オーストラリアで体験！大自然の宝庫で遊びつくせ！！

オーストラリアのほぼ中央にあるウルル・カタ・ジュタ国立公園は、ウルル（エアーズロック）とカタ・ジュタ（マウント・オルガ）一帯を占めています。ウルルは高さ約350m、周囲は9.4Kmの巨大な一枚岩。しかし、地上には全体のごく一部しか姿を現していないと言われています。ウルルは、砂岩から成る浸食によって造られた岩石。その砂岩に含まれる鉄分が酸化することで独特の赤みを帯びています。ウルルの表面は陽のあたり方で様々な色に変化。とくに、朝や夕刻の美しさは神秘的で、感動まちがいなし。

カタ・ジュタは一枚岩がわかれたもので、大小36個の岩から成ります。高さはウルルよりも高い546mで、周囲は36Km。一般にマウント・オルガと呼ばれ、ドイツの王妃にちなんで名づけられ、アボリジニの言葉で「たくさんの頭」という意味をもっています。国立公園内には22種の哺乳類、150種の鳥類など多くの動物が生息。

キュランダとは、世界遺産に指定されている熱帯雨林に囲まれた高原の村です。魅力は何と言っても楽しみ方が豊富なこと。キュランダ村自体は端から端まで15分程度という小さな村ですが、バードワールド、コアラガーデン、バタフライサンクチュアリーなど大自然の中にいる動物や生き物を間近で見ることが可能。また、村から車で10分程の所にあるレインフォレステーションでは、水陸両用車のアーミーダックに乗っての熱帯雨林探検、先住民族アボリジニの文化体験、パマギリ族のダンスショーなどが楽しめます。

キュランダ観光といえば、そこに行くまでの交通機関自体も重要な観光名所となっています。できることなら、スカイレールとキュランダ列車を片道ずつ利用するのがおすすめ。スカイレールは全長7.5Kmで、開通以来絶大な人気を誇っています。約45分かけて上空から熱帯雨林を満喫。キュランダ列車は長い歴史を持つレトロな雰囲気の観光列車で片道2時間ほどの鉄道の旅を楽しめます。

シドニーから西に約80Kmのところに位置する世界遺産のブルーマウンテンズ国立公園。ブルーマウンテンズは、北はクイーンズランド州から南はビクトリア州までの4000Km以上にわたって連なる山脈で、国立公園はこの山脈の一部にあります。山脈といっても、海抜1000m程度、いくつもの滝や渓谷を有する、シドニー近郊随一の景勝地。

エコーポイントから眺めるスリーシスターズや、ブラックヒースでのブッシュウォーク、世界最古の鍾乳洞ジェノランケーブなど、幅広いエリアが観光客に人気です。シドニーからの日帰りツアーも多いですが、ゆっくりまわりたいなら電車やレンタカーなどで行くのがおすすめ。カトゥーンバの駅前からはブルーマウンテンズ・エクスプローラーバスやトロリーツアーズが出ているので、個人でも主要ポイントを回ることは可能。

ハイデン郊外にある、自然が造り出した高さ15mもの巨大な奇岩。ウェーブロックは、その名のとおり、波のように見える岩という所から名付けられていますが、本当の名前はハイデンロックといいます。一瞬で固まったかのように見えるウェーブロックですが、数十億年という長い年月をかけて雨や風により浸食。特徴的な縦縞は、雨水の中に含まれる化学沈殿物が流れ込んでできたものです。端には階段があり、上に登ると素晴らしい景色を見ることができます。

ウェーブロックの周りにはダムや遊歩道、カバがあくびをしたように見えるヒッポーズヤーン、アボリジニの壁画が残るマルカケーブなどがあります。時間がある方は、遊歩道を散策したり、時間帯によって変わるウェーブロックの様子を眺めるのもおすすめ。ワイルドフラワーシーズンにはウェーブロックの上からお花の絨毯が見れるかもしれません。

カカドゥ国立公園は、豊かな自然と点在するアボリジニの壁画や生活の跡など、自然と文化両面から貴重なため、世界複合遺産に登録されています。公園は日本の四国とほぼ同じ大きさの2万K㎡。チモール海へとつながる3つの川と無数の支流が造る渓谷、湿地、マングローブ林などがあり、水辺に集まる野鳥やワニ、カンガルーなどを見ることができます。

個人での観光であれば、ジャビル―の入口にあるボワリ･ビジターセンターに立ち寄るのがおすすめ。公園管理事務所を兼ねたインフォメーションセンターで、雨季はカカドゥの道路状況がここで把握できます。無料パンフレットをゲットしたら公園内の散策に出かけましょう。手つかずの湿地帯や巨大アリ塚などを見たり、釣りなどをして楽しむこともできます。

海が注目されがちなゴールドコーストですが、北西の内陸に広がるヒンターランドには雄大な大自然が広がっています。世界遺産に登録されているラミントン国立公園では、ツリートップ・ウォークや約54Kmのグレート・ウォーク、4WD探検ツアーなどが楽しめます。ゴールドコーストの海岸地域よりも気温が少し低く、文化も異なります。B&Bやアンティークのおもちゃ屋さんが並ぶ街並みは古き良きヨーロッパさながら。道端には新鮮な果物や野菜を売る無人屋台などがあり、のどかな雰囲気が漂っています。

ワインの産地として最近評価を上げてきているヒンターランド。ワイナリーはノースタンボリン、カヌングラ周辺に多く、ワイナリーツアーなどを利用してまわるのがおすすめ。ハンググライダーやフライングフォックス、ジャイアントスイングなどのアクティビティも充実。ヒンターランドの南部にあるスプリングブルック国立公園では、クリムゾンロゼーラやキングパロットなどの美しい野鳥や、パディメロン、ポッサムなどのかわいい有袋類に出会えます。

ピナクルズは、ナンバン国立公園の一角に突然広がる奇景。西オーストラリアを代表する自然景観スポットで、原生林が枯れた後、根の間に残った石灰岩の層が塔のように残ってできたもの。現在も風化は進んでいて、目に見えない速度でゆっくりと変化を続けています。国立公園のゲートから車も通れる周回ドライブルートがあり、途中には全体を眺めることのできる展望地も。入口には日本人に人気のトトロの形をした岩があることでも有名です。

ピナクルズの後方から南のランセリンにかけて、海沿いに巨大な砂丘地帯が広がっています。砂丘ではサンドボーディングや貝探しなどを楽しんだり、4WD車で砂丘を駆け巡ることが可能。悪路のため、車に強くない人には注意が必要ですが、パースに来たら是非訪れてほしい観光スポットのひとつ。真っ白なランセリン砂丘と遠くに見える真っ青なインド洋の美しいコントラストは写真撮影にもおすすめです。

ハンターバレーはオーストラリアを代表するワインの名産地。大手のワイン会社から家族経営のブティックワイナリーまで、150か所以上のワイナリーが点在しています。チーズ、チョコレート、豚肉加工品、乳製品、サワードウ・パン、オリーブオイルなどを生産者が直接販売。工場見学なども行っているので、ワインのテイスティングなども楽しめます。その他、ギャラリー、スパ、ゴルフコースがあることでも有名。美食を堪能した後に、熱気球やヘリコプター遊覧なども楽しめます。

ハンターバレーでブドウの木の栽培が始まったのは1820年代。ハンターバレーのセミヨンは代表的なワインとして広く認められていますが、他にもシラーズ、シャルドネ、カベルネ・ソービニョン、ヴェルディーリョなど多種類のブドウからもワインが生産されています。ウィンダム・エステートはオーストラリアの最古のワイナリーの内のひとつで、国際的にも有名。毎年オペラ・イン・ザ・ヴィニヤーズが開催されています。

オーストラリアの代表的なスポットをご紹介させて頂きました。気になる場所はありましたか？ツアーを利用して効率的にまわることで、複数のスポットに立ち寄ることも可能です。圧倒的な景観を前に、大自然の偉大さを実感することができるでしょう。