台湾・台北観光の人気スポット!必ず行くべきおすすめ観光スポット15選

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日本からアクセスもしやすく、気軽に行くことのできる人気都市である台北。親日国として知られる台湾は海外旅行初心者の方にもおすすめです。台北を訪れたら絶対に行っておきたい定番の観光名所をまとめてみました!

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忠烈祠

忠烈祠(ちゅうれつし)は、台北市中山区剣潭山にある国民革命の関連施設です。台湾の歴史上の出来事、辛亥革命から始まり清朝の滅亡、中華民国建国や革命、その後の中国大陸での日中戦争などで戦没した兵士を祀っている祠で。

今は中華民国国防部の管轄下にあります。一般的に「台北忠烈祠」「圓山忠烈祠」「大直忠烈祠」とも呼ばれています。日本との歴史的な交流の深い台湾、霊牌のなかに日本人が祀られています。唯一の外国人をして祀られた人物は「山田良政」。

台湾では山田良政は「革命に倒れた唯一の日本人」として知られていますが、日本ではあまり知られていません。彼の足跡を示した資料もあります。青森県弘前市に生まれた山田良政は、中国語を学び陸軍の通訳として従事。革命の父孫文と出会って生涯の同士となったとあります。

忠烈祠は荘厳な入口に圧倒されます。またすぐ目に入るのが警備をしている衛兵の存在です。一瞬人形?と間違えてしまうくらい微動だにしません。暑い日差しの射す中、瞬きもせず立っているのでそう見えてしまうのですが大量の汗は生きている人間の証拠。汗だくの状態でそのまま交代時間まで我慢なのかと思えば、この汗を拭く係の世話役もいるということにも驚いてしまいます。

衛兵交代はイベントになっていて、息の合った見事な交代の様子は必見の価値があります。暑い日も寒い日も入り口を守る衛兵さんたちをぜひご覧になって下さい。衛兵がいる場所が、支配階級のお城や行政の場所ではなく英霊を祀った祠というのも台湾の魅力の一つでしょう。

忠烈祠(National Revolutionary Martyrs' Shrine)
住所:
台北市北安路139号
営業時間:
9:00~17:00
電話番号:
+886 2 2885 4162
アクセス:
MRT「圓山」駅出口1からタクシーで約5分、バスは「忠烈祠(Martyr's Shrine)」で下車
衛兵交代:
9:00から一時間毎に始まり、最後の衛兵交代は16:40から
衛兵交代所要時間:
20分
定休日:
3月29日の青年節と9月3日の軍人節は半日のみ開放。3月28日、9月2日は式典準備のため休館
拝観料:
無料
埋葬地:
張霊甫

中華民国総統府

台湾の行政の要になっているのが中華民国総統府です。現在庁舎になっている総督府は、かつて日本統治時代に行政府の庁舎として建てられたもの。台湾で現在まで残っている台湾駅同様、設計したのは日本人の建築家です。

1919年に完成した中華民国総統府の建物は、当時の台湾で最も高層の建築物でした。戦後日本の統治を終え、庁舎はそのまま東南軍政長官公署、中華民国行政院そして中華民国総統府が同じ建物を使用していました。いまでは単独で中華民国総統府が使用し、中華民国の元首中華民国総統の執務をおこなう官邸になっています。

太平洋戦争で空襲に合い建物の一部は損壊してしまいました。その後1948年に修復され、文化資産保存法により国定古蹟に指定されています。この一帯は中央官庁が密集していて、日本でいう霞が関。重要な国家の官庁機能のエリアですので、ドローンなどの空中飛行が禁止されています。

博愛特区にある官庁のうち総督府以外にも、日本統治時代に日本人が設計し建築した建物が今でも健在で実際に使用されています。 特に中華民国総統府は、当時日本でも代表的な洋風建築ルネッサンス様式。洋風建築でよく用いられた赤レンガと白い花崗岩で造られています。堂々として堅固な造りで風格あるの建物です。

総督府の赤レンガの建物の設計は、コンペによって競われました。なんとなく見たことがあるように感じるの建物をしているのは、基本設計案が日本銀行の本支店の設計を多く手掛けていた長野宇平治氏の案が採用されたことからきています。

総督府は上空から見ると建物全体が【日】の字の構造になっています。中央に建てられた中央塔は60m。台湾では初となったエレベーターが設置されています。日本同様、地震国の台湾。建築された総督府は耐震構造になっていて、亜熱帯特有の疫病を防ぐためにパテオがあります。中庭を造ることで建物に採光を取り入れ温度の上昇を和らげる風通しが良いというエコ建築構造。当時の最先端アイデアの終結された建物でした。総督府は日本の方角に向かって東向きに建っています。

中華民国総統府(President of the Republic of China Office)
住所:
台北市中正区重慶南路1段122号(博愛特区)
営業時間:
平日9:00~12:00
電話番号:
+886-2-23113731
アクセス:
地下鉄淡水信義線「タイダァーイーユェン(台大医院)駅」1番出口から徒歩7分
定休日:
土・日
料金:
無料
建設:
1919年3月31日
地上高:
60 m
設計:
森山松之助、 長野宇平治

行天宮

行天宮は台湾のパワースポットで、商売の神様。三国志で有名で中国人に人気がある「関羽」が奉られています。関羽といえば蜀漢の創始者劉備に仕えた武将。武将としての人並み外れた能力と、義理を重んじた関羽は敵味方から賞賛された人物でした。

なぜかわかりませんが平和な現代では、商業の神様として奉られています。立身出世をした人物ですので、仕事の成功にあやかるのもいいですね。台湾にある伝統的な廟、建物も見ごたえがあります。日本の神社のような占い「杯筊」や「収驚」という魂魄を取り戻すという独特な風習もあります。

行天宮には関羽以外に4人の神が祀られています。「呂洞賓恩主(剣仙)」「張単恩主(かまどの神)」「王善恩主(三眼雷神)」「岳飛恩主(宋代の名将)」と関羽の5新神で「五聖恩主」と呼ばれています。

行天宮はお参りする場所の順番が決められています。一番最初に前殿で「玉皇大帝」をお参りして、正殿の「五聖恩主」をお参りするのが決まり。その後で関聖太子平、最後に周倉恩師をお参りします。

お参りの前に神社のように清めに使う水場があります。手を清める水場の反対側に水のみ場があり自由に飲んでいい場所です。日本では柄杓を使って手と口を清めますが、ここでは紙コップが置いてあり標語が書かれています。

日本のお寺のように煙が立っていますが、お線香ではなく環境に配慮したミスト。お線香は禁止されていて夏場だけ熱中症予防もかねてミストシャワーが出ているのです。真夏に気温の高い台湾、街中を歩いて少し休みたい時はエコで涼しい霧で癒されます。

行天宮(Xingtiangong)
住所:
台北市民權東路二段 109 号
営業時間:
4:00~22:00
電話番号:
+02 2502 7924
アクセス:
MRT「行天宮」駅出口3を出た交差点すぐ徒歩約5分
定休日:
なし
料金:
おみくじや収驚は無料
ガイド:
日本語のパンフレット、ガイドモニターに日本語あり

最後に

いかがでしたか?今回は台北のおすすめ観光スポットをご紹介しました。台北は治安もよく、海外旅行に慣れていない方でも安心して行ける場所です。またいつも北米やヨーロッパに行っている方も、アジアならではの魅力を満喫しに台北を検討してみてはいかがでしょうか。皆さんの参考になれば幸いです。

なお台湾には日本のSuicaやPASMOのような便利な交通系ICカード「悠遊(ゆうゆう)カード(EasyCard)」というものがあります。空港や駅、コンビニなどで簡単に買うことができ、電車・バスなどの公共交通機関はもちろんのこと、コンビニ・スーパーなどでのお買い物に利用可能!お金が不足したらまた、駅やコンビニでチャージすれば利用出来ます。
絵柄も種類豊富で、りらっくまなどのキャラクターが描かれた可愛いものもたくさんありますので、空港に着いたらお買い求めになってみてはいかがでしょうか?
カードは帰国前に空港にて返却するも良し、手元にお土産として取っておいても良し!ただ、あまりの居心地の良さに、すっかり台湾にハマってしまってリピーターになってしまう方の方が多いそうです。

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