群馬のおすすめ名産TOP20！地元ならではの美味しい物を一挙公開

北関東の群馬にはおいしい名産が数多くあります。こんにゃくや水沢うどんなど全国的に有名な食べ物から、知る人ぞ知るその地域の郷土料理や新しく開発されたご当地グルメなど、いろいろな種類があります。その地域に観光したらぜひ本場の味を楽しみたいところ。そんなおいしい群馬の名産を20種類厳選し、順番にランキング形式で紹介していきます。

群馬の食べ物といえばこんにゃく。日本で生産されるこんにゃくの90パーセントが群馬県で作られます。こんにゃくとはサトイモ科の植物で、その球根（こんにゃくいも）を精製して作られます。日本のほか中国やミャンマーなどのアジア各国で食用として食べられています。また近年は、低カロリー食品として欧米でも注目が集まりました。加工されたこんにゃくは基本的には板状ですが、糸こんにゃくや玉こんにゃくなどの形状のものもあります。食べ方はおでんや味噌田楽、煮物やみそ汁などに入れて食べます。

群馬のこんにゃくのことをもっとよく知るのにおすすめなのが、こんにゃくパークです。「たてヨコオいしい」をコンセプトに、こんにゃくの素晴らしさを多くの人に知ってもらおうという施設。イチオシはこんにゃくバイキングで、これはいろんなこんにゃく料理を無料で食べられるというものです。定番のほか、こんにゃく寒天ゼリーを使った食物繊維たっぷりのスィーツバイキングもあります。そしてこんにゃく作りの工場見学も可能。この他500円で詰め放題が出来たり、有料ですがこんにゃく作り体験ができたりと、終日こんにゃくに親しめます。

ひもかわうどんも群馬の名産品です。材料や食べ方は一般的なうどんと同じですが、最大の違いはその形状。平面で幅が広いのが特徴です。その幅はさまざまで、5ミリメートルから15センチメートルを越える物まであります。日本農林規格(JAS）によると、幅4.5ミリ以上で厚さ2ミリ未満のものと規定しました。群馬以外にも地域で異なる名前の物があり、名古屋のきしめんも一種のひもかわうどんです。ちなみに起源は諸説あり、はっきりとは分かっていません。江戸時代には愛知の芋川地方で「いもかわ」として食べられていたという文献があり、「いもかわ」が「ひもかわ」になまったとされます。

元々群馬県は小麦の産地であり、桐生地方の郷土料理として親しまれました。愛知の芋川から伝わったのが有力な説。そんなひもかわうどんは、桐生の町で食べられます。イチオシなのが藤屋本店で、1887年創業の老舗で現在6代目。またランチタイムも営業しているので、桐生に来る機会があれば利用しやすいです。通常うどんやそばも扱っており、ひもかわはプラス50円で食べられます。定番の単品物のほか、カレーせいろやソースかつ丼や天丼とのセットもできますから、ぜひ本場の幅広麺をいただきましょう。

英国発祥のビスケットで、パンを二度焼きしたラスクは、日本各地で作っていますが、群馬にもおすすめがあります。それはガトーフェスタハラダのラスクで、群馬の高崎市には本社工場と高崎工場の2か所あり、おいしいラスクを大量生産しています。最もオーソドックスなダーク・デ・ロワは、100年以上の歴史ある製粉会社と共同開発したオリジナルのものを使用。それによってラスク専用フランスパンは、1日3万本以上生産します。そして仕上げにラスクの上に塗り上げる澄ましバターは、上澄みだけを使用し万遍なく塗布していますから、しつこさの無い上品なラスクが完成します。

ガトーフェスタハラダにはこのほかいろんなスタイルのラスクを製造販売。例えばバターの量を最大限に減らし、軽さを追求したヘルシーな「グーテ・デ・ロワ レジェ」、通常のラスクに3種類のチーズをベースとなるフランスパンに練り込ませた「グーテ・デ・ロワ フロマージュ」があります。さらにラスクの片面をホワイトチョコレートでコーティングし、チョコレートのクリーミーで優しい味が加わった「グーテ・デ・ロワ ホワイトチョコレート」も個性的。ただしいくつかのラスクは季節限定なので、気になる際には事前にWebページなどで確認しておきましょう。

伝統的に小麦の生産地であった群馬では、小麦粉を原料にしたうどんが数多くあります。水沢うどんもそのひとつ。このうどんは秋田の稲庭うどん、讃岐うどんと共に日本三大うどんとされます。元々は渋川市にある水澤観音（水澤寺）に来る参拝者向けに、参道の店舗で作っていた手打ちうどん。一般的なうどんより細めで、弾力とコシが強いのが特徴です。また透明感がある白色をしており、のどごしがツルツルしています。おもに冷たい状態のざるうどんで提供。その際に使うつゆについては、店によってさまざまなスタイルがあります。

渋川市の水澤観音に観光に来たらぜひ、本場の水澤うどんを味わいたいところですが、その中でイチオシが松島屋です。手作りの麺は24時間がかりで作り、塩と水加減は翌日までの天候によって決められます。生地を踏んで伸ばす行為を10回繰り返すことで、非常にコシの強い麺ができました。茹で方も透明感が出るとすぐに引き上げるなどの工夫を凝らしています。定番のざるうどんは、小盛から大盛のなかで選んでください。山菜やなめこ、山菜入りのタイプや5種類のつけ汁に天ぷらや山菜ごはんなどをセットにした徳ざるセットもあります。徳ざるセットはプラス230円で生ビールがつきます。その時の状況に応じて自由に選びましょう。

群馬はネギの名産としても有名です。下仁田町にある下仁田ネギは、一般的なほかの品種のねぎよりも太いだけでなく、栄養素がたっぷりあるのが特徴。生のままでは非常に辛いですが、加熱することで甘みが加わり、滑らかな食感になります。そのため他の地方での生産を試みますが、同じ品質のものが作れない状態で、下仁田でのみ作られているのが現状です。そのため下仁田町で作られる「ブランドねぎ」ですが、地元では江戸時代に大名からの発注書が発見されたことから殿様ねぎと呼ぶことがあります。

下仁田町でしか栽培されないため、流通量が非常に限られていて、下仁田ネギを一般のスーパーなどで見かけるのは皆無です。しかし地元下仁田にある「道の駅しもにた」まで来れば、正真正銘の下仁田ネギを販売しています。ただし、年に一度しか収穫されず、11月から12月が販売時期となりますので、どうしても求める時にはこの時期に道の駅へ行ってください。お歳暮の時期と重なるので、贈答品で利用する人も多いです。こちらではネギの他にも地元で採れた特産物を販売しています。また下仁田ネギラーメンなどのご当地グルメもあります。

群馬県の高崎市には、あるグルメのキーワードがあります。それはパスタで、人口当たりのパスタの店が全国で多いからです。これは小麦の産地群馬ならではといえます。高崎パスタはそんな「粉もの」料理として地元で愛されてきました。ところでご当地グルメの多くは、その名を名乗るためにある程度の定義がありますが、高崎パスタについてはそういうものがなく、高崎市で作っているパスタを出す店であればどんなものでも問題ありません。そんな中、例年11月頃には市内の店がパスタの味を競い合う「キングオブパスタ」が行われ、投票でその年のキングが選ばれます。

高崎市内に数多くあるパスタの店の中で、キングオブパスタグランプリ受賞経験のあるイタリアンレストラン「ボンジョルノ」はおすすめ。高崎市にある本店のほか、新クッチーナ店、チャオ！ペリフェリエ店、スズラン高崎店そして前橋にも店を展開しています。パスタ（スパゲッティ）のメニューは、塩味9種、トマト味9種、クリーム味4種、和風1種、オリジナル8種類があります。オリジナルの中には初代グランプリを取った「ポークカッチャジョーネ」があり、懐かしいミートソースやナポリタンも。そしてあくまでイタリア料理店ですから、パスタ以外のイタリアンフードも充実しています。

尾瀬方面への入口にあたる沼田市では、古くから食べられる伝統的な郷土料理があります。これは沼田だんご汁と呼ばれている物です。小麦の生産が盛んだった群馬県らしいもので、練った小麦を一口サイズの団子状にして、地元の野菜と煮込みました。野菜の成分が入り込んだ甘い出汁の味が付いた団子は、最初の口当たりはつるつるの食感ですが、一口噛めば弾力がしっかりとした歯ごたえ。うま味成分の味も染みていておいしいです。地元の沼田市民のソウルフードともいえ、支持も高く、市民に喜ばれる食べ物の1位に選出されました。

沼田市内には、このだんご汁を食べられるところが30軒近くあります。味付けは店ごとに自由になっており、味噌味や醤油味のほか洋風仕立てもあります。その中でもおすすめなのが姫本。割烹・小料理店なので、やや敷居が高いイメージがありますがそんなことはありません。ランチタイムでは名物の沼田だんご汁が味わえます。小麦で作られた団子と、地元の野菜を使ったヘルシーなメニューなので、健康志向の人にもおすすめです。単品もありますし、またこんにゃくや団子、あるいはそばが付いたセットメニューもあります。

群馬にある館林は、徳川綱吉が5代将軍になる前に、館林徳川家として19年間治めていた由緒ある場所。また夏は日本トップクラスの気温の高さとしても知られるこの場所にも、館林うどんと呼ばれる郷土メニューがあります。夏の暑さが幸いし比較的昔から小麦の生産をしていたこの地は、綱吉が将軍になってからは天領となり、その関係かうどんを献上していたという記録も残っています。その後1994年以降に町おこしとして館林うどんがクローズアップされるようになりました。特徴としては、乾麺を主力商品として出していることです。ちなみに業界大手の日清製粉はこの館林から誕生しました。

いくつかの店がありますが、イチオシは花山うどんです。明治時代創業の老舗で、大正時代には天皇家に献上しました。また南極昭和基地でも愛用されていたという、輝かしい歴史を持つこのうどんは、東京銀座にも直営店を出すほど。そんなうどん店に入って注文すれば、器もかわいらしい館林・茂林寺を彷彿とさせるぶんぷく茶釜仕様です。ちなみに人気は鬼ひも川平麺。肝心の味わいですが、ツルツルとしながらもしっかりコシがあるのがわかります。添え物の豚肉やシイタケの味も程よいのがわかります。2013年から3年間うどん天下一決定戦、そして2015年からは麺ｰ1グランプリに3年間受賞した実力は侮れません。

群馬には、ややレアで穴場なグルメも存在します。それは上州御用鳥めしで、1953年に群馬前橋市で創業した食品会社「登利平（とりへい）」が製造販売しています。御用といっても殿様や皇室に献上したものではなく、上州（群馬）の人々に深く愛されたいとの思いから、上州人のご用達という意味で名づけられました。群馬県内に30店舗近くの直営店を有し、一部は南側の埼玉県にも進出しているこのお店。群馬県民なら恐らく知らない人がいないのではと思うほど浸透しました。そして当初の願いどおり、群馬県民から熱い支持を受けています。

その弁当ですが、2つに仕切られた長方形の容器に入っており、片方には漬物、そしてメイン側にはご飯が敷き詰められていて、その上に薄切りの鶏肉が載っています。そしてその上にタレがかけられています。このタレが絶妙な味わいで、醤油ベースでコクがあり、そして甘みが抑えられているのがわかります。鶏肉はもちろんのこと、その下に敷き詰められたご飯にも染み渡り、トータルとして非常においしくいただけるでしょう。ちなみにこの弁当は、松、竹の二種類あります。その違いは竹はとり胸肉だけで構成されているのに対して、松はとりもも肉も入っていることです。両者の価格差は100円程度なので、好みで選んでください。

日本国内にはブランド牛があふれ、最高級クラスになると驚くほどの高値が付きますが、群馬にも上州牛というブランド肉があります。これは群馬の肉牛の内肉質の等級が上級以上の物にだけ認められた名称。さらに群馬県内に出生産されたものであることはもちろん、取引場も高度な衛生基準を満たしている群馬県内の食肉卸売市場で取引される牛肉に限られています。さらに、この中で黒毛和牛については上州和牛というさらにハイレベルなブランド名が付加されました。群馬県内ではステーキや焼き肉などで消費されています。

そんな上州牛の中でも、車を使った旅をする場合にはぜひ味わってみたいものが、高速道路のSAにあります。それは、長野・軽井沢との県境近くにある横川サービスエリアの上り線。ここには上州牛三度の肉めしというメニューがあります。実は、第3回NEXCO東日本どんぶり王座決定戦で準グランプリに輝いたという名品。盃のような赤い大きな器に入っており、ご飯が見えないほど上州牛をはじめとするあらゆるトッピングが覆います。最初はそのまま食べ、次に山芋のとろろで食べ、最後に吸い物をかけて食べるという3回違う方法で味わうと最高においしいです。

小麦文化が根強い群馬ですが、東毛地域にある太田市には、中華めんを使った太田焼きそばというご当地グルメがあります。特徴としては太麺を使い、濃いソースを掛けます。そして具はキャベツがメイン。しかし実際には特別な縛りが無く、店ごとにこんにゃくや茹でたジャガイモ、あるいは豚肉などを入れるなど、オリジナルの具を入れて提供しています。市の町おこしとしての側面が強いために、B-1グランプリに積極的に出店したり、観光協会が主体としてのれん会を構成したりといった動きを見せています。

そんな上州太田のれん会に所属している太田焼きそばの中でも、おすすめが清水屋本店です。このお店は本来のセオリーである太麺ではなく細麺を採用しました。その他は細切りキャベツと特製ソース、それからラードを使ってシンプルに炒めました。そのため飽きない味わいで、むしろ安心感があります。サイズは小盛から特盛まで4段階から選んでください。ちなみにこのお店には焼きそばの他にもたい焼きを販売しています。これは手作りのあんこを使って焼き上げた物。焼きそばを食べた後テイクアウト、もしくはデザート代わりにいただきましょう。

群馬では郷土料理だけでなく、比較的新しいご当地グルメも数多くあります。ソースかつ丼もそんなB級グルメとして人気が高まっています。元々海の無い群馬県は、漁業ではなく畜産業が盛んなことがあり、上州牛や赤城ポークなど、ブランド品としてハイレベルな肉質のものがありました。特に豚肉を使ったとんかつは伝統的に群馬では人気。そしてこのソースかつ丼は、豚ひれ肉を炙ってカリッと揚げ、それを濃厚なソースにくぐらせましたから、思わず食欲がそそられる味わいです。トンカツ部分の肉はもちろん、ソースが間の肉を伝わって下のご飯に落ち、それだけでも食べられるほどの美味です。

そんなソースは群馬県内では大人気で、他のメインを出しているお店でもランチのセットメニューで、このソースかつ丼を出すほど。それでも専門店として君臨する志多美屋の味は違います。創業80年以上の老舗で、伝統のとんかつを作り続けています。またテイクアウトにも対応しているのがうれしいところ。ソースかつ丼は4個入り、6個入り、そして脂がのりまくっているロースソースかつ丼も用意しました。ソースかつ丼の他にも卵カツドンもあってこちらも3段階。親子丼や卵丼もありますから、好みが分かれがちなファミリーでも利用しやすいでしょう。

小麦粉の産地である群馬では、主にうどんなどの麺類の名産が多く、いわゆるお好み焼き的な粉モン文化は少ないです。その中でも、伊勢崎もんじゃは例外的な存在かもしれません。東京の月島あたりのもんじゃ焼きとの大きな違いは、具が少ないこと。やたら豪華な具を入れた「食事」としてではなく、あくまで「おやつ」としてポジションを伊勢崎もんじゃは大切にしています。見た目はチープな駄菓子のイメージ。そのためトッピングは、やはり駄菓子のベビースターラーメンをメインに用いています。

そして、さらにオリジナリティがあるのは、その味付けが2種類あることです。「カラ（辛い）」と呼ばれている物にはカレー粉、「アマ（甘い）」と呼ばれている物は、驚くことにシロップが入っています。つまりあくまでおやつというポジション。そんな伊勢崎もんじゃのおすすめは、島田もんじやきです。メニューの「あま」にはかき氷のシロップ入り。しかし実際に食べてみると味付けが甘目というだけで、シロップのことなど気になりません。他ではなかなかない珍しいもんじゃ焼きをぜひ一度食べてみましょう。

明確な定義があるわけではないですが、群馬には個性的なハンバーガーがあります。例えば高崎問屋町には、「The Good Bear Burger！！」という店があり、それは直径12センチくらいはあろうかという巨大なハンバーガーがあります。また前橋にある「K.G BURGER」では、手作りにこだわりオーダーをもらってからバンズのカットやパティの成型をしますから、出来立てのおいしさが味わえます。さらに国産と輸入牛をブレンドしたオリジナルパティや、県内産の野菜にこだわっています。そして地元の人気パン屋と提携し、専用に焼いてもらっているバンズの素材も加わりますので、非常においしくいただけるでしょう。

そんな群馬各所にある群馬バーガーでもひときわ利用しやすいのは、道の駅玉村宿。関越自動車道の高崎玉村スマートインターチェンジを出たすぐのところにあり、高崎や伊勢崎方面を目指すのにも大変便利な場所にある道の駅。ここには肉の駅という肉を扱うショップがあり、そこで群馬バーガーを販売しています。群馬食肉卸売市場直営店で「上州牛」「上州麦豚」を専用に扱っていますから、肉質は安心。バンズの上にある牛の刻印もかわいいです。コロッケーバーガー、ハムカツバーガー、メンチカツバーガー、とりから揚げパン、ロースカツサンドから選んでください。

群馬にはお土産にピッタリなお菓子がいくつかあります。その中でもイチオシなのが、旅がらすと呼ばれる銘菓。1958年に販売が開始されて半世紀以上も作り続けられているロングセラー商品です。ネーミングは神武天皇が東征する際にその先導役となった八咫烏（やたがらす）から、旅の案内人になるという思いを込めて命名されました。内容は薄いせんべいで、群馬名産の小麦に鉱泉水を使って練り上げて作りました。そしてせんべいの間にミルククリームを挟み込み、万民受けする味わいになりました。これは群馬県及び前橋市のふるさと納税のお礼に使われるほどの銘菓です。

群馬県の推奨する優良県産品に選ばれている旅がらすは、清月堂が作っています。1927年に個人商店として創業後、30年の時を経て「旅がらす」と定番のバタークリームに、チョコクリームとレモンクリームの3種類を詰め合わせた「ゴールド旅がらす」を発売しました。前橋市にある本社工場では、事前予約制で旅がらすの製造工程がチェックできます。製品も創業当初の2品のほか、レーズン入りの「重ねレーズン」や群馬産小麦「白金鶴」100％使用し、新たに黒ゴマ、ブルーベリー、抹茶味を加えて6種類のフレーバーが楽しめる「プレミアムゴールド旅がらす」も発売を開始しました。

うどんのイメージが強い群馬ですが、ラーメンも侮れません。藤岡市はラーメンの町。上州藤岡ラーメン会が結成され、ご当地グルメとして藤岡ラーメンがあります。基本は鶏がらスープで、醤油で味付けをしており、香辛料を使うこともあります。麺は太麺の縮れ麺でコシがあるのが特徴。その味わいはしっかりとしたコクと心地よい風味が感じられます。特に有名なのが60年以上も営業している、みやご食堂で、こちらは行列ができる人気店。自家製で麺を打ちラーメンの王道といえる具材が中に入ります。ちなみにラーメン専門店ではなく丼物もあります。

みやご食堂のラーメンは太麺なのが一番人気ですが、通常の太さの麺もあります。しかしそれでも一般的なところよりも太めで、とにかくコシがしっかりしているのが特徴。食べ応えがあって次々すすりたくなる気持ちにさせてくれます。具は定番もので、奇をてらっていないので、ある意味万民受けする良さがあります。麺の存在が大きいので忘れがちですが、スープもダシがしっかり出ていておいしく、かつあっさりしているため、一気に飲み干せます。これは、こってり系の味が苦手な人でも受け入れやすい味わいでしょう。