ミャンマー旅行で行くべき観光スポット「バガン遺跡群」が超かっこいい!

6,049

views

0

ミャンマーの都市バガンにある、世界三大仏教遺跡のひとつ「バガン遺跡群」。11世紀頃に建立された仏塔が大自然の中に立ち並んでいます。繊細な装飾が施された無数の仏塔は圧巻です。世界遺産の候補にも上がってるバガン、見に行くなら今のうち!?

人気の世界三大仏教遺跡のひとつ!

ミャンマー・マンダレー地方のバガン(旧名パガン)には仏教遺跡が多く残っており、カンボジアのアンコールワット、インドネシアのボロブドールとともに、世界三大仏教遺跡のひとつに数えられています。

1044年にビルマを統一したパガン王朝は仏教を積極的に取り入れます。そして当時首都であったパガンに多くの仏塔や寺院が建立されました。13世紀後半にパガン王朝が滅ぼされてからも、この地では仏教が栄え続けます。

ミャンマーは国民の9割が敬虔な仏教徒であるため、古い時代に作られた仏塔が今でも多く残っているのです。

約40平方キロメートルのエリアに11~13世紀にかけて建立された仏塔が、約3,000基残っています。その中で観光の要所となるのは、考古学保護区に指定されている「オールドバガン」と呼ばれるエリアです。

世界遺産ではないの?

ミャンマー政府により、バガンを世界遺産として登録しようとする試みがありました。しかし仏塔の修復に近代的な建材を使ったり、周辺に舗装道路やゴルフ場を作ったり……と世界遺産の厳しい基準から外れてしまいました。

しかしイギリス植民地だったので英語が通じることや治安の良さから、バガンは近年観光地として人気が高まっています!

バガンで人気の遺跡!

バガン遺跡群の中で最大級の仏塔、アーナンダ寺院。先端の金色と白い外壁のコントラストが美しく人気です。

アーナンダ寺院の西側には、ブッダ(お釈迦様)の像があります。

アーナンダ寺院の隣にあるタビィニュ寺院は、バガンで初めて建てられた2階建ての寺院です。バガンの中で一番の、約60mの高さを誇ります。

ダマヤンジー寺院は幽霊が出るとの噂があります。当時の王「ナラトゥー」が自分の悪行の罪滅ぼしのためにこの寺院を建てたのですが、建立中に暗殺され未完成のままなのだとか……。

ティーローミィンロー寺院は倒れた傘の方向で後継者を決めたことから、ティーローミィンロー(傘の王)の名が付きました。

バガンの仏塔の中には当時高い技術を持っていた仏絵師によって描かれた、数多くの壁画が残っています。

バガンには考古学博物館があり、仏像やパガン朝時代の生活用品などの展示品を見ることが出来ます。

熱気球に乗って、仏塔を上空から一望できるツアーが人気です。すぐに予約が埋まるので、体験したい方は早めの手配を!

近年はバガン遺跡群の人気が高まり、観光客が増えつつあります。しかし未だ世界遺産に登録されていないので、ほかの観光地に比べると団体客は少なめ。地元の参拝客と一緒にゆっくり仏塔を見るなら、早めの訪問が良いかも!?

バガン遺跡群(Bagan Archaeological Zone)
住所:
Bagan, Myanmar
アクセス:
ヤンゴン国際空港からバガン遺跡群最寄りの都市ニャウンウーまで、国内線で約1時間。
定休日:
なし
入域料:
25,000チャット 空港やバス等で事前に支払うと、区域内仏塔の拝観料・入場料が不要になりますので、レシートの保管を忘れずに。
おススメの時期:
11月~2月の乾季が、熱気球の運行時期。気温・湿度ともに低く過ごしやすい。
umi

北海道在住の旅行大好きな30代女子です。
旅行では主に世界遺産や絶景スポット巡りをしています(*^_^*)
もちろん、ご当地グルメもはずせないポイントのひとつ♪
その中でもわたしのおススメなトコをアップしていきます☆

この記事を読んだあなたにオススメの記事
  • ミャンマー基本情報 【お金編】~ミャンマーではクレジットカ...

    初めてミャンマーに訪れる人なら、現地の通貨や両替方法、チップなどお金に関する情報を前もって知っておくと役立ちます。ここではお金に関するお役立ち情報をご紹介します。

  • ミャンマー基本情報 【お水事情編】

    ミャンマー連邦共和国、首都はネピドーで多民族国家です。ミャンマー屈指の仏教聖地パガン王朝の都バガンには多くの遺跡群が存在したり、宝石の生産量が多いことで知られていますね。年間75万人の観光客が訪れるほど人気の、ミャンマーの水情報を調べてみました。

  • ミャンマー料理?!1度食べたらやみつきに!おすすめメニュー&...

    ミャンマーの異国情緒あふれるお寺とともに、楽しみたいのがグルメ。ミャンマーの料理には、実は日本人の口に合うものがたくさんあります!カレーにサラダ、豚の煮込みなど、1度食べたらやみつきになることでしょう。今回は、ミャンマー料理を4品とミャンマーのレストランを2店ご紹介しますよ!

  • ミャンマー観光の名所・インレー湖で泊まりたいホテル4選!水...

    インレー湖は、ミャンマー観光では欠かせない名スポットの一つです。そして、このエリアには水上ホテルを含めた多くのホテルがあります。ここでは、中でもおすすめのホテルを4つご紹介するので、ぜひ参考にしてください。素敵なホテルに宿泊して、最高の観光旅行にしましょう!

  • ミャンマー基本情報 【言語・お役立ち会話編】~ビルマ語に「...

    ミャンマーと言えば以前は政治的鎖国状態が続いていたため、なかなかミャンマーという国が外国に知られていませんでした。2011年の新政権発足以後、急速に変貌を遂げようとしているミャンマー。これからミャンマーを旅行しようと計画されている方に、役立つ現地の簡単会話をまとめてみました。ぜひ、参考にしてください。

  • ミャンマー基本情報 【気候・服装編】~ベストシーズンはなん...

    ミャンマーの一年間の気候や服装、観光のベストシーズンについてご案内します。ご旅行の際はぜひ、ご参考ください。

このエリアの新着記事
  • ミャンマー基本情報 【言語・お役立ち会話編】~ビルマ語に「...

    ミャンマーと言えば以前は政治的鎖国状態が続いていたため、なかなかミャンマーという国が外国に知られていませんでした。2011年の新政権発足以後、急速に変貌を遂げようとしているミャンマー。これからミャンマーを旅行しようと計画されている方に、役立つ現地の簡単会話をまとめてみました。ぜひ、参考にしてください。

  • 絶対行きたい!織物の町アマラプラの見どころスポット

    ミャンマーの観光地といえば、ヤンゴンやバガン、マンダレーなどを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、アマラプラもそれらの有名観光地に負けない魅力があります。ここではアマラプラの見どころスポットをご紹介するので、ぜひ訪れてみてください。行って後悔はしないはずですよ!

  • ミャンマー旅行なら!オールドバガン・タラバー門周辺のグル...

    ミャンマーの観光地といえば、やはり多くの仏塔がそびえ立つバガンですよね!世界三大仏教遺跡にも数えられており、外せない名所です。ここでは、オールドバガンにあるグルメスポットを3つご紹介します。観光でヘトヘトになったら、美味しい料理を食べてリフレッシュしましょう!

  • 【ミャンマー観光】マンダレーからすぐ!川沿い村ミングォン...

    ミャンマーには、たくさんの見どころがありますよね。ヤンゴンはもちろんのこと、バガンやマンダレーなども見逃せません。そして、ミングォンもぜひ訪れてほしい場所の一つ。ここでは、ミングォンの名スポットを3つご紹介します。ぜひ参考にして、ミングォン観光を満喫してくださいね!

  • 【ミャンマー】インレー湖のおすすめレストラン4選

    東南アジアのミャンマーは、最近観光客が増えている人気急上昇中の国。行ってみたいという人も多いのではないでしょうか。そして、そんなミャンマーで外せない名所がインレー湖です。ここでは、インレー湖周辺のおすすめレストランを4つご紹介します。レストラン選びの時には、ぜひ参考にしてくださいね。

  • ミャンマーの人気観光スポット・ミインカバー村に残る寺院6選

    仏教遺跡の町バガン旧市街南、ミインカバー村は遺跡も多く残り人気の観光地です。ここではミインカバー村に残る寺院や遺跡を紹介しましょう!

  • ミャンマーの小さな村・インワの観光見所スポット5選

    インワは14世紀に400年にわたって栄えた古都です。現在は古都の賑わいはありませんが、歴史ある僧院やパゴダなど見ることができます。ここではそんなインワの見どころを紹介しましょう。

  • ミャンマー基本情報 【お水事情編】

    ミャンマー連邦共和国、首都はネピドーで多民族国家です。ミャンマー屈指の仏教聖地パガン王朝の都バガンには多くの遺跡群が存在したり、宝石の生産量が多いことで知られていますね。年間75万人の観光客が訪れるほど人気の、ミャンマーの水情報を調べてみました。

  • ミャンマー基本情報 【治安・情勢編】

    ミャンマーは「アジア最後の秘境」とも言われる美しい国。遺跡や魅力あふれるリゾート地などがあり、観光客も多く訪れています。ここではミャンマーの治安と注意することを紹介したいと思います。

  • ミャンマー基本情報 【交通手段編】~田舎では交通手段が馬や...

    ミャンマーと言えば記憶に新しい、アウン・サン・スーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)の新政権発足により、経済発展著しい東南アジアの国。新政権発足以後は、外国人観光客も増加しています。今回は、そんな変貌するミャンマーに関する国内交通事情をお届けします。

この記事のキーワード
このエリアの人気記事
今週の人気記事