【広島】弥山へ登ろう！パワースポットとしても人気！

弥山を登るルートは、「紅葉谷」「大聖院」「大元」3つ。弥山への登山が初めてだったり、山歩きにそれほど慣れていなければ紅葉谷コースがおすすめ。宮島ロープウェーを利用するコースです。

宮島ロープウェーは交走式と循環式の2種類の方法で運行されている全国でも珍しいロープウェーなんですよ。紅葉谷駅から榧谷駅で乗り換え、獅子岩駅まで約14分の空の旅が楽しめます。

獅子岩駅へ着いたら、獅子岩展望台へ向かいましょう。獅子岩は花崗岩でできており、地表から露出している岩石です。駅から石段を上った先にありますよ。高さは430ｍほどになります。

獅子岩展望台からの眺めは素晴らしく、厳島海峡の先にある江田島や能美島など瀬戸内海の島がいくつも見渡せます。頂上へ登る時間がない人は、ここで折り返すこともあるようです。

霊火堂は弥山本堂の向かい側にあるお堂。正式名称は不消霊火堂（きえずのれいかどう）です。伝承によれば、1200年もの間燃え続ける霊火があるのだそう。その霊火ではお湯が焚かれており、このお湯を飲むと万病に効くのだとか。

実はこの霊火堂は「恋人の聖地」として知られた恋愛のパワースポット。燃え続ける霊火と恋人たちの情熱の炎をかけているんです。まだ見ぬ恋人とのご利益を求めて訪れてもいいですね。

ここまでくれば頂上まであと一歩、というポイントがくぐり岩です。巨大な石の壁に、これまた巨大な石が覆いかぶさっているような景観。岩と岩の間にある人がくぐれる程度の隙間を通ります。

絶妙なバランスを保っているように見えるくぐり岩ですが、じつは屋根部分の高さがだんだん低くなっているのだとか。その原因は地震だといわれています。いつか屋根部分と階段の隙間がなくなる…かもしれませんね。

くぐり岩を抜けると弥山山頂展望台に到着。くぐり岩だけではなく、弥山には巨石群と呼ばれる岩があちこちにあるんですよ。その一つが干満岩。潮の満ち引きに合わせて穴の水位が変わるのだとか。不思議ですね。

弥山頂上に着いたら、存分に景色を堪能しましょう。弥山からの眺めは、初代総理大臣の伊藤博文も絶賛した素晴らしい眺望です。

ハイキングを楽しめる弥山のスポットを紹介しました。いかがでしたか。今回は初心者でも楽しめるルートを紹介しましたが、上級者向けのルートもあるんですよ。レベルに応じて楽しめる弥山ハイキングを満喫してみてくださいね。