スイス・サンモリッツの過ごし方徹底ガイド&アクセス方法!ヨーロッパ屈指のリゾートで優雅な休日を過ごす

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スイス屈指の高級リゾートであるサンモリッツ(St. Moritz)。アルプスの山々に囲まれた、自然豊かな美しいこの街の魅力をご紹介。

1. サンモリッツ(St. Moritz)の基本情報

正式名称:スイス グラウビュンデン州 マローヤ郡 サンモリッツ
面積:28.69 km2(東京都府中市と同じぐらい)
標高: 1,822m
人口:5,175人(2009年12月現在)
気温:年間平均気温2.9 度。 (夏の最高気温が18度前後。冬の最低気温が-18度前後。)
降水量:年間降水量約700 mm。(雨が少なく晴天の日が多い。)
公用語:ドイツ語・ロマンシュ語
郵便番号:7500
市外局番:3787
公式WEBサイト:http://www.stmoritz.ch/

アルプスの南側、サンモリッツ湖の湖畔に位置する都市。
夏はハイキング、冬はウィンタースポーツができ、年間を通してレジャー客が絶えない高級リゾート地。また、古くから温泉地としても知られており、スイスの観光産業の先駆けとなった都市でもある。
真夏でも気温が20度以下と過ごしやすい反面、冬季は氷点下の気温が続く冷温帯の気候。1年のほとんどが晴天に恵まれ、澄んだ空気が流れる事から、「シャンパン気候」とも呼ばれている。

2. サンモリッツ(St. Moritz)へのアクセス

スイスでの鉄道移動に関して

スイスの旅では鉄道が便利。大きい都市には、2つ以上の鉄道駅があり、郊外の町にも大体鉄道駅がある。また、ほとんどの駅が市街地中心部に位置しており、好アクセス。
スイスの鉄道では、1等車と2等車のクラス分けがされており、2等車が普通列車にあたる。料金が高い1等車は、空いている時が多く、予約なしでも座れる可能性が高い。2等車は、1等車に比べると混雑し、時間帯によっては座席の確保が難しい場合(とくに多人数での旅行の場合)もあるので、事前の予約が望ましい。座席の位置にこだわりが無いのであれば予約しなくても大体座れる。

サンモリッツ駅(St. Moritz Bahnhof)

サンモリッツ駅は、サンモリッツ湖のほとりに位置している。湖と反対側にサンモリッツの街並みが並ぶ。
この駅は、レーティッシェ鉄道(RhB)の駅で、アルブラ線(Albula line)とベルニナ線(Bernina line)の列車が発着。
駅前のバス停からは、エンガディンバスとポストバスが発着。

主要都市からサンモリッツまでの鉄道アクセス

チューリッヒ中央駅(Zürich HB) ⇔ サンモリッツ(St.Moritz)
⇒インターシティ(Intercity)+レギオ急行(Regio Express)
⇒所要時間:3時間31分。クール駅(Chur)で乗換。
⇒セカンドクラス料金:CHF75.00 ファーストクラス料金:CHF132.00

チューリッヒ空港駅(Zürich Flughafen) ⇔ サンモリッツ(St.Moritz)
⇒インターシティ(Intercity)+レギオ急行(Regio Express)
⇒所要時間:3時間45分。チューリッヒ中央駅(Zürich HB)とクール駅(Chur)で乗換。
⇒セカンドクラス料金:CHF79.00 ファーストクラス料金:CHF139.00

ジュネーブ・コルナヴァン駅(Genève) ⇔ サンモリッツ(St.Moritz)
⇒インターシティ(Intercity)+レギオ急行(Regio Express)
⇒所要時間:6時間15分。チューリッヒ中央駅(Zürich HB)とクール駅(Chur)で乗換。
⇒セカンドクラス料金:CHF141.00 ファーストクラス料金:CHF247.00

クール駅(Chur) ⇔ サンモリッツ(St.Moritz)
⇒レギオ急行(Regio Express)
⇒所要時間:2時間00分。乗換無し。
⇒セカンドクラス料金:CHF41.00 ファーストクラス料金:CHF 72.00

スイスでのバス移動に関して

スイスの路線バス(ポストバス)は、黄色い車体とホルンのマークが特徴。
山奥の村や峠を越える中距離ルートを結んでおり、鉄道が通っていない場所は、ポストバスを利用するしかない。
高低差が激しく、カーブが続く山道を走ることもあり、乗り物に弱い方には少々苦痛な場合もあるので、観光地や主要都市へのアクセスは、鉄道を利用したほうが良い。
運転手に降りる駅を伝えることができれば、目的地に到着した時に知らせてくれる。
切符の購入は、鉄道駅や郵便局の窓口。停留所から乗るときは、運転手に直接払うシステム。一部のルートで 「アルパインチケット」と呼ばれる追加料金が必要。

主要都市からサンモリッツまでのバスアクセス

クール駅(Chur) ⇔ サンモリッツ(St.Moritz)
⇒所要時間:2時間24分。乗換無し。
⇒料金:CHF37.00

ルガーノ駅(Lugano) ⇔ サンモリッツ(St.Moritz)
⇒所要時間:4時間24分。乗換無し。
⇒料金:CHF86.00

3. サンモリッツ湖 (Lej da San Murezzan)

サンモリッツ駅の目の間に広がる湖。
幅:約500m。長さ:約1500m。深さ:約40m。周囲:約4km。
湖の周囲は遊歩道が整備されており、ジョキングや散歩を楽しめる。
青く澄んだ水が非常に美しく、時間(太陽の位置)によって湖の色が変化して見える。また、水面に映るアルプスの山々が、非常に幻想的な雰囲気を創り出す。
サンモリッツの高級ホテルは、サンモリッツ湖がよく見える高台に建てられており、リゾート地を象徴する美しい景色の1つとして大切にされている。

サンモリッツ湖 (Lej da San Murezzan)
住所:
St. Moritz, Switzerland
アクセス:
サンモリッツ駅8番ホーム側からサンモリッツ湖へ行ける
定休日:
なし
料金:
無料
駐車場:
なし
※24時間見学可能だが、夜間は非常に暗いので、足元注意。

4. セガンディーニ美術館(Segantini Museum)

「アルプスの画家」と呼ばれたジョヴァンニ・セガンディーニの美術館。
1908年に建てられた造られた石造りの円筒型の建物は、教会のような佇まい。サンモリッツ湖を見下ろせる小高い高台に建ち、美術館前から眺めるサンモリッツ湖は絶景。
3スイスフランで、日本語のオーディオガイドがレンタル可能。作品についての詳細が聞ける。美術館内は、撮影不可。手荷物は、コインロッカーに預けて見学すること。

セガンディーニ美術館(Segantini Museum)
住所:
Via Somplaz 30, St. Moritz 7500, Switzerland
営業時間:
10:00~18:00
アクセス:
サンモリッツのドルフ地区学校広場から徒歩で約15分。
定休日:
毎週月曜日・1月1日・復活祭前の金曜日・復活祭の日曜日・精霊降臨祭の日曜日
お昼休み:
12:00~14:00
電話番号:
+41 081 833 44 54
料金:
CHF 10.
おススメの時期:
10時のオープン同時が静かにゆったり鑑賞できる

5. エンガディン博物館(Engadine Museum)

16~19世紀のエンガディン谷周辺の生活様式を残すことを目的とし、1906年に創設された博物館。4階建てになっており、各部屋ごとに異なる時代の展示物が並ぶ。
木彫の民芸品、陶器のストーブ、生活用品、農業用の道具等が展示され、 エンガディン地方の昔の生活観を感じられる。
創設者は、 アンティーク収集家のリエト・キャンペル氏。

エンガディン博物館(Engadine Museum)
住所:
Via dal Bagn 39, St. Moritz Switzerland
営業時間:
10:00~17:00
アクセス:
サンモリッツ(St. Moritz)駅から徒歩18分
お昼休み:
12:00~14:00
定休日:
土曜・日曜日の午前中・5月・11月
電話番号:
+41 081 833 43 33
料金:
CHF 8

6. ドルフ地区(St. Moritz Dorf)

出典: chutti.pk

サンモリッツの街は、ドルフ地区とバート地区に分かれている。ドルフ地区は、サンモリッツ駅から徒歩15分程度。サンモリッツ湖の北側の高台に広がるエリアで、高級ホテル・高級レストラン・有名ブランド店が立ち並ぶ華やかなエリア。
ドルフ地区の中心にあるシュールハウス周辺がショッピングエリア。散策するならその近辺から歩くと分かりやすい。

ドルフ地区(St. Moritz Dorf)
住所:
Via Maistra 12, St. Moritz
アクセス:
サンモリッツ(St. Moritz)駅から徒歩15分
営業時間:
各店舗の営業時間による
定休日:
各店舗の定休日による
電話番号:
各店舗による

まとめ

アルプスの山々と美しい自然に囲まれたサンモリッツは、都会の喧騒から離れ、優雅なひとときを過ごせる大人のリゾート地です。豊かな自然から四季を感じ、日ごろのストレスから開放され、リラックスした休暇を過ごせる素晴らしい場所です。少し長めの休暇をとって、ぜひ訪れてみて下さい。

aky

趣味は、海外旅行・お買い物・食べ歩き。
国内・海外問わず、定期的に旅行へ旅立ちます☆

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