ミャンマーの小さな村・インワの観光見所スポット5選

6,032

views

0

インワは14世紀に400年にわたって栄えた古都です。現在は古都の賑わいはありませんが、歴史ある僧院やパゴダなど見ることができます。ここではそんなインワの見どころを紹介しましょう。

インワとは

インワはマンダレーから南西に約21kmのところにあります。 1363年にビルマ族の都となって以来、コンバウン朝では2度に渡って首都となり、400年間栄えた古都です。1800年代に大地震の被害を受けたため、都はアマラプラに移されました。

現在は古都の面影は残っておらず、地震で崩壊した遺跡などが再建されることなく荒れたままになっています。見どころは点在しているので、馬車を使って回るのがおすすめ。ボート発着所に馬車乗り場があり、客引きをしているのですぐに分かります。

バガヤー僧院

バガヤー僧院はコンバウン朝第7代のバジードー王によって、1834年に建立されました。チーク材を使った建築物で、全体にミャンマーの伝統的な木彫りの彫刻が施されているのが特徴です。内部には14~19世紀にかけて作られたとされる、仏像500体が安置されています。

この寺院は260本を超すチーク材で作られていて、最も大きいものは高さ18m、太さ3mにもなります。

石造りの階段、木造建築独特の茶色い建物、巨大な扉など、年月を経て醸し出す雰囲気がすばらしく、見ごたえのある寺院です。

バガヤー僧院(Bagaya Kyaung)
住所:
Inwa, Myanmar
ボート発着所から馬車で20分

マハー・アウンミェ僧院

マハー・アウンミェ僧院はイワナでいちばん大きな僧院です。コンバウン王朝のバジードー王妃によって1822年に建てられました。白い漆喰で覆われたレンガ造りの建物で、このエリアの僧院としてはあまり見られないものです。

マハー・アウンミェ僧院は荘厳な建物で、当時の姿をとどめています。建物の裏には庭園も。

マハー・アウンミェ僧院(Maha Aungmye Bonzan)
住所:
Inwa, Myanmar
ボート発着所から馬車で20分

ナンミイン

ナンミインはバジードー王により1822年に完成した監視塔です。高さ30mの石造りの塔で、王宮跡で見ることができます。1838年に起きた地震で上部が少し傾いてしまっていますが、建築当時の姿のままです。かつては遠くまで見渡すことができましたが、現在はこの塔に登ることはできません。

ナンミイン(Nanmyub Watchtower)
住所:
Inwa, Myanmar
ボート発着所から馬車で20分

ヤダナー・シンメ・パゴダ

ヤダナー・シンメ・パゴダは今から約400年前に完成されたとされています。1838年に起きた大地震で崩壊してしまい、当時の姿を留めていないのが残念です。パゴダは草むらのなかにひっそりと佇んでいます。

ヤダナー・シンメ・パゴダ(Yadana Hsemee Pagoda)
住所:
Inwa, Myanmar
ボート発着所から馬車で20分

ローカタラプー・パゴダ

ローカタラプー・パゴダは1730年に建てられた寺院です。大地震や暴風などで何度も崩壊し、そのたびに王や僧侶たちによって再建されて来ました。パゴダの東には大理石の大仏が収められています。大仏は高さ8m、重さ490トンもあり、一枚岩でできているそうです。

ローカタラプー・パゴダ(Lawkatharaphu Pagoda)
住所:
Inwa, Myanmar
ボート発着所から馬車で20分

インワは現在は古都としての賑わいはありませんが、歴史ある僧院を見たり、人々の素朴な暮らしに触れたりすることができるスポットです。マンダレーからは対岸まで車で行き、ボートで渡ります。所要時間は約1時間半くらいです。

MINK

いろいろな土地の魅力をお伝えできたらと思います。よろしくお願いします!

この記事を読んだあなたにオススメの記事
  • ミャンマー基本情報 【お金編】~ミャンマーではクレジットカ...

    初めてミャンマーに訪れる人なら、現地の通貨や両替方法、チップなどお金に関する情報を前もって知っておくと役立ちます。ここではお金に関するお役立ち情報をご紹介します。

  • ミャンマー基本情報 【お水事情編】

    ミャンマー連邦共和国、首都はネピドーで多民族国家です。ミャンマー屈指の仏教聖地パガン王朝の都バガンには多くの遺跡群が存在したり、宝石の生産量が多いことで知られていますね。年間75万人の観光客が訪れるほど人気の、ミャンマーの水情報を調べてみました。

  • ミャンマー料理?!1度食べたらやみつきに!おすすめメニュー&...

    ミャンマーの異国情緒あふれるお寺とともに、楽しみたいのがグルメ。ミャンマーの料理には、実は日本人の口に合うものがたくさんあります!カレーにサラダ、豚の煮込みなど、1度食べたらやみつきになることでしょう。今回は、ミャンマー料理を4品とミャンマーのレストランを2店ご紹介しますよ!

  • ミャンマー観光の名所・インレー湖で泊まりたいホテル4選!水...

    インレー湖は、ミャンマー観光では欠かせない名スポットの一つです。そして、このエリアには水上ホテルを含めた多くのホテルがあります。ここでは、中でもおすすめのホテルを4つご紹介するので、ぜひ参考にしてください。素敵なホテルに宿泊して、最高の観光旅行にしましょう!

  • ミャンマー基本情報 【言語・お役立ち会話編】~ビルマ語に「...

    ミャンマーと言えば以前は政治的鎖国状態が続いていたため、なかなかミャンマーという国が外国に知られていませんでした。2011年の新政権発足以後、急速に変貌を遂げようとしているミャンマー。これからミャンマーを旅行しようと計画されている方に、役立つ現地の簡単会話をまとめてみました。ぜひ、参考にしてください。

  • ミャンマー基本情報 【気候・服装編】~ベストシーズンはなん...

    ミャンマーの一年間の気候や服装、観光のベストシーズンについてご案内します。ご旅行の際はぜひ、ご参考ください。

このエリアの新着記事
  • ミャンマー旅行で行くべき観光スポット「バガン遺跡群」が超...

    ミャンマーの都市バガンにある、世界三大仏教遺跡のひとつ「バガン遺跡群」。11世紀頃に建立された仏塔が大自然の中に立ち並んでいます。繊細な装飾が施された無数の仏塔は圧巻です。世界遺産の候補にも上がってるバガン、見に行くなら今のうち!?

  • ミャンマー基本情報 【言語・お役立ち会話編】~ビルマ語に「...

    ミャンマーと言えば以前は政治的鎖国状態が続いていたため、なかなかミャンマーという国が外国に知られていませんでした。2011年の新政権発足以後、急速に変貌を遂げようとしているミャンマー。これからミャンマーを旅行しようと計画されている方に、役立つ現地の簡単会話をまとめてみました。ぜひ、参考にしてください。

  • 絶対行きたい!織物の町アマラプラの見どころスポット

    ミャンマーの観光地といえば、ヤンゴンやバガン、マンダレーなどを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、アマラプラもそれらの有名観光地に負けない魅力があります。ここではアマラプラの見どころスポットをご紹介するので、ぜひ訪れてみてください。行って後悔はしないはずですよ!

  • ミャンマー旅行なら!オールドバガン・タラバー門周辺のグル...

    ミャンマーの観光地といえば、やはり多くの仏塔がそびえ立つバガンですよね!世界三大仏教遺跡にも数えられており、外せない名所です。ここでは、オールドバガンにあるグルメスポットを3つご紹介します。観光でヘトヘトになったら、美味しい料理を食べてリフレッシュしましょう!

  • 【ミャンマー観光】マンダレーからすぐ!川沿い村ミングォン...

    ミャンマーには、たくさんの見どころがありますよね。ヤンゴンはもちろんのこと、バガンやマンダレーなども見逃せません。そして、ミングォンもぜひ訪れてほしい場所の一つ。ここでは、ミングォンの名スポットを3つご紹介します。ぜひ参考にして、ミングォン観光を満喫してくださいね!

  • 【ミャンマー】インレー湖のおすすめレストラン4選

    東南アジアのミャンマーは、最近観光客が増えている人気急上昇中の国。行ってみたいという人も多いのではないでしょうか。そして、そんなミャンマーで外せない名所がインレー湖です。ここでは、インレー湖周辺のおすすめレストランを4つご紹介します。レストラン選びの時には、ぜひ参考にしてくださいね。

  • ミャンマーの人気観光スポット・ミインカバー村に残る寺院6選

    仏教遺跡の町バガン旧市街南、ミインカバー村は遺跡も多く残り人気の観光地です。ここではミインカバー村に残る寺院や遺跡を紹介しましょう!

  • ミャンマー基本情報 【お水事情編】

    ミャンマー連邦共和国、首都はネピドーで多民族国家です。ミャンマー屈指の仏教聖地パガン王朝の都バガンには多くの遺跡群が存在したり、宝石の生産量が多いことで知られていますね。年間75万人の観光客が訪れるほど人気の、ミャンマーの水情報を調べてみました。

  • ミャンマー基本情報 【治安・情勢編】

    ミャンマーは「アジア最後の秘境」とも言われる美しい国。遺跡や魅力あふれるリゾート地などがあり、観光客も多く訪れています。ここではミャンマーの治安と注意することを紹介したいと思います。

  • ミャンマー基本情報 【交通手段編】~田舎では交通手段が馬や...

    ミャンマーと言えば記憶に新しい、アウン・サン・スーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)の新政権発足により、経済発展著しい東南アジアの国。新政権発足以後は、外国人観光客も増加しています。今回は、そんな変貌するミャンマーに関する国内交通事情をお届けします。

この記事のキーワード
このエリアの人気記事
今週の人気記事