- 住所:
- Ubud, Bali
- アクセス:
- クタから北へ向かって約1時間半
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ウブドは、バリ島の美術中心地で、博物館や美術館・ギャラリーの宝庫。ウブドの周辺には、何百頭ものオナガマカクが生息する自然保護公園や猿の森があり、大自然に溢れています。神秘的な寺院もたくさんあって、訪れてみたいスポットですね。ウブドで人気のおすすめ観光スポットを15選でご案内します。
バリ島の中心部にあるウブドは、世界中から旅行者が訪れる観光地です。ウブドは、芸術の村・文化の村として、最近では人気上昇中の山間の観光地。ウブドの人気は、年々高まっていて、ウブドだけを目的とする旅行者も多くなってきました。ビーチ・リゾートとはまた違った、山間の文化と芸術の村、ウブドは多くの人々の注目のスポットです。
山間部に位置するウブドは、南部の各地より若干涼しく、朝晩ではちょっと寒い時も。雨季の間は、南部よりも降水量が多くなります。
チャンプアンに静かに佇むのがグヌン・ルバ寺院、ウブド発祥の地と言われています。
時は8世紀頃、ジャワの高僧ルシ・マルカンディアがこの地に立ち寄りました。その時、チャンプアン川の谷の素晴らしさに感動された僧は、そこに寺院を建立しました。ウブドの村の始まりは、その時から始まったのです。
その後、数名の高僧の弟子が村を作り、この場所が薬草の宝庫だということを発見しました。そこで、薬草を意味する言葉がバリ語で「ウバド」、これがウブド村の由来です。
ウブド観光の中心、そして村の中心地でもあるのがサレン・アグン宮殿(ウブド王宮)です。ウブドのランドマーク的存在。赤レンガの門、見事なレリーフ、そしてダンス会場として使われています。
バリに今も残る8つの王族のうちの1つの王族が今もこの王宮に住んでいて、ウブドのシンボル的存在となっています。この王宮の庭では毎晩バリ舞踊の定期公演も行われていて、たくさんの旅行者が集まる人気のスポットです。バレ・パトッを過ぎてスウェタ通りへ足を進めると、プリ・サレンに入る入り口があります。
立派な正門の正面には、アンチャッサジと呼ばれる、広い庭があります。家の正門前に庭を置けるのは王家のみ、一般では通りに面して正門を設置しなくてはいけません。この前庭こそが、王宮独自の建築部分なんですよ。
王宮の内部に一般人は立ち入れませんが、同じ王宮の敷地内に、旅行者用のホテルがあります。ホームステイ方式の宿なのですが、それでも、王宮の中なんですよね。みごとな彫刻が施された建物を見て、そこで過ごせるだけでも、行った価値があります。
ウブド市場は、ウブド王宮の向かい側にあります。ウブドの台所でもあり、そして観光地でもあるのがウブド市場です。王族が住む王宮の向かい側に、庶民の生活感溢れる市場、この一体感すごいですね。ウブド市場は、食品などの販売だけでなく、旅行者向けのお土産市場にもなっています。
2013年に改装工事を終えて、新しくきれいになっていますが、そこは東南アジアの市場、ごちゃごちゃ感は消えていないかも…市場の奥には、昔ながらの雰囲気を残す場所もありますよ。
ウブドの観光で外せないのが、やっぱり東南アジアでは市場が楽しい、ウブド市場ですね。このウブド市場は、早朝から食料を買い出しに来るウブドの奥様方で賑わっています。その後は、お土産市場にチェンジして、観光市場の姿を見せています。夕方までの間に、ウブドを訪れる観光バスのほとんどが、どんどんやってきます。
大勢の旅行者が訪れて来る、お土産スポット&観光名所です。迷路のような市場の中、小さな商店がひしめき合っていて、アジアの市場が楽しめますよ。
モンキー・フォレスト通りの南にある森が、ウブド観光定番のスポット、モンキー・フォレストです。森には、たくさんのサルが放し飼いにされています。
森の中には、パダン・トゥガル村の寺院や聖水の泉があったりと、散策に良いところです。マイナス・イオンをたっぷりと浴びながら、ウブドの自然を満喫することができます。ウブドの街の中にあって、これほど緑が深い場所は、モンキー・フォレストしかありません。ショッピングしたり、散歩で街の中を歩く際には、この緑は目にも涼しいですよね。
中に入ると、あっちにもこっちにも、いっぱいおサルがいます。モンキー・フォレストにいるおサルさんは、日本ではオナガザルに当たる種です。人間を除いて、世界で最も広範囲に分布している霊長類の仲間だそうです。時々縄張り争いが起こるようですが、他の地域のおサルと比べると、かなりおとなしいそう。
サルたちは、モンキー・フォレストを訪れる人々に、エサをもらおうと近づいて来ます。エサは入口のあたりで、おサル用のバナナが売っていますので、購入して中に入りましょう。
アグン・ライ美術館では、バリ絵画を中心に、古い時代の作品から最近の作品までが、数多く展示されています。インドネシアの古典的アートから現代的なものまでの他、現代バリ芸術の父といわれるヴァルター・シュピースの作品にも注目ですね。
敷地内には、美術館だけでなくホテルもあって、かなり広いです。広大な敷地の中で、南側入口が正面玄関らしいのですが、中心部から向かうのであれば、西側入口からの入場が近くて便利。
アグン・ライ美術館は、2階建てのゆったりとした造りとなっています。ところどころにソファーなどの休憩スペースもあって、休み休みのんびりと鑑賞できます。喧騒のウブドから逃れ、静けさに浸りながらの美術品の鑑賞ができるのが素敵ですね。
入場料を支払っての鑑賞になりますが、敷地内カフェのドリンクの無料サービスが付いているので、お得かもです。アグン・ライ美術館において、ゆっくりと時間を取って、思う存分アートに浸りましょう。
ネカ美術館では、6つの展示館の他にも、カフェやお土産用のショップもあります。美術館見学をしながら、渓谷の美しさを眺めながらカフェでお茶のひとときも良いですね。展示作品も多いネカ美術館、見どころもたっぷりですので、時間をかけて回ってください。普段絵画に興味のない方でも、ウブドに来た機会にバリ島の芸術に触れてみてはいかがでしょう。
宿泊したホテルによっては、無料の入場券を発行しています。更には、ホテルからの送迎車もあるようなので、利用できればラッキーですね。
スペイン人画家、アントニオ・ブランコはバリに住んでいました。アントニオ・ブランコは、その風貌から「バリのダリ」とも呼ばれていた人物です。ウブドで創作活動を続けていましたが、1999年にお亡くなりになりました。
現在、アントニオ・ブランコ氏の邸宅は、ブランコ・ルネッサンス・ミュージアムに生まれ変わっています。ブランコ・ルネッサンス・ミュージアムは、バリにおいては、かなり個性的な美術館。作品は当然に素晴らしいのですが、庭園や建物もお見逃し無く。
ブランコ・ルネッサンス・ミュージアムの館内は、とってもゴージャス。バリ人の夫人やバリ舞踊の踊り子たちの絵画が、多数展示されています。その絵画のどれもが、躍動感に溢れた油絵で、見ている人を感動させる力を感じます。そして、全て絵画で異なった額縁が使われ、これもまた一種の作品ではないかと。館内では、アントニオ・ブランコもアトリエも、そのまま保存されていて見ることができます。
中心地から少し離れているところにあるブランコ・ミュージアム、その周辺の雰囲気も良い感じです。
ウブドの観光ツアーでは、必ずコースに組み込まれている、定番スポットのゴア・ガジャ遺跡です。ウブドから車で約10分ほど離れた、ウブド近郊に位置する遺跡。
ゴア・ガジャは「象の遺跡」という意味ですが、バリ島には象はいません。動物の象ではなくて、「大きいもの」言う意味あるそうです。そうしたことから、結果的に「大きな洞窟」と名付けられたと考えられています。ゴア・ガジャ遺跡の発見は1923年ですが、11世紀に築造されたものだそうです。
ゴア・ガジャ遺跡のメインは、大きな顔が彫り込まれた洞窟、その口の部分から中に入ります。それは魔除けのための怪物のようで、「魔女のランダ」や「ボマ」ではないかと考えられています。洞窟は、奥の方で左右に長く延びていて、その長さは13m、人間が立てるくらいの高さです。そこは、とても静かな空間となっていて、外界と遮断された空気と時間を感じますね。
ゴア・ガジャは、まだまだ謎も多く、未だにそれらは解明されていません。仏教的な要素も強く、歴史的な謎も多いミステリアスな洞窟なんですね。
ウブド観光においては絶対に外せないのが、バリの大人気の絶景スポットであるテガラランでしょう。特に、ライステラスを眺めた時の素晴らしさは、訪れる皆さんを魅了する絶景。そのテガラランのライステラス、入り組んだ山の斜面に美しく広がる棚田の光景です。複雑に変形した水田とココナッツの木が茂るこの絶景は、バリでも有数のスポットとなっています。
日本から来られた旅行者の皆さんは、ライステラスの光景を見ていると、懐かしい気持ちになるとか。ここには、古き良き日本の原風景が、本当に郷愁を誘う景色ですね。
テガラランの位置するこのエリア、2014年ユネスコの世界遺産登録の「プクリサン川流域のスバック(棚田)の景観」エリアに、含まれているんです。この世界遺産エリアは、キンタマーニの南より流れるプクリサン川とその周辺の文化的景観も含まれた範囲となっていて、プクリサン川から引き込まれた水と美しい水田・周辺の文化・歴史的スポットが、広域に世界遺産となっています。
テガラランのライステラスを訪れるのでしたら、周辺の歴史的スポットも見ておきたいものですね。
バリの工芸品、いろいろあるのですけどね、中でも「木彫」は有名な伝統工芸でしょう。その木彫り職人、プマハットの皆さんが集まる村がマスなんです。マスは、ウブド近郊の小さな村、バリ舞踊やバリ絵画で有名なプリアタンから南下した場所です。周囲にはシルバーの村チュルクや、工芸品の村スカワティなど、バリの伝統工芸が深く根付いている村々に囲まれています。
現在のマスは、天然木の家具や雑貨の店も集まる、素敵な工芸品ストリートとなっています。
街路樹が並ぶマスの街並みは、とても長閑な雰囲気で、様々な木彫りのお店が並んでいます。工房と一緒のお店も数多くあるので、一生懸命に製作をしている職人さんの姿も見られます。また、立ち並ぶ工芸品のお店に混じってギャラリーもあるんです。伝統工芸品を集めたギャラリー、内容は様々ですので、店構えや看板を見てお気に入りのところへ。
ちょっと変り種なのが、「ウアン・ケペン」と呼ばれる、古銭を繋ぎ合わせて作った像を取り扱うお店。バリのお祭りでは飾りものにしたり、お供えとしても使われる縁起の良いものなんですよ。
銀細工の村チュルクは、魔除けに効果のある短剣の発祥地として、発展してきました。チュルックは、「パンデ」と呼ばれる鍛冶師が、多く集まっている村でもあります。最近では、オシャレでセンスの良いシルバー・アクセサリーは人気商品。ウブド観光の際に立ち寄って、バリ伝統の銀細工を見てみるのも良いですね。
シルバーは、宗教行事の際の儀式道具とされた他、男女共に装飾品としても利用されてきました。正装の際の装飾用として、金は当然に人気ですが、シルバー人気も絶えることはありません。
チュルクの街を歩いてみると、レトロ・チックな看板が、いたるところで目に付きます。看板から分かるように、シルバー・ショップのお店のほとんどは、歴史を感じるバリ式建築。それも、ただ古いだけじゃなくて、宮殿のような巨大で豪華なお店も少なくないんですよ。
最近では、バリも近代化が進み、モダンな建築がいっぱい、そんな中、チュルクのシルバー御殿では、今でもバリの伝統様式を守り続けているのでしょうか。そんなバリ式建築のお店を、ウォッチングをするだけでも楽しいですね。
サムアン・ティガ寺院は、ウブドの近郊にある、バリ・ヒンドゥー教の寺院です。たくさんあるバリ・ヒンドゥー教寺院の中でも、特に大きく、由緒ある寺院ですね。サムアン・ティガは、「3人が集まって会議をする」という、意味があるんですよ。何かあれば、要人がサムアン・ティガ寺院に集合、大事なことを決めていたそうです。
バリ・ヒンドゥー教の、「トリ・ムルティ」と言われる、ウィシュヌ・ブラフマ・シワの3大神を祀っています。それぞれの神様を祀る3つの寺院を、バリ各村に建てるということを決めた場所でもあるんです。
バリ・ヒンドゥー教は、地元の人々の生活に密着しており、たくさんの寺院があります。その中の1つのサムアン・ティガ寺院、美しい佇まいの寺院ですね。寺院の内部では、誓いを立てる祠や巨大なリンガ・ヨニなどがあります。また、祭礼の際には宗教儀式に用いるやしの葉の飾りを持って、寺院内を駆け巡るという儀式も行われているそうです。
寺院を訪れる際には、観光で来たというのではなく、敬謙な気持ちを持って行きましょう。そして、寺院の中では、注意はされなくても、肌の露出を控えるように心がけてください。
クボ・エダン寺院は、「狂った水牛」という意味のビマ像をはじめ、数々の石像がある寺院です。ウブド郊外にある寺院で、4本の男根を持つビマ像のある寺院として知られています。片足で人間を踏みつけ、もう片方の足にはヘビが巻きついているという、圧倒される像ですね。
実は、この像はビマ像だと言われているのですが、それ以外にも様々な説が。バラモン教の巨人や悪魔とも言われていて、未だに真相は霧の中です。
クボ・エダン寺院は、ジャワの王様の命令で建てられた寺院です。
クボ・エダン寺院は、ウブドのペジェンという地区にあり、ちょっと中心部からは離れます。
仏教寺院だったクボ・エダン寺院、現在では、ヒンドゥー教の寺院として信仰の対象になっています。地元の方から、ペジェンの巨人と呼ばれる「踊るビマ像」が安置されるヒンドゥー寺院です。ビマ像は、高さ3.6mの像で、13~14世紀に作られたものだそうです。
入場するのに、特にお金はいりませんが、小額のお布施が必要かも。寺院の横は、田んぼが広がっていて、なかなか良い眺めですよ。
プナタラン・サシー寺院は、ウブド郊外のペジェン村入口にある、バリ・ヒンドゥー教の寺院です。世界最大の青銅製銅鼓(直径160cm・高さ186cm)が祀られています。青銅製銅鼓は、「ペジェンの月」と呼ばれ、紀元前3世紀頃に作られた、由緒ある銅鼓です。「ペジェンの月」は、歴史的にも大変重要な品物と言われているんですよ。紀元前3世紀の作、当時としては最新の技術を駆使して作られていたのでしょうね。
バリ島にある寺院や歴史に関心を持たれる皆さんには、とても興味深いスポットです。
プナタラン・サシー寺院は、バリ島の重要な6大寺院の一つです。かなりの大規模な寺院で、かつてのバリ王国時代の国寺だけのことはありますね。
「ペジェンの月」の伝説では、月が13あった時、1つが落ちてきて椰子の木にひかかったそうです。昼夜を問わず輝いていたのに困った泥棒が、おしっこをかけた瞬間に爆発、地上に落下したとか。なんともユーモアのある伝説ですが、現在では、しっかりと鐘楼に飾られていますよ。ただ、紀元前3世紀って、バリにヒンドゥー教が伝搬する遥か昔、作られた背景が気になります。
毎夜開催されているバリ舞踊とガムランの演奏を堪能しましょう。ウブド観光で、外したくないイベントが「バリ舞踊鑑賞」ではないでしょうか。バリ舞踊、本来では、神様への奉納舞踊が本当の姿です。しかし、今では、島のあちこちで観光用の公演が行われています。
リゾートホテルのディナー・ショーとか、レストランをはじめ、舞踊公演専用のステージもあります。そんな中でも、やっぱりおすすめするのが、断然ウブドの舞踊公演ですね。
多くの公演は7時頃からの開演、ほとんどの公演のチケットは予約の必要がありません。当日購入OKで、チケットは公演会場の入口のカウンターで購入が可能です。お席は早い者勝ち、人気の公演の場合は早めに行って、良い場所をゲットしましょうね。
「芸術の村」と称されるウブド、音楽もそれに外れず、ウブド中心部のみならず郊外の村も含めて毎晩どこかで必ず公演が行われているのですが、その数も半端なく多いです。公演が終わる9時頃にもなると小さな商店は店じまい、でもレストランは大丈夫なのでご安心を。
今回は、神々の島と呼ばれるインドネシアのバリ島中心部にある、ウブドのおすすめ観光スポットのご紹介でした。いかがだったでしょうか、今後の参考になりましたでしょうか。
ウブドには、ゆっくりとリラックスできるスポットがたくさんありました。そして、ウブドは、バリ・マッサージでも名高い場所で、アジア有数のスパの雰囲気を思いっきり楽しむのに最高の街なんですよ。バリ島ウブドに行って、日頃に溜まりきったストレスを、すっきりと洗い流しましょう。
ベトナムのホーチミン市に住んでいます。在住歴は6年半です。ベトナム人ばかりのローカル地区で、愛犬&愛猫と一緒に生活しています。大陸の風に吹かれて、のんびり自分らしくの毎日です。
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