デリーの渋滞を気にせず移動できる！インド・デリーの地下鉄

どこかで見たことのあるようなメトロの路線図。実は日本の地下鉄を参考にして各線色分けしたとのこと。各線の名称も見た目通り「レッドライン」「イエローライン」「ブルーライン」と色の名前で分けられています。

路全図だけではなく、車両も色分けされていて、各路線の色が車体に帯状に描かれています。自分が乗るだろう車両の色も覚えておけば、乗り間違えのリスクが減らせますよ。

路線はまだまだ増える予定。エアポートラインもありますので、「インディラ・ガンディー・国際空港（Indira Gandhi International Airport）ターミナル3」から「ニューデリー（New Delhi）駅」まで行くこともできます。ただし、ニューデリー駅ではイエローラインとエアポートラインのニューデリー駅は別なので、目的地がニューデリーではないのなら、最初はタクシーやバスを使って目的地へいくの方が良い場合もあり。

メトロの目印は白と青のツートンカラーの看板が基本。白地の所に赤で丸の中に「Z」の文字が描かれているので分かりやすいです。看板のすぐそばに入口があります。

駅の構内には、インドではまず見かけることのない自動販売機があったり、キヨスクやカフェなどがある駅もあり、ちょっとした休憩に便利。でも、構内と車両内での飲食は禁止。駅構内には警備員がいて治安が保たれいるので、ここだけ外のインドらしい喧噪とは別世界に感じるかも。

メトロの切符はトークンと呼ばれる、磁気入りのプラスチック製のコイン型のもの。写真の他にも色やデザインが違うものがありますが、購入するには窓口へいくか自動発券機があるのでそちらで切符（トークン）を購入。ただし、窓口は駅により長蛇の列になること必至。しかも、インドでは割り込みが当たり前なので、こんなもんだと気長に待つことがイライラしない秘訣です。

イライラはイヤ!!という方には、トラベルカードとツーリストカードの２種類がおススメ！こちらの窓口は通常の乗車券とは別の窓口になっているので、並ぶことは少ないでしょう。
トラベルカードは通学や、通勤などメトロを頻繁に使う人用のICチップの埋め込まれた、日本でいうSuicaやICOCAのようなカード。運賃が通常より10%引きになるのもうれしい。
旅行者用の1日乗車券のようなツーリストカードも販売されています。こちらは1日と3日間の2種類。メトロを乗り回すのならこちらも便利。
どちらも、カードを返却すればデポジットは返金されますが、チャージ分は返金されない場合もあるので、ギリギリまで使いましょう。有効期限は最終チャージ日より1年間です。

■トークン
初乗りRs8～目的地までの料金がかかります。

■トラベルカード
初回チャージRs100 + デポジットRs50　
リチャージはRs200～Rs1000の間で可能です。

■ツーリストカード
1日間乗車券　Rs100　+　デポジットRs50
3日間乗車券　Rs250　+　デポジットRs50

※デポジットとは保証金のこと、こちらはチャージ料金に含まれないのでトラベルカードであれば、初回チャージ分はRs100になります。
※切符の種類や料金は変更される場合があります。購入時に必ず確認してください。

切符も買ったし、いよいよメトロへ乗車するばかり、と思いきや、ここでまさかまさかのセキュリティーチェック！空港並みのセキュリティーチェックが行なわれ、ここでパスしないとメトロには乗れないという悲しいお知らせ。ボトル類などは持ち込みが禁止となっているので、気をつけて。ボディチェックと荷物のX線検査を無事に通過すれば、乗車可能に。

改札を通るときは、トークンかカードを改札機にかざして通ります。これは日本の改札機と同じですから、使い方はすぐに慣れるでしょう。下車して駅を出る時は、トークンは改札機の投入口に入れて、カードは改札機にかざして、外へでます。

インドでは先頭車両が女性専用車になっています。ホームがスロープなどで区切られていて、「Women Only」というピンクのマークが目印。メトロは混雑していることが多いので、女性にとってはうれしいサービスですね。

いかがでしたか？乗ってみたくなりました？リクシャーの運転手との運賃交渉で体力を使い果たすよりも、観光や、ちょっとしたショッピングに行くのに、便利でエアコンのきいたメトロを活用して、デリーの街を存分に楽しみましょう!!