劇場だけじゃない！宝塚駅周辺を楽しむポイント

宝塚市は神戸や有馬、伊丹、西宮などにアクセスが便利な街です。それだけではなく、市内には素敵な名所がたくさんあり、劇場観覧のついでに寄れる近場にも見所があるんです。知らずに見逃すのはもったいないので、是非チェックして見てください。

阪急宝塚線の終点が宝塚です。宝塚駅へは武庫川を越えて行きますので、大きな鉄道橋を通ります。この鉄道橋を通る小豆色の電車がとても絵になるんです！宝塚大橋からの眺めがオススメ！映画「阪急電車」に於いて、宝塚駅、宝塚南口駅、宝塚ホテルなどがロケ地として使用されました。

700年以上の歴史がある宝塚温泉。ナトリウム・炭酸ガス含有の塩類泉で、全身ぽかぽかになります。安東忠雄さんデザインの「ナチュールスパ宝塚」は日帰り入浴が可能な温泉施設。有馬のような鉄分豊富な金宝泉があるんです！

宝塚は、5歳から24歳まで過ごした手塚治虫さんにとって、まさに故郷とも言える地。手塚さんはペンネームにも入っているように虫が好きで、この宝塚で昆虫採集をしていました。小学生の時に描いた、写真のように見事な虫のスケッチも展示されています。

リボンの騎士のエントランス、蔵書2000冊のライブラリ、ジャングル大帝カフェ、貴重な初版本など、時を忘れてしまいそうな充実したミュージアムとなっています。時間に余裕を持って訪れたいスポットです。

篠山市を水源とする武庫川のほとりに宝塚市はあります。武庫川全長66kmの終着は大阪湾。時間になると、宝塚大劇場のそばで噴水ショーが行われます。その名も「ビッグ・フェニックス」。不死鳥の誕生から大空に羽ばたくまでのストーリーになっています。夜にはライトアップもされます！

『花のみち』は、阪急宝塚駅と宝塚大劇場をつなぐ道路です。四季の花が植えられ、春には桜が咲いてとても美しいです。宝塚歌劇団への花道の意味もあります。脇には商店が並んでおり、お土産を買うことも可能。この小道の中ほどに、『ベルサイユのばら』の主人公オスカルとアンドレの銅像があります。足元には手塚作品のタイルも。

クラシカルな建物がいかにも宝塚らしい、創業1926年の老舗ホテル。毎日14:00に焼きあがるアップルパイが有名。まだ食感の残る大きなリンゴの実が贅沢に使用されたロングセラー商品です。他にも宝塚ホテルはスイーツがおいしいと評判で、ロビーのショップで購入できます。お土産におすすめ！

いかがでしたでしょうか？
宝塚はせせらぎの美しい武庫川のそばにあり、演劇や花、漫画などの文化的な恵みの多い土地で、街を歩けば役者風の方とすれ違うこともあります。非日常感が少しだけ劇場から溢れて街へも流れ出しているように感じます。そんな不思議な魅力のある宝塚を紹介させていただきました。