高崎のご当地名物10選！人気グルメから知る人ぞ知る名物までまとめました

群馬県の中南部、県庁所在地の前橋市に隣接する高崎市。群馬県で最大の都市で、高崎駅には上越新幹線と北陸新幹線が乗り入れていて、アクセスがたいへん便利です。

高崎は風光名部な市としても知られています。榛名山や榛名湖では四季折々の絶景が大人気。また白鳥が飛来する烏川など、のどかな風景も話題に。その他にも古墳が多く残る「はにわの里」や日本100名城の一つ箕輪城跡などの史跡もあり、観光地としても人気上昇中です！

群馬県は全国でも有数の小麦粉の産地で、その小麦粉を使ったパスタを提供するイタリアンレストランがたくさんあります。中でも高崎には40～50ものイタリアンレストランがあり、「パスタの街」と呼ばれているのだそう。

そんな高崎で、パスタの草分け的存在として有名なのが「シャンゴ」。シャンゴは1968年創業の老舗で、高崎パスタの元祖とも言われているのだとか。現在は高崎の本店をはじめ、前橋市や伊勢崎市に計8店舗を展開しています。

シャンゴの看板メニューは「シャンゴ風パスタ」。パスタの上に麦豚ロースカツ、そして秘伝のミートソースがたっぷりとかかっています。太めのもちもちパスタと甘味のある濃厚なミートソースとの相性が抜群で、サクッと揚がったトンカツも美味しいと評判。

Mサイズでも麺の量は乾麺で200gあり、ボリュームがたっぷり。少食の方はSサイズの150g、たくさん食べたい方はLサイズやLLサイズを注文してください。

シャンゴではこの他にも30種類以上ものパスタが揃っているとか。ランチはパスタにサラダ、ドリンクが付いてお得な値段でいただけます。

榛名十文字ミートは群馬県の絶好のドライブコース、榛名フルーツライン沿いにある養豚と精肉の加工場です。精肉の直売コーナーとうどんコーナーが併設されていて、こちらでいただく高崎名物の肉汁うどんが美味しいと話題に。

肉汁うどんとは、せいろに盛ったうどんを豚肉や野菜などを煮込んだつゆにつけて食べる料理。こちらの榛名十文字ミートの肉汁うどんは、ボリュームたっぷりで値段が安く、高崎の名物として地元の人にも観光客にもたいへん人気があります。

こちらのお店では、群馬県産の小麦粉きぬの波を使い、二段熟成という独自の方法でうどんを作っています。太めのもちもちとしたちぢれ麺で、濃厚な肉汁によく合うのだそう。汁には豚肉と長ネギがたっぷり。細長くスライスしてカリカリに揚げたごぼうの天ぷらが添えられています。

お店のメニューは肉汁うどんの他に冷しゃぶうどんや冬季限定のカレーうどんも。カジュアルな雰囲気のお店で、ランチのみの営業。行楽シーズンにはたいへん混み合うので、できるだけ早く訪れるのがおすすめ！

「バンズパン」は高崎のご当地パンで、学校給食にもよく登場する高崎市民におなじみのパン。バンズというとバーガー用の丸いパンをイメージしますが、高崎名物のバンズパンは、ドーム型のパンにクッキー生地を乗せて焼いたメロンパンに似た菓子パンのこと。

パン工房シエルは地元に密着した高崎の人気ベーカリーで、様々なパンを焼いています。中でも高崎名物のバンズパンが人気で、遠方からも多くの人が買いに訪れるのだとか。おしゃれな一軒家のベーカリーで、イートインスペースも併設されています。

イートインスペースは6席ほどあり、セルフのコーヒーサービスがあるので、店内でゆっくりとパンを食べたい時におすすめ。バンズパンはほんのりと甘くそのままでも十分美味しいのですが、横に2つにカットし、中にホイップクリームやバター、小豆餡などをサンドしてもらってもいいでしょう。

バンズパンは値段も安く、子供のおやつにもおすすめ。こちらのお店では、その他にも食パンやハード系のパン、サンドイッチなど常時90種類近いパンを販売しています。焼き菓子はお土産にもぴったり。

高崎駅を訪れたら、味わいたいのが駅弁。高崎弁当は通称「たかべん」といい、群馬県内で様々なお弁当の製造・販売を行っている会社です。高崎駅では多くの駅弁が販売されていますが、その中でも最も人気があるのが、たかべんの「だるま弁当」だとか。

だるま弁当は、高崎の少林山達磨寺で毎年1月に開かれるだるま市に由来するのだそう。だるまは開運の縁起物で、そのだるまの形をした容器にお弁当を詰めたのがはじまり。当初は陶器の入れ物だったのですが、今はプラスチック容器になっています。

見るからにご利益がありそうな赤いだるま型の入れ物に、醤油で味をつけた茶飯が詰められています。その上には、普茶料理風に味をつけた地元名物がぎっしり。高崎の特産物として人気があるこんにゃく、山菜の煮物、山ごぼう、栗など山の幸が満載です。

駅弁屋は、高崎駅には構内コンコース、改札内、新幹線乗り場と3か所に。営業時間が少しずつ異なるので確認してください。また群馬県安中市の上信越自動車道・下り線の横川サービスエリアでも販売しています。旅のお供にいかがでしょうか。

焼きまんじゅうは群馬県民のソウルフード。高崎の数多い焼きまんじゅう店の中でも、特に人気があるのがオリタ焼きまんじゅう店。こちらは創業70年を超す老舗で、店頭でこんがりと焼いた焼きまんじゅうを販売しています。

焼きまんじゅうといっても、一般的な餡入りの蒸しまんじゅうとは少し違い、まんじゅうのように大きく丸めたお団子を串に刺し、甘辛のタレを付けて焼いたもの。熱々の焼きまんじゅうは、冷めないうちにその場で食べるのがおすすめです。

こちらのお店は、人気漫画「孤独のグルメ」にも登場していて、アニメファンが時々訪れるとか。漫画では焼きそばも販売していますが、実際には焼きまんじゅう一筋のお店です。

お店では、餡入りと餡なしの2種類の焼きまんじゅうを販売。注文をすると、店頭で秘伝のタレを付けながら香ばしく焼いてもらえます。焼きまんじゅうは、米粉入りでもちもち、ふわふわ。秘伝の甘いタレとの相性がよく、あっとう間に食べ終えてしまうのだそう。

店内には椅子がいくつかありますが、基本テイクアウトになります。アイスコーヒーなどの飲み物も販売。女将さんのトークが楽しいという口コミも多数あり。

高崎の人気観光スポット、慈眼院の高崎白衣大観音。高さ約42メートルの大きな観音像で、地元の人から「高崎観音」と呼ばれ親しまれています。そんな高崎観音の参道にあるのが、創業100年の観音茶屋。木のぬくもりが感じられるアットホームなお店で、参拝の休憩スポットとしておすすめです。

看板メニューは、白衣大観音をモチーフにした観音最中。小豆餡とゴマ餡の2種類があり、白衣大観音のような優しいお顔をしています。半世紀以上前から続く伝統の和菓子で、発売以来変わらない形で販売されているのだとか。自分の治したいところから食べると、ご利益があるのだそう。

観音最中は、お茶と一緒に店内でいただく他、お土産にもたいへん人気があります。パッケージに使われている袋や包装紙は切り絵作家、滝平二郎さんによるもので、どこか懐かしいレトロな風合いが人気。

お店ではこの他にも、夏はかき氷、冬はお汁粉を販売しています。高崎名物の味噌おでんやところてん、あんみつやみつ豆などもあり、ほっと一息付けるおすすめスポット。高崎のお土産もいろいろ扱っています。

おきりこみ、またはおっきりこみと呼ばれる料理は、群馬の郷土料理です。おきりこみとは、ほうとうのような幅広い麺を野菜やキノコなど旬の食材と一緒に煮込んだうどん料理で、醤油ベースと味噌ベースの2種類があるのだそう。高崎にはおきりこみが楽しめる名店がいくつもありますが、その中でも昔から営業している穴場スポットを紹介しましょう。

貴美庵は箕輪城の近くにあり、観光の途中のランチにもおすすめ。中央にいろりがある古民家風のお店で、温かみのある落ち着いた雰囲気です。

こちらのお店では化学調味を使わず、自家製の無農薬野菜を使ったおきりこみが楽しめます。醤油味と味噌味があり、特に味噌味は自家製味噌を使っていて、滋味深く豊かな風味が評判だとか。

おきりこみ御膳は、おきりこみとせいろで蒸した旬の野菜、サラダなどがセットになっています。野菜がたっぷりで、女性にとても人気があるのだそう。その他にも、玄米御膳や夏限定の味噌クリームパスタなどもおすすめです。

一二三食堂(ひふみしょくどう)は1928年創業の老舗の定食屋で、高崎では知らない人はいないと言われる有名店。群馬県のB級グルメ、ソースカツ丼が人気で、高崎を訪れたら必ず立ち寄るという人もたくさんいるほど。テーブル席と小上がりがあるアットホームなお店で、ひとりでもファミリーでも楽しめます。

おすすめはヒレカツソース丼で、群馬県産の豚肉で作るヒレカツが3枚も！とろりとしたオリジナル甘辛のソースが絶妙で、カラッと揚がったヒレカツにぴったりと合うのだそう。味噌汁と冷奴付きで、リーズナブルな値段でいただけます。

一二三食堂では、食後にコーヒーか牛乳が付きます。牛乳は、お客さんにカルシウム不足を補ってもらおうと始めたところ、定食屋では珍しいと話題になり、今も続けているとか。食後に飲む濃厚な群馬産の牛乳はとても美味しいと評判です。

ヒレカツ丼の他にも、コロッケ丼や親子丼、ミックスフライ定食など、様々な定食が用意されています。こちらのお店はガイドブックでも紹介されていて、高崎駅からも徒歩圏内とアクセスが便利なことから、観光客にも大人気。土曜のみ17:30～19:00も営業しています。

微笑庵(みしょうあん)は高崎に老舗和菓子店で、季節折々の美味しい和菓子が楽しめます。昭和初期の創業で、2002年に現在の名前に変わりました。どら焼きや最中、カステラなどの銘菓から、椿餅やかしわ餅、わらび餅などの生菓子まで、バラエティに富んだ和菓子を作っています。

中でも人気があるのが、いちご大福の「ちごもち」。雑誌で紹介されたり、口コミで広がったりして、今では1日3000個以上が売れる大人気スイーツ！

微笑庵のちごもちは、群馬県の特産「やよいひめ」を使っています。その中でも特に大粒で糖度の高いイチゴを厳選し、甘さ控えめの白餡とやわらかい羽二重餅で包んでいるのだそう。果汁たっぷりのジューシーなイチゴが楽しめる、上品な味わいのいちご大福で、和菓子が好きな方にはたまりません。

ちごもちは、やよいひめのシーズンのみの販売で、期間は12月中旬から5月上旬までの限定販売。この時期には長い行列ができるので、できるだけ予約をするのがおすすめです。

群馬のうどんといえば水沢うどんが有名ですが、桐生のひもかわうどんも広く知られています。めんいちは、高崎でひもかわうどんが味わえる人気店。カウンターと小上がりのお座敷があるアットホームなお店で、地元の人に親しまれています。

こちらのひもかわうどんは幅が3センチから4センチもあり、初めて見ると驚くかもしれません。つるつるとしてのど越しがよく、幅広なのに食べやすいという口コミも多数あり。

おすすめは肉汁うどんで、幅広のひもかわうどんを豚肉や長ネギを煮込んだ汁につけていただきます。少し濃いめの肉汁ともちもちのうどんとの相性がよく、食が進むのだそう。

カウンターには天ぷらが並んでいて、好きなものを選んで支払うシステムになっています。旬の野菜を使った天ぷらはサクッと揚がっていて、こちらも美味しいと評判。大盛りはありませんが、ボリュームがたっぷりとあり、男性にもおすすめ！

群馬県は日本でも有数の小麦粉の産地で、高崎は小麦粉を使った「粉もん」のグルメで知られています。特にパスタ店が多く、パスタの街として有名。その他にも郷土料理の肉汁うどんや「おきりこみ」、ひもかわうどんなどのうどんも人気があります。

焼きまんじゅうやちごもちなど行列ができる和スイーツのお店もあり、様々なご当地グルメが味わえます。高崎を訪れたら、こちらで紹介したグルメスポットでご当地グルメを堪能してください。