浅草でなに食べる？東京浅草の美味しいグルメ9選

海外からの観光客にも人気の高い観光地である浅草には、和食、洋食、スイーツなど実にたくさんのお店が軒を連ねています。浅草寺前の仲見世だけでも、揚げまんじゅうにおせんべいのお店がありますし、中でも雷おこしはお土産などでは定番ではないでしょうか。そんな浅草の美味しい和のグルメな名店をご紹介します。

「駒形どぜう」は創業200年、江戸時代から続く老舗の名店です。浅草でどぜう料理といえばまずはこちらを思い浮かべる人は多いでしょう。
お店の造りは江戸時代の商家造りで、のれんをくぐると江戸情緒あふれる和の空間が広がっています。

どぜう鍋はまず酒にどじょうを漬け込み、それからいったん味噌汁で煮込んで下味をつけ、さらにそのどじょうを割り下で煮込むという手の込んだもの。
日本酒とも、ご飯とも合うこの鍋は、江戸の庶民からも愛された伝統の味です。

こちらの「並木藪蕎麦」も浅草で100年続いているという老舗です。
藪蕎麦には御三家と呼ばれる名店があり、並木藪蕎麦はその名店のひとつとして数えられています。

濃いめのそば汁が美味しいと評判で、多くの食通が訪れています。
観光客も多く来店し、ランチどきには行列ができるほどの人気ぶり。
冬の季節には鴨南蛮目当ての常連さんが来店します。

1880年に日本で初めてのバーができたのですが、そのバーが「神谷バー」です。
太宰治もこのバーに通い、「人間失格」には神谷バーの代名詞ともいえるカクテル「電気ブラン」が登場します。

電気そのものがまだ珍しい時代であった明治時代にこのカクテルは誕生しました。
ブランデーをベースにジンやキュラソーなどが配合されているそうですが、詳しいレシピは公開されていません。
かつての文豪もこのカクテルを愛飲していたのでしょうね。

下町のうなぎ屋さんといった風情のお店の「うなぎ色川」。

炭火でふわふわに焼き上げたうなぎに甘めのタレがかかっており、ご飯はさっぱりと炊きあげられています。
この味が食べたくて、遠くからこちらのうなぎを食べにくる常連客もいます。

ふわふわのどら焼きが人気の和菓子店「亀十」。
白あんと黒あんの二つのどら焼きをはじめ、きんつば、最中といった和菓子の定番というメニューが店頭に並んでいます。

こちらも行列がよくできることで有名なお店です。
贈り物に、お土産にと喜ばれること必至の銘菓ですよ。

どんぶりからはみ出るほどにボリューミーな天麩羅がのった天丼が人気の大黒屋天麩羅。

ごま油だけを使いきつね色にあげられた天麩羅に、お店自慢の甘辛い濃いタレが掛けられています。
下町散策を楽しみながら、しっかり食べたいときにいかがですか。

浅草土産としても「舟和の芋ようかん」は有名です。
着色料や香料、保存料といった添加物を使わずにつくられたこの和菓子は、優しい甘さと口あたりの良さで大人から子どもまで、幅広い年代に愛されています。

芋ようかんだけでなくカラフルで可愛らしい形のあんこ玉や、日持ちのよい煉ようかんといったメニューも並びます。またカフェスペース「ふなわかふぇ」もおすすめです。舟和の和菓子はもちろん、あんみつや芋ようかんソフトパフェ、オリジナル商品の「お芋ラッテ」が楽しめます。

「今半」の名前はのれん分けが行われたこともあり、現在は5つの系統ののれんに分かれています。
そのうちのひとつである浅草今半は国際通りに本店をおく100年余の老舗です。

浅草今半の牛肉は全国から選び抜かれた黒毛和牛を使用。
その肉のやわらかな甘みと驚くほどの口どけのよさが天下一品です。また割り下もくどくなく甘すぎず、絶品のお味。
正統派の江戸前すき焼きを食べさせてくれる、グルメな名店です。

あわぜんざい発祥のお店と言われている浅草梅園。
1854年に浅草寺の別院である梅園院の一角にお茶屋をひらいたのが、梅園（うめぞの）という屋号の由来です。

江戸のころはお茶屋帰りの江戸っ子が、現代では浅草寺の参拝、観光・散策のお供にと梅園のあわぜんざいで舌鼓を打っています。

いかがでしたか？
浅草にはまだまだ美味しいお店がたくさんあります。
ランチに、仕事帰りに、観光食べ歩きにと、ぜひとも訪れてグルメな浅草を楽しんでみてくださいね。