クアラルンプール国際空港(KUL)を徹底解剖!空港での過ごし方やWi-Fiのつなぎ方などをご紹介!

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クアラルンプール国際空港を紹介します。東南アジア有数の規模を持つ国際空港の過ごし方として、ラウンジの過ごし方や、グルメ、ショッピング情報、市内へのアクセス手段、空港周辺のホテルやWifiのつなぎ方など、クアラルンプール国際空港を徹底解剖します。

クアラルンプール国際空港(KUL)概要

クアラルンプール国際空港(KLIA)は、マレーシアの首都クアラルンプールの郊外セランゴール州セバンにあります。マレーシアを代表する空港で、空の玄関口です。

空港の雰囲気

クアラルンプール国際空港(KLIA)は、中心部から南に4.3キロメートルの位置にあり、2018年は、乗客59,988,409人、取扱貨物714,669トンで、399,827台の航空機が運用されました。空港の敷地は100平方キロメートルで、この広さは世界トップクラス。さらにクアラルンプール国際空港には、開港の時点で3つの平行滑走路がありました。
開港当初、これだけの規模を持つ空港は、東南アジア地域では最初です。またマレーシア発で、東南アジアを中心に日本にも路線を持っているエアアジアの躍進が著しく、拠点となるターミナル(KLIA2)が完成したことで、ますます多くの乗客が利用するハブ空港の役割を担っています。

空港の歴史

かつてクアラルンプールの中心にあったシンパン空港は、1952年から65年にかけて最初にできた空港で滑走路が一本ありました。その後、西南西方向に15キロメートルの場所に作られた、スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー(スパン)空港が、1965年に開港するとその役割を終え。マレーシア空軍基地の時代を経て2018年に完全閉鎖。スパン空港の開港当初は、東南アジア最長の滑走路を持つ空港として30年近く運用されましたが、供給能力が追い付かなくなります。時のマハティール・ビン・モハマド首相が主導し、郊外に新たな空港を建設する計画が始まりました。この新空港建設には日本も深くかかわっており、設計は黒川 紀章(くろかわ きしょう)、メインターミナルを大成建設、サテライトを竹中工務店が請け負いました。
1993年に着工、5年後の1998年6月に完成。これはくしくも香港国際空港の1週間前でした。1999年にマレーシアで開催された、イギリス連邦に属する国や地域が参加して4年ごとに開催される総合競技大会「コモンウェルズゲーム」に、無事に間に合います。最近では2017年2月13日に、空港ターミナルビルで北朝鮮の金正男が暗殺される事件も起きました。ちなみに新空港開港により、スパン空港はその役目を追えました。しかし現在も国内線のプロペラ機による旅客便をはじめ、政府専用機や空軍、チャーター機の空港として利用されています。

ターミナルの数

クアラルンプール国際空港のターミナルはふたつあります。メインターミナル(KLIA)は1998年の開港当時から運用されており、国内線と短距離国際線用。また、中・長距離路線は、サテライトターミナルAを利用。この場所にはさらに同一規模のサテライトの建設予定があります。KLIAは、マレーシア航空をはじめ各国の航空会社が利用しており、日本の全日空、日本航空もこのターミナルから運航していています。
その他2006年からLCCターミナルが運用を開始していました。しかし、主に利用していた格安航空会社エアアジアの供給量増大により、新ターミナルの建設が開始。2014年にメインターミナルをしのぐ規模を持つKLIA2が完成しました。従来のLCCターミナルは閉鎖され、新ターミナルはそれまでつながっていなかったエアポートエキスプレスの駅も作られました。東京・大阪のほか、新千歳空港と福岡空港の日本便を持つ、エアアジアXはこのターミナルから運航しています。

ターミナル間の移動

クアラルンプール国際空港のターミナル間移動ですが、KLIAのメインターミナルとサテライトターミナルAとの間には、完全無人運転のエアロトレインが結んでいます。所要時間は3分程度。
KLIAとKLIA2の移動は複数の方法が在ります。無料の連絡バスが運用しており、KLIAからKLIA2そして空港の駐車場と巡回しています。10分に1本の割合で運行。通常のシャトルバスのほかに、近くにあるアウトレットパークに向かうシャトルバスもターミナル間移動に利用可能です。所要時間は駐車場などを経由するので、10分から30分とまちまちで、急いでいる時にはおすすめできません。
バスと比べて最も早く移動できるのが、KLIAエキスプレスです。3分程度で両方のターミナルを結び大変便利。ただし有料となっており、2リンギットかかります。なお制限エリアに入ってからのターミナル間移動は不可です。

イミグレの混雑状況

イミグレの混雑状況ですが、巨大空港のため非常に多くの人が利用します。そのため混んでいるのですが、それ以上に厄介なのは、搭乗口が非常に遠く離れている点。特にKLIA2を利用するLCCエアアジアの日本便は、出国手続きから搭乗ゲートまで非常に離れた場所にあります。さらに、2回荷物検査があるので、最低でも30分くらいの移動時間を見ておく必要があります。また国内線の場合も、到着口から出口まで相当離れていますから、乗り継ぎの時間が少ない時には注意しましょう。

クアラルンプール国際空港(KUL)から市街地までのアクセス

電車

クアラルンプール国際空港から、KLIAエキスプレスという列車がクアラルンプールまで結んでいます。この空港アクセス鉄道は、KLIA2とKLIAからクアラルンプールの中央駅「KLセントラル」を結んでいます。早朝5時から深夜0時30分までの間、15分から20分に1本のペースで運行。ちなみにノンストップタイプの「エクスプレス」と、途中3駅に停車する「トランジット」があります。列車の乗り心地は非常に快適で、最高時速160キロメートルで熱帯雨林を駆け抜け、30分ほどでKLセントラルに到着。
料金は片道55リンギットですが、往復割引などもあります。またクレジットカード決済可能で、オンラインで購入すると1割引きになりますから、それを活用しておきたいところ。そうすれば例えば空港で両替せずにカードでエクスプレスのチケットを買い、セントラル駅に到着後に両替すると、レートの良い両替も可能です。また、乗り継ぎの時間に余裕があれば、ぜひKLエクスプレスに乗ってクアラルンプール中心部を目指しましょう。

バス

クアラルンプール国際空港から、バスでクアラルンプールを目指す方法があります。KLセントラル行きは1時間と、倍近くの時間がかかったり、渋滞のリスクがあったりしますが、料金が半額以下の12リンギットと安いので、時間に余裕のある人にはおすすめの移動手段です。バス内は快適で、高速道路を使って走行。気が付いたらセントラルに到着します。バスは1階部分に到着しますから、エスカレーターでセントラルの改札口に向かうことになります。またクアラルンプールの繁華街ブギビンタンなどに直接向かう路線や、クランなどの郊外の町、マラッカやイポーなどの地方都市に直接向かうバス便もあります。

タクシー

クアラルンプール国際空港から、タクシーを利用する方法です。タクシーには2種類あり、クーポン型とメータ型があります。クーポン型はあらかじめ料金が決まっており、到着時間の有無無関係に、追加料金が発生しないので、安心。クーポンの中にも3段階あり、パジェット、プレミアム、ファミリーに分かれています。空港から直接ホテルまで行ってくれるので大変便利ですが、平日の夕方などは渋滞がひどく、想像以上に時間がかかるデメリットがあります。最近はスマートフォンから予約して乗車できるGRABもあり、料金もあらかじめ分かっていますからメータータクシーよりは安心。ちなみに海外のタクシーでありがちなトラブルの報告はほとんどありません。

空港送迎サービス

海外渡航が初めてなど、未知の国で不慣れなため公共交通に不安があったり、タクシーを待つのが面倒だったりするときにお得なのが、旅行会社が主催している空港送迎サービス。世界中の空港送迎サービスを手掛けているベルトラでは、24時間対応の空港送迎サービスがあります。到着ロビーの同じ階の車寄せで、リムジンカー(トヨタイノーバ)を用意。貸切で快適な移動をサポートします。最大6名まで利用でき、広々とした車内で高速を使ってあっという間にクアラルンプールのホテルまで案内。初めての観光やビジネスに最適なサービスです。

クアラルンプール国際空港(KUL)での過ごし方

クアラルンプール国際空港(KUL)での過ごし方① ラウンジで寛ぐ

ビジネスクラス以上の利用者や航空会社の上級会員。あるいは、プライオリティパスを所持していればラウンジで快適に空港の待ち時間を過ごすことが可能です。プライオリティパス用のラウンジは、PLAZA PREMIUM LOUNGEという名前で、KLIA、KLIA2ともに複数あります。KLIAは、サテライトに1か所あり、24時間利用可能。3時間までの利用が可能で、2歳未満は無料です。インターネットや軽食などのサービスが充実していますが、アルコールは別料金なので注意してください。対してKILA2には4か所もラウンジがあり、このうち2か所は制限エリアの外にあるので、出発時の他到着時にも利用可能。レベル2Mのフードコートエリアの近くとK Super Mart隣にある動く歩道の右側にあります。どちらも24時間オープンしていて、3時間まで利用可能。2歳未満は無料などの条件は同じです。ただし、前者のフードコート近くのラウンジはアルコール飲料が置いていません。また後者のラウンジはアルコール飲料を置いていますが、ビールのみが無料となっています。
制限エリア内にあるラウンジも同様のサービス内容となっておりますが、こちらは営業時間は24時間ではありません。深夜の時間は閉鎖しますから、早朝のフライトの際には注意しましょう。

そのほかのラウンジも確認します。KLIAにあるマレーシア航空 ゴールデン ラウンジ リージョナルは、近距離路線向けのラウンジ。メインターミナル制限リア内に、5時から24時まで営業しており、wifiやシャワー、喫煙室のほか、フェイシャル、マッサージ、ペディキュアなどのスパ施設があります。また国内線利用者専用のラウンジもあり、クアラルンプールからマレーシア国内に乗り継ぐ際には利用したいところ。中・長距離路線用のサテライトには24時間利用可能なラウンジが用意されています。これらのラウンジは、マレーシア航空及びワンワールド加盟航空便のビジネスクラス以上もしくは上級会員が対象です。
海外の航空会社では、キャセイパシフィックのラウンジがあり、こちらもワンワールド系列の該当者が利用可能です。またシンガポール航空が運営するシルバークリスラウンジは、スターアライアンス系列のラウンジ。同様にタイ航空ロイヤルシルクラウンジもスターアライアンス系列です。またチャイナエアラインのラウンジもありますが、営業時間が11時から14時までと大変短いので注意してください。こちらはスカイチーム系統。この他エミレーツ航空のラウンジもあり、ここはエミレーツ航空関係のみとなっていますので注意しましょう。この他KLIA2には、有料でだれでも利用できるエアアジアのラウンジがあります。

クアラルンプール国際空港(KUL)での過ごし方② 観光1

KLIAエキスプレスを使えば最速30分でKLセントラルに到達できますから、トランジットの時間が5時間以上あれば、クアラルンプール市内に出てみる方法があります。KLセントラルの裏手には、ブルックフィールズと呼ばれるエリアがあります。ここはリトルインディアという言葉が近い場所で、雰囲気はマレーシアというよりインド。24時間営業のレストランが並んでいて、どの時間帯に到着してもインド料理が食べられます。またインドの雑貨も不思議な魅力があるので、お土産の対象にするのも可能。インド料理のスーパーなどもありトランジットの時間つぶしには最適です。
またセントラルからモノレールに乗り2駅先で降りると、チャイナタウンがあります。いつも多くの観光客でにぎわうエリアで、おいしいグルメどころが目白押し。マレーシアの華僑の味を堪能するのも楽しいです。またヒンドゥ寺院「スリ・マリアマン寺院」を見学したり、セントラルマーケットでショッピング三昧を楽しんだりできます。このマーケット内では、いま話題となっている、なまこ石鹸も入手可能。食事だけでなく、トランジットでいろんなマレーシアのお土産が買えるでしょう。

KLセントラルは、モノレールの他いろんな鉄道のターミナルとなっていますから、効率よく市内の各地域にもアクセス可能。例えば市内電車LRTに乗って5駅先にあるKLCCは、有名なツインビル「ペトロナスツインタワー」の前に到着します。マレーシアの象徴ともいえる2本の超高層ビルは、一度は目にしておきたいところ。夕方から夜のトランジットなら、隣のビルからタワーの高層階が眺められるおしゃれなバーもあり、素敵な夜が過ごせます。また目の前はKLCC公園となっており、コンペションセンターや水族館など見どころも豊富です。さらにこの場所から陸橋の歩道が通じており、10分ほど歩くとクアラルンプール一の繁華街、ブギ・ビンタンに抜けられます。
最先端のショッピングやグルメスポットに囲まれたブギ・ビンタンの繁華街では、クアラルンプールの今を見ることができます。ここまでくれば、MRLやモノレールの駅があり、いずれもKLセントラルまで15分程度で戻れます。

KLセントラルから国鉄(KTM)の通勤電車で、一駅先にあるクアラルンプール駅は歴史の重みを感じる駅。このあたりから北方向に散策すると、クアラルンプールの歴史が感じられるスポットが続きます。レトロな国立繊維博物館やムルデカ広場の建造物は一見の価値あり。特に1800年代建造の巨大なスルタン・アブドゥル・サマド・ビルは、大英帝国の連峰事務局が置かれました。また英国系のセントメアリー教会や2つの川に囲まれたモスク、マスジッドジャメも見ごたえがあり、撮影の手が止まらなくなるかもしれません。
そのまま道なりに歩くと、日系のそごうデパートがあり、周辺はもう一つのリトルインディア「トゥンク・アブドゥル・ラーマン」の喧騒的な空気が流れます。このあたりはチョウキットと呼ばれるエリア。さらに進めば巨大な市場と問屋街になっていて、マレーシアに住む人たちの生の様子が見られます。周辺には公共交通の駅が複数あり、基本的にどれもKLセントラルに向かっています。トランジットで決められた時間が許す限り、クアラルンプールの歴史ある地域を堪能しましょう。

クアラルンプール国際空港(KUL)での過ごし方③ 観光2

クアラルンプールの西には海があり、そこには昔ながらの港町クランがあります。実はクアラルンプール国際空港からは、距離的にほぼ北側にあるので、トランジットの時間によっては立寄っても良いかもしれません。バスで1時間程度で到着。町の中心から離れた住宅地がバスの終点なので、そこからはGrabなどを使って移動してください。クランはクアラルンプール都市と違って、のどかな地方の町という雰囲気があります。マレーシア料理のひとつ肉骨茶(バクテー)発祥の地と言われている町ですから、街にいくつもある専門店で肉骨茶を味わってみましょう。
クランには鉄道の駅があり、KLセントラルとも通じています。クランからさらに西にはクラン港があり、そこから船でクタム島に向かえば、おいしい蟹を食べることができます。またクラン駅から鉄道でKLセントラル方面に数駅先にある、Shah Alam駅で下車して車で10分。そこにはフォトジェニックポイントとして人気が高い、ブルーモスク「マスジッド・スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー」があります。

クアラルンプールから2時間のところにマレーシアの古都といえる観光地「マラッカ」があります。実はクアラルンプール国際空港のある場所は、クアラルンプールからマラッカに向かう途中に位置しますから、空港から世界遺産のマラッカを観光することも可能。直接バスが運行しています。マラッカは、小さな町なので効率よく回れば短時間で堪能できます。丘の上にあるポルトガル時代の遺跡で壁だけが残っているセントポール教会の周辺、対照的にしっかりと建物が残っていて赤い色で統一されたオランダ時代の建造物。その他サンチャゴ砦やマラッカスルタンパレスなど見どころ豊富です。町中を流れる、マラッカ川のリバークルーズに乗ってみるのも良いでしょう。
その川を渡った西側はチャイナタウン「ジョンカストリート」。ここには、賑やかな雰囲気が立ち込めています。そして忘れていけないのが、ババニョニャヘリテージ博物館。これはプラナカンという中国人の父(ババ)とマレー人母(ニョニャ)を持つ人たちの家。マレーシア独自の文化は、見どころがバッチシです。半日以上のトランジットがあれば、思い切ってマラッカに行くのも良き思い出です。

クアラルンプール国際空港(KUL)での過ごし方④ ショッピング

クアラルンプール国際空港でショッピングを楽しむ方法ですが、空港内にも数多くのショップはあります。しかし実は空港からシャトルバスで10分のところに素敵な場所があるので紹介します。それは三井アウトレットパーク クアラルンプール空港。おおよそ20分間隔で空港との間をバスが結んでいます。真新しい建物は、開放的で広々とした空間。1階のインフォメーションに行けば、パスポート提示で割引になるクーポンがもらえます。中にはマレーシアのチョコレート屋のベリーズがあり、カフェも併設。ここで軽く食べたり、お土産を購入したりできます。ただ東南アジアなのでチョコレートは暑さで変質する恐れがあります。購入は帰国前にしたほうが無難。
その他にはラフフローレン、バリー、ダイアン・フォン・ファステンバーグなどの店が入居しています。三井という日系の企業が運用しているためか、日本のお店も多く、ラーメン屋、寿司屋、居酒屋などもあります。じっくり見ると軽く2時間近くかかりますから、ちょっとした時間つぶしには最高なスポットといえるでしょう。

アジア有数のハブ空港でもあるクアラルンプール国際空港では、免税品も含めたショップの数が半端ありません。KLIA、KLIA2いずれも数多くあるので、一つ一つ眺めていたらあっという間に時間が過ぎ去ります。その中でもマレーシアらしいお土産になりそうなものは、ホワイトコーヒーです。これはクアラルンプールの北にあるイポーの町が発祥のミルク入りの白いコーヒーで、程よい甘さがマレーシアの気候にも合っています。またカヤジャムも外せません。伝統的なジャムはココナッツミルクがベース、マレーシア流にバターと両方塗って食べたいところです。
そのほか民族雑貨や布製品、日本未進出のブランドショップ、コスメなど眺めだしたらきりがありません。そんな中、KLIA2にあるスーパーマーケット「Jaya Grocer」は、中々の品ぞろえ。24時間営業しており、旅行中に買い忘れたバラマキ土産などがここで一気に手に入ります。空港内にありながら空港だからと特別高いわけではないのが魅力。食品の他、ガジェット系や薬品、トラベル用品なども販売しています。マレーシアの紅茶ボーティなども販売していますから、特にKLIA2を利用する場合には、ぜひ立ち寄ってみましょう。

クアラルンプール国際空港(KUL)での過ごし方⑤ グルメ

クアラルンプール国際空港のグルメどころですが、まずKLIAには出国ゲートの手前に2か所のフードコートがあります。4階にはフードパラダイス、2階はフードガーデンとあり、地元で人気なのは2階。中華系のお店の中には、ローストした鶏肉を吊るしているお店もあり、思わず食欲がそそられます。料金もリーズナブルなのがうれしいところ。また出国手続きを終えると、短距離、国内線用の出発ゲートであるコンタクトピアーと呼ばれる場所には、グルメスポットが少ないです。その中でもOldTown White Cofee(オールドタウンホワイトコーヒー)は、多くの人でにぎわっていて、ちょっとした待ち時間にコーヒーで一息つくのには最適。
ここからエアロトレインに乗って、中・長距離路線のあるサテライトにまで出向けば話が違います。ここには個性的なレストランが数軒並んでいて、じっくりとマレーシアの食にありつけます。バーガーキングの様なファストフード店や、スターバックス、さらに日本食レストランのfukuyaKLIAという店もあります。これは日本に戻れば、いくらでも食べられますが、現地の日本食を確認したいなら、立ち寄ってみるのも良いでしょう。

KILA2に行くと新しいターミナルのためか、グルメスポットも綺麗なお店が多いです。イチオシなのがレベル2Mに位置する「キュイジーヌ・バイ・ラサ(Quizinn by Rasa)」と呼ばれるフードコートです。マレーシア料理をはじめ日本料理を含めた世界中の料理が食べられるフードコートです。開放的なスペースで空港の外の様子も見られてついつい長居したくなります。もう一つはレベル1にあるNZカレーハウス(NZ Curry House)というフードコート。場所がバスターミナルの奥にあり、インド系のカレーなどの香辛料を使ったローカルメニューが揃っています。空港職員関係者が多く使う食堂なので、値段もリーズナブルに。
そして、出発階のサテライト側にある、Nyonya Colorsもおすすめです。プラナカンの味と言えるニョニャ料理の専門店で、KLセントラルやKLCCなどクアラルンプールにいくつも店を構えているチェーン店の空港店。地元マレーシア人も納得のニョニャ料理が空港で食べられます。またテイクアウトも販売しているので、中で食べなくても美味しい味が楽しめるでしょう。

クアラルンプール国際空港(KUL)の便利施設

クアラルンプール国際空港(KUL)の便利施設①:WI-FIのつなぎ方

クアラルンプール国際空港での、無料Wifiの使い方を紹介します。実は非常に簡単に接続できるようになっています。方法は、Wifiの画面から「FREE_WIFI@KLIA」を選びべば、「wifi@Klia」の画面が出てきますから、これにClick to Surfをクリックするだけです。画面が変わった瞬間にWifiが接続されますから、空港到着後入国の手続きの行列で待っている間にサクッと行えます。ただし最初のブラウザで特定のページを開けないと、接続しませんので注意して下さい。KLIA2もほぼ同様で、こちらは「Airport WiFi」を選び、出て来る画面に対してClick here to proceedをクリックするだけです。ただ、このクリックの画面が出て来るまで、12秒ほど待つ必要があるので注意しましょう。

クアラルンプール国際空港(KUL)の便利施設②:シャワー施設

クアラルンプール国際空港でのシャワー施設ですが、基本的にはラウンジ利用となります。しかしラウンジに入る資格がない時でも安心です。サマ サマ エクスプレス KLIA (Sama Sama Express KLIA)というトランジットホテルでは、有料(30リンギット強)ですが、シャワーだけを借りることが可能。フロントでシャワーを利用したい旨を伝えるだけで利用できます。料金を支払い、利用者の名前を書くとフロントから向かって右側の通路の左手に清潔なシャワールームが。空港の到着の時間帯などによって、どうしてもシャワーを浴びたい時にはぜひ活用しましょう。

クアラルンプール国際空港(KUL))の便利施設②:喫煙所

世界的な禁煙モードの中、空港も例外ではなく喫煙所が減少し、愛煙家にとっては厳しいところですが、クアラルンプール国際空港には、喫煙ルームがわずかながら用意されています。場所はKLIAのサテライトにあり、Smoking Lounge(スモーキング・ラウンジ)があります。サテライトビルの2階にありますが、徐々に減少傾向にあり、いつ閉鎖となるかわかりませんので注意してください。また制限エリアの外にある出発階の5階にもあります。その他、ラウンジには喫煙可能なルームがありますので、入場の資格があればラウンジを利用するのも良いでしょう。

クアラルンプール国際空港(KUL)周辺のホテル

サマ - サマ ホテル クアラ ルンプール インターナショナル エアポート(-Sama Hotel, KLIA, Kuala Lumpur.)

出典: www.agoda.com

Sama-Sama Hotel, KLIA, Kuala Lumpur(サマサマ ホテル クアラルンプール インターナショナル エアポート)は、KILAのすぐ近くにあるホテルです。連絡通路と結ばれており、事実上直結。しかし歩くのには遠いので、バギー車が5分おきに24時間運行しています。そして24時間対応しているホテルは空港のそばとは思えないリゾート気分満載で、ゲストルームからは管制塔や滑走路が眺められます。2017年までF1がマレーシアで行われていただけに、F1ドライバーが来店したバーなどもあります。プールもあり、緑も多いこのホテルは、マレーシアで最も近くにあるリゾートといえるでしょう。

サマ - サマ ホテル クアラ ルンプール インターナショナル エアポート
住所:
Kuala Lumpur Int'l Airport, Jalan Cta 4b, Kuala Lumpur International Airport, 64000 Kuala Lumpur, Selangor, マレーシア
電話番号:
+60 3-8787 3333

エアロテル クアラルンプール エアポート ホテル(Aerotel Kuala Lumpur)

出典: www.agoda.com

Aerotel Kuala Lumpur(エアロテル クアラルンプール)は、KLIA2近くにあるホテルです。空港ターミナルと直結した場所にあり、レベル2Mからホテル内に入れます。シングル、ダブル、ツインの3種類から部屋を選んでください。落ち着いた室内はポットや紅茶なども置いてあります。テレビはありますが、セフティボックスや冷蔵庫はありませんので注意してください。アメニティ類は一通りそろっています。食事については設備がなく提携している空港のプレミアムラウンジを利用。24時間開いていてます。特別な資格がないと通常利用できないラウンジで、快適な食事を味わってください。

エアロテル クアラルンプール(エアポート ホテル)ゲートウェイ アット KLIA2 (Aerotel Kuala Lumpur (Airport Hotel) - Gateway@klia2)
住所:
Level 2M, gateway@klia2, Terminal klia2, Kuala Lumpur International Airport, 64000 Kuala Lumpur, Selangor, マレーシア
電話番号:
+60 3-8778 0888

ル メリディアン クアラルンプール(Le Méridien Kuala Lumpur)

出典: www.agoda.com

Le Méridien Kuala Lumpur(ルメリディアン・クアラルンプール)は、KLセントラルに直結しているホテルです。空港からKLエキスプレスで30分で行けますから、思い切ってクアラルンプールの中心部をホテルにするのも十分可能。ここは、ヒルトンホテルと隣合わせになっており、いくつか共通の設備があります。そのうちのひとつがプールで、ウォータースライダーもあって、さながら都会の真ん中にいながらリゾート気分を存分に堪能。さらにこのホテルのイチオシは朝食です。驚くほどの種類豊富なビユッフェ形式の朝食は、どれを選べば迷う程。朝から非常にリッチな気分になれるでしょう。

ル メリディアン クアラルンプール(Le Méridien Kuala Lumpur)
住所:
2, Jalan Stesen Sentral, Kuala Lumpur Sentral, 50470 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア
電話番号:
+60 3-2263 7888

さいごに

出典: www.jalan.net

クアラルンプール国際空港は、クアラルンプールの南西45キロメートルに位置する空港です。エアアジアを含めた日本との直行便が複数あり、アジアのハブ空港の役割を担っています。鉄道で簡単に市内中心部に行けるので、トランジットで、クアラルンプール観光を自在に楽しめます。また空港内のラウンジでくつろいだり、素敵なショップ、グルメで時間を過ごしたりと、思いのままのひと時を過ごしてください。無料Wi-Fiは簡単に利用できるため、情報収集もバッチリ。クアラルンプール国際空港は東南アジアの強力空港として存在感、そして使い勝手が便利な、またとない空港でしょう。

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