広島県厳島のパワースポット弥山の観光スポット＆みどころを紹介！

弥山は広島県廿日市市の宮島にある山です。標高は535ｍ。806年に弘法大師空海が訪れて開山したという伝説があります。
山の名前の由来は、古代仏教において世界の中心にあるとされる山「須弥山」だという説や「御山」と呼んでいたものが転訛した説などいろいろ言われています。

古来、信仰の対象としてあがめられており、裾野には厳島神社、山頂には御山神社、中腹には大聖院が位置しています。
またモミやミミズバイなど豊かな自然が残っているんですよ。この2つが同時に見られるのは珍しいことなんだとか。

弥山の山頂へは宮島ロープウエーが運行しています。紅葉谷駅から榧谷駅を経由して、終点の獅子岩駅へと向かいます。ロープウエーからの眺めも最高ですよ。

獅子岩展望台からは眼前に瀬戸内海が広がります。実はこの獅子岩、巨石がいくつもあり、ペトログラフという文字が彫られているのだとか。ペトログラフは世界中から見つかっており、古いものでは旧石器時代のものも。もしかしたら弥山は古代ロマンあふれる場所なのかもしれませんね。

弥山本堂は、弘法大師空海が御堂を建てて修行を行ったとされる場所です。本尊は虚空蔵菩薩。平清盛や毛利元就、豊臣秀吉などの歴史上の有名人たちも帰依していたのだとか。

霊火堂は、弥山に残る不思議な伝説の1つが語り継がれられている場所。この中で燃えている火は、1200年前に弘法大師が修行でたいたときから絶えず燃え盛っている霊火です。広島の平和記念公園にある「平和の灯火」はここから移されたもの。またこの火で沸かした水は万病に効くといわれています。

霊火堂は、絶えず火が燃え続けていることから、縁が途切れない縁結びのスポットとしても知られています。縁結びのお守りで、良縁が舞い込むといいですね。

巨石ラッシュの弥山。くぐり岩は、巨大な岩と岩の間をくぐって通るスポットです。大自然の雄大さに驚かされるスポットでもありますよ。この岩を通れば、山頂まであと少しです。

弥山の山頂では、初代総理大臣伊藤博文が絶景としてほめたたえた景色が見られます。山々の向こうには瀬戸内海の海が広がり、伊藤博文の言葉を実感できるのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか。弥山のスポットを紹介しました。弥山はさまざまな伝説に彩られるパワースポットで、自然が豊かなため散策するにも最適です。広島の宮島へ行ったら厳島神社だけではなく、その後ろに広がる弥山へものぼってみませんか。