群馬の人気観光スポットおすすめ15選！欠かさず行きたい定番から穴場まで！

保渡田八幡塚古墳の野外に復元され展示された埴輪は、遠くにそびえる榛名山を背景に当時の様子が想像できおすすめです。また展示の見学でなく、古墳の上にも登ることができるのはかなり貴重。内部の石棺の見学は午後4時半までですので、スケジュールを調整して見学を。きっと古代のロマンを体験できます。

埴輪の中には同じ人物がたくさんあるのではなく表情や仕草が違うものや、様々な動物の埴輪があります。当時このような動物たちと共存、または狩りなどして暮らしていたことが伺えて興味深いですね。楽器を弾いている埴輪や力士の埴輪などどこかしらほっこりする表情の埴輪たちにぜひ会いに行ってみてください。

保渡田八幡塚古墳は、八幡塚古墳、二子山古墳、薬師塚古墳の３つの前方後円墳が集積する古墳群にあります。この古墳群は、今からおよそ約1,500年前、この地方の有力者や豪族が葬られた墓とされていあす。3つの古墳は墳丘の長さは約100メートルの前方後円墳。中央にある前方後円墳の周囲には二重に広大な堀が巡らされ、古墳からは多量の埴輪が出土しています。埋葬された人物は当時かなり力があり、財産も持っていた一族であったことが想像できます。

保渡田八幡塚古墳の頂上から内部へ降りていくと、王の眠るひつぎといわれる墓の主が眠る大きな石棺があります。保存状態がよく、古墳が建造された当時のままに極めて近い状態で復元されています。日本各地に数多く残されている大和朝廷の古墳は、宮内庁の管理となていて気軽に内部の様子を見学することはできません。

この保渡田八幡塚古墳は、埴輪も当時の並んでいた配置を再現し、石棺も埋葬状態が見学できるように展示されています。残念ながら盗掘にみまわれ埋葬されていた遺体や副葬品の多くは失われていますが、復元された副葬品の一部など出土したものも近所にある「かみつけの里博物館」に、展示されています。

沼田城址公園はかつて沼田市にあった沼田城の跡が公園になったものです。沼田城は、1532年に三浦系沼田氏の12代万鬼斎顕泰が築城に約3年かけたお城です。築城当時は蔵内（倉内）城と呼ばれていました。現在の沼田市の名称は沼田城からとったもので、ご城下だった沼田市の発祥の地また行政の中心だった場所です。

12代万鬼斎顕泰が築城してから48年後、1580年に武田勝頼の武将真田昌幸が入城します。沼田城は真田家のお城という印象が強いですね。真田昌幸によってさらに城は規模を大きくし、軍事的な要塞として機能強化されました。豊臣・徳川の天下取りの舞台で名将真田家の基盤となります。

沼田城に入った昌幸は、1590年に嫡子信幸に沼田領を継がせます。沼田城のあるこの地域は、およそ2万7千石でした。城主信幸の代以降慶長年間になって、城の敷地に五層の天守閣も建造されています。やがて関ヶ原、徳川政権と世は移り、1681年に5代城主真田伊賀守は徳川幕府に領地を没収され翌年には幕府の命令で沼田城は廃城になります。

破却された沼田城はその後、幕臣本多氏が177カ村あった旧沼田領のうちの46カ村と飛地領を合わせた4万石の藩主として入封。幕府から交付金が出て城を再興します。すでに天守閣は建造が許されない時代になっていましたので、三の丸に城主の居城の屋形が建てられました。

江戸時代の間は、本多氏ののちに黒田氏が2代、土岐氏が12代城主を務めその居城になりました。明治になると版籍奉還により屋形も取り壊され、現在では本丸と二の丸跡に沼田公園ができています。桜の名所としてライトアップもされ沼田市の観光名所になっています。

尾瀬国立公園は名峰に囲まれ、湿原に生息する貴重な花や生き物が残されている日本最大の山岳湿地です。面積は37,200ha、栃木県、群馬県、福島県、新潟県と4県に広がる国立公園です。

小学校唱歌に指定され、みんなが知っている「夏の思い出」に歌われる尾瀬。亜高山帯に生育するオオシラビソ、トウヒ、ダケカンバなどや、高山植物のハイマツなどのほか湿原に見られる植物や拠水林、花畑などがあります。

2007年にはそれまで日光国立公園として編入されていた尾瀬地域25,203haが分割され、会津駒ヶ岳、田代山、帝釈山などの周辺地域を編入する形で指定されました。 29番目に指定を受けた国立公園になり、釧路湿原国立公園以来20年ぶりに新設された尾瀬。尾瀬地域の植生は、海抜約1,000ｍから2,360ｍまでのエリアにはブナが中心になった森林。さらに高所になるにつれ、貴重な高山植物が分布していきます。

本州最大の高層湿原の尾瀬ヶ原と噴火によって只見川の源流部が堰き止められてできた尾瀬沼、湿原を取り囲むようにそびえる至仏山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、田代山、帝釈山などの美しい山脈が雄大な自然の風景を創り出しています。

尾瀬は世界的にも湿原生態系としての価値が認められ評価が高く、1934年から国定公園に指定されていた分割独立前の2005年にラムサール条約湿地に登録されています。

現在は国立公園に指定されている尾瀬ですが、過去には何度も開発の危機にさらされた歴史があります。自然保護がいまほど盛り上がりがない時代からボランティアなど多くの人々の努力で保護されてきました。尾瀬は日本の自然保護の原点ともいわれています。

魅力的なスポットが多い群馬県！ぜひ家族や恋人、友人と足を運んでみてください。新しい発見があなたを待っています。