インド北部の代表料理！パンジャブ（パンジャビー）料理まとめ

インド北部、パキスタンとの国境に近いパンジャブ州。インドではこの地域の〜や、人を表す時に、最後に『i』をつけるので、パンジャブ料理は、英語ではPunjabi cuisine（パンジャビークージン）と表記されます。
パンジャビ料理は、インドでも代表的な料理で、西アジア、中央アジアから入ってきた文化と融合され、他の地域のインド料理よりも、スパイスの数も多くなく、ギー（精製バター）や、ミルクなどの乳製品をつかった濃厚でクリーミーなものが多いんです♡

日本でも名の知れたインド料理といえば『タンドリーチキン』
現地ではタンドゥーリーと発音されます。タンドゥールと呼ばれる窯で、ヨーグルトとスパイスに漬け込んだチキンを串に刺して焼き上げた鶏肉料理。タンドゥール料理は、パンジャブ州が発祥と言われています。

これがインドの壺型釜オーブンのタンドゥール！
この中にナンなどのパンをペタッと貼り付けぷくぷくと焼けてくる様子は、見ていて飽きない〜！
写真で焼かれているのはパラータ。地域によって発音が違いますが、平たい丸パンで、アルーパラータは生地にじゃがいもが練りこんであるもの。カリフラワー（ゴビー）や、他の野菜や、香草などが練りこまれたものもありますよ〜！筆者はロティとパラータの違いが未だに分かりません…

チキンティッカも人気の鶏肉料理！スパイスとヨーグルトに付け込まれた鶏肉をタンドゥールで焼き上げます。チキンティッカは、骨が外してある一口大のものが多いですね♡

パンジャブ地方は海のない州ですが、川で獲れる淡水魚を食べる文化があります！全体的にベジ料理や、鶏肉を使う料理が多いインド。魚を見つけるとつい頼んでしまいます…！

ひき肉にスパイスを練りこんだものを串に巻きつけて焼き上げた『シークケバブ』日本では「シシカバブ」とも呼ばれています。インドではマトン（羊か山羊）のひき肉のものが多いですね。チキンのシークケバブもありますが、マトン、おすすめですよ〜！
ただ、お店によっては味付けがかなりしょっぱいところも！（気をつける方法は2ヶ月では見出せませんでした。）

あまーいラッシーも美味しいけれど、ミントとお塩で味付けされたさっぱり味の『ソルトミントラッシー』
筆者激推しドリンク！濃ゆい味の食べ物が多いインドなので、このソルトラッシーとミントの組み合わせがたまらなく嬉しい♡ラッシー屋さんでこのメニューを見つけたら是非試してみてくださいね。

インド料理はクミンをはじめとするスパイスをたくさん使うので、「カレーしかない」とよく言われていますが、よく味わってみるとスパイスや具材の組み合わせによって、全然違うお料理だったりします。グレービー（汁・ソース）タイプのお料理がいわゆる、私達旅行者や、外国人から見た「インドカレー」ではないでしょうか。チキンを丸ごと一羽分煮込んだものなどもあるので、数種類のカレーを4〜5人でシェアすると面白いですよ〜♡

精製バターの『ギー』とクリームをたっぷりつかった濃厚な『バターチキンマサラ』日本でも人気のインドカレーメニューですよね。バターチキンの美味しいお店はデリーにもいくつかありますので、是非お試しを。

マトン（羊・山羊）のお肉をヨーグルトとたっぷりのスパイスでほろほろになるまで煮込んだ赤いカレー！羊肉好きの筆者は大好きなインド料理です。北インドのお料理は唐辛子の辛さはマイルドなものが多いのですが、ローガンジョシュは結構辛め！おすすめの一品なのです！

トマトベースのグレービーにカシューナッツやクリームを加えた、『シャヒ』は辛味も低めでクリーミー！日本人の口にもあいやすいお料理だと思います。『パニール』はインドのカッテージチーズ。ベジタリアンの方が多いインドなので、パニールのカレーや炒め物は数多く存在します。シャヒパニールは筆者もお気に入りのカレーの一つです！

『カディ』は、ヨーグルトベースの黄色いカレー。 あまり辛くなく、比較的さっぱりとしたカレーです。パコラはかき揚げのようなフリッター。カレーにパコラを入れるのはパンジャブ地方独特の頂き方ですよね！

ターリーという北インドの定食を頼めば絶対に入っている『ダール』という皮をむいたひき割り豆を使ったスープ。ダールマカーニは、大豆やひよこ豆、レンズ豆、金時豆のミックスダールを、ギーやクリームと一緒に煮込んで作ったダール。パンジャブの人たちは本当にクリームが大好きだなぁ…！

筆者はグレービーのない炒め物に、ジーラライス（クミンライス）や、コリアンダーライス（刻んだパクチーを和えたごはん）と食べるのが結構好きだったんですが、インド人的には米にはグレービー！らしく、何度も、これはグレービーがないやつだぞ！と聞かれました…ｗ　ナンやチャパティも好きなんですけどね！

日本ではドライカレーといえば思い浮かべる人も多いかもしれません『キーマカレー』キーマはひき肉のことです。ちなみにマタールはグリーンピース。マトンのひき肉で辛めのものが多い印象です。

いろいろな野菜の炒め物。代表的なものは『アルーゴビ』アルーはじゃがいも、ゴビはカリフラワーです。筆者はインドのベジ料理が大好きです。それぞれの食材に合わせたマサラ（ミックススパイス）の使い方も絶妙で、いろいろな種類があります。

いかがでしたでしょうか。インド北部、ちょっとした美食の街、パンジャブ州のごはんを紹介しました。日本のインドカレー屋さんでも見つけられるメニューもありますので、ぜひ試してみてくださいね〜！