岩手県のおすすめ観光スポット15選!この世の極楽・癒しスポット多数!

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歴史の息吹を感じる岩手県。 豊富な自然にも恵まれ、ゆっくり堪能したくなるスポットがたくさんあります。 今回は、岩手県のおすすめ観光スポットをご紹介します。訪れる人を魅了する癒しスポットが満載ですよ。

岩手県のみどころ

雄大な自然を感じることができる岩手県には、癒しスポットが満載。宮沢賢治出身の地でもあり、文学好きにもおすすめです。世界遺産に登録された平泉など、歴史スポットも多数。歴史好きにも人気があります。

岩手県へのアクセス

東京からは鉄道か高速バスで行くことができます。
鉄道:東京駅~盛岡駅 JR新幹線はやて(約2時間25分)
      ~一ノ関駅 JR新幹線はやて(約2時間20分)
      ~奥州駅 JR新幹線はやて(約2時間35分)
      ~北上駅 JR新幹線こまち(約2時間45分)
      ~花巻駅 JR新幹線はやて(約2時間55分)

高速バス:東京駅~盛岡駅 岩手県交通(約8時間30分)
        ~花巻駅 岩手県交通(約8時間10分)
        ~宮古駅 岩手県交通(約9時間45分)

中尊寺

世界文化遺産「平泉」を構成する中尊寺。金色堂と呼ばれる阿弥陀堂は国宝第1号であり、金箔を重ねた姿は極楽浄土を表現したかのように、まばゆく光り輝いています。内陣部分は、夜光貝を使った螺鈿細工、象牙や宝石で飾られており、まさに豪華絢爛。見ごたえ十分です。

出典: jp-isan.com

中尊寺が藤原清衡によって創建されたのは12世紀のはじめ。「東北地方で続いていた戦乱で亡くなった人たちを慰めるため、浄土を建設する」という趣旨のもと造営が始まりました。平泉の寺院で表現された浄土の世界は、海外の影響を受けながら日本独自の発展を遂げ他に例を見ないと言われています。

奥州街道から、こんもりとした森を目印に左折して、案内所と町営駐車場の間から伸びるのが、表参道の月見坂。砂利敷きの坂の両脇には、武蔵坊弁慶を祀る弁慶堂、目のお守りと絵馬が珍しい峯薬師堂、中尊寺本堂が並び、金色堂へ続きます。斜度のある長い坂ですが、金色堂近くには駐車場があるので、足腰に自信のない方でも安心ですよ。流行りの御朱印集めですが、ここでは本堂はもちろん、金色堂や他数か所のお堂でも頂くことができます。

お帰りの際は駐車場周辺でお食事はいかがでしょうか。蕎麦や和食、団子のお店があり、最近は地場産クラフトビールのお店もできました。4号線バイパスへ向かう途中には、新しい道の駅「平泉」がオープンしたので、地元の米や野菜を旅の手土産に是非。

中尊寺
住所:
岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関202
電話番号:
0191-46-2211
営業時間:
8:30~16:30(11/4~2月末)※10分前に拝観券発行を終了。
アクセス:
JR平泉駅から中尊寺月見坂入口まで徒歩約25分(約1.6km)/車で5分、参道入口から徒歩約15分
料金:
大人800円、高校生500円、中学生300円、小学生200円(金色堂・讃衡蔵・経蔵・旧覆堂)

小岩井農場まきば園

小岩井農場の一部を公開する「まきば園」は、岩手山が目の前に迫る気持ちの良いスポット。乗馬体験やゴルフなどのアクティビィ、ひつじショーやトロ馬車乗車などが楽しめます。牧場内のレストランでは、小岩井農場で作られた乳製品や牛肉などを使った料理をいただくことも。

放牧されている羊たちを眺めながら軽食をいただけるカフェもおすすめ。のんびりとした時間を過ごすことができますよ。そして、小岩井農場で有名なのが、1本の「桜の木」。草の緑と空の青、岩手山を背景に、ぽつんと佇む美しい桜はぜひ見ておきたいですね。

夏に涼しい風と濃厚なソフトクリームで癒されるのもおすすめですが、冬もイルミネーションや花火を楽しむことができます。ただし、岩手の寒さは厳しいので、防寒対策はしっかりしましょう。本格的な冬のシーズンとなれば、大雪原に変身した牧場に、かまくら食堂、大すべり台、スノーシューのウォーキングコースが出現します。広大な敷地はトラクターバスや電動バスで巡ることもできますので、お子様連れや高齢者の方でも楽しめます。

小岩井農場の乳製品は高品質で有名。各地のスーパーなどで取り扱っていますが、ここでは農場限定品を探してみてはいかがでしょうか。こだわりのチーズや牛乳は、喜ばれること間違いなしです。

小岩井農場まきば園
住所:
岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
電話番号:
019-692-4321
営業時間:
9:00 ~ 17:30(季節により異なる)
アクセス:
東北自動車道盛岡ICより約15分(12㎞)/JR盛岡駅前「10番」乗場より「小岩井農場まきば園行き」or「網張温泉行き」バス約35分(約17km)
料金:
大人(中学生以上)800円、子供(5歳以上)300円

花巻温泉郷

花巻市の西部に位置する温泉の総称が花巻温泉郷です。こじんまりとした旅館が立ち並び、昔ながらの風情を残す一方、東北有数の規模を誇る温泉、バラ園を持つ温泉など、バラエティ豊か。気分や目的に合わせて温泉やホテルを選ぶことができますよ。

各温泉では日帰り入浴もできるので、雰囲気の違う温泉を楽しみながら湯めぐりするのもおすすめです。いずれの温泉も渓谷沿いに位置しているので、周辺の自然を感じながらゆっくりと温泉を満喫できますよ。

ここから車で5分、山奥に入った処には台温泉があります。源泉掛け流しの関節痛に効く熱い湯が人気です。岩手は温泉王国。花巻を拠点に温泉地巡りはいかがでしょうか。北へ向かえば「鶯宿」「つなぎ」があり、日本最大級のガーデニング公園や温泉街巡りが楽しめます。岩手山を超えてもっと北には「八幡平」「安比」。こちらはリウマチや皮膚病に効く単純硫黄泉で、レジャーは登山やスキーで有名です。秋田との県境には「ゆだ」。ここはなんと、駅舎に入浴施設があり、発車案内の信号を見ながら入浴することができます。それぞれ泉質もホテル・旅館もバリエーションに富んでおり、ゆったりと周遊すれば癒されること間違いなしですね。

花巻温泉郷
住所:
岩手県花巻市湯本
アクセス:
東北自動車道花巻ICより県道37号線を西方向へ約4㎞
電話番号:
0198-29-4522(一般社団法人花巻観光協会)

浄土ヶ浜

国の名勝にも指定されている宮古市の「浄土ケ浜」は、流紋岩でできた海岸。三陸を代表する景勝地であり、三陸復興国立公園の中心に位置しています。平成18年には日本の海水浴場百選に選ばれ、夏にはたくさんの人が訪れます。

地名の由来は、宮古山常安寺七世の霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」とその美しさに感嘆したことから。白い流紋岩、海の群青など、まさに極楽浄土に見えたことでしょう。そんな浄土ヶ浜には青の洞窟があり、漁師が使う小型の船で、コバルトブルーに輝く洞窟の中を遊覧することができます。

東日本大震災では大きな被害を受け、入り江は瓦礫に埋もれました。その後、自治体やボランティアの力によって元の姿を取り戻し、震災の翌年にはレストハウスも再オープンしています。

レストハウスには、浜を一望できる展望台や地場産品を扱う売店があり、レストランでは海鮮丼やオリジナルの浜ラーメンをいただくことができます。浜を一周する観光遊覧船も運行しています。夏となれば海水浴。ここは遠浅で波も静かなので、お子様連れでも安心です。観光施設は復旧したとはいえ、まだまだ復興途中。周辺には海鮮料理が美味しいお宿がありますので、是非とも宿泊して盛り上げていきたいところです。

浄土ヶ浜
住所:
岩手県宮古市日立浜町
アクセス:
JR宮古駅から車で10分/バス(奥浄土ヶ浜行)で20分 バス停「奥浄土ヶ浜」下車すぐ
電話番号:
0193-62-2111(宮古市産業振興部商業観光課)

北山崎

海の国立公園にある断崖の景勝地。海抜200mにもおよぶ断崖の長さは約8km。「海のアルプス」ともいわれる荒々しい景観は圧巻です。その美しさは、全国観光資源評価で最高ランクの特Aを獲得するほど。奇岩も数多く点在しています。

「やませ」とよばれる濃霧が断崖を覆う姿も一興。断崖を見渡す展望台や、展望台から波打ち際まで続く階段も設けられています。6月には、高山植物のシロバナシャクナゲやニッコウキスゲが花を咲かせ、海岸を彩ります。

運動が好きな方は、トレッキングはいかがでしょうか。日本の遊歩百選に指定された北山崎自然遊歩道を、ガイド付きで巡ることができます。美味しいものが好きな方には、道の駅たのはたで、たのはたアイスや鴨だしラーメンをいただくことができます。三陸ならではの海の幸はもちろん、村内の牧場で育った乳牛から作られる乳製品や、天然飼料で育てられた岩手鴨もおすすめですよ。海からこの景勝をご覧になりたい方は、観光クルーズ船と小型のサッパ船を選ぶことができます。

名所が点在しておりますので、まずは北山崎ビジターセンターを目指しましょう。こちらで観光案内や、ガイドや船の手配を行ってくれます。

北山崎展望台
住所:
岩手県下閉伊郡田野畑村北山129-10
電話番号:
0194-33-3248(田野畑村総合観光案内所)
アクセス:
三陸鉄道田野畑駅より車で20分
料金:
散策自由

宮沢賢治記念館

全国の宮沢賢治ファンの寄付金により造られた記念館です。平成27年4月にリニューアルオープンしました。スクリーン映像や資料を使った解説の他、定期的に特別展も開催。宮沢賢治の、詩人・科学者・教育者としての思想と活動に触れることができます。

出典: 4travel.jp

施設内には喫茶コーナーや展望ラウンジが設けられており、宮沢賢治の世界に浸りながら、ゆっくりとくつろぐことができます。お土産コーナーも充実。宮沢賢治の心象世界の理想郷である「イーハトーブ」を感じてくださいね。

新花巻の街中から車で5分ほど走ると、森の中へ入る一本道があり、イーハトーブへ導かれます。まず見えてくる三角屋根の洋館が、童話「注文の多い料理店」の舞台となる西洋料理店をモチーフにした「WILDCAT HOUSE 山猫軒」。作品では西洋料理(として山猫に食べられてしまいそうになる紳士)のお店ですが、こちらは岩手名産の白金豚やほろほろ鳥を使った、和定食やカツカレーが名物となっています。お土産コーナーも併設されていますので、立寄ってみてはいかがでしょうか。

芸術ばかりでなく、科学や農業にも精通していた宮沢賢治。数々の作品に囲まれながら、彼の人生に想いを巡らせてみてはいかがでしょう。

宮沢賢治記念館
住所:
岩手県花巻市矢沢1-1-36
営業時間:
08:30~17:00
電話番号:
0198-31-2319
アクセス:
JR新花巻駅より車で3分/東北本線花巻駅より車で15分/花巻I.C.より車で20分
定休日:
12/28~1/1
料金:
一般350円、高校生・学生250円、小・中学生150円 

宮沢賢治童話村

宮沢賢治の世界を楽しめる施設。「賢治の学校」をメインに、「賢治の教室」や「銀河ステーション」など、心躍る展示を行っています。5つのゾーンからなる「賢治の学校」は必見!宮沢賢治の作品に触れたくなること間違いなしです。

周辺の森には「妖精の小径」や「山野草園」などもあり、ゆっくりと散策を楽しむことができます。宮沢賢治を知らない子供達も、これを気に童話や詩に関心を持つかも!?大人も子供も楽しめる施設です。

周辺にある、宮沢賢治記念館や宮沢賢治イーハトーブ館とは、無料のシャトルバスで結ばれており、行き来するのに便利です。「賢治の学校」では宇宙や大地をテーマにした展示を楽しむことができます。童話の中に入った気持ちになれますよ。春から夏にかけて、夜の童話村をライトアップするイベントや、著名芸術家を集めたイーハトーブフェスティバル、花巻市の地場産品を集めた市が不定期で開かれますので、スケジュールを確認して行ってみてはいかがでしょう。

宮沢賢治記念館は作品や資料を展示していますが、こちらは童話の世界を体感・体験できる施設となっています。共通入館券で割引が効きますので、ぜひ両方訪れてみてください。

宮沢賢治童話村
住所:
岩手県花巻市高松第26地割19番地
営業時間:
08:30~16:30
電話番号:
0198-31-2211
アクセス:
宮沢賢治記念館バス停下車徒歩3分
定休日:
12月28日〜1月1日
料金:
大人350円、高大生250円、小中学生150円

毛越寺

中尊寺と同じく平泉世界遺産を構成する「毛越寺」。中尊寺と同じく850年に慈覚大師円仁によって開山されました。極楽浄土を表現したという浄土庭園が造られ、全国的にも珍しい国の史跡・特別名勝の二重の指定を受けています。

浄土庭園の眺めが素晴らしく、天気の良い日には、美しい景色が池に映り込みます。立石で荒磯や白浜なども表現してあり、庭園技法としても圧巻。当時の繁栄に思いを馳せながらゆっくりとした時間を過ごせます。浄土庭園周辺では萩やあやめなど、季節の花を楽しむこともできますよ。

平泉駅からは1km弱ですので、徒歩で訪れることも可能です(駅ではレンタサイクルも貸し出されています)。白壁で統一されたレトロな平泉の街並みを見ながら進むと、右手に大きな森が見えてきます。日本庭園と聞くとこぢんまりとしたイメージですが、こちらは中央に長さ180mの大泉ヶ池を持つ、面積39000平方メートルの大きな場所です。旧一関藩主の家の門を移設した立派な山門を抜ければ、そこは極楽浄土。奥州藤原氏の繁栄を思わせます。巨大な池をぐるりと廻れば、自然の景観を模した美観に心が洗われます。

歩き疲れたら、お休み処「松風庵」へ。手打ちそばや甘味が頂けます。お土産には酒粕の入った「延年まんじゅう」がおすすめです。

毛越寺
住所:
岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58
電話番号:
0191-46-2331
営業時間:
8:30~17:00(季節により異なる)
アクセス:
平泉駅より毛越寺まで0.7km(徒歩7分、車3分)
定休日:
年中無休
料金:
大人500円、高校生300円、小中学生100円

厳美渓

岩手県一関市にエメラルドグリーンの色鮮やかな渓谷があります。国の名勝・天然記念物に指定され、伊達政宗も絶賛したという厳美渓は、県南部有数の観光地です。磐井川の水流によって浸食された渓谷は、奇岩や瀑布など、様々な見所があります。

春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季を通じて楽しめる自然スポット。心身ともにリフレッシュできること間違いなしです。名物「空飛ぶ団子」は、合図をすると籠に入った団子が対岸から渓谷を超えて運ばれてきます。団子を食べながら景色を楽しめば、非日常的な気分を味わうことができますよ。

ここは車を停めて歩いて巡るのがおすすめ。遊歩道を歩けば、大小の岩の間を涼しげに川が流れる千畳敷岩、御覧場橋を渡り、伊達政宗が植えたといわれる貞山桜を見ることができます。歩くのが億劫な方には、周遊する観光馬車がありますよ。

周辺の観光スポットにも立ち寄りたいところ。10,000点を超えるガラス工芸品が並ぶ、サハラガラスパークでは、製作体験もできます。道の駅厳美渓では、餅文化で有名な一関ならではの、餅食べ放題バイキングをいただくことができます。色々な種類の餅があるので、飽きることはありませんよ。すぐ近くの猊鼻渓温泉は、美肌の炭酸水素塩泉です。川のせせらぎに癒されるお宿もおすすめです。

厳美渓
住所:
岩手県一関市厳美町字滝の上地内
電話番号:
0191-23-2350(一関観光協会)
営業時間:
終日
アクセス:
一ノ関駅から車で約15分/一関ICより約8分
定休日:
なし
料金:
見学無料

龍泉洞

日本三大鍾乳洞の一つ「龍泉洞」。真っ青で神秘的な地底湖は、名水百選の一つにも選ばれています。洞内のコウモリとともに天然記念物に指定されており、青く澄んだ水の透明度は世界有数。地中の石灰質が溶け出し、豊富なミネラルを含む地下水となっています。

4つある地底湖の中でも、第4地底湖の水深は日本一の120m。地底湖を上から見下ろすことができる展望台や、ライトアップされた洞内は、感動を覚える美しさです。洞内は一年中寒く、足元も滑りやすくなっていますので、訪れる際には格好にも気をつけたいですね。

夏でも洞内は10度前後。舗装はされていますが、濡れた階段を歩く場面もありますので、靴も歩きやすいものを。こちらは2014年に「恋人の聖地」に認定され、自然の造形がハートに見える「ハートスポット」が恋人たちに人気となっています。2016年の台風では水没の被害を受けましたが、現在は復旧し、ドラゴンブルーと呼ばれる澄んだ地底湖の色を取り戻しています。

豊富な地下水は、ミネラルウォーターはもちろん、お茶やコーヒー、サイダーや地ビールとなって販売されています。共通の入場券で入れる龍泉新洞科学館は、元々ひと続きだった洞窟を利用した資料館となっています。龍泉洞より学術的な説明が多く、勉強になります。

龍泉洞
住所:
岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1番地1
電話番号:
0194-22-2566
営業時間:
8:30~17:00(季節により異なる)
アクセス:
花巻空港から国道4号、455号約140分/盛岡駅から往復バスあり
定休日:
年中無休
料金:
大人1000円、小、中学生500円

猊鼻渓

厳美渓と同じく、一関市にある「猊鼻渓」も、断崖が連なるダイナミックな渓谷。日本百景の一つに数えられています。猊鼻渓の見どころは、船頭が歌う「げいび追分」を聞きながらの舟下り。美しい渓谷美を眺めながら、のんびりと楽しむことができます。

間近で見る断崖。藤岩、凌雲岩、大猊鼻岩といった巨岩は圧巻です。美しい清流に心が癒されますよ。冬には雪見酒や鍋を味わうことができるこたつ舟も運行されます。東北の寒い冬もこれなら楽しめそうですね。

場所はちょうど東北自動車道を挟んで、厳美渓の反対側となります。厳美渓~平泉~猊鼻渓と1日で回るプランも可能です。舟下りは折り返しの往復運航で、折り返し地点の三好ヶ丘では、上陸して散策することができます。愛、願、運、などと書かれた「運玉」を穴に投げ入れる運試しの場所があります。奥へ歩いたところにある大猊鼻岩は、猊鼻渓の名前の由来となった場所で、紅葉の季節は巨岩と植物の赤のコントラストが見ものです。紅葉のピークは10月中旬から下旬。ここは舟でしか行くことができない絶景スポットです。舟は便数も多く、待ち時間が少ないので、思いつきで乗船しても大丈夫。日常の喧騒を忘れ、川の流れに身を任せてみてはいかがでしょうか。

猊鼻渓
住所:
岩手県一関市東山町長坂字町467
電話番号:
0191-47-2341(げいび観光センター)
営業時間:
舟下りは8:30~16:30(季節により異なる)
アクセス:
猊鼻渓駅より徒歩5分
定休日:
無休(天候等により運休あり)
料金:
舟下り大人1,600円、小人860円、幼児200円

遠野ふるさと村

茅葺屋根の曲り家を移築し、昔ながらの山里を再現した遠野ふるさと村は、わら細工工芸や草木染体験など、十数種の体験が楽しめる施設。昔懐かしい創作プログラムで、大人も子供も楽しめる貴重な体験ができます。

もちつきやそばうちといった食のプログラムも用意されているので、食事がてら楽しむのもあり。そば畑の広がるのどかな風景は、素朴で懐かしく、心が穏やかになります。季節によりイベントも開催されていますので、ぜひチェックしてみてください。

遠野はキュウリで河童を釣る、カッパ淵も有名ですね。昔話に出てきそうな、自然豊かな町です。曲り家とはL字の平屋家屋で、母屋と馬屋が一体となっているためにこのような形をしています。馬とともに暮らした昔を思い浮かばせます。岩手各地にある江戸中期から明治中期に造られた曲り家を、そのままの形で移設し、レストランや体験施設として利用しています。

レストランでいただくことができる「ひっつみ」は、この地方の名物で、鍋に小麦粉を練ったものを手でひっつまんで入れたものです。村内には「まぶりっと」と呼ばれる、遠野の文化と伝統を継承する方がおり、農作業や曲がり屋の手入れ、体験教室のインストラクターとしても活動しています。是非まぶりっとの皆さんとの会話も楽しんで下さい。

遠野ふるさと村
住所:
岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛5-89-1
電話番号:
0198-64-2300
営業時間:
9:00~17:00(季節により異なる)
アクセス:
遠野駅より早地峰バスで25分「遠野ふるさと村」バス停下車、徒歩すぐ
定休日:
年中無休
料金:
【入村料】大人540円、小・中・高校生320円

八幡平

国立公園に指定される八幡平は、広大な火山台地。湿原や湖が点在するダイナミックな景観が魅力的なスポットです。岩手県御在所園地から秋田県トロコ温泉までの約27kmに渡り、山岳ドライブを体感できる八幡平アスピーテラインが走っています。

アスピーテラインのドライブと一緒に楽しみたいのが、山頂付近の散策。黒谷地湿原や日本唯一のアスピーテ火山湖である八幡沼といった美しい自然を愛でるトレッキングが楽しめます。初夏から初秋にはニッコウキスゲやチングルマなどを見ることもできますよ。

冬は何といっても温泉とスノーアクティビティ。岩の浴槽の下には泥が溜まり、硫黄の匂いの立ち込める、野趣あふれる露天風呂を楽しむことができます。スキー場は八幡平リゾートスキー場と安比高原スキー場があります。どちらも近くにペンション村と温泉施設がありますので、疲れた後にゆっくりすることができますよ。スキーやスノーボードが出来ないという方でも、スノーシュー(西洋かんじき)を履いて森の中を散策するスノートレッキング、ゴムボートに乗ってスノーモビルに引かれるスノーラフティングボート、キャタピラの付いた雪上車に乗って森の奥へ出かけるキャットツアーが用意されていますので、飽きることはありませんよ。

八幡平アスピーテライン
通行可能時間:
8:30~17:00
通行可能期間:
4月中旬から11月上旬(冬季通行止め)

SL銀河 釜石~花巻

SL銀河は、釜石と花巻をつなぐ釜石線を走る蒸気機関車。土日祝日、夏休みなどに運行しています。「銀河鉄道の夜」に登場する星座や動物のモチーフが描かれた車体は見ているだけでもワクワク!蒸気を上げて堂々と走ります。

大正~昭和の世界観を表現した車内はレトロな雰囲気で、非日常的な空間。タイムスリップした気分で列車の旅を楽しむことができます。車内には小型プラネタリウムや宮沢賢治ギャラリーも設けられており、乗車中も退屈しません。

車両は、公園に展示保存されていたものを、東北の復興と観光のために2014年に復元した、C58形です。乗車すると記念乗車証をもらえ、制帽を借りて記念撮影もできます。冬季は運行していないのでご注意を。また、チケットは大人気のため、早めの予約か、旅行会社に手配して頂くことをおすすめします。

花巻と釜石間を往復運行していますが、復路の日をずらして、釜石で宿泊するプランもいいですよ。釜石は海と山に囲まれた、製鉄とラグビーで有名な街で、三陸の海の幸も楽しみなところ。途中の遠野駅には給水等を行うため、1時間以上停車しますので、その間に駅周辺を観光することもできますよ。

SL銀河
電話番号:
0570-04-8950(JR盛岡支社)
【釜石行】花巻駅発10:
37/釜石駅着15:07【花巻行】釜石駅発10:55/花巻駅着15:20
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