千葉女子旅は日帰り？1泊？おすすめドライブコースやグルメ・穴場スポット16選

千葉県内で、いち早く春が感じられるスポットとして人気の房総半島は県の南部に位置しています。日帰り旅行先やドライブコースとして人気の観光名所です。

特に「日本の道100選」に選ばれた「房総フラワーライン」は必見。早春、館山市下町交差点から南房総市和田町までをゆく道路の両脇には菜の花が咲き乱れます。この菜の花は、夏にはマリーゴールドや季節の花に植えかえられ、訪問者の目を楽しませてくれます。約46キロメートルにおよぶ海岸線を風を感じながらドライブ！爽やかな気持ちになれそうですね。

「房総フラワーライン」の周辺には、花を楽しめるテーマパークがたくさん。「館山ファミリーパーク」、「南房パラダイス」には、ヒマワリ畑やハイビスカスの植物園があり夏気分を盛り上げてくれます。ドラゴンフルーツの栽培もしていてフレッシュなフルーツジュースを味わうことができます。春に観光客が集中する房総ですが、これから夏にかけての季節も充分楽しむことができそう！

晴れた空気の澄んだ日には富士山や伊豆諸島が見えることもありますよ。レンタサイクルで周るのも楽しそうですね。

房総半島のグルメといえば、なんといっても房総沖で採れた新鮮な魚介類。おすすめのお食事処は地元の漁業協同組合が運営する「漁協直営食堂ばんや(ぎょきょうちょくえいしょくどうばんや)」です。

昼時には行列が出来る人気店で味わえるのは、季節ごとの新鮮なお魚料理。2月にはブリを食べつくす「ブリフェア」、3月にはサバをふんだんに使った御膳が楽しめる「房総サバフェア」が開催されていました。漁協直営の提供だからこそ実現したボリュームとリーズナブルさに感動！ハイシーズンには事前に電話予約で席を確保しておくのが◎。

定番メニューの中でも人気なのは、この「金目鯛の姿煮」。日によって少々のお値段の変動がありますが、通年を通して2000円前後でいただけます。「クジラ陶板焼き」なんてお品書きもありますよ。生食もOKなクジラの身は柔らかくビールとの相性もピッタリ。8月からは、毎年恒例のサザエ祭りが開催されます。旬の味を頂けるのって贅沢ですね！

併設のお土産コーナーでは、干物や惣菜、加工食品の販売もしています。 定置網漁の見学や、遊覧船の運行もおこなわれています。見どころたっぷりのスポットをお見逃しなく。

千葉県浦安市に所在しているのに「東京…」というパーク名がついていることで知られている東京ディズニーリゾート。実は千葉には他にも東京○○というテーマパークがあるんです。袖ヶ浦市の「東京ドイツ村(とうきょうどいつむら)」は近頃特に人気のスポットで、四年連続で来場者数が百万人を超えたことを先日発表しました。

「東京ドイツ村」の広さは東京ドーム約十九個分、二十七万坪と広大です。こんな広いパークを徒歩で周るなんて疲れてしまいそう…と心配になりますよね。ご心配なく！園内は車のまま周ることができ、各所にパークスペースがあるのです。

入園料は大人一人800円。無料でゆったりと過ごせる芝生エリアがあるので、天気のいい日にお友だちと寝そべったり、お喋りしたりしたいですね。そんな時、片手に欲しいのはビール！売店には数種類のドイツビールが揃っています。飲み比べも楽しそう。運転手のお友だちには悪いけれど、カンパイしちゃいますか？

レストランでは、BBQを楽しむこともできます。お肉や野菜、ウィンナーなど好きな食材を好きなだけ選んで先払い。ウィンナーが、ぷりぷりで美味しそう！

千葉県いすみ市の山田川周辺には、源氏ぼたるが自然生息していることから「源氏ぼたるの里(げんじぼたるのさと)」と名付けられ、地元の人々によって大切に保護されています。

蛍が見られるのは例年5月末から6月の初旬、午後7時半ごろから午後9時ごろまで。蒸していない風のない日に蛍が飛ぶそう。毎年一回、5月下旬には「ほたる祭り」が開催され、物産店の出店やバンドの演奏なども楽しめます。汚れのない美しい清流にしか生息できない蛍の幻想的な光を、お友だちと楽しんでみては？

実は「源氏ぼたるの里」で観測できるのは一種類の蛍だけではありません。いすみ市には、源氏ぼたるの他に、ヘイケボタル、クロマドホタル、ムネクリイロボタル、オバボタルの計五種類が生息しています。一匹が光りはじめると「同時明滅」というコミュニケーションをとり、集団で光るタイミングを合わせはじめます。

蛍鑑賞の際には、懐中電灯は使わないようにしてください。そして美しい小川を保つためにゴミの持ち帰りにも気を付けましょう。

日帰り旅行に人気の房総半島ですが、源氏ぼたるの里で蛍鑑賞をしたら、すっかり夜も更けてしまいましたね。そこで、房総のお勧めの宿をご紹介します。

「房総鴨川温泉 是空(ぼうそうかもがわおんせん ぜっくう)」の自慢はオーシャンビューの客室。ダイニングや露天風呂からも海に臨む絶景を眺めることができます。打ち寄せる波の音や漁火の明かりなど、大自然の恩恵を体いっぱいに感じられるのも、このお宿の特徴です。日々の喧騒から逃れてリラックスできそうですね。

2014年4月にリニューアルされた「是空棟」に宿泊するプランがとても人気。一泊二食つきのこのプランには県内の人気水族館施設・鴨川シーワールドの入園券がついています。更に夕食には伊勢海老も！二名で一本の船盛りなので一人では食べきれない、という女性同士の旅に嬉しいですね。お食事をいただく「ダイニング月天」は、お酒のラインナップも豊富です。

アメニティは資生堂の高級シリーズ・ルモンドール。全日空のラウンジなどでも提供されている銘柄で女性に人気のラインです。

房総半島から少し距離はありますが、千葉の人気宿をもう一軒ご紹介。木更津市の「龍宮城スパホテル三日月(りゅうぐうじょうすぱほてるみかづき)」は、ある芸能人のお墨付きという事で有名になったのですが、ご存じの方も多いのでは？そうです。このホテルは、お笑い芸人の千原ジュニアさんのお気に入りで後輩の芸人たちと泊りがけで遊びにいっていると話して一躍有名になりました。

前東京都知事の舛添要一さんや、お笑い芸人の水道橋博士の行きつけとしても知られています。いったい、何が他のホテルと違うのでしょうか？

「ゆったり、たっぷり、のーんびり♪」というCMソングで知られている「ホテル三日月」。客室は全室オーシャンビュー＆富士山ビューとスケールがとにかく大きいのです！年間を通して遊べるプールでは、レーザーショーや噴水ショーの開催もあり宿泊客を飽きさせないアイディアが満載。女性に嬉しいエステルームや岩盤浴、ゲルマニウム温浴も併設しています。

大浴場に行った際には、18金でできた名物の「1億5千万円の純金風呂」こと「開運の湯」へ浸かることも、お忘れなく！

千葉県で温泉を楽しみたいという方は、大型温泉施設「大江戸温泉物語 浦安万華鏡(おおえどおんせんものがたり うらやすまんげきょう)」を訪れてみては？バスで15分という、アクセスの良さから東京ディズニーリゾート帰りのお客さんも多く利用しています。最終24時までチェックインOKというプランもありますよ。人気が出るのもうなずけます。

料金は大人二名利用の場合、6400円から。朝食バイキング付きでの、この安さはお財布に優しいですね！

千葉県最大級の温泉テーマパーク「大江戸温泉物語 浦安万華鏡」にはなんと、38種類ものお風呂が用意されています。美肌効果がある「コラーゲン風呂」や水着持ち込みOKの「大滝の湯」など、ずっと浸かっていたくなるようなお湯がたくさん！天然温泉が水着着用OKなんて珍しいですよね。韓国式垢すりや、タイ古式セラピーの施設も完備されています。

お食事は、気軽にB級グルメを楽しめるフードコートや、中華料理レストラン、焼き肉レストランなど複数から選択できます。

房総半島が有名な観光名所のために、南部ばかり取り上げられる千葉県ですが、実は北部の市町村も魅力がたっぷり。県庁所在地がある千葉市には、一味ちがった絶景のナイトスポットがあるのをご存じですか？

「全国工場夜景都市協議会」に加盟している千葉市。臨海部にはコンビナートや工場が多く、夜間これらがライトに照らされてSFの世界のように光り輝くのを、クルーズ船に乗って見学することができるのです。工場が稼働する迫力の機械音を生で体感できるのも、またとない体験になりそうです。千葉観光のおすすめ穴場スポットですよ。

現在クルーズ船を運行しているのは千葉ポートサービスと日東商船の二つの会社。それぞれが「シャイニービュー号」「あるめりあ号」という船でツアーを開催中です。大きな窓から夜景を楽しみたい人には「シャイニービュー号」が、そして船上デッキで外の海風を感じたいという人には「あるめりあ号」がおすすめです。

乗船場に併設されている複合施設「ケーズハーバー」では、体が温まるアツアツのクラムチャウダーをいただけますよ。こちらもおすすめです。

続いてご紹介する観光名所は、文学作品や映画にも登場したことがある歴史的なスポット。何やら手漕ぎ船に数人の人が乗って川を渡っているように見えますが何でしょうか？

これは「矢切の渡し(やぎりのわたし)」という江戸時代の農民渡船です。江戸幕府により、地元民たちの移動手段として設けられたもので、川の向こう岸、現在の葛飾区までをつなぐ重要な足でした。かつて、このような渡し場は利根川に十五ヶ所ほどありましたが現在船が行き来しているのは松戸の「矢切の渡し」のみとなりました。

「矢切の渡し」は伊藤左千夫の小説「野菊の墓」の作中で描写されています。また映画「男はつらいよ」では、フーテンの寅さんが度々この渡しに乗っています。江戸時代には大人一人3文、馬は5文で、この船に乗れたそう。現在は大人200円、小学生までの子供100円で毎日運行中です。(12月～3月上旬は土･日･祝日のみ)

天気がよければ、東京スカイツリーがこんなに近くにハッキリ見えるんです！梅雨前の今の時期にピッタリのお出掛け場所ですね。

千葉県松戸市に遊びにきたら是非立ち寄っていただきたい洋菓子店をご紹介。ローカル感がすてきな「お菓子工房 ポニー(おかしこうぼう ぽにー)」は地元で愛される老舗のケーキ屋さんです。

長年のご贔屓さんが多いお店で、イートインも可能です。座席は8席と少なめですが、これを臨時で増設して年に二回だけ行われるイベントがあります。それは例年お客さんが殺到する「ケーキバイキング」。完全予約制のバイキングイベントは毎年未定でホームページで事前に告知されます。ちなみに昨年の開催月は6月と11月でした。お値段は1,850円。制限時間は一時間半です。

千葉観光の予定とバイキングの実施の時期が残念ながら合わないことも多いかもしれませんね。そんなときでも、是非このお店に立ち寄って、一つケーキを食べてみてください！千葉の特産品の梨を使って作った「梨ブランデーケーキ」や「梨ゼリー」「梨サブレ」は絶品！次回千葉に遊びにくる時には、バイキングイベントを狙って来店しようと思うほど、虜になってしまうかもしれませんよ。

「千葉の梨入りブランデーケーキ」はプレーン・メイプル・紅茶の三種類。一本1,296円。648円のハーフサイズもあります。

千葉県には「千葉の渋谷」と呼ばれてる「柏(かしわ)」という街があるのをご存じですか？東京のベッドタウンでもある柏市にはJR常磐線が乗りあげ、駅前には、高島屋やマルイなどのファッションビルが充実しています。東京の渋谷までは交通の便が悪くて行けない…という流行に敏感な若者やギャルたちが、かつて集まっていた為に、そう呼ばれるようになったと言われています。

そんな柏駅から徒歩1分の場所にある「セキグチ肉店(せきぐちにくてん)」は、厚生大臣賞の受賞歴もあるお肉屋さん。

店頭には「メンチカツ」「ヒレカツ」「豚レバーカツ」など揚げ物惣菜がたくさん。中でも人気なのは、しゃぶしゃぶ用の肉を何層にも重ねてミルフィーユ状にしたカツをバンズにはさんだ「ミルフィーユカツバーガー」。注文を受けてから揚げるカツはサクサク！さっぱり系のソースも病みつきのうまさです。

「ミルフィーユカツバーガー」は自宅で作れるキットとしてパッケージ売りもしているのでお土産にもどうぞ。アツアツを頬張りながら街ブラしてくださいね。

女子旅に欠かせないのは、やはりなんといっても美味しいスイーツを食べられるカフェでのお喋り。千葉にもすてきなお店がありますよ。

JR柏駅から歩いて5分ほどの場所にある「三日月氷菓店(みかづきひょうかてん)」は、小ぢんまりしたお店ながら行列ができる日もあるほど人気のかき氷専門店です。そのかき氷の美味しさの秘密は、日光の天然氷。手間も時間もかかるために現在では、あまり使われていない天然氷を使った伝統的な製法にこだわっています。

天然氷とは山でくみ上げた地下水を、冬に池で凍らせたもの。冷凍庫から出したあと、すぐに氷を削るのではなく、しばらく置いて氷の温度をあげるひと手間をかけることで、自慢のふわふわのかき氷ができあがるそう。「みぞれ」「ほうじ茶」「宇治抹茶」など、どれも美味しそうなフレーバーばかりで迷ってしまいそう。

おすすめは季節の果実を絞ってシロップを作った「生果実シロップ」各種。「すいか」や「白桃」「ぶどう」など、季節ならではの味を楽しめます。

千葉のディープな居酒屋でお酒を味わいたいなら、おでんが名物の「やたいち」を訪ねてみて！生まれも育ちも柏という料理人のオーナーとすてきな女将さんが出迎えてくれます。お店にはカウンターが10席のみ。開店と同時にお客さんで埋まってしまうこともあるほどの人気ぶりなので、電話で事前予約がおすすめです。

おでんは定番のタネから、日替わりのものまでさまざま。お任せ盛りでトマトのおでんが出てくることもあるよう。何が出てくるかわからないワクワク感がありますね。

「やたいち」の自慢はおでんだけではありません。日本酒と焼酎は合わせて100種類を用意。品揃えは、もしかしたら県内で一番かもしれませんね。カウンター席に酒瓶が並んでいるので自分でお好みの品をとってつぐこともできますよ。日本酒はどれも一杯750円。酔っていてもお勘定がしやすいようにという店主の配慮だそう。

おでんのネタが終わり次第閉店してしまうので、早めに来店するのが◎。ぬくもり嬉しい居酒屋で、美味しいおでんとお酒を楽しんでくださいね。

ローカルな味わいのある名所を周ることができるローカル線での旅は、近頃ますます注目を集めていますね。柏市のお隣・流山市には約百年もの長きにわたり市民に愛されてきたローカル線「流鉄流山線(りゅうてつながれやません)」が走っています。停車駅は6駅で始発から終点まではおよそ12分。全長5.7キロメートルの道のりです。

ICカードのパスモもスイカも使えない流鉄流山線こと「流鉄」では、降りる駅で駅員さんに切符を手渡ししてくださいね。

さて流鉄流山線に乗ってどこへ行きましょう？6駅全てに降りてみるのも楽しそうですね。流山線始発の「馬橋(まばし)」には、厄除け祈願にご利益がある「萬満寺(まんまんじ)」があります。創建されたのは鎌倉時代初期。運慶によって造られたとされる本堂の不動明王像は市の指定文化財に指定されています。

ローカル線の旅スタート駅で、まずはお寺に参拝して気持ちをリフレッシュさせるもよいかもしれませんね。

終点の流山駅に到着。街をぶらりぶらりしていると「ましや呉服店(ましやごふくてん)」という由緒ある呉服店を発見！少し敷居が高そうだけれど、勇気を出して入ってみましょう。

1859年(安政6年)に創業した「ましや呉服店」は六代つづく呉服屋。2009年には創業150周年を迎えました。着物の販売は勿論のこと「着付けよろず相談」と称して着物に関するお悩みにものってくれるそう。古い着物の仕立て直しのアドバイスなどもしてくれるので、もしお悩みの方は店頭で相談してみては？

実は江戸時代の剣士・新選組ゆかりの地でもある流山。この土地に最後に陣営をおいた局長の近藤勇の屋敷跡が現存しています。そんな新選組の歴史を感じられるグッズが「ましや呉服店」にも。オリジナルの日本手拭いや扇子、だんだら染の羽織は呉服店ならではの品揃え！歴女同士の女子旅におすすめのスポットです。

老舗は少し敷居が高く感じられますが、旅の恥はかきすて！ローカルならではの温かみあふれる流山の地を目いっぱい楽しんでくださいね。

千葉への女子旅でぜひ訪れていただきたいスポットを厳選してご紹介してまいりました。春から初夏にかけて、ドライブが楽しい房総半島では、新鮮な海の幸がリーズナブルに味わえます。また北部の千葉市ではコンビナート工場を船にのって見学する「工場夜景クルーズ」が人気。柏市や松戸市、流山市の穴場も見逃せませんよ。楽しく安全な女子旅の参考にしてくださいね。