和食にも最適!シンプルでありながら遊び心のあるMade in Finlandの食器 -Amfora-

イイッタラを始めとするフィンランド産の食器はシンプルで和食にもよく合います。今回ご紹介するのはAmforaの食器。彫刻家でもあるPäivi RintaniemiさんがデザインしたAmforaの食器はシンプルで飽きのこないデザインながら、手作りならではの温かみ、そして遊び心満載の食器です。今回は、その魅力をふんだんにご紹介します。

Amforaとは

出典:www.rintaniemi.fi

Amforaとは、フィンランド中西部にあるセイナヨキ在住のPäivi Rintaniemiさんが1986年に立ち上げた食器などの陶器メーカー。
シンプルかつユニークなデザインで多くのファンを魅了しています。
デザインの担当はPäiviさん、そしてエンジニアでもある旦那さんのMarkkuさんがそのデザインを形にするための機械を自ら設計。そこから作り出されるものは、まさに二人の共同作業の産物。Päiviさんは、旦那さんの協力なしにはこのような高品質の製品は作れなかったと語ります。

組み合わせを楽しむ

写真: Päivi Rintaniemi

写真: Päivi Rintaniemi
組み合わせ方は無限。組み合わせを考えるだけで楽しめるAmforaの食器。

Amforaの代表的なお皿はTriシリーズの丸みを帯びた三角形をしたサービング用プレートと、葉っぱのような楕円形のリーフプレート。その相性はこのようにぴったり。
サービング用プレートの中にリーフプレートを入れれば違う種類の料理を入れることができるし、大きさの違うプレートを重ねるだけで絵になります。

少し深さのあるTriシュガーボウルには砂糖だけでなくミルクやジャムを入れてもOK。

少し深さのあるTriシュガーボウルには砂糖だけでなくミルクやジャムを入れてもOK。

サービング用プレートにリーフ型のシュガーボウル、そしてピッチャーを合わせたもの。「器」としての機能に加えて組み合わせも楽しめます。Amfora製品を買い揃えたくなる理由はここにもあります。

写真: Päivi Rintaniemi

写真: Päivi Rintaniemi
色々な形のリーフプレートを組み合わせればアートにもなる。

日本からのオーダーで人気があるというTriのリーフプレート。料理を直接盛ってもいいし、小さなカップを置いてもいいし、キャンディーを置いたり、家の鍵などを置いて使っているなんていうのも見かけたこともあります。まさに使い方はその人次第。

遊び心の溢れたボウル

写真: Päivi Rintaniemi

写真: Päivi Rintaniemi
使い勝手のよいボウル。

出典:www.amfora.fi

真っ白でシンプルなボウル。でも、よく見ると底は平らではありません。Päiviさんはこれをデザインした時にただの安定したボウルではおもしろくないと思い、このように底を丸い形にしました。安定感はあるので容易に中のものがこぼれたりする心配はありません。
色付けもPäiviさんがひとつずつされているので、この写真のボウルの底は黄色と黒のもの。中にうずまき模様が入っているボウルもあるのですよ。

模様を楽しむ

Päiviさんのインスピレーションで描かれた模様は一点物。

Päiviさんのインスピレーションで描かれた模様は一点物。

Amforaの製品は基本的に白と黒、またはストライプが主流ですが、時々Päiviさんが模様をつけており、それはこの世に一つしかないものです。
インターネットでは模様がついたものは販売されていないので、お店で実際に手に取ってみるのも買い物する時の楽しみのひとつ。

キャンドルホルダーにも花瓶にもなる機能的なティーライトヴェース

写真: Päivi Rintaniemi

写真: Päivi Rintaniemi
片方の底は浅め、もう片方の底は深めになっているのでキャンドルホルダーにも花瓶にもなる。

暗くて長い冬のフィンランドでは日常の様々なシーンでキャンドルが使われます。このティーライトヴェースは、時にキャンドルホルダーとして柔らかい光を提供し、時に花瓶として部屋に華やかさをもたらしてくれます。

使いやすさの追求

写真: Päivi Rintaniemi

写真: Päivi Rintaniemi
一見何の変哲もないカップにも使いやすさの工夫がなされている

ただ真っ白なひとつのカップ。Amforaのカップは底が丸みを帯びた三角形。秘密はそれだけではなく取っ手の部分にあるとPäiviさんは語ります。
普通のカップと違って取っ手の根元部分が平らになっているので、安定感があり持ちやすいとお客様からもよいフィードバックをいただいているとのこと。

和食にもぴったり

まるで和食にしつらえて作られたかのような製品。

まるで和食にしつらえて作られたかのような製品。

箸置きに使っているのは、実はナプキンリング。小皿はまるで醤油入れのために作られたかのよう。右上の小さめのカップも日本からのオーダーが多いとのこと。湯呑として、またお猪口としても使えそうですね。
また丸いお皿が主流の中、長方形のお皿は貴重なのです。Päiviさん自身は日本を意識して製品を作っているわけではないのですが、こうして見ると何かしら所縁があるようです。

カフェスペース

写真: Päivi Rintaniemi

写真: Päivi Rintaniemi
ショップの隣にはカフェスペースが併設されている。

Amforaのセイナヨキの直営店には店舗スペースの隣にカフェスペースがあります。
通常カフェはオープンしていませんが、Päiviさんの彫刻作品が飾られているのでそれを見ることはできます。
このスペースは地元レストランと提携を結んでいて、誕生日パーティー、結婚式、卒業祝いなどのパーティーを開くことが可能です。またそれ以外にもAmforaが主催の特別ランチビュッフェの催しやコンサート、イベントが行われることもあります。

Päiviさんの彫刻作品

写真: Päivi Rintaniemi

写真: Päivi Rintaniemi
2014年の国際陶磁器フェスティバル美濃で出品された作品、「Cambiatio」。

PäiviさんはAmforaの作品の他に多くの彫刻作品も作り続けていて、フィンランド国内のみならず海外でも活躍されています。
日本では2014年には国際陶磁器フェスティバル美濃に出品したことがあり、また2013年にイタリア、ファエンツァの現代陶器芸術国際コンペティションで、彼女の作品「Avia」が大賞を受賞しました。
Päiviさんによると、作品それぞれにある、人のポートレートをイメージしながら作っているのだそうです。それは人生のようにいい時もあれば悪い時もあり、壊れやすいものでもある。そういうものを全部ひっくるめて一連の流れを作品に込めているのだそうです。
静謐な中にもしっかりとした芯を感じさせる作品です。

Amfora

住所:
Päivölänkatu 32, 60120 Seinäjoki, Finland
営業時間:
10:00~17:00
ただし土曜日は10:
00-14:00
日曜日および祝祭日は休業
アクセス:
ヘルシンキからセイナヨキ駅電車で約3時間。セイナヨキ駅から2.4km。
電話番号:
+358 6 4122 824

Päiviさんに作品を作る上での醍醐味を伺ったところ、自分は2つの仕事を持ち合わせているので楽しいとおっしゃいました。1つはAmforaの製品を作っている時で、買っていただいた方に家で使っていただくのを想像しながら作るのが楽しいと。もう1つの面は彫刻を作っている時で、自分でストーリーを作り上げていくのが楽しいとのことでした。
インターネットでフィンランド以外からでも購入可能ですが、機会があれば是非セイナヨキの直営店に足を運んでみてください。Päiviさんの思いがたくさん詰まった素敵な作品に会えるはずです。

この記事を読んだあなたにオススメの記事

Visit Lakeus

フィンランド中西部セイナヨキ在住。
アルヴァ・アールト設計の建築群に興味があり、地元でガイドをやっています。

このエリアの新着記事