー地区での美しい景観と、1000年を超える地道なブドウ栽培とワイン作りの伝統文化が世界的に認められたということですね。現在もラヴォー地区ではワインづくりが盛んで、主なブドウ品種は、白ワインとなるシャスラ種が栽培されています。
ラヴォー地区には8種類のワインの銘柄がありますが、カラマン、シャルドンヌ、デザレー、エペッス、リュットリー、サンサフォラン、ヴヴエイ・モントルー、ヴィレットと、それぞれワイン生産村と同じ名称となっており、様々な土壌の違いや日光の当たり具合によって、さらに微妙な味の違いが生み出されています。スイスのワインは生産量が限られていて輸出されることがほとんどないようなので、ワイン好きの方はスイス観光に来た時に、ぜひ味わってくださいね。
夕暮れになると斜面のブドウ畑やスイスアルプスが赤く染まり、周りに遮るものがないので、とても壮観な景色が眺められます。ちょっと小高い場所から見ると良いですね。
ぶどう畑の中をハイキングして楽しむのが一般的。ぶどうの香りが漂う畑の間を歩きながら、お気に入りの景色を見つけては足を止める、贅沢な時間です。村々のかわいい建物もお見逃しなく。
一面のブドウ畑を高台から見るのが、観光客の定番ですね。どこまでも続くようなブドウ畑が感動を呼びます。ちょっと勾配のきつい丘陵地には、ぶどう農家の家が所々にあるのが、絵本のように見えますね。ここの地区は交通の便が特別良いわけではないので、観光客の多くはハイキングを楽しんでいます。景色を眺めながらぼんやり歩くのも、心身リフレッシュには良いかもしれません。
でも、結構坂があるので、急ぐと疲れるので、マイペースでゆっくり村の雰囲気を楽しみましょうね。ハイキングコースとして人気があるのが、シェーブルからサン・サファン、リヴァ付近を歩くコースです。ハイキングコースとして整備されているので、道に迷うことなく楽しめますよ。
ヨーロッパで最も古い修道院の一つザンクトガレン修道院。
元々はキリスト教の布教をしながらローマを目指していた修道士ガルスが建てた小さな小屋の僧院でした。
ザンクトガレンの修道院は、チューリッヒ駅から列車で約1時間10分、車だと約1時間のアクセスで、スイスの北東部ボーデン湖のそばにあります。
この修道院は613年に設立した教会が母体となっていますが、その後修道院になり現在に至っています。現在の建物は設立当時のものではありませんが、18世紀に建造された後期バロック建築の傑作として評価され、1983年に文化遺産としてユネスコの世界遺産に登録されました。
修道院の中庭に入って見上げる大聖堂は、目を見張る大きさで、その迫力は荘厳ですね。中へ入るとバロック建築の特徴のある装飾が目立ち、白い柱との対象が華麗で高貴な空間を作っています。彫刻や細工も素晴らしいですよ。
僧院はその後修道院となり、彼の名にちなんでザンクトガレン修道院と名付けられ、また街の名もザンクトガレンとなりました。現在は中世期の貴重な文献が所蔵される図書館となっていて、貴重なコレクションを見るために世界中から人々が訪れます。15万冊もの膨大な蔵書に圧倒されてしまいます。
図書館と言っても、一般的な図書館とはまるで違い、絢爛豪華な壁、柱、天井とどれを見ても素晴らしい装飾が施されています。まるで映画のハリーポッターの世界を再現しているようです。
現在の図書館は1767年に修道院に併設されて建造され、世界最大級の中世期文献のほとんどが現在でも読むことができる状態を保っているというのは、よほど保管状態が良いのですね。その中の2000冊は写本であり、500冊は、1000年以上も前のものが残っているというのも驚きです。
中に入る時は、靴を履いたまま付ける大きなモップのようなスリッパを使用します。歩きながら掃除をしていくような気がしますよ。西欧で一番始めの活字が使われた印刷物「インキュナブラ」が1600冊以上もあり、多くは展示されているので、ぜひご覧くださいね。
スイスのルツェルン州の州都ルツェルンに流れるロイス川に架かっている橋で、14世紀中頃に街の要塞の一部として建築されたヨーロッパでも最も古い橋です。木製の橋で長さが約200mあります。
普通の橋と違って川を斜め横断するような形で、途中で橋が折れているのが特徴です。
面白いのは、この橋には屋根がついているということです。雨の日に渡るときは、便利ですね。
また橋に隣接して「水の塔」と呼ばれる八角形でレンガ造りの塔があり、高さは43mもあるのですよ。
この塔が監獄や拷問部屋として使われていたというのは驚きです。
この塔と橋は、今ではルツェルンの観光を代表するトレードマークになっています。
周りの中世を思わせる街並みとこの塔と橋は見事にマッチして、多くの観光客がこの橋を渡っています。
渡る時に屋根の梁を見てください。スイスとルツェルンの守護聖人伝説や歴史を描いた絵が飾られていますよ。ゆっくり歩きながら、スイスの歴史に触れましょう。
ただし、過去の火災で橋の大部分と絵が焼失してしまったのは残念ですね。
でも17世紀前半に描かれたオリジナルの絵も数枚残っているようです。
そしてその後見事に修復し、今は美しく花などを飾り、観光客の目を楽しませています。
シルトホルンは、スイスのベルン州ベルナーオーバーランド地方の標高2,970mの山です。
その山頂には回転レストラン「ピッツグロリア」があり、ゆっくり1周45分で360°回転し、食事を摂りながら3,000m~4,000m級のスイスの山々の景観を楽しむことができます。
そしてそのレストランに隣接して「シルトホルン展望台」があります。2013年には新たに「ピッツ・グロリア・ビュー」という、新しい展望台ができました。
さえぎる物のない大パノラマは絶好の撮影スポットですよ。
映画の「女王陛下の007」のロケ地にもなった場所で、施設のあちこちでこの映画のシーンや音楽が流れています。
シルトホルン展望台の原点である007映画の世界を体験したい方は、「ボンドワールド007」へ行くと映画で使用した展示物や撮影の詳細、その背景を見学できます。もちろん、007にちなんだ記念品やお土産も用意されていますよ。
新しく誕生したピッツ・グロリア・ビューでは、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三名山をバックに記念写真が撮れます。
ちょっとスリルを味わいたい方には、断崖絶壁の上に作られた遊歩道「スリルウォーク」を歩いてみましょう。床が透き通っているので、まるで空中にいるような錯覚を起こしてしまいます。
高所恐怖症のかたには、おすすめできませんが、勇気を出して体験してはどうでしょうか。
スイスの首都ベルン。首都と言っても街の規模はチューリッヒやジュネーブに比べると小さく、中心地はこじんまりとした印象です。ですが、歴史の重みを感じる重厚な街並みは、さすがは首都という風格です。そんなベルンの街ではベルンならでは、スイスならではのセンスのよい品物を扱うお店がたくさん軒を連ねています。それ自体が芸術品のようなベルンの旧市街地を散策しながら素敵なショッピングを楽しみましょう!
自然の恵みに囲まれた国スイス。観光地としても不動の人気を誇っています。そして、観光にお土産はつきもの。自分用やお友達用に少しでも良いスイスのお土産を見つけたいですよね。そこで今回はスイスらしさが存分に詰まった人気のお土産をご紹介します!
スイスの首都であり、西部に位置する自然に囲まれた街、ベルン。旧市街地はユネスコの世界遺産にも登録されており、美しい街並みは散策するだけで十分楽しめます。ベルン観光に疲れたら、美味しい食事と飲み物で一休みしませんか?今回は、ベルン滞在中に是非立ち寄っていただきたい、おすすめの人気レストランを4つご紹介します!
スイスといえばスイス鉄道にアルプス山脈と大自然を満喫できる観光地として人気の高い国ですが、忘れてならないのは世界に誇る精密機器。なかでもお土産として最も好まれるのが腕時計です。今回はスイスブランドとして高い人気を誇る時計ブランドをご紹介します。
スイス屈指の高級リゾートであるサンモリッツ(St. Moritz)。アルプスの山々に囲まれた、自然豊かな美しいこの街の魅力をご紹介。
ヨーロッパの最高峰、モンブラン。山登りが好きな方なら、一度は自分の目で見てみたい憧れの山ではないでしょうか。そのモンブランを間近に見られる絶景の展望台には、実はここシャモニー・モンブランからロープウェイで誰でも簡単に行くことができるのです。体力に自信のない方でもラクラクとアクセスできるので安心です。見たこともない天空の眺望を体験できるおすすめの展望台をご紹介します!
国土の7割が山脈地帯という地形から、壮大な大自然の絶景が広がっているスイス。折角ですから、スイスならではの迫力のあるパノラマを味わえる列車に乗ってみましょうよ♪オススメ4選、ご紹介します!
大自然にグルメに文化!魅力満載のスイス。治安も良く綺麗な街並みなところから、女子旅にも人気です。今回ご紹介するのはスイスのおすすめホテル。チューリッヒのメインエリアを中心にジュネーブ・ダボス・ベルンを含めた4都市のホテル19軒を厳選してみました。
世界的にも有名な高級リゾート地、スイスのサンモリッツ。標高1775m、サンモリッツ湖を中心に広がるこの地は、スキーや避暑に世界中からたくさんの観光客が押し寄せます。今回はそんなサンモリッツにおいて世界中の人々をうならせる5つのレストランをご紹介します。
マッターホルン観光の拠点として人気のツェルマット。登山の出発点やスキーリゾートとしても人気があるこの山麓の村には、さまざまな角度からマッターホルンを眺められるスポットや、アルプスの自然美を堪能できるスポットがたくさんあります。今回はそんな絶景スポットの中から厳選して4か所をご紹介します。
スイスのルガーノは、北ヨーロッパの人々が暖かい太陽の光や、時間のゆっくり流れるような生活を求めて移住してくる事で人気のリゾート地です。私は友人が住んでいるので訪れたのですが、観光客は日本人どころかアジア人に一度も出会いませんでした。そんな隠れたヨーロッパのリゾート地であるルガーノの魅力をご紹介します。
スイスの首都であり、西部に位置する自然に囲まれた街、ベルン。旧市街地はユネスコの世界遺産にも登録されており、美しい街並みは散策するだけで十分楽しめます。ベルン観光に疲れたら、美味しい食事と飲み物で一休みしませんか?今回は、ベルン滞在中に是非立ち寄っていただきたい、おすすめの人気レストランを4つご紹介します!
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スイスといえばスイス鉄道にアルプス山脈と大自然を満喫できる観光地として人気の高い国ですが、忘れてならないのは世界に誇る精密機器。なかでもお土産として最も好まれるのが腕時計です。今回はスイスブランドとして高い人気を誇る時計ブランドをご紹介します。
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