富山市でおすすめのラーメン店3選！北陸新幹線でご当地メニュー富山ブラックラーメンを食べに行こう

昭和22年創業、富山ブラックラーメンの元祖のお店「西町大喜（にしちょうたいき）」。
富山祭りには、千人もの行列を作ったこともあったほどの人気店です。

お店に近づくと、醤油の香りが漂ってきます。
細長い店内ではカウンター席のみ。背中あわせの配置です。壁にはサイン色紙や絵画が飾られています。

麺が見えないほどの黒いスープ。見るからに濃厚な醤油だと分かります。
トッピングは、チャーシュー・メンマ・ネギ。最後に黒胡椒がかけられています。
戦後、労働者がご飯のおかずに出来るようにと開発したラーメン。塩分補給をする目的もあって、味は塩辛いのが特徴です。
ネギは火を通していないため、辛さに拍車をかけます。軽い気持ちで食べるとノックアウトしてしまいますよ！

スープが染み込んだ麺は、とても濃い色になっています。スープなしでも十分醤油の味を感じられます。
麺は太麺でコシがあり、醤油の奥に小麦の味もします。追加トッピングで生卵がありますので、濃さに負けてしまったら途中で注文するのもアリです！
富山ブラックラーメン元祖のお店、一度は食べてみてはいかがでしょうか。

富山ブラック元祖のお店「西町大喜」の初代店主から直接師事を受けた「お食事処 喜八（きはち）」。
お食事処ということもあり、店内はゆったりしています。カウンター4席、テーブル18席(可動式2席x9)、小上がり6席あります。
ブラックラーメンの他に、越中ラーメン、ライス、おにぎりがあります。越中ラーメンとは、ブラックラーメンと違い優しい味の醤油ラーメンです。

数ある富山ブラックラーメンのお店の中で、一番黒いのではないでしょうか。
スープの元となる醤油ダレは、地元富山産の醤油4種類にお酒を加えたものを2ヶ月もの間寝かせたものがベースです。そのしょっぱ辛さは期待を裏切ることなくやはり強烈です。

スープはしょっぱ辛いだけではなく、旨味も感じられます。チャーシュー・メンマ・ネギが乗せられていますが、メンマのしょっぱさも強烈です。何も知らずに食べたらひっくり返ってしまいます。
ブラックペッパーはかけられておらず、テーブルに置いてありますのでお好みで入れます。
麺は中太麺で、もちろんスープが染み込んでいます。

ラーメンのしょっぱ辛さがとにかく凄いので、メニューにあるライスを注文して並行して食べるのが基本です。
ライスのおかずにラーメンを食べるというような食べ方です。
水が甘く感じてしまうほどですので、軽い気持ちで行ったら痛い目をみますのでご注意ください！

お食事処 喜八には、富山ブラックラーメンをイメージした「富山ブラックサイダー」を販売しています。
醤油風味に黒胡椒のスパイシーなフレーバーを加え、サイダーの甘みと炭酸が絶妙にマッチしています。
斬新な飲み物ですね。
実際に飲んでみないと分からない味。ラーメンを食べた後に、是非飲んでみてください！

創業昭和6年の老舗店「柳の下 末弘軒（すえひろけん）」。
初代夫婦の小さな屋台から始まりました。当時はラーメンという言葉も知られておらず「支那そば」と呼ばれていました。
柳の下通りと呼ばれるほどの柳並木の下にお店があったことから、「柳の下」という愛称で呼ばれています。毎日手作りで、味を守り続けています。

屋台から始まった柳の下 末弘軒。
現在では、カウンター5席、テーブル席30席、小上がり36席もある大きなお店になりました。

1階だけではなく、2階もお店です。
また、麺は時流に流されず昔ながらの手打麺を提供しています。丹念にこねた麺生地を何度も折りたたんでは、棍棒で延ばし広げた手打ち麺です。
愛され続けている理由は、店主の努力があるからなのですね！

こちらのお店はブラックラーメンではありませんが、美味しいと評判なのでご紹介します。
一番人気は看板メニューの手打ワンタンメン。麺は手打麺ならではの不揃いであり、モチモチ食感。
スープは鶏ガラと煮干しのあっさり味。脂っぽさはなく、最後の1滴まで飲み干してしまいたくなるようなあっさりスープです。

人気のワンタンは、ふわふわで箸で持ち上げると切れてしまうほどの柔らかさ。ツルンとした喉越しです。皮にスープが染み込んでいてとても美味しいです。
濃厚ブラックラーメンを食べたら、柳の下 末弘軒のあっさりラーメンもいかがですか。

いかがでしたでしょうか。
富山ブラックラーメンと、富山の老舗ラーメン店をご紹介いたしました。
富山への観光の際には、ご当地ラーメンの「富山ブラックラーメン」を是非1度は食べてみてはいかがでしょうか。