浅草でおすすめのお土産15選!これを買えば間違いなしの人気のお菓子や雑貨はこれ!
205154views- 住所:
- 東京都墨田区向島1丁目4-5
- 電話番号:
- 03-3622-0973
- 営業時間:
- 5:00~18:00(4月~9月)・5:30~17:00(10月~3月)
- アクセス:
- 都営浅草線「本所吾妻橋」駅から徒歩約3分、東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー」駅から徒歩約3分、東京メトロ「浅草」駅から徒歩約10分
東京都墨田区向島にある牛嶋神社。本所総鎮守と言われる格式のある神社の歴史から神社の見どころとその魅力、御朱印やお守り、神社のパワースポットなど、牛嶋神社を訪れたときの楽しみ方を詳しくご案内します。正しく参拝してご利益をいただきましょう。
都営浅草線「本所吾妻橋」駅から徒歩3分ほどの場所にある「牛嶋神社」。隅田川に沿った墨田公園内に位置し、周辺住民にはなじみ深い神社。川向うは浅草、東京スカイツリーも東へ徒歩圏内という、観光地巡りとしても好立地にあります。
もともとは向島須崎町にありましたが、関東大震災後現在の地に。本所の総鎮守社であり東京スカイツリーの鎮守の神様・牛嶋神社は、氏神様として開業時には神事が行われました。そんな牛嶋神社は歴史深く、多くの見どころが存在しています。
牛嶋神社の歴史は古く、860年に慈覚大師・円仁が建立したと伝えられています。かつては牛御前社と呼ばれていましたが、その由来は須佐之男命(すさのおのみこと)の化身から託宣(お告げ)を受けて創建したことによるとされています。
平安時代末期には、豪雨による隅田川の洪水で足止めされていた源頼朝が、祈願後に川を無事渡ることができたとして社殿を造営したという話も伝わります。牛の御前社は、後奈良天皇より賜った勅号(称号)です。
旧社格は郷社(ごうしゃ、県社の下、村社の上のランク)で、本所一帯(墨田区の南半分)の総鎮守の神様として祀られていました。明治初頭に行われた、神仏習合の慣習を廃止した神仏分離後、牛の御前の社名を牛嶋神社と改名。
牛嶋神社の名前の由来は、両国・向島の本所一帯が天武天皇の時代、国営牧場が設けられ「牛嶋」と呼ばれていたことにより、鎮守として牛嶋神社と名付けられました。現在でも地域の守り神として厚い信仰を集める由緒ある神社です。
神社を参拝するときに特に気になるのがそのご利益でしょう。牛嶋神社のご祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)、稲穂の神、太陽神と言われる天之穂日命(あめのほひのみこと)、この地で亡くなった清和天皇の第七皇子・貞辰親王命(さだときしんのうのみこと)の3柱。
これだけの神様がおあられるのですから、ご利益のパワーは相当なものがあると想像できます。まず、須佐之男命は五穀豊穣、厄除開運、縁結びなど。天之穂日命は農業、学問上達、縁結びなどさまざまなご利益がいただけます。
そのほかにも合格祈願、安産祈願に、延命長寿、そして特に繊維業、衣料業の人からの信仰が厚く、商売繁盛を願い多くの人が訪れています。万人の人の願いを受けとめてくれる神様ということで、長らく信仰を集めているのですね。
牛嶋神社では神前結婚式を行うことができます。古くからの様式は変わらず、東京屈指の大社殿での神前式は、古き良き時代を彷彿とさせる由緒正しい式が行えます。古来からの牛信仰の続く神社は、家族の健康と多幸のご利益があります。
参道をまっすぐ進むと社殿前にちょっと変わった鳥居が見られます。「三輪の鳥居(みわのとりい)」と呼ばれる、全国でも珍しい形状をした鳥居です。一般の鳥居の左右に、少し小さめの鳥居が2体くっ付いているような形をしています。
三輪鳥居とは、明神鳥居の左右に脇鳥居を組み合わせたものです。三ツ鳥居とも言われ、奈良県桜井市の大神神社と摂社の檜原神社、埼玉県秩父市の三峯神社やこちら牛嶋神社をはじめ全国に数か所しかありません。
三輪鳥居については大神神社の古文書にも「神秘なり」と記載されており、本殿に代わる神聖なものとされています。牛嶋神社においても御祭神が三柱だからこのような形になったと推測できますが、由来は不明という不思議な鳥居です。
2018年の台風の影響で破損してしまいましたが、多くの人からの寄付を集め、現在は樹齢170年の吉野檜を使用した立派な鳥居が再建されました。真新しく美しく生まれ変わった三輪の鳥居をぜひ見に行ってみてください。
神社というと狛犬が入り口や社殿の前などに置かれえいるのをよく見ますよね、一対の獅子のような風貌の像で、恐ろしい表情そして魔よけの役割をしています。牛嶋神社には、その狛犬と狛牛がたくさんいます。
牛嶋神社は牛とつながりが深い神社ということは、歴史的な流れで何となく想像できますが、犬と牛という何とも異種な組み合わせは、牛嶋神社の見どころでしょう。いつも何となく見ている狛犬も、よく見てみるととてもユニーク。
獅子山に登っている親子の狛犬(墨田区登録文化財)がいたり、笑ったような表情をした愛らしい狛犬がいたり。ひとつひとつ見てみるとそれぞれ異なった表情や風貌で、写真を撮りたくなるほど意外に楽しめますよ。
社殿横の狛犬の隣に墨田区登録文化財に指定されているとても凛々しい表情をした狛牛が置かれています。牛と言えば天満宮を思い浮かべますが、牛嶋神社の牛は御祭神の須佐之男命の別称・牛頭天王からのつながりとのこと。狛犬と狛牛が並ぶ姿は撮影スポットかも知れません。
牛嶋神社の木造の立派な社殿は、総檜権現造りという、荘厳にして風格のある建物で、現存する建物は1932年に再建されたもの。旧社殿は関東大震災で焼失し、現在の地に転移。本殿・幣殿・拝殿を連結一体化した造りで、都内でも屈指の大きさを誇ります。
戦火を逃れ、その美しい姿を現在も見られるのは大変貴重なこと。あらゆる場所に施されている彫刻は大変すばらしくぜひ見ておきたいものです。こうした立派な社殿に再建されたのも、本所総鎮守として崇敬されていたからに違いありません。
また、境内からは東京スカイツリーがまっすぐ正面に見られるのも魅力です。迫ってくるような大きさに近さを改めて確認するほど。境内にある緑の間にすっと伸びるスカイツリーは、真っ青な空によく映えてとてもきれいです。
年末年始や七五三など、人が多く集まるとき以外はひっそりと静かな神社なので、鳥居とスカイツリーの2ショットの写真が撮影できますよ。牛嶋神社周辺からはいろいろな角度でスカイツリーが見られるので、こちらも楽しめます。
牛嶋神社は古くから撫牛信仰がある神社としても有名で、撫牛の風習は、江戸時代から知られていました。自分の体の悪い部分を撫でてから、牛の同じところを撫でると病気やケガが治るというものです。天満宮や天神社ではよく見られますが、神社では珍しい光景です。
牛嶋神社の撫で牛は体の不調だけではなく、心の不調にも効果があるいわれていますので、ストレスなどを抱えて少しでも和らげたいという時におすすめです。やさしい瞳で私たちの心や体を癒して元気にしてくれるパワースポットです。
また、神社独自の信仰として、撫で牛によだれかけを奉納する風習があります。子供が生まれたときによだれかけを奉納し、これを子供にかけると健康に育つという言い伝え。子供の成長を願い、よだれかけを奉納されている様子をよく見かけます。
撫で牛の像は1825年ごろに奉納されたといわれ、それまでは牛型の自然石だったようです。明治初期の作家・淡島寒月の句や、堀辰雄の小説の中にも登場する撫で牛。古くから多くの人々に愛され続けてきたことがわかりますね。
神社仏閣を訪れた記念として御朱印をいただくという人も少なくないでしょう。牛嶋神社でも、もちろん御朱印がいただけます。牛嶋神社のシンボル的存在の撫で牛のスタンプがしっかり押印されたこちらだけの御朱印です。
御朱印は拝殿右横の授与所にて受付をしています。初穂料は300円、御朱印の受付時間は、9時から17時までです。神社の都合により時間変更になる場合がありますのでご注意ください。御朱印帳をお忘れなく!
牛嶋神社のお守りはとてもユニークでかわいらしいものが多いことが特徴です。氏神様ということでスカイツリーとコラボしたお守りもあります。東京スカイツリーがデザインされたクリスタル根付お守りは、クリスタルにスカイツリーと撫で牛が付いています。
また、十二年に一度の丑年には、牛に関係の深い神社ということで牛のお守りを授与しています。5年に一度の大祭に「神牛」として登場する黒牛がモデルになっています。焼き物なので少し高くなりますが、十二年に一度の縁起物なので、記念に購入しましょう。かわいいおみくじもおすすめですよ。
牛嶋神社では、毎年9月に開催される例祭のほか、5年に一度例大祭が開催されます。例大祭の目玉は、神牛が曳く鳳輦(ほうれん・牛車)を中心に古式ゆかしい行列が巡行する「神幸祭・鳳輦巡行」です。氏子各町による大神輿が終結し牛嶋神社へ渡御する連合神輿宮入も注目です。
牛嶋神社の祭礼の歴史は古く、貞観(859年~877年)の時代、今から1100年以上前、9月15日にはじめて行われたと言われています。牛が曳く鳳輦を中心とした行列は、本社と摂社若宮の間を安泰祈願しながら広大なな氏子エリア内約35キロを練り歩きます。
例大祭の最終日には、氏子各町の約50基もの大神輿が3組に分かれ入宮する「連合神輿宮入」は迫力があります。各町会の神輿はそれぞれ特徴があるので、一つ一つ見て楽しんでください。町会によっては半纏を借りると神輿を担がせてもらえるのも要チェックです。
鳳輦は屋根の上に金銀の鳳凰が飾りつけられた神輿のことで、古くより天皇の正式な乗り物でした。鳳輦を曳く本物の黒牛は迫力満点!雅な衣装や装飾も必見です。最も最近では2017年9月に、ご鎮座1160年大祭として2日間にわたり開催されました。次回の例大祭022年の開催が待ち遠しいですね。
牛嶋神社は隅田川公園内にあり、墨田川を渡れば浅草はすぐ。牛嶋神社から浅草駅までは歩いて10分ほどで到着するので、参拝後はぜひとも浅草に立ち寄ってみませんか?下町ならではの情緒がたくさん味わえますよ。まずは定番スポットをご紹介します。
牛嶋神社から歩いて5分、神社の境内からも見えていた東京スカイツリーに行ってみましょう。世界一高い電波塔・東京スカイツリーの地上450メートルと地上350メートルにある展望台からは、都心を一望できる大パノラマが楽しめます。先ほどまでいた牛嶋神社もはるか下に。
浅草といえば雷門で有名な浅草寺でしょう。1400年の歴史がある都内最古の寺院です。聖観音宗の総本山で聖観世音菩薩が祀られています。夜になると静かで落ち着いた雰囲気に。ライトアップされた境内は幻想的でおすすめです。
総門の雷門は都内屈指の撮影ポイント、いつも多くの人で賑わっています。全長250メートルの参道の仲見世通りには、浅草らしい土産物や甘味処がずらりと並びとても賑やか。そのほかにも浅草三社祭りで知られる浅草寺をはじめ、多くの観光スポットがありますよ。
浅草は老舗の名店が軒を連ねるグルメスポット。牛嶋神社参拝のあとは、どうせなら浅草の名店と言われるお店の味を堪能してみませんか。寿司や天ぷら、鰻などさまざま。まずは東京に行くと蕎麦が食べたいという人もいることでしょう。
牛嶋神社から歩いて3分ほどの場所にある「吾妻橋藪そば」はいかがでしょう。これぞ関東風といった絶品のそばが食べられます。ツルツルとした咽越しが癖になる一品で常連の多い店。大正2年創業の老舗「並木薮蕎麦(なみきやぶそば)」も人気の蕎麦屋。
浅草で天丼と言えば「まさる」と言われるほど有名な老舗。メディアに取り上げられることが多いので常に行列が絶えない名店です。車海老、穴子、鱚などの東京湾で獲れた厳選素材を豪快に盛り付けられた天丼は贅沢な一品。
食べ歩きもおすすめで、中でも和スイーツが浅草で大人気。浅草と言えば木村屋の人形焼が有名ですが、あづまのきびだんごも美味。できたてモチモチの串刺しきびだんごは食べ歩きにぴったり。亀十のどら焼き、揚げ饅頭、芋きんなど多彩。いくらでも食べられそうです!
全国でも珍しい三輪鳥居や狛牛がいたり、撫でると心の病気まで和らげてくれる撫牛のパワースポットなど、見どころがたくさんある牛嶋神社。総檜で造られている権現造りの社殿は、戦災を逃れ生き抜いてきた貴重な建造物で見ごたえ十分!
境内はさほど広くはないものの、多くの発見があり十分楽しめます。5年に一度行われる例大祭はぜひ見ておきたい伝統行事です。歴史のある神社から見上げる東京スカイツリーはまた格別ですよ。浅草を訪れるなら、都内有数のパワースポットをぜひ訪れてみてください。
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