思い出の1枚を撮るなら!ニューヨークパブリックアート13選

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美術館に行かなくても、大都市・ニューヨークを歩けば至る所でアートに出会う事ができます。そんなニューヨークのパブリック・アート13選を紹介します。

ザ・レッド・ナイン

1974年にIvan Chermayeff氏によってデザインされたThe Red9は、Solowビルの前にドンと構えています。なんでも、このビル正面、斜めに配置されたガラス窓による反射とその殺風景な景色が街行く人に不評で、その窓から目を背ける為にこのThe Red 9がインストールされたと聞きます。確かにこの大きさと赤さは目をひくものがありますね。

ザ・レッド・9 The Red 9
住所:
9 West 57st New York
アクセス:
メトロ「5th Ave/59 St.駅」下車で徒歩約5分。ニューヨーク近代美術館の3ブロック北。セントラルパークの1ブロック南。

ラブ

出典: art-nerd.com

Robert IndianaによるLoveは、ポップアートのアイコン的存在。見たことがある人も多いと思います。オリジナルのイメージは背景が青と緑になっており1964年にニューヨーク近代美術館のクリスマスカード用プリントとして、またアメリカの切手のデザインとして使われたりしました。
日本だと、新宿のアイランドタワーの前にもありますね。

ラブ (Love)
住所:
6th Ave. & 55th St, New York
アクセス:
メトロ「47-50 Sts-Rockfeller Ctr駅」から徒歩約2分。ロックフェラーセンターから北へ約3ブロック。

ソウリエン

Alexander Calder氏によるこちらのアート作品は、1975年にコネチカット州にある彼のスタジオで制作されたそうです。ねずみ色のIBMのビルが更に眩しいオレンジ色を際立てているように見えますね。まるで足が生えているかのようなこのアート作品とぜひ記念撮影をしてみましょう。

ソウリエン (Saurien)
住所:
590 Madison Ave at 57th St, New York
アクセス:
メトロ「5Ave/59st駅」より徒歩約6分、「59thst駅」より徒歩約7分。

ジョワ・ド・ヴィーヴィル

Mark di Suvero氏のニューヨーク初作品がこの21メートルもの高さがあるアート。フランス語がオリジナルの作品名は英語で「Joy of Life」(人生の喜び)と訳されています。確かに何かに喜んでバンザイしているように見えますね。

ジョワ・ド・ヴィーヴィル (Joie De Vivre)
住所:
Zuccotti Park, New York
アクセス:
メトロ「Fulton St駅」から徒歩約1分。9/11メモリアルミュージアムから南西に約2ブロック。

レッド・キューブ

LA生まれの日系アメリカ人であるIsamu Noguchi(野口勇)氏による作品。1968年に制作されたこちらのキューブは、ビビッドな赤色はもちろん、真ん中にあいた穴やキューブの角でバランスをとっているところなんかが街行く人の注目を集めています。タイトルはキューブ(正方形)となっていますが、実際は正方形ではないそうです。

レッド・キューブ (Red Cube)
住所:
140 Broadwayの前(Liberty St. & Cedar St.)
アクセス:
メトロ「Fulton St.駅」から徒歩約2分。先に紹介した作品「ジョワ・ド・ヴィーヴィル」のすぐ近く。

バルーン・フラワー(赤)

出典: art-nerd.com

噴水に囲まれているこの作品は、Jeff Koons氏によるもの。こちらの作品のタイトルは風船の花(赤)。実はシリーズものの一つで、色やサイズ違いが計5つ存在するそう。その中の一つはなんと25,800,00ドルで売れたといいます。まるで本物の風船のような外見ですが、ステンレススチールで出来ているそうですよ。

バルーン・フラワー (赤) (Balloon Flower – Red)
住所:
7 World Trade Center
アクセス:
電車「World Trade Center駅」から徒歩約1分。

ゲイ・リバレーション

出典: gothamist.com

先日、全米で同性婚が合法化されましたね。こちらの作品は、そんなアメリカ1969年におこった同性愛者解放ムーブメントを記念して作られたそうです。アーティストはGeorge Segalで1980年に制作されています。

ゲイ・リベレーション (Gay Liberation)
住所:
Christopher Park, New York (West 4th St, New York)
アクセス:
メトロ「W4 St.駅」から徒歩約3分。

アラモ

出典: gothamist.com

アラモ (Alamo)
住所:
Astor Place, New York (Astor Place & Lafayette St.)
アクセス:
メトロ「Astor Pl駅」から徒歩約1分。

グループ・オブ・フォー・ツリーズ

Jean Dubuffet氏による作品。作品と同じく白と黒の色をしたチェイス・マンハッタン銀行のビル前にたっています。直線が強調されているこのビルとは違い、アート作品の方は緩やかなカーブの線が印象的で、二つの視覚的ギャップが楽しめるでしょう。

グループ・オブ・フォー・ツリーズ (Group of Four Trees)
住所:
The Chase Manhattan Bank Plaza
アクセス:
メトロ「Wall St.駅」より徒歩約2分。

プール・パーティ

Keith Haring氏による壁画アートは、Carmine Streetプールで見る事ができます。魚やドルフィン、人が戯れているような印象を受けるこの絵は、プールにピッタリ!そして見る人の目を楽しませてくれます。抽象に描かれている面があるので、見る人の想像力も駆り立ててくれるでしょう。

プール・パーティー (Pool Party)
住所:
Tony Dapolito Recreation Center :Carmine Street Pool (1 Claskson St. New York)
アクセス:
メトロ「Houston St.駅」より徒歩約2分。
電話番号:
212-242-5228

6人の肖像

出典: pds.exblog.jp

駐車場の壁に描かれた6人の肖像は、かなり前からあるそうですが誰によって描かれたか不明だそうです。肖像画と共に意味深げな言葉も書かれています。例えば「I just to myself. What people think about me is whatever.」(私は自分らしくいる。他の人が私の事をどう思おうがどうでもいい。)一体この肖像画のモデルは誰で、何を伝えようとしているのでしょうか。自分なりに解釈してみるのも楽しいでしょう。

6人の肖像 (6 Portraits)
住所:
Stanton St. & Eldridge St. New York にある駐車場
アクセス:
メトロ「2nd Av駅」から徒歩約3分。

ダブル・ダッチ

壁でダブルダッチを楽しむ少女たちが見て取れるこのアート作品は、John Ahearn氏によるもので、サウス・ブロンクスのビル外壁で見る事ができます。まるで本物の少女たちが遊んでいるかのような存在感と活きいきとした動きが表現されていますね。

ダブル・ダッチ (Double Dutch)
住所:
Intervale Ave. & Kelly St.
アクセス:
メトロ「Intervale Av駅」から徒歩約5分。Rainey Park横すぐ。

ラブレター・トゥ・ブルックリン

コンクリートの立体駐車場の外壁に現れたのは、ラブレター・トゥ・ブルックリンと呼ばれるアート。アーティストはフィラデルフィア出身のStephen Powers氏。様々な文字が躍るこの外壁。一体どんなことが書かれているのでしょうか。例として”Onward, upward,” “Home,” “I am made to leave, I am made to return.”などがあります。これらの言葉は、アーティストであるPowersさんと彼のぺインターチームがこの駐車場を通り過ぎていく人たちと交わした会話の一部だそう。インスピレーションはいろんな所から湧いてくるのですね!

ラブレター・トゥ・ブルックリン (Love Letter to Brooklyn)
住所:
422 Fulton St. Brooklyn, New York (Hoyt st.とLivington stの角)
アクセス:
メトロ「Hoyt駅」から徒歩約1分。




ニューヨークのパブリック・アートを紹介しました。紹介したのはほんの一部。ニューヨークを街歩きをする際は、360度周りに目を向けてみてください。きっと、思わず写真を撮りたくなるようなアートに出会えるはずです。

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