京都駅周辺のおすすめ本屋10選！書店ごとの違いを徹底解説

京都の玄関口として毎日多くの人が行き交う京都駅には伊勢丹をはじめ土産物店、グルメエリア、そして旅には欠かせない本屋が集まっています。駅ナカに本屋があるので、探していた本が見つけられたり、旅行中に本が読みたくなったときに立ち寄ってみるのもいいでしょう。

京都駅には大きく分けて観光に便利な烏丸口（中央口）と、新幹線ホームに近く、ホテルの多い八条口があります。そしてその両方に本屋が存在し、どちらを利用するにも便利な立地にあります。お土産探しや散策の合間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

イオンモールKYOTOのKaede館の2階にある「大垣書店 イオンモールKYOTO店」は、京都で最大級の品揃えと言われており、中に入るとその壮観さが分かります。売り場面積は約1000坪、扱っている書籍の種類も多岐にわたります。

大垣書店は京都に本社を置く近畿を中心とした店舗展開をする書店で、主に雑誌や一般書籍を扱っています。広い店内に約70万冊の蔵書を誇り、今まで見つからなかった本が見つかったり、出会ったことのない本に出合えるチャンスがあるかも知れません。

店内に入って入口に近い一等地の一角が全て京都本で埋め尽くされています。観光情報誌から京都に関連する本までさまざま揃っているので、レアな情報が手に入ったり、京都観光のヒントを見つけるのに大変重宝します。

またイオンモール内なので児童書も多く、家族連れにもおすすめです。京都駅八条口から徒歩圏内で、深夜まで営業しているイオンモール内にあるので、新幹線までの時間の合間や、買い物ついでに立ち寄ってみるのもいいのではないでしょうか。

「くまざわ書店 京都ポルタ店」は、京都駅の地下に広がるショッピングエリア・ポルタにあります。烏丸口（中央口）側にあるので、これから京都観光を楽しむときに立ち寄りたいお店です。京都駅周辺にある大型店に比べるとこぢんまりとしていますが、その分探しやすいのも利点です。

そして何と言っても営業時間が長いことが最大の魅力でしょう。平日は8時から、休日でも9時30分から営業しています。新刊や話題の本、京都関連書籍が見やすくディスプレイされており、探している本が短時間で見つけやすい工夫がされています。

くまざわ書店は、場所柄京都の情報誌、関連書籍が充実しているので、京都観光前に情報収集に立ち寄るのもいいでしょう。そのほか雑誌や新刊、文庫、コミックなど比較的手軽に読める本が中心。移動中や滞在中、日常に読む本を探すのに向いています。

ポルタは服飾、雑貨、日用品、土産物、グルメなど多くの店舗が軒を連ねる京都駅前地下ショッピング街。お土産探しや買い物ついでに立ち寄りやすく、出版社のフェアなどもしばしば開催され、旅行の合間に魅力的な本に出合えるかも知れませんね。

京都駅中央口から北へ徒歩圏内、ヨドバシカメラが入る京都ヨドバシビルの6階にある「大垣書店 京都ヨドバシ店」。駐車場はありませんが、京都駅に車を止めてからのアクセスは抜群の立地です。観光の合間や時間をつぶしたいときに便利。

イオン店ほど広くはないものの、コミックや文庫、パソコン書を中心にさまざまな専門書など大型店ならではの幅広い品揃えが自慢です。特に最新の話題書、コミック系統の品揃えは抜群で、店内入り口付近で話題本をまとめているコーナーがあり、常に新しい情報を発信しています。

もちろん京都の観光ガイドブックや関連情報誌も多くあり、情報収集にも使えます。また、本だけではなく文具や雑貨の品揃えも豊富で、本と一緒に必要な文具を購入したり、ちょっとした雑貨の京都土産も手に入ります。

垣書店 京都ヨドバシ店は、ヨドバシカメラで家電を見るついでに立ち寄る人もあり、同階にはレストラン街があるのも魅力。京都駅から地下道で直結しているので、雨の日でも傘をささずに行けるので便利ですよ。

「アバンティブックセンター 京都店」は、京都八条口から南に通りを1本挟んだ京都アバンティの6階にあります。地下道（地下自由通路）を通って行けば、外を出ることなく行けるアクセスの良さがポイント。6階フロアの約半分を占めるほどの大型店舗です。

店内には京都観光に役立つガイドブックや情報誌などの京都関連書籍がかなり充実しているので、観光に出る前に立ち寄って情報収集するのもおすすめ。そのほかにも雑誌や書籍、コミック、実用書から専門書までひと通り幅広く揃っています。

また本や雑誌はもちろんのこと、雑貨の品揃えが充実しているのもポイント。八条口はホテルなどの宿泊施設が多く、外国人観光客が多いため、和テイストの雑貨や文具は京都らしいお土産として購入する人も多いのだとか。その品揃えは和雑貨のお店に匹敵するほど。

旅行中に必要な情報を得る場として、読みたい本を探したり、ちょっとした京都ギフトを探すなど駅前で使い勝手のいいお店です。同階にはアニメグッズやアミューズメントショッが入っており、アニメ好きにとっても楽しい空間になっています。

ふたば書房は、京都・滋賀を中心に展開しているお店で、京都駅周辺には「ふたば書房 京都駅八条口店」があります。場所は京都駅に直結している近鉄名店街みやこみち内なのでアクセス抜群！東西に延びるモールにはレストランやカフェ、お土産物店が集まりとても便利です。

おすすめポイントは、朝7時から23時まで営業していること。早朝から深夜まで営業しているので、京都観光はもちろん、仕事に行く前や仕事終わり、八条口ということもあり新幹線乗降口に近いので、出張時などにも利用しやすいお店です。

ふたば書房では、京都観光関連の本や雑誌はもちろんのこと、ビジネスマン向けの書籍を多く取り揃えているのが特徴で、その品揃えは京都一！ビジネス向けの新刊もいち早く店頭に並ぶため、ビジネスマンにおすすめのお店です。

店自体はさほど広くはありませんが、ターゲットをしっかり絞った品揃えになっているので、欲しい本が探しやすく、また立ち寄りたくなるお店です。本と一緒に仕事で必要なおしゃれな文房具や雑貨もこちらで購入できて便利。

梶井基次郎の小説『檸檬』の舞台となったことでも知られる丸善 京都支店は現在の「丸善 京都本店」の前身です。京都駅からはバスで20分の河原町にあります。八坂神社のほか歴史のある神社仏閣が多くあり、祇園、花見小路など京都らしい風情が感じられる人気のエリアです。

丸善は1907年に京都・三条通麩屋町に開設され河原町通に移転し、2005年に一度閉店しました。その後、2015年に「丸善 京都本店」として現在の場所に開店。広い敷地面積に豊富な国内書籍の品揃えに加え、洋書・文具・カフェも併設し、より便利になりました。

天井が高い解放感のある売り場には、総冊数100万冊の本がずらり。うち和書は一般書に加えて専門書も充実し、洋書に関しては、7万冊と西日本最大級の品揃えを誇ります。雑誌や書籍の種類と量の豊富さは、本好きには嬉しくてつい時間を忘れる空間です。

併設のカフェ「MARUZEN CAFE」は、西日本では初出店、創業者が開発したハヤシライスやレモンスイーツがおすすめです。質の良い文房具も手に入るのも嬉しいかぎり。人気の観光スポット巡りや買い物の合間に立ち寄ってみてください。

人気の観光スポット・平安神宮を少し西に行くと特徴的な建物が見えてきます。建築家・前川國男氏による京都会館をリノベーションし、2016年にオープンしたロームシアターの一角にあるのが「京都岡崎 蔦屋書店」。京都駅からはバス1本で行けます。

ターゲットはプレミアエイジ世代と訪日外国人。アート、日本の暮らし、ON JAPANの3つをテーマごとに分けられたフロアにコンシェルジュが配置され、生活をより豊かなものにするような本を見つける手助けをしてくれます。

ところどころに椅子と机が配置されていたり、本屋によくあるポスターやポップも最低限にとどめ、落ち着いた寛げる空間を演出。ON JAPANのフロアには京都の伝統工芸品と、それをテーマにした書籍が置かれ、日本の魅力が発信されています。

文化・芸術の知見を深めるアートギャラリーや、本を読みながらコーヒーが楽しめるBOOK & CAFEスペースも。特に目的がなく訪れたとしても十分楽しめますよ。周辺には平安神宮、京都市動物園、京セラ美術館など観光スポットも多数の魅力のエリアです。

「法蔵館書店（ほうぞうかんしょてん）」は、東本願寺にほど近く、烏丸通から路地へ入った所にあります。仏教書一筋380年の老舗の仏教書出版会社「法蔵館」の小売部門を分離した子会社として1977年に設立されました。仏教書の品揃えが最も充実していると評判が高い仏教専門の書店です。

浄土真宗の仏教書を中心に多くの宗派、学問的仏教書全般を扱っている法蔵館書店。特に浄土真宗大谷派（東本願寺）が編集や校閲した出版物の発行を手掛けるなど、昔から東本願寺とのつながりが深いようです。

仏教というとなんだか難しそうな印象を受けますが、哲学・歴史・芸術、教育・医療・社会福祉といった幅広い分野の本も置かれており、歴史や旅のような興味のある内容から仏教に触れていくのもいいのではないでしょうか。

法蔵館書店では、法蔵館で出版された仏教書だけではなく、ほかの出版社から発行された書籍も多数取り扱っています。仏教に関係する仕事や研究をしている人以外にも一般の人も訪れているので、もし興味があるなら覗いてみてはいかがでしょうか。

京都駅から山陽本線で1駅、丹波口駅から歩いて6分、五条通り沿いにある「平和書店 TSUTAYA京都リサーチパーク店」。京都水族館がある梅小路からも徒歩圏内なので、遊んだついでに家族連れで立ち寄るにもおすすめの本屋です。

2020年5月にリニューアルオープンしたばかり。大通り沿いにあり、駐車場も完備されているので、周辺に住んでいる人が主に利用する地元に密着したお店。営業時間も9時から24時と、深夜まで営業しているのも納得です。

広く明るい店内には、本や雑誌、コミック、児童書だけではなく、音楽・映像ソフトも取り扱っています。特にリニューアルでコミックと児童書が2階に移動したということで、広々としたスペースの中、子供と一緒にゆっくり本が選べます。

平和書店にはスターバックスコーヒーが併設されており、好きなドリンクを飲みながら、購入した本をゆっくり楽しめるのもポイントです。京都駅からは少し離れますが、車で移動する場合や、五条通り周辺の散策時に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

もはや日本の文化と言うべきアニメ。京都駅周辺にもコミック本やアニメグッズを扱うお店があります。京都駅の南側、新幹線の乗降口に近く、徒歩で1～2分という近さのアバンティ京都内にある「アニメイト アバンティ京都」。

6階に上がると大型書店をはじめ、コミック、アニメグッズやカードゲーム、アミューズメントなど、アニメファンにとっては夢の世界が広がっています。アニメイトには、コミック、ライトノベル、イラスト集などの書籍が豊富。

そのほか、テレビアニメDVD・ブルーレイ、アニメソングCD、アニメ声優DVD・CDなどの映像・音楽ソフト。フィギア、キャラクターグッズ、ペンライトまで、アニメやゲームに関するあらゆる商品が数多く揃っています。

ここでしか手に入らないような商品や特典が満載！外国人観光客のアニメファンも多く訪れるというアニメイト アバンティ京都。探していた商品やレアなお宝グッズも見つかるかも知れませんよ。京都でコミックやアニメグッズを買いたいなら、ぜひ立ち寄ってみては？

早朝から深夜まで列車が発着する京都駅には、それに合わせて早朝から深夜まで営業している本屋があるなるなど、さまざまなニーズに対応しています。在庫数が多くほしい本が手に入りやすかったり、ターゲットが絞られていたり、観光や出張に便利な立地など、目的ごとに本屋が選べます。

旅行や出張などで京都を訪れたり、これから出発する際に本を手に入れたいという人にはぴったりです。また、河原町や岡崎など有名な観光地の近くにも大型店があり、カフェが併設しているなら休憩がてら立ち寄るのもおすすめ。ぜひ京都のお気に入りの本屋を見つけてください。