札幌で御朱印がもらえるおすすめ神社10選！神社巡りを楽しもう

札幌といえば広大な面積を持つ北海道の中心地であり、おしゃれさと自然が調和した都市として多くの観光客から人気のある都市です。定番中の定番である時計台・テレビ塔・すすきのと、みどころもグルメも楽しめる点も魅力的。

札幌の中心地には商業施設やビルが立ち並びますが、少し足を伸ばせば北海道神宮などの神社もあり、素敵な御朱印をもらうことが出来るのです。美味しいグルメを楽しみつつ、荘厳な空気の中でパワーをいただきながら神社巡りをしてみるのはいかがでしょうか。

まず初めにご紹介する御朱印をもらえる神社は、やはり「北海道神宮」となります。北海道は命名されてから約150年ということもあり、あまり古い神社はありません。そんな中でも、1869年に創建された北海道神宮は札幌で3番目に古い神社となります。

札幌市中央区にある円山公園に隣接する北海道神宮は、観光客が多く訪れるとともに北海道屈指のパワースポットとしても人気です。大穴牟遅神は病気平癒や商売繁盛のご利益が、少彦名神は必勝祈願・子宝のご利益があると信じられています。

北海道神宮の御朱印は、本殿の右側にある祈祷受付に初穂料500円を収めると頂けます。時間は基本的に9時から17時となっていますが、季節により閉門時間が変わりますので事前にお確かめ頂くことをおすすめします。また「北海道神宮頓宮」は、札幌市南区にあるのでお間違いなく。

そして、この北海道神宮の同じ祈祷受付で500円の初穂料を収めれば、同じ境内にある「開拓神社」の御朱印ももらうことが可能なので、開拓神社参拝後に2つまとめて頂くと良いでしょう。春の桜・秋の紅葉など四季折々の景色も楽しめる北海道神宮は、大変おすすめな神社となります。

次にご紹介する神社は、札幌市手稲区の高台にある「星置神社」です。開運招福・商売繁盛など様々なご利益があるとされる神社ですが、蛙の神様が祀られており「撫蛙（なでがえる）」が境内のあちらこちらに置いてあることでも有名。

この蛙の置物を撫でることで「若返る・無事帰る・栄える」とされており、社運隆昌・縁結び・子授安産・交通安全のほか、最近ではアンチエイジングを願う人達からも人気。札幌市内で唯一海を望める、小さいけれど雰囲気のある神社です。

星置神社でもらえる御朱印は、神社名が金色で書かれている珍しいものです。この金色の文字には、勝利の大金星を勝ち取りますようにという願いが込められているそう。また、星置神社のある場所自体に強いパワーがあるので、より良いご縁が頂けるとこのこと。

初詣・節分・桃の節句・端午の節句・七夕・誕生日・秋の大祭・中秋の名月・紅葉と、季節ごとに素敵な御朱印が用意されていますが、現在は特別御朱印として茅の輪の疫病退散御朱印もあります。また、紺地に金色の星と月があしらわれた、オリジナル御朱印帳も人気です。

「西野神社」という名前ではありますが、札幌市の平和1条にある神社です。創建120周年を記念して作られた12頭の犬の石像が有名。子宝祈願には中央の親犬、安産を祈願する場合は子犬を撫でるとご利益があるとされています。

豊玉姫命・誉田別命・鵜草葺不合命をご祭神とする西野神社は、子授安産のほか縁結びのパワースポットとして特に女性に人気。また、ペットと一緒に参拝できるという点も魅力の一つで、犬を連れて健康祈願の御祈祷を受ける人もいるそう。

西野神社の御朱印は、あらかじめ御朱印が押印・印字されている別紙をもらうという、書き置きというシステムになっています。直接書いて頂けないのは残念ですが、四季に応じて背景が変わる明るい色調の御朱印は札幌でぜひ頂きたい御朱印の一つ。

例外として、西野神社オリジナルの御朱印帳と、12種類の干支御朱印を集めた人だけが手にすることができる吉祥来福には、直接押印・墨書きをして頂けます。御朱印のほか、お守りもペット用のお守りや、野球・サッカーなど競技別お守りなど種類豊富です。

札幌中心部からほど近い場所にある「豊平神社」は、毎月境内で行なわれる骨董市が有名です。こちらの神社でもらえる御朱印は、見開きバージョンと片面バージョンの二種類があり、初穂料は見開きが500円・片面が300円となっています。

御祭神のお一人である上毛野田道命(かみつけのたみちのみこと)は実在の人物で、この方が持つ大蛇伝説を元に作られた見開きの御朱印は、コレクターの間では珍しいと評判なのだとか。コレクターでなくても、札幌を訪れるならぜひ頂きたい御朱印です。

豊平神社は美しい「花手水」が見られる神社としても人気です。神社やお寺に入ってすぐの所には「手水舎（ちょうずや）」があり、そのお水を使って身を清めてから参拝するのがしきたりです。その手水に綺麗な花を浮かべているのが、「花手水」と呼ばれるもの。

札幌でも幾つかの神社で「花手水めぐり企画」が催され、SNSでも色とりどりの花が話題になりました。豊平神社の手水舎では龍神様の口から水が出ていて、龍とフォトジェニックな花々との取り合わせが絶妙となっています。

「三吉神社」は大通公園・すすきのからも近い、札幌の中心地にある神社。観光客も訪れやすい場所ですが、地元の人からも「さんきちさん」と親しまれています。秋田の三吉神社と学問の神である菅原道真の御分霊を祀っているこちらのご利益は、学問成就・商売繁盛です。

札幌のビル街にあるとは思えないほど、三吉神社の境内に入ると荘厳な空気に包まれます。元々は豊平川の畔にお祀りされていましたが、1879年に現在の地に移転され、札幌の中心地にある神社としては最古のものとされています。

北海道神宮に次ぐ知名度がある三吉神社では、毎年5月14日・15日には例大祭が行なわれ、神楽殿では能楽などのほかライブも開催されます。屋台や出店も出るにぎやかな例大祭は、札幌で市内で行なわれる一番早いお祭りかもしれません。

三吉神社の御朱印は、少し前までは「札幌三吉神社」と書かれたシンプルなものでしたが、三吉神霊が前面に押し出された迫力のある御朱印に変わっています。アクセスしやすい場所なので、札幌に行ったらぜひ足を運んでみてください。

伏見稲荷と言えば京都にある総本山が有名ですが、札幌市中央区にある「伏見稲荷」も、赤い鳥居が連なる神秘的な雰囲気のある神社です。特に冬は白い雪と赤い鳥居のコントラストが美しく、その情景を求めて国内外から多くの人が訪れます。

大國主命・大山祇命・事代主命・倉稲魂命・天鈿女命をお祀りし、京都の伏見稲荷大社からの分社です。伏見稲荷神社のご利益は、商売繁盛・安全祈願・技能全般と様々ですが、最近では赤い鳥居にかけて恋愛成就のパワースポットにもなっているそう。

場所はロープウェイの慈恵会前からすぐ近くなので、旭山記念公園に寄ってみるのもおすすめ。ロープウェイの山頂展望台からは、札幌の夜景も楽しめますよ。車でお越しの場合は、駐車場は鳥居入口ではなく、社務所の横になるのでご注意ください。

伏見稲荷の御朱印は季節によって、紅葉・稲穂・花などが背景になった色合いも美しい素敵なものです。また、こちらの神社も花手水を開催しており、キッチンカーとのグルメコラボも大人気。お知らせはフェイスブックでも見られますので、チェックしてみてください。

札幌にあるJR手稲駅から、すぐ近くに100年以上鎮座している「手稲神社」。開拓三神のほか、豊受大神・倉稲魂神・菅原道眞公など多くの神々を祀る手稲神社は、大物芸能人を呼びイベントを開催する秋の例大祭が有名です。


手稲神社で頂ける「叶い石」を持って手稲山山頂に登り、手稲神社奥宮の願い石に重ねて願い事をすると御神聴が吹き込まれ自分だけの特別なお守りになるとされています。手稲山に登れない方も、同じ境内にある藤白龍神社の願い石でもご利益はあるのでご安心ください。

手稲神社でもらえる御朱印は、中央に神社名・右下には手稲区のキャラクターである「ていねくん」のスタンプが押されています。現在は疫病退散を祈願するアマビエシールも貼ってもらえるので、可愛らしい印象の御朱印になっています。

また、花手水開催中は、花をあしらった「花詣手水」スタンプも押してもらえますよ。そして、黒字に金の龍があしらわれた、重厚感あふれる御朱印帳も素敵です。「せのび石」とは境内にある石で、背が高くなりたい人・立身出世・受験合格にもご利益があると言われています。

札幌市厚別区にある「大谷地神社」は、トドマツ・カラマツ等の保存樹に囲まれた小高い丘に鎮座しています。すぐ近くには高速道路が走っていますが、境内に一歩足を踏み入れると澄んだ空気に包まれ静かな時間が流れています。

開拓三神と呼ばれる大国魂大神・大名牟遲大神・少彦名大神をお祀りする大谷地神社には、多くの樹木がありますが、台風・地震の被害を受けました。傷んだ箇所を切断した際に、桜の木の断面が直径40cmほどのハート型となっていたことから、最近注目を集めている神社です。

元々は家内安全・商売繁盛にご利益があるとされていた大谷地神社ですが、このハート型の切り株が縁結びにご利益があるという噂が広まり、若い女性などの新規の参拝客が増加中。また、色鮮やかな花手水も、御朱印の紫とリンクして素敵です。

大谷地神社でもらえる御朱印は、令和2年の夏あたりからデザインが変わりました。以前のものは赤と黒のシンプルな御朱印でしたが、令和版は神社名を2匹の龍が囲む格好良いデザイン。以前は300円だった初穂料が500円になりましたが、それでも頂きたくなる荘厳な御朱印です。

「札幌村神社」は、創建当時「札幌神社」という名が神社制度で認められず「村」が付いた現在の名前となりました。同じ開拓神を御祭神に頂く「北海道神宮」が、当時は「札幌神社」という名前だったために「村」を加えたという経緯があるのです。

地下鉄駅から徒歩3分という場所にありながら、静かな住宅街に鎮座する「札幌村神社」では、道南の檜山地方の「檜山神楽の舞」が見られるという特徴を持ちます。9月5日前後の土日に行なわれる例大祭では18時半から、神話にまつわる舞や豊作を祈願する舞を見ることができるのです。

「檜山神楽」とは明治時代に檜伐採などで栄えた、上ノ国・乙部・江差・熊石に伝わる祈祷神楽。当時のアイヌ民族と和人との戦いを終わらせ、平安になることを祈って武田信廣公が修験者たちに行なわせたことが始まりとされています。

札幌村神社で頂ける御朱印は、「天使の卵のようでカワイイ」と評判になっています。確かに天使の羽の上に、丸いたまごが乗っているように見えるデザイン。書き置きとはなっていますが、秋はトンボや銀杏・夏には蟹や魚のスタンプが押されており、乙女心をくすぐる御朱印です。

札幌市豊平区に鎮座する「月寒神社」は、木々に囲まれた自然豊かな場所にあります。倉稲魂命・大山祇命・市杵島姫命・宇摩志麻遲命を祀るこちらの神社のご利益は、良縁・恋愛成就・家族円満・金運・勝負運・交通安全・旅行運などになります。

こちらの神社は、桜や藤棚が美しい月寒公園の中にあるので、公園散策をしながら訪れるのと良いでしょう。公園には札幌一というほど多くの遊具があり、大きなボート池もあるので家族連れで行っても楽しめますよ。

月寒神社でもらえる御朱印は、シンプルながらもキラキラした金色の月がポイント。花手水めぐりの期間なら、「花詣手水・月寒神社」というスタンプが押された限定の御朱印が頂けます。このスタンプも抹茶色で、全体的にモダンな感じがする御朱印です。

手水が使えない世の中にあって、水に色とりどりの花を浮かべて参拝者をおもてなししてくれる花手水。癒されるとともに、神聖な気持ちになるものです。月寒神社の手水舎は天然石を使用しているため、長方形でなくハートに近い形になっているのですが、そこに浮かぶ花もとても素敵です。

写経を納めた「信仰の証」として頂くものだった御朱印が、現在は納経しなくても参拝の証として貰えるようになりました。参拝したなら、神社・お寺とのご縁を繋げるためにも御朱印は頂きたいもの。札幌に行ったら神社を巡って、素敵な御朱印を集めてみてください。
※記載内容は公開時点の情報です。お出かけの際は事前確認をお勧めしています。