浜松に行ったら買いたい!もらって嬉しい人気のお土産おすすめ15選!
1255310views- 住所:
- 静岡県三島市大宮町2丁目1-5
- 電話番号:
- 055-975-0172
- 営業時間:
- 24時間
- 定休日:
- 無休
- アクセス:
- 三島駅から徒歩11分
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静岡県の初詣スポットのおすすめを紹介します。熱海から三島、富士、伊豆、静岡、浜松と東西に長い静岡県には、初詣でご利益をお願いしたい神社仏閣が数多くあります。今回はその中から人気の穴場を含めて17スポットを厳選しました。
※新型コロナウイルスの感染状況によっては、各自治体ごとに往来の自粛を要請している場合や、施設によっては休業していることがあります。施設や各自治体のホームページなどで最新情報をご確認ください。
かつては伊豆の国、駿河の国、遠江の国と3つの区分に分かれていた静岡県は、東の熱海から西の浜松まで、東西に長い県。伊豆半島を含め静岡市など主要な場所には、初詣に最適な神社仏閣がそろっています。歴史的に重要な意味を持つところや、パワーがみなぎっているところまでさまざま。このような静岡県に数多くある初詣スポットを17カ所厳選し、それぞれの見どころについて詳しく紹介していきます。
三嶋大社は、静岡県三島市にある神社本庁の別表神社のひとつ。初詣の人出は、62万人程度です。主祭神は、大山祇命(おおやまつみのみこと)と積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)の2柱。明確な創建は不詳ですが、少なくとも奈良時代の文献で登場しており、相当古くからある神社であることがうかがえます。
伊予の国(愛媛県)の大三島にある三嶋神あるいは伊豆国賀茂郡の流れといういう説があり、もともと別の所にあったものを遷座したともいわれます。少なくとも平安末期の吾妻鏡での記録では現在地の鎮座が確実になっています。
伊豆の国一宮でもある三嶋大社のご利益は、商売繁盛、交通安全、家内安全、厄除けに効果があるとされています。鎌倉幕府を興した源頼朝は、打倒平家の挙兵を前に三嶋大社に参拝しました。そのようなこともあり、鎌倉幕府の将軍は代々参拝しています。また頼朝の妻・北条政子が奉納したという手箱は国宝に指定。このほか神社本殿や太刀、短刀などの重要文化財も所有しています。
境内には鯉が泳いでいる神池も参拝の途中で立ち寄りたいところ。ちなみに多くの文豪ともゆかりがあり、あの三島由紀夫の三島の名前の由来でもあります。
静岡浅間神社(しずおかせんげんじんじゃ)は、静岡市の葵区にある、神社本庁の別表神社です。初詣の人出は50万人ほど。
こちらの神社は、次の3つの神社で構成されています。神部神社(かんべじんじゃ)の祭神は大己貴命 (おおなむちのみこと) で、10代天皇崇神の自体に鎮座したとされます。浅間神社(あさまじんじゃ)の祭神は、木之花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)901年に醍醐天皇の勅願で富士山浅間神社より分霊を受けます。さらに大歳御祖神社 (おおとしみおやじんじゃ)の祭神は大歳御祖命(おおとしみおやのみこと)こちらは15代応神の時代に鎮座したと伝わります。
静岡浅間神社のご利益は、3つの異なる神社が集まっていることもあり非常に幅広いです。具体的には安産、子宝授受、縁結び、家内安全、健康長寿、除災招福、商売繁盛、学問成就など。そして境内にある4つの神社を含めて7つの神社に参拝する七社詣りをすれば、さまざまなご利益がいただけるでしょう。
また、建物も個性的なものが多く、神部・浅間神社の共通の拝殿になっている大拝殿は2階建ての建物。建物内には狩野派の天井絵が飾られています。このほか、江戸・文化期に建設された楼門や同時期に建てられた舞殿など見ごたえも豊富です。
久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう)は、静岡市駿河区にある神社。初詣の人出は10万人ほどです。この神社は晩年を駿府城で過ごした徳川家康の遺体が埋葬されており、主祭神は東照大権現こと徳川家康です。
場所は標高216メートルの久能山にあり、東照宮が安置する前には、武田信玄が建築した久能城という山城がありました。そのため入口の一ノ門などは、城の城門をそのまま利用しています。また、この神社へのアクセスには、山の下から1159段の階段を上る方法と、日本平からロープウェイで降る方法があります。
久能山東照宮のご利益は、戦国時代の最終的な勝者であった家康にちなんで、出世運、上昇運のほか現状の運気を変えたいときに効果があります。東照宮本殿は国宝、13棟ある建物群が、国指定の重要文化財に指定されています。これらの文化財保護のため神社では珍しい、拝観料が必要なので注意しましょう。
また、50年に一度のペースで建物の漆塗り替えを行う習慣があり、最近では2006年に実施しました。ご利益はもちろんのこと、日光東照宮とも引けを取らないような建築物を見るだけでも値打があります。
富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)は、富士宮市にある神社本庁の別表神社。初詣には25万人の人出があります。この神社は富士山を御神体としており、富士山頂に奥宮があります。富士山南麓にある本宮での主祭神は、木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)。浅間大神とも呼ばれます。
富士山の山容の美しさから女神であると古くから伝えられています。ここが富士信仰の聖地ということもあり、富士宮側から富士山五合目に向かうバスの中には、神社参拝のための時間として、10分間立ち寄る便があります。
駿河の国一宮とされる富士山本宮浅間大社の創建は非常に古く、紀元前27年ごろと伝わります。当時噴火を繰り返していた富士山の怒りを鎮めるために祀ったことが始まりで、806年に現在地に鎮座しました。境内は富士宮市街地のほか、富士山の8合目以上も神域に。
富士山本宮浅間大社のご利益は、愛情運、対人関係の豊かさ、気持ちを陽気にするといった、女性の幸せに関する物が多いです。また、社殿の右奥には、国の特別天然記念物の湧玉池(わくたまいけ)があり、この場所が日本の中心とされています。
来宮神社(きのみやじんじゃ)は、静岡の東・熱海市にある神社本庁の別表神社。初詣は10万人程度の人出があります。主祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)、五十猛命(いそたけるのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと:大国主)の3柱。社伝では710年の創建とされます。
伝承では熱海湾で漁師の網に引っかかる木の根が神像に見え、海岸の松の下に祀ったところ夢枕に五十猛命が登場。潮騒が耳障りと伝えたことから現在地に鎮座したとされます。また、この地域の民間に伝わる「キノミヤ信仰」とも深いかかわりがあります。
来宮神社では、いわゆる断ち物の祈願をする人が多いのが特徴。これは「忌の宮(きのみや)」と読み替えることで、断酒や禁煙といった依存症からの離脱を目指す人たちの信仰を集めます。
本殿の裏には2000年以上の推定樹齢がある大クスがあり、天然記念物に指定されています。幹回り24メートル、幹高20メートル。かつてこのほかにもあった大クスを江戸時代に伐採。この木も伐採の対象でしたが、木の前に現れた白髪の老翁に立ちふさがれ、さらに老翁が伐採用の鋸(のこぎり)を折ったので、以来神木として崇敬されています。
法多山尊永寺(はったさん そんえいじ)は、袋井市にある仏教寺院で、高野山真言宗の別格本山。初詣は24万人ほどの人出があります。寺伝での創建は725年で、聖武天皇の命により、行基が建立したと伝わります。平安時代にはの白川・後白河天皇の厚い勅願があり、中世以降は今川氏、豊臣秀吉、徳川将軍家の庇護を受けました。
江戸時代後期の火災で多くの伽藍(がらん)を焼失し、建物の多くは1983年に再建。仁王門は室町時代の作と伝えられ、国指定の重要文化財となっています。本尊は聖観音菩薩です。
法多山尊永寺のご利益は厄除け。本尊は厄除観世音とも呼ばれ、境内にあるだんご茶屋には徳川13代将軍家定に「くし団子」と命名された厄除けだんごが有名です。
このほかにも境内には、2004年に完成した空海を祀る大師堂、1848年に祀られ、農耕と縁結びにご利益のある白山神社があります。また氷を貯蔵する氷室を御神体として祀り、ギャンブル依存脱却などのご利益があるとされる氷室神社など、さまざまな神社や建物がひろい境内に点在。
また、1964年に人間国宝・香取正彦が鋳造した鐘楼堂があり、大みそかには先着順に参拝客が除夜の鐘を突くことができます。
伊豆山神社(いずさんじんじゃ)は、熱海にある神社本庁の別表神社。主祭神は皇祖神天照大神の子、天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)、その妻・拷幡千千姫尊(たくはたちぢひめのみこと)そしてこのふたりの神の子供で天孫降臨を行った、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の3柱です。
全国の伊豆山神社や伊豆神社の総本山とされ、5代孝昭天皇の治世時に創建されたと伝えられるほど古くから存在します。また修験道の開祖、役小角が修行した伝承や、空海が修行した伝承が残っており、多くの修験者たちが修行を積んだ霊場として、古くからその名が知られていました。
仁徳天皇の勅願所でもあり、皇族方の崇敬が熱く、また源頼朝とも接点があります。伊豆の国に流されていた頼朝が源氏再興を祈願、後の妻となる北条政子との密会の場としてもその名が知られています。
ご利益は縁結び、恋愛成就、安産、子宝、商売繁盛、勝運招福、五穀豊穣など幅広いものがあります。神社境内の本殿の右奥からは、本宮とされる本宮社への登山道となっており、途中に白山社、結明神本社を経由して、片道1時間ほどの山道を歩きますが、より強力なご利益を目指すなら、ぜひ山頂を目指して強力なパワーをもらいましょう。
舘山寺(かんざんじ)は、浜松にある曹洞宗の仏教寺院。浜名湖湖畔にあり、すぐ近くに舘山寺温泉があります。浜松市天竜区にある秋葉山本宮秋葉神社の末寺という扱い。寺の名前は寺院を開いた場所「館山」からついています。
810年に空海が館山修行をした際に創建し、平安末期に兵火により焼失したものの、源頼朝が再建。江戸時代までは非常に繁栄しましたが、1870年に廃仏棄釈により明治新政府に廃寺とされました。しかし、20年後に再興が認められ秋葉寺(秋葉山本宮)の主張所という位置付けとなり、現代に至ります。
舘山寺は、秋葉寺をつうじて秋葉山信仰を重視、これは火の神、鍛冶に関する神をまつるもので、火災消除、工業発展、商売繁盛、厄除開運、郷土守護といったご利益があります。
そして毎年12月15日には火祭りが行われています。これは創建者空海の故事にもちなんでおり、火によって心身を浄化するというもの。行者が護摩木に火をつけ、燃え尽きた木の上を行者が裸足で歩く火渡りが行われます。
炭火が黒ずむほどになれば、一般の参列者も素足で火渡りを行います。ここで心願成就や火防、無病息災を祈願。火の上を渡りますが、やけどすることはないので、機会があれば挑戦しましょう。
五社神社(ごしゃじんじゃ)・諏訪神社(すわじんじゃ)は、浜松にあるふたつの神社格を一体化したもの。神社本庁の別表神社です。別々の神社として祭神も違いますが、現在はひとつの社殿内に祀られています。
五社神社の主祭神は、太玉命(ふとたまのみこと)、武雷命(たけみかずちのみこと)、斎主命(いわいぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、姫大神(ひめおおかみ)の5柱。諏訪神社は建御名方命(たけみなかたのみこと)、八坂刀売命(やさかとめのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、そして徳川家康の4柱です。
五社神社は、久野越中守が浜松城内に創建し、後に徳川家康が城主になった際、徳川秀忠誕生時に産土神として崇敬しました。諏訪神社は、791年に坂上田村麻呂の東征のときに創建。五社神社同様、秀忠の産土神です。いずれも1945年の戦災で社殿は焼失。1962年にふたつの神社がひとつになり、新しい社殿が1982年に完成しました。
ご利益の種類は大変多く、安産祈願、合格祈願、子育て祈願、初宮参り、七五三祈願、家内安全、商売繁盛、交通安全、八方除、病気平癒などです。
大洞院(だいとういん)は、静岡県西部の森町にある曹洞宗の仏教寺院。室町時代の禅僧如仲天誾(じょちゅう てんぎん)が創建しました。3400以上あるとされる全国の大洞院の本山。本尊は麻蒔地蔵菩薩(あさまきじぞうぼさつ)。
如仲天誾の師匠・梅山聞本(ばいさんもんぽん)の師匠にあたる、太源宗真(だいげんそうしん)の流れを汲んでおり、この太源派がこの寺院を拠点に遠州地域への普及を積極的に行いました。現在では遠州三十三観音霊場の二番札所になっており、初詣の時期でなくとも多くの人が巡礼に訪れます。
大洞院は、ある事実で有名です。それは森の石松。清水次郎長の子分として幕末に活躍し、講談や浪花節などでその名前が知られた石松は、森町の出身といわれ、墓も森町の大洞院にあります。そのような経緯からご利益に勝負運があげられます。
境内に石松の墓石がありますが、石松にあやかって墓石を削る人が後を立たないほど。ちなみに現在は3代目の墓石です。結果的に初代の墓石は、細かく砕かれ寺院の「勝運御守」として授与されています。このほか厄除けや子授けなどにもご利益が。また紅葉の名所としてもその名前が知られています。
小國神社(おくにじんじゃ)は、静岡県森町にある神社本庁の別表神社。遠江国一宮として初詣のときには県内外から多くの人が参拝に訪れます。主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)1柱。創建は29代欽明天皇の時代と伝えられ、近くにある本宮山に神霊が示現したということで天皇の勅命が下ったとされます。
戦国時代には、遠江に武田信玄が侵攻したのですが、小國神社は徳川家康の味方につきました。その結果、徳川家康が社殿を再建し、江戸時代に入ってからも将軍家からの寄進などを受けています。
小國神社のご利益は、縁結び、開運招福、福徳円満、厄除けです。これは大己貴命が大国主命で、うちでの小槌を持つ七福神の大黒天と同一視されているのがその理由。ちなみにうちでの小槌(木小槌・宝槌)は、縁起物として授与してもらえます。
ただし、メディアなどで紹介されたこともあり、毎年登場してもすぐに売り切れてしまため、どうしても欲しい時には常に神社の最新情報を確認しましょう。ほかにもお守りや破魔矢、大國だるまなどの縁起物があります。また、境内には11もの摂社と末社があり、セットで参拝したいところです。
東口本宮冨士浅間神社(ひがしぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)は、富士山須走口(すばしりぐち)にある神社。全国にある浅間神社のひとつで、富士山を御神体とし、主祭神は木花咲耶姫命(このはなさくやひめ)、大国主命こと大己貴命(おおなむちのみこと)、初代神武天皇の祖父にあたる彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の3柱。
神社創建は807年で、その5年前に富士山の東麓が噴火しました。そこで富士山の怒りを鎮めるために、須走口に斎場を設け、鎮火の祈願を行ったとから始まります。このときの祈願により噴火が収まったこともあり、正式に社殿が建築されました。
2007年に、富士信仰(富士講)や宝物を展示する記念資料館ができ、2013年には世界遺産の構成資産として登録されました。須走口から富士登山を目指す際にはぜひ立ち寄って参拝したいところ。5000坪あるという境内には獅子の子落としを模した狛犬の姿があり、大きく口を開けた親の狛犬が、子の狛犬を威嚇している様子が表現されています。
このほかにも縁結びの木、信しげの滝、鎮守の森などがあります。特にエゾヤマザクラは、静岡県の天然記念物に指定されているので、花の咲くころに参拝するのも良いでしょう。
修禅寺(しゅぜんじ)は、曹洞宗の仏教寺院。伊豆半島の付け根近く、伊豆市にあります、807年に空海により創建され、当初は真言密教の寺院でした。源頼朝の弟・範頼と息子の2代将軍頼家が幽閉・殺害された寺院でもあります。
創建から470年後、南宋から日本に渡ってきた蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が、元帝国の密偵と疑われてしまったために修善寺に避難。そのことがきっかけで臨済宗に宗旨替えしました。その後、戦国時代になると伊豆を治めた北条早雲により曹洞宗の寺院に変わります。現在の本堂は1883年に再建されました。
修禅寺の近くには修善寺温泉がありますが、実は境内にある水屋も温泉の源泉が湧き出ています。60度とやや高めの温度のお湯が源泉かけ流しで湧き出ており、全国的にも珍しい光景。きっちり温泉分析表も掲載されています。飲用にも適しているため、訪れる機会があれば温泉の湯を味わいましょう。
「鐘楼堂」は、石の積み方が美しいことで有名、大みそかの除夜の鐘については、一般の人も参加可能。寺務所で整理券をもらってください。また、境内に植えられているもみじが赤く染まる秋は、参拝の楽しみが増えます。
白浜神社は、伊豆半島の先端下田市にある神社本庁の別表神社。正式名称は伊古奈比咩命神社(いこなひめのみことじんじゃ)と呼びます。主祭神は 伊古奈比咩命1柱で、三嶋大明神の后神と伝わります。創建は不詳。伊豆諸島を祀る古代遺跡がある火達山(ひたちやま)に鎮座しています。
伝承では三嶋明神は海を渡ってやってきて、高天原の神や富士山の神より伊豆諸島を授けられたときに島焼きという儀式が行われ、初島と現在の伊豆諸島ができたといいます。神社境内は遺跡群となっていて、祭器具が発見されていることから、古代から重要な祭祀の聖地であったことがうかがえます。
伊豆最古で半島の先端近くにある白浜神社の境内は特別です。樹齢2000年の御神木があり、その先にある拝殿までは通常の神社と同じような雰囲気です。しかしその先に本殿がありますが、この参道をあがっていくと、眼病にご利益がある目の神様や縁結びの神社などともに本殿の神々しい姿が。
この本殿の裏手は白浜海岸となっており、海岸の小高い岩の上に立つ鳥居からは、この先にある伊豆諸島を見渡せます。さらに海岸には御釜と呼ばれるくぼみがあり、かつてはそこから洞窟が続いていました。洞窟は本殿の下あたりまで来ると祠があり、祭祀場として利用されていたとされます。
願成就院(がんじょうじゅいん)は、伊豆半島の付け根あたり、伊豆の国市にある高野山真言宗の仏教寺院。創建は1189年で、これは源頼朝の妻、北条政子の父にあたる、鎌倉幕府初代執権の北条時政が、頼朝の平泉討伐の戦勝祈願を目的として建立された寺院です。その後は北条氏の氏寺として機能しました。
その後、戦国時代の北条早雲や小田原討伐をした豊臣秀吉の影響で焼失し、一時は壊滅しましたが、江戸時代に河内佐山藩の藩主で、後北条氏の流れをくむ氏貞が再興。その当時の建物が現在も残っています。
願成就院には、仏師運慶が作った仏像で、戦火から無事に生き残った5躯(く)残されており国宝に認定されています。大御堂に祀られているので、拝観料はかかりますが、ぜひ実際の姿を拝顔しましょう。
国宝のほか北条政子七回忌に北条泰時が奉納した地蔵菩薩座像があります。この菩薩像、実は顔が北条政子となっているとされ、重要美術品に指定されています。また、江戸時代建築物である茅葺屋根の本堂は、檀家専門となっているので注意してください。そのほか境内には、放生池や空海の修行像、朱色の鐘楼、北条時政の墓などがあります。
龍雲寺(りょううんじ)は、浜松市にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院。創建は1330年代と伝えられ、後二条天皇の孫でもあった、木寺宮康仁親王(きでらのみや やすひとしんのう)の手によるとされます。
親王は一時次期天皇として立太子まで行きましたが、南朝の御醍醐天皇により、廃太子させられました。その後、浜松に下向し、龍雲寺を建立したあと、寺院内に親王が利用したとされる屋敷跡などが伝承として残されています。その子孫は木寺宮家としてそのまま龍運寺のある入野地方に留まりました。
木寺宮家は戦国時代の三方ヶ原の戦いでは武田側に味方しましたが、それがきっかけで後に徳川家康に攻められて、寺院が焼失しました。その後、江戸の元禄時代に再興されています。2013年になり無量寿庭が整備されました。これは造園家の北山安夫(きたやまやすお)氏によるもの。枯山水様式の庭園は本堂の手前にあり、調和の取れた雰囲気を醸し出しています。
本尊は阿弥陀如来。拝観料は決まっておらず、志納金という形を取っています。強制ではないものの寺院内には世界一大きな般若心境など見どころがあるので、できれば志納金は用意したほうが良いでしよう。
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