大分県の人気観光スポット20選！温泉から歴史スポットまでおすすめを一挙ご紹介！

豆田町は、大分県日田市にある地区です。江戸時代に幕府の直轄の天領地として日田代官所が置かれた町で、現在も当時建てられた建物が多く残っています。その風情ある街並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

豆田町には多くの見どころがありますが、その一つ、薫長酒蔵資料館は江戸時代から続く酒蔵の一部を資料館として一般に公開しているものです。1702年に最初の酒蔵が作られ、全部で5棟が建てられた大きな酒蔵です。全てが当時のままの姿で保存されていて、全国的にもたいへん貴重な存在となっています。

草野本家は豆田町の中心にある屋敷で、1641年に建てられたものです。居蔵造と呼ばれる複雑な造りの建物で、国の重要文化財に指定されています。草野本家は商売で全国各地に出向くことが多く、その際に集められたひな人形のコレクションを持っています。ひな祭りの際に一般に公開されるので、機会があったらぜひご覧ください。

日本丸館は、日本丸という万能薬を考え出した豆田町の薬屋です。大分県では最も古い薬屋で、薬で財を成した大きな屋敷が見どころです。観光用に一般公開されていて、当時の暮らしぶりを見ることができます。

咸宜園(かんぎえん)は、大分県日田市にあります。江戸時代後期から明治にかけて多くの著名人を輩出した私塾で、儒学者・広瀬淡窓が1805(文化2)年に開きました。この時代の私塾というと、今では吉田松陰の松下村塾がよく知られていますが、当時は咸宜園も松下村塾と同じように全国に知れ渡っていました。全寮制の塾で、多い時には230人もの塾生が寝泊りをし、学んでいたそうです。

門下生には、「蛮社の獄」で処罰された蘭学者・高野長英、明治時代に総理大臣になった清浦奎吾、幕末に活躍した大村益次郎などがいます。

漢詩で「すべてのことがよろしい」という意味の「咸宜」を塾の名前とし、門下生一人ひとりの意思や個性を尊重する教育を行っていたそうです。商人の出身だった広瀬淡窓は、身分、出身、年齢などにとらわれず、すべての人に門戸を開いていました。内容は歴史や数学、医学など多岐にわたり、成績も付けられていたそうです。江戸時代で最大の大きさの塾となり、80年間で学んだ門下生の数は4800人を超えました。塾生の中には、この時代には珍しく、女性もいたそうです。

現在、日本遺産に認定されていて、建物や庭園を観光することができます。

宇佐神宮は大分県宇佐市に位置します。全国に約44,000社ある八幡宮の総本宮で、清水八幡宮・筥崎宮とともに日本3大八幡宮の一つに数えられており大分観光でも有名な神社です。725年の創建と言われ、八幡大神（応神天皇）・比売大神・神功皇后を祭神として祀っています。伊勢神宮に次ぐ第2の宗廟として、古くから多くの人の信仰を集めてきました。

地方にある神社ですが、歴史の舞台となることも多く、特に和気清麻呂が神託を受け僧道鏡を失脚させた「道鏡事件」は有名です。

宇佐神宮には全国から毎年150万人以上もの人が参拝に訪れます。初詣の人気スポットでもあり、お正月の3日間で40万人以上の人が初詣に訪れます。2015年には10年に一度の勅司祭が行われ、この時には多くの人が参拝に訪れました。

宇佐神社は、全国的にも珍しい参拝方法があります。一般的に神社では「二礼、二拍、一礼」が普通ですが、宇佐神社では「二礼、四拍、一礼」となります。この方法を取るのは、宇佐神社のほかに島根県の出雲大社と新潟県弥彦神社しかないそうです。

九州自然動物公園アフリカンサファリは、大分県宇佐市にある日本最大級のサファリパークです。ジャングルバスというユニークなバスに乗って、園内で生活する動物を見ることができます。

園内は７つのエリアに分けられていて、それぞれ自然に近い形で動物が飼育されています。体重150㎏にもなるアメリカグマや丸い角を持つウシ科のムフロン、群れで暮らすライオン、キリンやサイなどの草食動物、ベンガルトラなどを見ることができ、まるでサファリにいるような気分にさせてくれます。

その他にも、ハイエナ、チーター、オリックス、フタコブラクダなども。サファリならではの動物のしぐさや様子を間近で観察することができますよ！

「ふれあいゾーン」でも、いろいろな動物と触れ合うことができます。人気のカンガルー広場では、実際にカンガルーに触ることができます。リスや猫、犬などと遊べるエリアもあり、小さな子どもから大人まで楽しく過ごすことができます。季節ごとにイベントも開催され、かわいいライオンの赤ちゃんと写真を撮ることも。また動物のパン作りなど、観光で訪れた家族揃って楽しむことができます。

臼杵城は大分県臼杵市にある、大友氏の拠点となった城です。戦国時代の武将、大友宗麟が丹生島城として1562年に築城したのがはじまりと言われています。丹生島城は四方を海に囲まれた島に作られ、干潮のときのみ島に渡ることができるようになっていました。

大友宗麟はここを拠点として城下町を築きました。キリシタン大名だった大友宗麟は、城下町に多くのキリスト教の施設を作ったそうです。遠くから信者が移住し、町はヨーロッパ風の独特な雰囲気を見せていたと言われています。

城は三重の天守と31基の櫓がある大きなものだったようです。廃藩後は天守以下建物は取り壊され、周囲の堀も埋められました。現在は公園として保存されていて、石垣や空堀などを見ることができます。二の丸大門櫓が復元されていて、当時の様子を覗い知ることができます。

臼杵城跡は桜の名所としても有名で、春には多くの花見客でにぎわいます。臼杵市には城下町の面影を残す「二王座歴史の道」という観光スポットがあります。武家屋敷跡や寺院、白壁の土蔵などを見ることができるので、臼杵城跡とともにぜひ観光に訪れてみてください。

大分の観光スポットを紹介しましたが、いかがでしたか？　ここで紹介した以外にも大分には多くの温泉郷があり、湯めぐりも楽しめます。歴史スポットやレジャー施設も多く、温泉と一緒に楽しんでくださいね！