石川県・コスモアイル羽咋の宇宙施設が楽しすぎる！UFOの街でプラネタリウムを

能登半島の付け根部分に位置する石川県羽咋市。なぜここがUFOの町と呼ばれているのでしょうか。その理由は、石川県羽咋市に伝わる昔話や古い書物にあります。かつて、羽咋にある眉丈山では山の中腹付近でUFO（かもしれない物体）が毎晩のように飛んでいたという話、「眉丈山では鍋が空からやってきて人をさらっていく」という話が伝わっているのです。

石川県羽咋市の、のどかな土地に突然現れるこの超近代的な建物がコスモアイル羽咋です。

建物の隣にあるのは、なんと実際に使用されたというマーキュリー・レッドストーン・ロケット。あのNASAが特別協力している博物館というのはダテではありません。入場前から期待が高まります。

コスモアイル羽咋には、素晴らしい展示物がたくさんあります。どれも価値のあるものばかりで全部紹介したいくらいなのですが、今回はそのうちのほんの一部をご紹介します。

展示物というより、「ちょっと置いてしまいました」という感じでさりげなく入口前にあるのがこの月面探査車。なんと！！実際に座ってみることができます。写真撮影も可というおおらかさが素敵。入口から撮影大会が始まり、これは時間がかかりそうな予感。

かつて宇宙開発と言えば旧ソ連とアメリカの2強がしのぎを削っていました。そんな時代の宇宙船たちをそのまま見ることのできる展示コーナーがこちら。宇宙ファン垂涎（すいぜん）のこれらの展示も写真は取り放題。もう、興奮しすぎてなかなか前に進めません。

マーキュリー宇宙カプセル。アメリカ初の有人飛行用宇宙船です。本物と同じ素材を使用してオリジナルに忠実に再現した完璧なレプリカです。もはや本物と言っていいのでは！！

完璧なレプリカもすごいのですが、なんと本物の展示も。こちらは旧ソ連のヴォストーク帰還用宇宙カプセル！しつこいようですが、実際に宇宙から大気圏突入して帰ってきた本物です。外壁の黒コゲが大気圏突入のすさまじさを物語っています。まさか本物が見られるなんて…！感動！

こちらの、月面・火星探査車ルナ／マーズローバーは、NASAの特別協力でジョンソン宇宙センターから貸与されたという実験用0号機。これもとても貴重です。

こちらは月に人類を初めて送り込んだ、アメリカのアポロ計画で使用されたアポロ月面着陸船のレプリカです。実際の月面着陸船と同じ素材や本物の予備材料（！）を使用しています。これを見て人類の偉業に思いを馳せましょう…！

スケール大の宇宙船展示と合わせて見たいのがUFO関連の展示。コスモアイル羽咋では「UFOデータベース」という世界中で目撃されたUFO情報を誰でも自由に閲覧できるというシステムがあるのです。

テレビ番組用に制作されたという宇宙人模型。かなりリアルで細部にこだわって作られたものであることがわかります。目撃者の証言から制作されたそう。ヴォストーク帰還船とこれを同じ場所で展示してしまう懐の深さがとても素敵。

ちなみにトイレの表示は宇宙人。とってもかわいいですね。

コスモアイル羽咋を訪れたら、プラネタリウム型映画館という新しいスタイルの「コスモシアター」にも注目！ドーム型のスクリーンに映し出される映像世界に、すいこまれてしまいそうになりますよ。こちらの施設は宇宙科学博物館とは別料金です。

宇宙科学博物館としても貴重な展示を揃えていながら、他では絶対にないであろうゆるい空気が流れているのがコスモアイル羽咋の魅力。「UFOの町」羽咋でなければ存在しえない唯一無二の宇宙科学博物館です。真剣に学んで、笑顔になれる、おすすめの施設！ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。