ポルトガル世界遺産から歴史的建造物編!長い歴史と文化を肌で感じる人気スポット大特集

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紀元前から長く豊かな歴史を持つ国ポルトガル。そのため各地域にこの国が歩んできた歴史の深さを感じさせる建造物が数多く残されています。今回はそんなポルトガルの歴史的建造物の中から世界遺産にも登録されている人気のスポットをご紹介します。

さまざまな時代と文化の影響が残るポルトガル

ヨーロッパの西部、大西洋に面するポルトガルは古くから海上交易の要衝として重要視された地域。そのためローマ帝国をはじめ、さまざまな国や王朝に支配された歴史があります。

そんな複雑な歴史を持つポルトガルには、それぞれの時代と文化を感じさせる歴史的な建造物がたくさん。そこで今回はポルトガルに残る歴史的建造物のうち、世界遺産にも登録されている、とくに人気の高いものをご紹介します。

キリスト修道院

ポルトガルの首都リスボンから北東に約130kmのところに位置する街トマールにあるキリスト修道院。
この建物は1160年にテンプル騎士団によって建設されて以来、いろいろな時代に増築が繰り返されたためロマネスク様式・マヌエル様式などたくさんの様式が使われています。

こちらは修道院の中心にあるロマネスク様式の円堂です。エルサレムの聖墳墓教会などをモデルとしているこの建物の壁には床から天井までフレスコ画が描かれ、レースのような美しい彫刻もほどこされています。

画像の右のほうに見える窓は「マヌエル様式の最高傑作」とも言われるもの。ロープやサンゴなどのモチーフを使った装飾に大航海時代のポルトガルの姿が垣間見えます。

こちらの回廊は航海王子として知られるエンリケ王子が増築した墓の回廊。この回廊はゴシック様式でつくられていて、同じ建物でも全く違った雰囲気を持っています。

キリスト修道院(Convento de Cristo)
住所:
2300-000 Tomar, Portugal
アクセス:
リスボンから車で約1時間半、鉄道なら約1時間50分でトマール駅に到着、駅から徒歩で約18分。
営業時間:
夏季(6~9月)9:00~18:30、冬季(10~5月)9:00~17:30
※最終入場はそれぞれ閉館の30分前まで
定休日:
1月1日、復活祭、5月1日、12月25日
電話番号:
+351 249 315 089
料金:
大人6ユーロ

ぺナ宮

丘の上に建つカラフルな宮殿、ペナ宮。
こちらの宮殿は1836年に建てられたもので、19世紀ロマン主義の象徴として有名です。

この宮殿には実験的な要素があり、たくさんの建築様式を混在させたつくりとなっています。ゴシック様式・ルネサンス様式・マヌエル様式・イスラム様式・ムーア様式と、さまざまな様式が隣り合って存在する様子は見る人によって賛否両論ありますが、この宮殿だけでたくさんの装飾や様式を楽しめるという一面も。

また王室によって建てられた宮殿だけあって、装飾が見事でその細やかさと美しさに魅了される人は少なくありません。

ぺナ宮(Palacio Nacional da Pena)
住所:
Estrada da Pena, 2710-609 Sintra,Portugal
アクセス:
リスボンから車で約45分、鉄道なら約40分でシントラ駅に到着、駅から車で約20分。
営業時間:
10:00~18:00(2016年3月31日までの営業時間なので、それ以降は確認が必要です)
電話番号:
+351 21 923 73 00
料金:
大人11.50ユーロ(2016年2月29日までの価格なので、それ以降は確認が必要です)

ローマ神殿

リスボンから東に130kmほど行ったところにあるエヴォラという街の歴史地区にある神殿。
建設されたのは紀元1世紀のことで、ローマ皇帝アウグストゥスをまつる神殿として造られました。

月の女神をまつっているとも言われ、月の女神の名前をとってディアナ神殿と呼ばれることも。
神殿のほとんどは建築当初の姿を保ってはいないのですが、近年になって手が加わっていないからこそ当時の雰囲気がダイレクトに伝わってくるようです。

ローマ神殿(Temple Romano)
住所:
Largo do Conde de Vila Flor, 7000-863 Évora,Portugal
アクセス:
リスボンから車で約1時間半。
電話番号:
+351 266 769 450

サン・フランシスコ教会

キリスト教の歴史の中でも最も有名な聖人の一人フランシスコは、カトリック教会の修道会のひとつフランシスコ会を設立した人物。そのため世界各国に彼の名前が付いた教会が存在するのです。ポルトガル国内にもポルトとエヴォラ歴史地区のそれぞれに、たくさんの観光客が訪れるサン・フランシスコ教会があります。

ポルトのサン・フランシスコ教会

リスボンに次ぐポルトガル第二の都市ポルトにあるサン・フランシスコ教会。
13世紀にフランシスコ会の修道士たちによって建設された教会で、外観はゴシック様式の荘厳な造りとなっています。

内部は16世紀に改修されたマヌエル様式の出入り口や、バロック様式の祭壇など細やかな装飾がなされています。

サン・フランシスコ教会(Igreja de Sao Francisco)
住所:
Rua do Infante D. Henrique 4000 Porto,Portugal
アクセス:
リスボンから車で約2時間50分。またはリスボンのポルテラ空港から飛行機で約50分でポルト空港に到着、空港から車で約25分。
営業時間:
(11月~2月)9:00 ~ 17:30  (3月~6月,10月)9:00 ~ 19:00 ( 7月~9月) 9:00 ~ 20:00
電話番号:
+351 222 062 125
料金:
大人3.5ユーロ

エヴォラ歴史地区のサン・フランシスコ教会

こちらのエヴォラ歴史地区のサン・フランシスコ教会も世界的に有名で、多くの観光客が訪れます。

こちらの教会が有名な理由はゴシック様式とマヌエル様式が混在した建築の美しさだけでなく、隣接した人骨堂にも。16世紀に修道士によって造られた瞑想の場である人骨堂の壁面には、5,000体もの人骨が埋め込まれているのだそうです。

サン・フランシスコ教会(Igreja de Sao Francisco)
住所:
Praça 1º de Maio、7000-650 São Pedro, Évora,Portugal
アクセス:
リスボンから車で約1時間半。鉄道なら約1時間50分でエヴォラ駅に到着、徒歩で約17分。
電話番号:
+351 266 407 521

ポルトガルにある歴史的建造物の数々はいかがでしたか?さまざまな時代や文化を感じさせる様式の豊富さは、長く複雑な歴史を持ったポルトガルならではですよね。
ポルトガルにはこのほかにも多くの歴史的建造物があります。好きな時代や建築様式に的をしぼって旅行のプランを立ててみてはいかがでしょうか?

umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

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