大航海時代の栄華!魅惑のポルトガル観光名所

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今やユーラシア大陸の片隅に追いやられてしまった感があるポルトガルですが、16世紀、世界に先駆けて大航海時代の栄光を極めた国。当時の王マヌエル1世の命で造られた多数の豪華な建築物は「マヌエル様式」と呼ばれ今でも世界遺産として大切に保存されています。そんな歴史の重みを感じさせるポルトガルの魅力的な町をご紹介!

1.リスボン(Lisbon)

ポルトガルの首都リスボンは、7つの丘の町とも呼ばれ坂道が多いのが特徴。
高台からは、テジョン川や世界遺産の建造物を眺めることができます。

澄み渡った青空に、レンガ色の屋根の白い家並みがとても映えて、まるで絵葉書のよう。

発見のモニュメント

テージョ川そばにあり、ベレンの塔と同じ並びです。
ポルトガルの大航海時代を記念して造られた記念碑で、帆船をあらわしています。

記念碑の前の石畳には、ポルトガル人航海者が辿った航路をあらわすモザイクの地図があり、日本も描かれています。探してみてくださいね。

発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)
住所:
Av. Brasília, 1400-038 Lisboa, ポルトガル
営業時間:
10:00~19:00
アクセス:
トラム(15番) Largo da Princesaから徒歩5分
定休日:
月曜日、1月1日、復活祭、5月1日、12月25日
電話番号:
+351 21 303 1950
料金:
大人2.5ユーロ
おススメの時期:
通年
*10:
00~19:00(5/1~9/30)、10:00~18:00(10/1~4/30)
入場は閉館30分前まで

ベレンの塔

ベレンの塔(torrebelem)
住所:
Av. Brasília, 1400-038 Lisboa, ポルトガル
営業時間:
10:00~18:30
アクセス:
発見のモニュメントと同じ並び。徒歩2~3分
定休日:
月曜日、1月1日、復活祭、5月1日、12月25日
電話番号:
+351 21 362 0034
料金:
大人5ユーロ、日・祝は14:00まで無料
おススメの時期:
通年
*5~9月:
火~日10:00~18:3010~4月:火~日10:00~17:30
※入場は閉館の30分前まで

ベレンの塔は、ジェロニモス修道院とともに世界遺産に登録されています。
ヴァスコ・ダ・ガマの世界一周の偉業を記念して造られた要塞。

船の縄模様を模ったマヌエル様式が見事です。

ジェロニモス修道院

ジェロニモス修道院は、大航海時代の富をつぎ込んで建設されたマヌエル様式の最高傑作と言われております。

内部も豪華絢爛なポルトガル独自の装飾で、見る者を圧倒させます。

ジェロニモス修道院(Mosteiro Jero'nimos)
住所:
Praça do Império 1400-206 Lisboa ポルトガル
営業時間:
10:00~17:00
アクセス:
トラム15番 Mosteiro dos Jeronimosから徒歩1分
定休日:
月曜日、1月1日、復活祭、5月1日、12月25日。日・祝は14:00まで無料
電話:
+351 21 362 0034
料金:
大人10ユーロ、塔へ上るチケットと共通券は大人12ユーロ。
おススメの時期:
混み合う夏のバカンスシーズン(8月)をはずしたらよいと思います。

2.シントラ(Sintra)

まるでおとぎ話の中に出てくるような可愛らしい宮殿です。
外観、装飾、展示品、眺望、その全てが素敵!

リスボンから足を延ばして、ぜひ行ってみたい避暑地です。

ぺーナ国立宮殿(Pala’cio Nacionai de Pena)
住所:
Estrada da Pena, 2710-609 Sintra, ポルトガル
営業時間:
9:30~20:00
アクセス:
シントラの町から循環のシャトルバスが出ています。(リスボンからシントラまでは電車で直行で行けます)
定休日:
通年営業
電話番号:
+351 21 923 7300
料金:
大人13.5ユーロ、シャトルバス往復2ユーロ
おススメの時期:
観光客の少ない冬は入場料も安くなります。

3.ロカ岬

出典: vipvan.pt

ユーラシア大陸最西端の地「ロカ岬」には、詩人「カモンイス」の石碑が建っています。
「ここに地終わり、海始まる」と刻まれていて、訪れる者に感動を与えてくれるようです。

ロカ岬は、夕日の美しさで知られておりますので、日没の時間帯を狙ってお出かけください。
売店やカフェもあるので便利。

ロカ岬(Cabo de Roca)
住所:
Estrada do Cabo da Roca s/n, 2705-001 Colares, ポルトガル
アクセス:
シントラからバス。
定休日:
岬へはいつでも自由に行くことができます。ツーリストインフォメーションは9:00~20:00まで(10~5月は19:00まで)
電話番号:
+351 21 928 0081(ツーリストインフォメーション)
料金:
無料
おススメの時期:
通年
*ヨーロッパ大陸最西端到達証明書は、ツーリストインフォメーションで購入可能。

4.オビドス(Obidos)

リスボンから長距離バスで約1時間。
城壁に囲まれたとても可愛い町で、メインストリートにはお土産屋さんがびっしり並んでいます。

城壁の上に登って自由に歩きまわることもできるので、ショッピングに興味がない方も楽しめます。

オビドスの可愛らしい町にある、小高い丘の上に建つ中世のお城。
現在は、ポウサダと呼ばれる人気の国営宿舎です。

部屋数が少ないので、値段も下がるオフシーズンが狙い目。
一度は泊まってみたい、中世の古城ホテルです。

ポサーダ・ド・オビドス(Pousada de Obidos)
住所:
Paço Real - Apartado 18
アクセス:
メインストリートの一番奥。町の入口より徒歩で10分くらい。
定休日:
なし
電話番号:
+351-262-955-080
料金:
シーズンと部屋により異なります。
おススメの時期:
オフシーズン
*歴史ポサーダという高級宿泊施設になっています。

5.ポルト(Porto)

ポルトガル第2の都市「ポルト」は、ドゥロ川の丘陵地帯に築かれた港湾都市。
北部の中心地で、ポートワインの産地としても世界的に有名です。

ポートから北の、ミーニョ地方まで続くドゥロ川の葡萄畑は、世界遺産に登録されております。

ポートワイン工場見学

18~19世紀にかけて、ポルト港から特産ワインが英国へ大量に輸出され、英語で「ポートワイン」と呼ばれるようになりました。(ポルトのワイン)

ポルトには、見学可能なポートワインのワイナリーが数件あります。
見学後に試飲、購入することができますので、お気に入りの1本が見つかるといいですね。

サンデマン(SANDEMAN)
住所:
Largo Miguel Bombarda 3, Vila Nova de Gaia, ポルトガル
アクセス:
ドゥロ川を挟んでポルトの町の対岸。
定休日:
なし
電話番号:
+351 22 374 0533
料金:
コースにより異なります。ウエブサイトから申し込みになります。
おススメの時期:
通年

まとめ

イベリア半島でスペインの影に隠れている存在のポルトガルですが、大航海時代の栄光を今に伝える素晴らしい建築物があちこちに存在している魅力あふれる国です。

世界遺産の建物を見学し、美味しいシーフードを食べて、思う存分ポルトガルを満喫なさってください。

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