インド旅行で行くべき人気観光スポットおすすめ20選！バックパッカーの聖地や世界遺産も

ムガル帝国第2代皇帝フマーユーンの墓廟で、1993年に世界文化遺産として登録されました。タージ・マハルにも影響を与えたと言われるイスラム建築の大傑作のひとつで、ムガル帝国の廟建築の原型とされています。
モデルになったと言われるだけあって、廟の周りはペルシャ風の巨大庭園で水路や噴水、格子状の園路などが綺麗に整備され、その広さは10ヘクタールもあります。
また庭園は四文庭園という、四面同等の4つの区画に分けられた正方形になっているので、どこから入っても同じような景色となっています。柵がないので、歩いているときにうっかり水路に落ちないように気をつけてくださいね。

廟自体は、白大理石と赤砂岩を贅沢に使われています。高さ48ｍの中央ドーム屋根はペルシャ、周りの小塔はインド風など、ペルシャとインドを融合した独自の景観です。
巨大なアーチ状の入口から祠堂の中へ入ると最初は薄暗いですが、慣れてくると格子の窓から入り込む外光が優しく幻想的ですよ。中央には白大理石の棺が置かれていますが、この棺は仮の棺で真下にフマーユーンが安置されています。
祠堂自体は意外と質素な内装で、彫刻満載の寺院とはまったく違った印象を受けます。
ここにはフマーユーンだけではなく、この廟を建てたハージ・ベグムを始め、150人もの人々も埋葬されていると言われています。

北インドのジョードプル県ジョードプルにある城塞で、1459年にラオ・ジョーダ王により建てられました。この城塞は高さ120ｍの小高い岩山に築かれた壮大な砦で、宮殿や中庭、寺院の美しい建築とともに歴史ある芸術、素晴らしい装飾品があり、ジョードプル最大の観光スポットです。
現在はマハラジャの所有となっていますが、ジョードプルの王族の歴史などを学べる歴史博物館となって公開されているので、ぜひ見学してほしいです。
入口は壮観な作りで7つの門には、過去の戦争時の砲弾の跡が残っており、戦いの激しさを物語っています。

建物自体は最初に建てられた時から、500年の間増改築が行われ、それまでの様々な時代の建築様式で現在の大きさになりました。
過去のマハラジャの使用していた部屋や宮殿のほか、儀式用の玉座や肖像画、女性用居住区、また短剣や銃、やり、剣などの武器も展示されているので、あわせて見学することができます。
見どころの宮殿は花の宮殿フール・マハルと呼ばれ、金箔と螺細を豪華に使用しており、眩いばかりの美しさです。
オーデオによるガイドの貸出があるので、展示物の詳しい説明を聞きましょう。
砦の上にでたときは、ブルーシティトラスト呼ばれる絶景の街並みを眺めてみましょう。

プシュカルは、インド、アジュメール県アジュメールの北西14ｋｍの場所にある街ですが、標高が平均510ｍのインドで最も古い街の一つと言われています。この街に囲まれるようにプシュカル湖があります。神話の中ではシヴァ神が、妻のサテイを亡くした時に流した二つの涙が湖になり、一つがパキスタンのカタス・ラージ寺院の池で、もう一つがプシュカル湖と言われています。
この街では沐浴をするときは、この湖で行っています。
靴を履いたまま、湖の中に入れないので、途中で靴を脱ぐように注意してくださいね。地元の人々は、早朝から沐浴をしています。

どちらかというと、湖は周りをコンクリートや白い建物で囲まれた人工湖のように見えますが、夕陽が沈む光景はすごく美しいですよ。この湖はそれほど大きくないので、周りを1周しても30分くらいで歩くことができます。
ブラフマー寺院やマーケットがあるので、礼拝をしたりお土産などを買い物するには便利です。
インド風サンダル、オイル、陶器、雑貨、インド音楽や映画のDVDなど、様々な物が売っていて楽しいですよ。ヒンドウ教の聖地なので湖や街を歩く時は、過度な肌の露出やアルコールはNGなので気を付けましょう。

ガントクから24ｋｍほど離れた場所にあるシッキム州最大のチベット仏教の僧院で、ダルマ・チャクラ・センターとも呼ばれています。ダライ・ラマと共にチベットから亡命してきたカルマバ16世が建て、チベット仏教カギュ派の布教の本拠地としました。
重要な寺院として位置づけられているので、セキュリティが結構厳しく、敷地内の入るためにパスポートチェックや入域許可証の確認が行われます。
本堂に入ると極彩色豊かで豪華な壁画や煌びやかな仏像があります。
僧院に向かって右奥の方には、若い修行僧の宿舎が建っています。

僧院のお堂には、先代宗主のカルマバ16世の遺灰が納められ、宝石が散りばめられたゴールデンストゥーパがありその豪華さには目を見張りますよ。
お堂自体は小さいのですが、仏像や遺灰の納められた聖骨箱があるので、多くの信者がこのお堂を訪れ、祈りをささげています。ぜひ参拝することをおすすめします。
山の上に建っている僧院からは、ヒマラヤ山脈の絶景やガントク市全体の風景を見ることができ、インドとはちょっと違うチベットの雰囲気を感じます。静かな場所なので、僧の読経や変わった形の宗教楽器などの演奏を聴いて一休みしても良いでしょう。

インドのオールドデリーにあるインド最大のモスクの一つであり、金曜の集団礼拝に人々が集まるモスクという意味があるそうです。タージ・マハルを建造したムガル帝国第5代皇帝ジャー・ジャハーンにより、1656年に竣工しました。
中庭は25,000人も礼拝者が入ることができる広さがあります。この中庭へは東西の門から入りますが、各門には赤砂岩の大きな階段があり、屋台や大道芸人のスペースとして使用されたこともありました。
モスクは西側に向けて作られ、それ以外は三方を解放式のコロネードが取り囲んでいます。入場門の長さは約80ｍ、幅は約27ｍあります。

屋根部分は白と黒の大理石で作られた3つのドーム状になっており、両脇には高さ41ｍのミナレットが建っています。内部は130段の階段になっていますが、ミナレット上部から見るオールドデリーの街並みが一望できますよ。
モスクの中は土足厳禁で、履物を脱がないとならないので注意しましょう。
自分の靴をいれるビニール袋を持参すると良いですよ。またカメラやスマホを持って入ると300ルピーかかります。短パンの方は入場できませんが、入口で布を貸してくれるので腰に巻くと入れます。貸し賃は100ルピーを請求されます。色々お金を請求されますが、建物や景色は素晴らしいので、ぜひ立寄ってください。

マハラーシュートラ州のデカン高原西部にある34の石窟群で、エローラ石窟寺院群ともいいます。
シャラナドリ台地の垂直な崖を利用して5世紀から10世紀の間に仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の寺院や修道院などが造られました。建物ではなく岩の神殿のような造りで、その岩を掘り進んだ彫刻には目を見張りますよ。
世界最大の彫刻建築とも称され、1983年には世界文化遺産として登録されました。長さも2ｋｍにわたり、その中でもカイラーサナータ寺院は、100年以上の歳月をかけてのみと金槌だけで彫抜かれたとは驚きです。大きさも高さ32ｍ、幅40ｍ、奥行85ｍというダイナミックな石窟です。

アンコールワットやピラミットも石の遺跡として有名ですが、ここの石窟群は逆に岩を掘り下げていったというものです。そのため石の継ぎ目がなく、全てが岩の彫刻でできています。
その彫刻の精度も素晴らしく、躍動感のある仏像や本殿を支える「世界を支える象」は、まるで生きているような錯覚をおこしそうです
。この像たちは一頭ごとに表情が違い、それぞれ個性があるのが面白いですよ。ぜひ見比べてください。寺院の裏山には登ることができるので、そこから全体を眺めるのも良いですね。ただし手すりなどが無いため安全とは言えません。十分注意して見学してくださいね。