銚子でおすすめの海鮮丼がおいしいお店7選！海の幸を一皿で堪能しよう

千葉県銚子市は太平洋に面する日本三大漁港の一つであり、日本屈指の水揚げ量を誇る有名な銚子港があります。特に2018年度の水揚げ量はおよそ25万2400トンと言われ、8年連続で1位を獲得、同年11月の不漁が続きましたが、2位の静岡県焼津港を押さえ、およそ8万トン以上の大差をつけたことでも有名です。

銚子港では大漁の魚を積んだ漁船たちがたくさんあり、その水揚げされたばかりの大漁の魚たちが、目の前の市場で並べられている光景は圧巻です。

千葉県銚子市の歴史をたどると、明治時代は日本中は少子化でしたが、銚子市は漁業の町として栄え、明治初期には千葉県内でも銚子市が最も人口の多い町でした。

また、銚子港は農業や産業等が発展し、銚子港や犬吠埼など観光として栄えたことは間違いありませんが、一番経済を発展させたのは「漁業」といっても過言ではありません。

銚子の海は、北上する黒潮と南下していく親潮がちょうど交わうところであり、2002年（平成14年）には、イワシ、サバ、サンマなど数十種類の青魚の水揚げ量の日本一を獲得。それ以降、銚子や犬吠埼はもともと観光地だったことも重なり、銚子港の目の前には魚市場を作り、漁師の町と大きな展開を見せてくれました。

このあたりから魚市場の仲卸業者から直営され、銚子港の近くや目の前で獲れたて新鮮な海鮮丼やお寿司し、お刺身などを提供してくれるお店が増えました。現在では数え切れないほど多くの活魚専門店があり、地元の人だけではなく、国内外から多くの旅行客が訪れるようになりました。

人気の秘密は口コミやネット情報ももちろんのこと、市場の直営店や卸業者が経営しているお店だからこそ値段も安く、おなかいっぱいに食べられること。銚子は海の幸がとにかく豊富なので、銚子へ行く際は気になるお店をチェックしておきましょう。

こちらの万祝は岩観音駅から540ｍ、目の前には海が広がります。漁協直営食堂であり、朝早くから船で沖合にでて水揚げをしてきた漁師さんや、地元の人たち、観光客が訪れてきます。

こちらのお店では、銚子港で水揚げされたばかりの鮮度の良い活魚をお刺身にしたり、人気の海鮮丼、煮物や揚げ物、一品料理まで幅広く提供しています。銚子港の目の前にあるので、海鮮丼など含めすべての料理がお手頃な値段で食べることができます 。

店内は大きな窓に囲まれ、銚子港の海や外の景色を見ながら美味しい食事を楽んだり、漁師の町ならではの潮の香りを満満喫できるのも醍醐味のひとつですね。座席数は40席、個室はなく完全禁煙です。駐車場も完備されているので、遠方から訪れても安心です。

初めてお店の中に入った際には海鮮丼から一品料理までどれもお安く、大満足できることなしです。例えば山かけマグロご飯一杯200円。港の近くのお店だからこそのお値段ですね。

おすすめメニューは「山かけマグロネギトロ丼」1080円。 どんぶりの上には大きなマグロと相性のいい山芋、そしてネギトロとアクセントに卵がトッピングされています。マグロとネギトロを一度に食べられるのは贅沢ですね。

また、どんぶりの白いご飯は酢飯です。海鮮丼に酢飯を使うことで鮮魚とご飯の相性がとても良く、後味もさっぱりして食が進みます。そのほかにも「鉄火丼」1380円、 銚子の海の幸がふんだんにトッピングされている「まいわい丼」1600円もおすすめです。

水揚げされたばかりの海鮮丼を安くて提供しているお店を探しているなら万祝へ行ってみましょう。

銚子港で水揚げされたばかりの青魚が味わえる海鮮丼の専門店「観音食堂 丼屋 七兵衛」。場所は銚子電鉄観音駅より徒歩5分銚子市飯沼町で、木の温もりを感じることのできる、雰囲気の良いお店です。銚子市内の海鮮丼の中でも個性的な海鮮丼味わえます。

海鮮丼といえばエビ ウニやイクラなど色とりどりな丼ものをイメージするでしょう 。観音食堂丼屋七兵衛では江戸時代から多彩な技術と知恵を生み出し、伝統の醤油ダレに使用する無添加の調味料にこだわった製法で、青魚の漬け丼や刺身などを提供。その珍しさから県内外もちろん、外国人観光客も多く訪れる有名なお店です。

営業時間は午前10時から夜8時まで、日中は海鮮丼をはじめとするランチの提供、夜はアルコールを提供する居酒屋になります。 座席数は22席で個室や小上がり席はありませんが、子連れの家族も訪れます。

青魚をメインとする海鮮丼を提供しているのはこちらのお店しかなく、人気の秘訣となっています。青魚に含まれるDHA（ ドコサヘキサエン酸）は 血管を丈夫にしたり血液をサラサラにするなど健康志向の方にも喜ばれています。

スーパーなどで売られている市販の缶詰ももちろんおいしいですが、 観音食堂丼屋七兵衛では銚子港で朝水揚げされたばかりの青魚だけを提供しているので、良質の脂質とタンパク質が同時にいただけます。

お店一番のおすすめメニューは「漬丼定食」。この漬丼定食には、つみれ汁、小鉢ものなどがついてお得感満載。ほかにも「真いわし定食」1000円、「極上さば定食」1500円、「生マグロ定食」1300円、「さんま定食」1000円から選べます。

こちらのお店の漬丼定食を食べるために、休日にはお店の外に行列ができたり駐車場待ちということもあるそうですよ。季節によって様々な魚が出回るため、 イワシやサバなどメニューに変動があるので食べたい魚がある場合は確認してから行くことをおすすめします。

銚子市黒生町に位置し、銚子名物の新鮮な海の幸が味わえる創業60年の「一山いけす」。実はこちらのお店、日本で初めて店内に巨大な生けすを作った鮮魚問屋直営で有名なお店です。

その巨大な生けすの中にはヒラメやアイナメ、伊勢海老のほか多くの地魚が泳いでいます。初めて来店する人は大きな生けすで泳ぐ魚を見て感動したり、お店の目の前が太平洋ということで、このロケーションを楽しみにしてくるお客さんもたくさんいます。

鮮魚問屋直営は一山商店を基盤とし、食事を提供できる部門として「一山いけす」が誕生しました。直営店だからこそ独自のルートで、安くて鮮度の良いものを手に入れることができます。契約漁師さんが銚子魚市場で直接足を運び買付けし、全国の卸売市場へおろし、なおかつお店でおいしい魚を提供しています。

店内は1階から3階まであり、1階にはカウンター席30席とお座敷席、2階にはお座敷が150席、3階は椅子席の250席、そのほか少人数用の個室が用意されています。通常の食事や貸切など、色々なシーンで活用できます。

一山いけすでは、新鮮なマグロの握り、赤貝の握り、時価相当の金目の煮付けやイカの丸焼きなど、生けすがあってこその活魚がいろいろな料理で提供されます。ここへ来たらやはり海鮮丼でしょう。特に海鮮丼の中でも「いくら丼、ウニ丼、鉄火丼」がおすすめ。

値段は1780円から1850円まで。黄金比のようなぜいたくな海鮮丼が3拍子そろっています。さすが犬吠埼で一番の海鮮料理が食べられるお店として、どんぶり以外にもカツオサバヒラメなど7点盛りされたお刺身も鮮度抜群です。

また、冬に出回る旬のイカ刺しがおすすめ。冬が到来すると、一山いけすの巨大な生けすの中はイカで埋め尽くされます。生けすの中では勢いがまだまだ衰えないイカが泳いでいて、お客さんから注文が入った時点でお刺身にして提供。冬季期間中のイカ造り2～3人前3,700円は、数量限定なのでぜひ味わってみてください。

銚子市天王台、犬吠駅近くにある回転寿司店「しまたけ水産」。大漁の旗をモチーフにした大きなのれんが印象的なお店です。

こちらは魚屋直営の回転寿司でネタが大きいのが特徴です。店内は一般的な回転寿司屋よりも大きく、カウンター席はもちろん、テーブル席やお座敷席もあるので、お一人様や家族連れなど、いろいろなシーンに活用できますよ。

お店の1階は、地魚を中心とした銚子港で水揚げされたばかりの魚を調理し、回転寿司として、2階では外川港と銚子港で水揚げされたばかりの魚を新鮮なうちに味わう魚料理を提供。

また、しまたけ水産では、お土産用に真空冷凍された「きんめ煮」を製造販売。銚子市場で買い付けをしたカキ殻と香味野菜を、ぜいたくに引き出した天然ミネラル豊富な漬けタレでじっくり煮詰めています。

1階の回転寿司はチェーン店では味わえないシャリからあふれる大きなネタで、価格の安いお寿司から、その日に値段が決まる時価のネタまで味わうことができます。

しまたけ水産のおすすめは、ウニがたっぷり盛り付けられた「ウニ丼」です 。鮮度抜群で仕入れたばかりのウニが美しく白いご飯の上に盛り付けられています。

ウニは加工することで年中食べられるものですが、こちらのお店では時期になると新鮮な状態でより美味しくウニ丼が味わえるのが魅力です。ほかにもウニとイクラの贅沢な丼も提供し、いろいろなものを食したい人には特におすすめです。

営業時間は平日と週末の時間が違うため事前にチェックしていくと良いでしょう。また閉店時間は夜8時なので、時間に余裕をもって入店しましょう。

銚子市本城町にある「きみ野」。こちらのお店は、大ぶりなネタと厚切りのお刺身が豪快に海鮮丼として味わえるのが特徴で、銚子市の昔ながらの老舗海鮮料理が味わえる旅行客にもおすすめです。 JR総武線松岸駅から19分、国道356号線沿いに位置し、2階建ての店内は、分煙されたテーブル席とカウンター席が全部で50席。

お店のランチメニューは「海鮮丼」1100円、「カワハギ唐揚げ定食」1100円、「煮魚定食」1500円など、 お店オリジナルのつみれ汁がついていてお得です。特に海鮮丼は、その日の水揚げ量や旬の食材によって変動があるので日替わりで提供。

こちらのお店は懐石、割烹料理、小料理などジャンルを問わないため、気軽にランチやディナーも、お一人様から団体様用の貸し切りにも対応しています。

お店の人気メニューは 「銚子どんぶり」1150円。アジ、カツオ、キハダ、ブリなど、お店独自の秘伝漬け丼用のタレをたっぷりつけ、丼の上にどっさり盛り付けられたどんぶりです。来店する人が最も多く注文するのもこの銚子どんぶりです。

海鮮丼は、銚子市内の中でもかなりのお手頃価格。それだけではなく厚切りの大きなネタは食べても食べても量が減らないと皆が口をそろえるほどです。このお値段で海鮮丼が味わえるのは、漁師の町銚子市だからこそです。

ほかに「サーモンといくらの親子丼」1450円、お店オリジナルの「ちらし寿司」1180円、大きな船に盛り付けられた船「ちらし寿司」1800円もおすすめ。手頃な値段設定なので、気軽にランチやディナーで海鮮を堪能してみてはいかがでしょうか。

銚子市新生町、銚子電気鉄道観音駅から徒歩7分、目の前には銚子港、そこに位置する「魚料理　みうら」は、水揚げされたばかりの鮮魚等を丼ものや定食で味わえる人気店です。

外観は、どこか懐かしいたたずまい。表と裏でお店の雰囲気が違います。お店には常備20種類以上の鮮魚を用意。夏は天然の磯焼きから冬はあんこう鍋まで、季節に応じた海鮮料理を提供しています。

以前、テレビ番組で全国に紹介されたこともある人気店。店内は広く開放感があり、カウンター席や個室、お座敷、全て含めると80席ほど。個室は、6～8人、10～20人、30人前後の大宴会などの利用が可能。店内は分煙されています。

営業時間は昼10時から夜9時まで、料理は魚料理がメインで、食事に合う日本酒・焼酎・ワインなども用意されています。

こちらのお店に来たら、まずお店ナンバーワン「海鮮丼」を食べてみましょう。 幻の「海鮮丼」で2300円。 13種類の大きなネタが入っており、単品で注文するよりもずっとお得で見た目にも楽しい逸品です。豪快なサーモンやイクラ、さらに殻付きのカニの手が入っているユニークな海鮮丼です。

そのほかに魚のメニューは充実しており、 特に金目づくしメニューにおいては、お刺身や塩焼き、漬け丼や天ぷら、魚のあらから取り出して作ったあら汁も贅沢に堪能できます。

様々なバリエーションを加えた料理が堪能できるのもこのお店ならではです。 ぜひ足を運んでみてはいかがですか？

銚子市中央町にある人気店「鈴女」。銚子電気鉄道 銚子駅から徒歩10分、銚子港の目の前にレトロで赤い壁の建物が印象的です。

店内に入ると、広い壁一面に達筆な文字で書かれた手書きのメニューがたくさん貼り付けられ、ほかの壁には、魚の図鑑を壁に貼り付けたかのような、魚のことを説明しているイラストのようなものが目に留まります。店内にはカウンター5席、テーブル12席、お座敷20席、お昼の11時から14時20分までのランチの時間は禁煙で、夕方5時から夜10時までは全面喫煙となります。

銚子港の近くには多くの海の幸を堪能できるお店がたくさんありますが、鈴女はとにかく刺身の種類多く、鮮魚のネタが大きいのが魅力的で、調理の際に出る魚を使ったあら汁もおいしいと評判です。特に犬吠埼付近にある温泉の帰りやドライブ途中にランチで訪れる人が多く、週末などは行列を作ることもあるとのこと。時間に余裕をもっていくのがおすすめです。

鈴女で提供されているメニューは、海鮮丼、天丼、魚メインの定食など多くの種類があり、ほとんどのお客はここで丼ものを注文するそうです。お店の一番のおすすめは「海鮮丼」1,600円。とにかく海鮮丼に使われているネタの種類が豊富で大きく、コストパフォーマンスが最高との評判です。

海鮮丼以外には、「まぐろ丼」1,100円、「ねぎとろ丼」1,100円、「うに丼」1,600円、「いくら丼」1,700円と、どれも2,000円以下でリーズナブルにいただけます。

営業はランチ以外にも夕方からディナーを行い、夜はランチと違い、少し贅沢なメニューが提供されます。例えば、肉厚の白身魚のフライや大根のおでん、てんぷらの盛り合わせなど、日本酒をはじめとしたアルコールによく合うメニューがたくさんあります。銚子港を目の前にした活魚が味わえる鈴女へ、ぜひ足を運んでみてください。

いかがでしたでしょうか？
銚子には銚子港を目の前にした安くて美味しい海鮮丼が食べられるお店がたくさんあります。水揚げされたばかりの鮮魚を、その日のうちに海鮮丼やお刺身にできるのは港の近くにあるお店ならではです。

写真からも美味しさが伝わることでしょう。ネタが分厚く、量も多いのでコスパが最高です！この味わいを求め、近年では全国のみならず海外からも観光客が足を運ぶようになりました。ぜひ、この美味しい海鮮丼を食べに、銚子を訪れてみてください。