仙草ゼリーが食べられるお店10選！台湾と日本国内の人気店をそれぞれご紹介

「仙草ゼリー」という名前を聞いたことがありますか？読み方は「せんそう」もしくは「せんぞう」と読みます。この「仙草ゼリー」が、今日本のスイーツブームの1つとして、多くの人に好まれているのです。「仙草ゼリー」は、「タピオカドリンク」や「豆花（トウファ）」と同じく、美味しいスイーツやご飯で有名な台湾発祥です。台湾には、「タピオカドリンク」などを販売するお店や、スイーツのお店には、ほとんどの場合、「仙草ゼリー」がおいてあるのではないでしょうか。この台湾で人気の「仙草ゼリー」は、日本にも進出してきており、東京でも仙草ゼリーが食べられるのです。

「仙草ゼリー」の「仙草」とは、シソ科の植物で中国を原産地とする年中生えている植物です。見た目がミントの葉っぱのように小さい葉がたくさんついていて、葉の1つ1つは縁がギザギザでとがっています。この仙草の葉っぱを煮込んで出た煮汁を丁寧に濾したものに、デンプンを少量いれると「仙草ゼリー」になることから、中国では、仙人に授けられた大切な草なのだと言われたことから「仙草」という名前になったと言われております。その他、仙草の葉を煎じてお茶にして、生薬のように使用されたことから、仙人が授けた薬という意味で「仙草」と言われたというお話もあります。

「仙草」の葉自体には、若干の苦みがあります。その葉を煮込んだ煮汁にも、漢方のような若干の独特なにおいと苦みはありますが、仙草ゼリー自体には、強い苦みはあまり感じられず、甘くないコーヒーゼリーといったような感じです。見た目も真っ黒でコーヒーゼリーに似ています。台湾では、この仙草ゼリーに甘いコナッツミルクや黒蜜、シロップなどをかけたり、タピオカドリンクのように飲み物にいれたりして頂きます。仙草ゼリーには体に良い効果もあり、とくに女性にとって嬉しい効果があります。それは、腸の作用をよくしてくれるというもので、腸内が綺麗になることで、便秘解消、吹き出物やニキビを減らす美容効果があります。また、体に溜まった熱を下げてくれるという効果もあるので、夏の暑い日などに食べたり、熱中症で食欲がないときなどに食べると効果的です。

台湾で最も知られている老舗台湾スイーツのお店といえば、「MeetFresh 鮮芋仙」です。「MeetFresh 鮮芋仙（シェンユイシェン）」は現在では世界中に店舗を展開しており、その数800店舗を超えるともいわれています。台湾はもちろんのこと、中国本土、日本やベトナムのアジア諸国、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカなど多くの国に「MeetFresh 鮮芋仙」のファンがいるほどです。台湾の伝統的なスイーツである、「芋園(イモエン)」「仙草(センソウ)」「豆花(トウファ)」の代表的な3種のスイーツを、添加物を使用せず、一つ一つ手作りにこだわっています。「MeetFresh 鮮芋仙」の仙草ゼリーは、ごろっと大きな塊で器の中に入っているのが特徴です。

たっぷりと器によそわれた仙草ゼリーの上に、「MeetFresh 鮮芋仙」の代表的なスイーツ「芋園(イモエン)」や「豆花(トウファ)」、タピオカなどお好みのトッピングと一緒に、フレッシュミルクをかけて食べます。大きなサイズの仙草ゼリーは、つるんとのど越しよく美味しいです。「MeetFresh 鮮芋仙」では、仙草ゼリー以外に、ふわふわのかき氷や、タピオカドリンク、台湾のお茶など様々な台湾スイーツを取り扱っているため、何度行っても飽きないお店です。

台北市に2000年に創業した「愛玉之夢遊仙草（アイユイヂィーマァンイォウシェンツァオ）」は、地元でも人気の、行列のできる台湾スイーツのお店として有名ですが、日本からの観光客も多く訪れるお店です。お店の店員はとても親切でフレンドリー、言葉が通じない観光客でも訪れやすいと人気です。「愛玉之夢遊仙草」は、愛玉ゼリーと仙草ゼリーが人気で、甘さが控えめの「仙草ゼリー」を、夏の暑いときは氷をいれて、冬の寒いときは温かくして頂きます。

特に人気のメニューが、冷たい「仙草綜合冰」で仙草ゼリーミックスとも言います。仙草ゼリーのほかに、芋団子、タピオカ、小豆、コーヒーフレッシュがのったスイーツで、コーヒーフレッシュが別でついてくるので、お好みでコーヒーフレッシュをかけて食べられます。仙草ゼリー以外のものを試したい場合は、ぜひ「愛玉（オーギョーチー）ゼリー」を食べてみて下さい。「愛玉ゼリー」も植物から作られている、黄色っぽい透明なゼリーです。「愛玉之夢遊仙草」では、この愛玉ゼリーと仙草ゼリーを同時に楽しめるメニューも人気です。

1970年開業の老舗台湾スイーツのお店「萬華仙草冰 燒仙草」は、特に、仙草ゼリーを使用したドリンクが人気です。観光客のよく集まる龍山寺駅や南機場夜市に近い場所にあるため、周辺を観光した際に、ここで人気の仙草ゼリードリンクを買って、飲みながらフラフラ散策するのにぴったりのお店です。店内はあまり広くなく、イートインスペースもあまりないということもあって、ドリンクを買って帰る人のほうが多いようです。

細長くカットされた仙草ゼリーがたっぷりと入れられたカップに、台湾ミルクティーや台湾ティー入れて頂きます。タピオカのトッピングも出来るので、食感の違った２つのスイーツを楽しむのもおすすめです。そのほか、こちらのメニューに載っている「焼仙草」の文字。「焼仙草」は冬限定の温かいドリンクで、普通の仙草ゼリーよりも柔らかく、のど越しの優しいドリンクに仕上がっています。「萬華仙草冰 燒仙草」では年中この「焼仙草」が食べられます。

台湾の中でも特に歴史の長い「三角埔仙草」は、100年以上もの歴史のある老舗店として有名です。仙草をひのきの樽を使用して、長時間じっくりと煮込み、香り豊かな煮汁を作り、それを丁寧にろ過したものに小麦粉を混ぜ固めるという、昔ながらの独自の製法を、長年守ってきている「三角埔仙草」ですが、その歴史を守りながらも、仙草ゼリースイーツを、現代に適応するように様々な工夫を加え提供し続けるというこだわりがあります。

プレーンな仙草ゼリーや、フレッシュミルクの仙草ゼリードリンクももちろん美味しいですが、特に夏にお勧めしたいのが、仙草ゼリー＆黒糖タピオカの入ったかき氷です。一番下に、黒糖シロップのかかったかき氷が入って、その上に、香り豊かでのど越しのよい仙草ゼリー、そしてその上に、たっぷりの黒糖タピオカがのっています。3種類の食感の違いと、黒糖の深い甘さ、仙草ゼリーの香りを一度に楽しめる一品です。

「黒丸嫩仙草」は台湾以外に、アメリカ、カナダ、オーストラリア、シンガポール、マレーシアなどのアジア諸国、世界全9か国に出店している世界でも人気の仙草ゼリーのお店です。とにかく豊富なメニューが特徴なのですが、やはり特に人気なのは、仙草ゼリーのミルクティーですね。たっぷりと仙草ゼリーの入ったドリンクが、通常のサイズで700㏄という大容量で、重量感、満足度がすごいです。こちらにタピオカをトッピングすれば、さらに美味しくなります。

こちらのお店では、お持ち帰り用の仙草ゼリーを販売していて、1食分ずつ小分けになった仙草ゼリーを、冷蔵庫で冷やしておけば、食べたいときにちょうどいい量だけ食べられます。ゼリーの入っているカップから、お皿の上に、プッチンプリンのように出して、コーヒーフレッシュをかけて食べれば、自宅で本場台湾スイーツが楽しめます。

「MeetFresh 鮮芋仙 赤羽本店」は、台湾の仙草ゼリーが食べられるお店で紹介したMeetFresh 鮮芋仙の日本上陸1号店です。2017年4月にオープンした当初から大人気で、日々行列が出来るほどでした。日本にあるMeetFresh 鮮芋仙は現在、赤羽本店以外に赤羽に1店舗、吉祥寺や横浜、銀座といった流行が集まる街を中心に8店舗展開しています。

本場台湾のMeetFresh 鮮芋仙の味をそのままに楽しむことが出来るのはもちろんのこと、その店舗にしかないオリジナル商品などもあります。とてもオシャレで広々とした店内はゆったりとした空間で評判です。ボリュームたっぷりの仙草ゼリーの人気ももちろんのこと、やはり台湾スイーツをいろいろと試すことが出来るのも人気の理由ですね。また、台湾の仙草ゼリーとタロイモモンブラン、バニラアイスを合わせた期間限定商品もおすすめです。

黒工号の看板台湾スイーツ『嫩仙草ゼリー(オリジナル仙草)』は、手作りで、無添加の安心、安全な仙草ゼリーです。黒工号の人気の理由は、この『嫩仙草ゼリー(オリジナル仙草)』に、イモボール、ミニ芋圓、黒米、小豆、ハト麦など全16種類からトッピングが選べて、自分だけのオリジナルカスタマイズ仙草ゼリーが食べられます。行くたびにトッピングを変えて食べるのも楽しいですよね。

黒工号では、2020年10月から秋・冬の期間限定商品「焼き仙草」の販売を開始しています。「焼き」とは、中国語で「ホット（温かい）」の意味です。温かいスープの中に仙草ゼリーやミニ芋圓、タピオカなどをいれて、日本のおしるこ感覚で頂きます。もともと腸によいとされているヘルシーフードの仙草ゼリーで、秋冬の寒い時期に体を温めたいですね。黒工号の店内は、テイクアウト専用として作られていますが、カウンター席や、小さなテーブル席もあり、空いているときにはゆったりと座って仙草ゼリーやタピオカドリンクを楽しむことが出来ます。

「浅草豆花大王」は、もともとは、台湾スイーツ「豆花（トウファ）」を前面に押し出した台湾スイーツのお店なのですが、こちらでも、手作りの仙草ゼリーを販売しています。シンプルな仙草ゼリーは、モチモチとした弾力とつるんとしたのど越しがとても美味しいです。仙草ゼリー以外に、夏にぴったりの「仙草冰(仙草かき氷)」や、期間限定の「焼仙草」もあります。

お店一押しの「豆花（トウファ）」はもちろんのこと、仙草ゼリーやタピオカは、お店のトッピングの中でも一番人気が高いため、混雑するときは品切れになってしまうこともあるそうです。「豆花（トウファ）」と「仙草ゼリー」の組み合わせもおすすめです。遅く起きた朝の軽い朝食にもちょうどいいかもしれませんね。

「台湾甜商店」は、日本国内、関東圏に7店舗、関西に13店舗、北陸に1店舗、その他、中国地方、四国にも店舗を展開する全国でも知られた台湾スイーツのお店です。ここで提供している「仙草ゼリー」は、植物由来の天然ゼリーで、食べたいし、美容にも気を使いたいという女性に特におすすめです。仙草ゼリーと一緒によく食べられているのが、台湾「九份（きゅうふん）」が発祥といわれている名物スイーツ「芋圓（イモエン）」です。仙草ゼリーのつるりとした食感とシンプルな味が、イモエンのもちもちした食感と優しい甘さと合わさってとても美味しいです。

「台湾甜商店」でおすすめの仙草ゼリードリンクは、やはり黒糖シロップにつけこんだタピオカと黒糖ミルクと一緒に食べるものがおすすめです。そのほか、スイーツだけでなく、台湾で人気の「魯肉飯（ルーローハン）」や「牛肉麺」が、台湾ミニスイーツと一緒に食べられる「台湾満足セット」もとっても人気です。台湾の味をそのままに、日本で楽しむことが出来ます。お腹を空かせていくのがいいですね。

東京吉祥寺の街に、ひっそりと佇む、古くからある家屋をイメージさせる入り口のお店、「月和茶（ユエフウチャ）」は、知る人ぞ知る人気の台湾スイーツのお店です。入り口をあけると、2階へと続く階段があり、その奥に飲食スペースがあります。吉祥寺の街にあった、とってもおしゃれでレトロな雰囲気のお店で食べられる仙草ゼリーは、月和茶特製パフェのひとつとして食べることが出来ます。仙草ゼリー以外に、杏仁アイス、マンゴーアイス、黒タピオカ、緑豆小豆、愛玉ゼリーをぎゅっと1つのグラスにつめこんだ、まさに台湾スイーツの宝箱のようなパフェです。見た目にも可愛らしいこのパフェは女性に人気です。

月和茶特製のパフェ以外にも、熱々で提供される「焼仙草」は、練乳シロップがかかって、仙草ゼリーのほろ苦さと合わさってとっても美味しい一品です。台湾のお茶と一緒に楽しんだり、あまりたくさん食べたくないという人には、この「焼仙草」がちょうどいいと思います。

今日本で流行りの台湾スイーツ「仙草ゼリー」が食べられる台湾の、そして東京のおすすめカフェ情報はいかがでしたでしょうか。この他にも、たくさんのカフェやレストランなどで、「仙草ゼリー」が食べられるので、いろいろと巡ってみて、お好みの仙草ゼリーのお店を見つけてみるのも楽しいですね。また、日本と台湾は、飛行機の直行便で、東京（成田）から約4時間と旅行しやすい観光都市でもあるので、気になるカフェがあったら、いつか台湾本場の人気カフェで「仙草ゼリー」やその他台湾スイーツを楽しんで見て下さい。本場台湾で食べるほうが、日本で食べるよりも値段がはるかに安いそうですよ。それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました。