ミャンマー基本情報 【祝日・祭日・ビジネスアワー編】~2017年の祝祭日が3月に突然変更!~

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ここでは、ミャンマーの祝祭日とビジネスアワーについてご紹介します。2017年3月11日に突然変更された2017年度の4月からの祝祭日についてもご案内します。

2017年の祝祭日が突然変更

毎年4月中旬のミャンマー正月(ダジャン)が、10日休みから5日休みに変更とのニュースが流れたのが、なんと祝祭日に入る1カ月前の3月。年間の祝祭日日数こそ変更しませんが、正月休みの減った5日間は、ダディンジュ満月(10月)・ダザウンモウン満月(11月)・国際的な新年(12月 ※新しい祝祭日)へと分散されることが発表されました。

最新のミャンマー祝祭日 ※2017年5月時点

1月4日 独立記念日
2月12日 連邦の日
3月2日 農民の日
3月12日 タバウン満月◆
3月27日 国軍記念日
4月13~16日 水祭り◆
4月17日 ミャンマーの新年◆
5月1日 メーデー
5月10日 カソン満月◆
7月8日 ワソー満月◆
7月19日 殉難者の日
10月4日~6日 ダディンジュ満月◆
11月2~3日 タザウモン満月◆
11月13日 国民の祝日◆
12月18日 カレン新年◆
12月25日 クリスマス
12月30~31日 国際的な新年★
日付未定 イスラム祝日(※)
日付未定 ヒンドゥー祝日(※)
(※)は、 直前決定のため現時点では未定
★は、新たに追加された祝祭日
◆は、旧暦とビルマ暦により決められる祝祭日のため毎年変動

「ビルマ暦」で決められる祝祭日もある

ミャンマーでは「ビルマ暦」という、新暦(西暦)とも旧暦とも異なる、1週間を8日とする独特な暦により決定される祝祭日もあります。

ミャンマーの祝祭日の傾向

ミャンマー国民の9割は仏教徒と言われるほど、仏教への信仰心の強い国家です。そのため、祝祭日の多くは仏教に関連するお休みです。また、これらの祝祭日は旧暦とビルマ暦により決まるため、毎年休みの日付が異なります。

1年で最も盛大なお祭り「ミャンマーの新年」

その年の締めくくりを祝い、水を掛け合うことでお清めをして、新年を迎える祝日。この時期は、国内各地で「水まつり」が実施されます。また、新年の大型連休中は、現地の人は実家に戻ったり、男子・男性は見習い僧として僧に一時的に出家する人も多数います。

ビジネスアワー(営業時間)~役所~

【役所】
月曜日~金曜日の9:30~16:30
日曜・祝日休み

ビジネスアワー(営業時間)~デパート・ショップ・レストラン~

【デパート・ショップ】
営業時間は各店舗により異なる。
ビジネスアワーは9:00~21:00ごろまでが一般的。
ビルマの新年や宗教に関連した祝日には休業する場所もある

【レストラン】
営業時間及び休業日は店舗により異なる。
早朝6:00頃から営業する店や、11:00~22:00/23:00まで営業する店舗もある。レストランによっては、ランチタイムとディナータイムの間クローズするお店もある。

ダディンジュ満月

10月の満月の日に天上界での説教を終えた仏陀が、地上へとお戻りになることを祝う祭りです。この日は寺院や仏塔ではロウソクを灯したり、国民の多くは川に小さな提灯を浮かべて仏陀を迎えます。

ディパバリ(光の祭典)

ディパバリはヒンドゥー教では最大の祭日。闇(悪)に対する光(善)の勝利を祝うお祭りです。ミャンマーでは、ディパバリの祭日が直前に発表のため、現時点(2017年5月)では今年のディパバリは未定です。

さいごに

10月4日~6日のダディンジュ満月の祝日には、街中が温もりのあるロウソクの明かりで幻想的な雰囲気に包まれます。ロマンティックな街並みを見てみたい方は、ぜひこの時期に旅行してみてください。

Lindos77

沖縄でウェブライターとしてストレスフリーな生活を満喫しています。

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