地上の楽園ニューカレドニアの離島で時間に追われない贅沢探し!

6,981

views

0

世界遺産になっている世界最大のラグーンに囲まれた島ニューカレドニア(New caledonia)。今回はニューカレドニアの代表的な島々の魅力を解析。本島(グランドテール島)以外の離島にも素晴らしい魅力が満載。

ニューカレドニアの島々に関して

ニューカレドニアは本島(グランドテール島)といくつかの離島から形成されている。
※上記の地図にはチェスターフィールド諸島は入っていない。

本島の北側・・・ベロップ列島 (Iles Belop)
本島の東側・・・ロイヤルティ諸島(Iles Loyaute)
本島の南側・・・イルデパン島(Ile des Pins)
本島の西側・・・チェスターフィールド諸島(Iles Chesterfield)

今回は観光地として人気の高い下記の5つの島をリサーチ。

1.グランドテール島(Grande Terre) 別名:ニューカレドニア島

出典: www.smtu.nc

ニューカレドニアの本島にあたるグランドテール島(別名:ニューカレドニア島)。
西海岸と東海岸では全く異なる風景を見せるこの島は、面積が16,920平方キロメートル。南北に広がる細長い島である。西海岸側は広大な平原が広がり、牧畜農業に適した土地。東海岸側は湿気が多く、緑豊かな渓谷やエキゾチックな植物が楽しめる。
ニューカレドニアの最大都市ヌメア(首都でもある)は島の南(西海岸側)に位置している。フランス領のこの島らしく、街の至るところにヨーロッパテイストを感じる。

グランドテール島の移動方法

グランドテール島の移動はレンタカーが一般的。
エア・カレドニアを利用した飛行機による移動も可能だが、ホテルや市街地と空港が離れてる場合が多く、空港からの移動は最終的に車となる。

ヌメア(NOUMEA) ⇒ コネ(KONE)
飛行機だと40分(月・水・金にフライト有り)。車だと3時間15分。

ヌメア(NOUMEA) ⇒ クマック(KOUMAC)
飛行機だと1時間20分(火・木にフライト有り)。車だと4時間20分。

ヌメア(NOUMEA) ⇒ コネ(TOUHO)
飛行機だと1時間(水・金・日にフライト有り)。車だと4時間15分。

グランドテール島の観光スポット

①ヌメア観光
アメデ灯台(Amedee Lighthouse Island)やラグーン水族館(Aquarium des Lagons)など、ヌメアの街には観光スポットが多数存在する。ニューカレドニアの中では希少となるショッピングモールやヌメア朝市といった買い物も楽しめる場所。見学スポットが離れているので、移動の際にはバスかタクシーを利用する。

②西海岸の代表都市 プーム(POUM)
グラントール島の北部の西海岸側に位置するプーム(POUM)。有名なマラブービーチホテル(MALABOU BEACH HOTEL)が建っているエリア。
周辺には手付かずの大自然が残された田舎町。ダイビングスポットとしてもそれなりに有名であり、クジラやサメといった大型の生き物に遭遇できるかもしれないラッキースポット。

③東海岸の代表都市 ヤンゲン(Hienghene)
グランドテール島の北部の東海岸側に位置するヤンゲン(Hienghene)。秘境と呼ばれるに相応しい場所。ニワトリに似ていると言われるチキンロックをはじめ、いくつかの大きな岩がある。野生の鹿が生息する山々や水量豊かな滝なども見ることができる。

グランドテール島(Grande Terre) 
住所:
Grand Terre, New Caledonia
アクセス:
成田から約8時間40分。大阪から約8時間45分。
エア・カレドニア・インターナショナル(エア・カラン)にて直通便運行。

2.リフー島(Lifou)

リフー島はロイヤルティ諸島で1番大きな島(沖縄本島と同じくらいの大きさ)。
自然が生み出したダイナミックな造形をそのまま残したこの島はダイビングの聖地。透明度の高い海の中に色鮮やかな珊瑚礁が育ち、幻想的な世界を創り出している。
人が少なく非常にゆったりした島なので、プライベート感を重要視している人にはかなりオススメの場所。

リフー島へのアクセス

ヌメア ⇒ リフー(LIFOU)
飛行機で40分。毎日1便以上運行している。
6:10、12:40、17:50の3つの時間は週5日以上運行。
それ以外の時間は曜日により、運行状況が異なる。
島内はバスやタクシーなどの交通手段が無いため、事前に宿泊施設へ問い合わせ、空港までの送迎を依頼すること。

リフー島の観光スポット

①ロンガニビーチ(Plage de Luengoni)
リフー島の南部の東海岸側にあるビーチ。白くキラキラ光る砂浜と透明で穏やかな海。ニューカレドニアで1番美しいビーチと言われることもある素晴らしく美しい場所。人も少なく、まるでプライベートビーチかと思えるような静けさ。贅沢なひとときが楽しめるオススメスポット。

②ウェ(We)の白い教会
ウェはリフー島の東海岸側にある街。市役所、銀行、スーパーマーケットなどがあり島の中心地。
珊瑚石を積み上げて造ったこの教会は、青い空と青い海に囲まれながら静かに佇む。真っ白に塗られた外壁と周囲の美しい青い色が見事なコントラストを創り出している。

リフー島(Lifou)
住所:
Lifou Island,New Caledonia
アクセス:
ヌメアのマジェンタ空港(国内線用)から40分。
※ヌメアのラ・トントゥータ空港(国際線用)との間違いに注意。

3.ウベア島(Ouvéa)

ウベア島は「何もしないという贅沢」を楽しむための大人のリゾート。
美しく輝く海はその時々により、不思議なほどに表情を変える。群青のようなディープな青、透明感ある透き通った青、エメラルドグリーンのような青。言葉では表せない美しい海に囲まれ、時間に追われない穏やかな休日を楽しむことができる場所。

ウベア島へのアクセス

ヌメア ⇒ ウベア(OUVEA)
飛行機で40分。毎日1便以上運行している。
9:20発の便は日曜日以外毎日運行。
それ以外の時間は曜日により運行状況が異なる。
島内はバスやタクシーなどの交通手段が無いため、事前に宿泊施設へ問い合わせ、空港までの送迎を依頼すること。

ウベア島の観光スポット

①ムリ橋(Pont de Mouli)
ウベア島の南端にあるムリの街へと続く橋。
橋の下は生き物たちの通り道となっており、ウミガメやエイといった大型の生き物からカラフルな魚たちまで、様々な生き物を目にすることができる。

②ムリビーチ(Plage de Mouli)
白い砂浜が永遠に続くかと思えるほど長いビーチ(約5km)。
キラキラと輝くキメの細かい白い砂、美しく輝く青い海、穏やかな波の音、その全てが完璧で言葉を失う場所。ニューカレドニア随一の景色が広がる。

③レキンの絶壁(Falaises de Lekine)
巨大な絶壁が続く壮大な景色を見ることができる場所。
地殻変動により珊瑚礁が高く盛り上がり、この絶壁が完成したと考えられている。
絶壁に向かい手をたたくと、まるで山びこのように音が反響して戻ってくるという不思議な現象が体験できる。

ウベア島(Ouvéa)
住所:
Ouvea Island,New Caledonia
アクセス:
ヌメアのマジェンタ空港(国内線用)から40分。
※ヌメアのラ・トントゥータ空港(国際線用)との間違いに注意。

4.マレ島(Maré)

緑が生い茂るジャングルのような景色を見せるマレ島。
ロイヤルティ諸島の最南端に位置し、日本の屋久島と同じぐらいの大きさのこの島は、まさに「秘境」という言葉が相応しい。島内には断崖絶壁や洞窟などが存在している。
都会の近代的な生活とはかけ離れた、自然と共存する素朴な暮らし方が今も根強く残る場所。

マレ島へのアクセス

ヌメア ⇒ マレ(MARE)
飛行機で40分。毎日1便以上運行している。
06:50発の便は土曜日・日曜日以外毎日運行。
それ以外の時間は曜日により運行状況が異なる。
島内はバスやタクシーなどの交通手段が無いため、事前に宿泊施設へ問い合わせ、空港までの送迎を依頼すること。

マレ島の観光スポット

①自然水族館(AQUARIUM NATUREL)
ジャングルの中に直径30mもの巨大な穴ができ、そこに海水が溜まったという不思議な場所。海水が溜まった大きな穴の中には、カラフルな魚や珊瑚礁が息づいている。まさに自然が創りだした神秘的な水族館。

②ぺトエン洞窟(GROTTE DE PETHOEN)
島の南端部の西海岸にあるワバオの町にある洞窟。道路側にある洞窟の入り口から洞窟までは20~30mあり、非常に足場が悪い。ビーチサンダルなどでの見学は避けること。

マレ島(Maré)
住所:
Mare island,New Caledonia
アクセス:
ヌメアのマジェンタ空港(国内線用)から40分。
※ヌメアのラ・トントゥータ空港(国際線用)との間違いに注意。

5.イルデパン島(Île des Pins)

「海の宝石箱」と呼ばれるイルデパン島。
サラサラしたパウダー状の白い砂浜、透き通るような美しい海、色鮮やかなトロピカルフィッシュ、まるでフォトグラファーの写真展を見ているかのような美しい景色が目の前に広がる。
島内には南洋杉が立ち並び、手付かずの自然がたくさん残る。島内固有種とされるエスカルゴが生息し、島内でのみ食用として提供されている。

イルデパン島へのアクセス

ヌメア ⇒ イルデパン(ILE DES PINS)
飛行機で30分。毎日1便以上運行している。
8:40と18:10発の便は週5日運行。
それ以外の時間は曜日により運行状況が異なる。
島内はバスやタクシーなどの交通手段が無いため、事前に宿泊施設へ問い合わせ、空港までの送迎を依頼すること。

イルデパン島の観光スポット

①クトビーチ(Plage de Kuto)
イルデパン島で一番美しいビーチ。世界トップレベルのキメ細かい白い砂が非常に美しい。裸足で歩き、その砂の感触をぜひ楽しんで欲しい場所。パンを持って海に入るとカラフルなトロピカルフィッシュがたくさん近寄ってくる。

②カヌメラビーチ(Plage de Kanumera)
クトビーチの向かい側にあるビーチ。南洋杉に囲まれた波が穏やかなエリアであり、シュノーケリングスポットとして人気が高い。潮が引くと湾に突き出した小島まで歩いて行くことができる(※小島は上陸不可)。

③エンガ山(Pic n'ga)
頂上まで登る(標高262m)ことができる。事前に地元のガイド(または宿泊施設のガイド)にハイキングコースの場所を聞き、安全なコースで登ること。
頂上から見る南洋杉の林や美しいビーチは絶景。ゆっくり歩いて頂上まで2時間ぐらいなので、トレッキング初心者でも挑戦しやすい。

イルデパン島(Île des Pins)
住所:
Ile Des Pins, New Caledonia
アクセス:
ヌメアのマジェンタ空港(国内線用)から30分。
※ヌメアのラ・トントゥータ空港(国際線用)との間違いに注意。

まとめ

「美しい海」と「手付かずの自然」が最大の魅力であるニューカレドニア。大きなショッピングモールやナイトスポットは確かに無いが、この場所だからこその贅沢「時間に追われない」というひと時を楽しめる。自然と共存し、自然を感じ、自然に癒されるという、都会の日常ではなかなか味わえなくなった穏やかな時間を過ごしてみては?

aky

趣味は、海外旅行・お買い物・食べ歩き。
国内・海外問わず、定期的に旅行へ旅立ちます☆

この記事を読んだあなたにオススメの記事
  • ニューカレドニアでショッピング!プチフランスでお土産が買...

    青い空と海の美しさから「天国に一番近い島」と言われる南太平洋に浮かぶフランス領ニューカレドニア。プチ贅沢のできるグッズから憧れのブランドまで、フランスブランドのアイテムがゲットできるお店をご紹介します。

  • ニューカレドニアで人気のフレンチレストランおすすめ6選!...

    大自然に囲まれたニューカレドニア(Nouvelle Caledonie)には、天然素材を生かしたハイレベルなレストランが多数あります。今回は、その中でも本格的なフランス料理のお店を6つ厳選してご紹介!大自然の中で食べる本場仕込みのフランス料理はまた格別です。とびっきりおしゃれしてロマンティックなディナーを堪能してください。

  • ニューカレドニアのスーパーマーケットが熱い!おすすめのア...

    ニューカレドニアには「カジノ」というスーパーがあり、広い店内にはかなりの品数が取りそろえられています。お菓子や日用品はどれもカラフルな色使いでパッケージも可愛らしく、どれを買えばよいのか迷ってしまいそう…。今回は、自分用としてもお土産用としてもオススメの5点をご紹介します!

  • フランス領ポリネシアの通貨パシフィック・フランが可愛すぎ...

    パシフィック・フラン(CFPフラン)は、フランス領ポリネシアの通貨です。単なる通貨ではありますが、世界中に通貨コレクターがいることを考えると、そうとは言い切れません。パシフィック・フランはポリネシアの自然や歴史を刻んだ、その国を1枚の紙幣やコインで象徴するものなのです。今回は、そんなカラフルで可愛いポリネシアの通貨パシフィック・フランをご紹介します。

  • ニューカレドニア基本情報【気候・服装編】

    ニューカレドニアの一年の気候はどのようなかんじなのでしょう?持っていく服にも悩むところです。持って行った方がよいものは?現地ではフレンチレストランやカジノなどにも行きたいけれど、どのような服装がふさわしいのでしょうか?疑問はつきません。ニューカレドニア旅行に役立つ、気候や服装についてご紹介します!

  • ニューカレドニアで素敵なナイトライフを楽しむならココで決...

    南太平洋に浮かぶ「プチフランス」とも呼ばれるお洒落な国ニューカレドニア。真っ青な海、晴れ渡る青空も魅力的ですが、せっかく宿泊するのならナイトライフも存分に楽しみたいですよね。そんな貴方にぴったりのニューカレドニアでおススメの夜のお出かけ先をご紹介します。

このエリアの新着記事
  • フランス領ポリネシアの通貨パシフィック・フランが可愛すぎ...

    パシフィック・フラン(CFPフラン)は、フランス領ポリネシアの通貨です。単なる通貨ではありますが、世界中に通貨コレクターがいることを考えると、そうとは言い切れません。パシフィック・フランはポリネシアの自然や歴史を刻んだ、その国を1枚の紙幣やコインで象徴するものなのです。今回は、そんなカラフルで可愛いポリネシアの通貨パシフィック・フランをご紹介します。

  • ニューカレドニアで人気のマリンアクティビティ5選!海の風を...

    美しい穏やかな海に囲まれたニューカレドニア。マリンスポーツに向いている最高の島です。今回は、ニューカレドニアの海をめいっぱい楽しむためにトライしたいアクティビティをご紹介します。

  • ニューカレドニアの人気ダイビングスポット7選! ヌメアの海...

    南太平洋に浮かぶニューカレドニアの最大都市・ヌメア(Noumea)は美しい海にダイビングスポットがたくさん!同じ海でも難易度や出会える海の生き物たちがそれぞれ異なるんですよ。今回はそんなヌメアの海に潜ってみたいアナタのために、特に人気のダイビングスポットをご紹介します。

  • ニューカレドニア旅行で無人島へ!イル・デ・パンの現地ツア...

    海の宝石箱と呼ばれるニューカレドニアのイル・デ・パン。そんな魅力あふれる島を存分に満喫したいのなら現地ツアーを利用するのが一番効率的!ピローグという伝統帆船で美しい海原をクルージングをしたり、無人島に行って真っ白のパウダーサンドのビーチを散策したり、スノーケリングを愉しんだり・・・楽しさ満載のオススメ現地ツアーを2つご紹介します。

  • ニューカレドニアの人気都市ヌメアのサントルヴィル地区に並...

    ニューカレドニアといえば、美しい珊瑚礁に囲まれた島として有名です。オーストラリア東方にあるため、日本からもニューカレドニアを訪れる人が多いと思います。今回は、そんなニューカレドニアのヌメアのサントルヴィル地区にある人気のお店を紹介していきましょう。

  • ニューカレドニアのお土産探し!ハイセンスなアイテムはここ...

    ニューカレドニアの首都・ヌメアには、ハイセンスでユーモアあふれるアイテムショップが多いです。日本語に対応しているショップもあるので、安心してショッピングを楽しむことも!今回は、ヌメアにあるハイセンスなアイテムショップを6選ご紹介します!

  • ニューカレドニアでフランスらしい素敵アイテムを探そう!オ...

    ニューカレドニアはフランスの海外領土であり、リゾート地として知られている国です。オセアニアエリアにいるのにフランスらしい空気を味わうことができます!今回は、ニューカレドニア・オルフェリナ湾にある、素敵なショップを3つ紹介します!

  • ニューカレドニア基本情報 【祝日・祭日・ビジネスアワー編】

    世界中から多くの観光客が訪れるニューカレドニア。本記事では、リゾート地として有名なニューカレドニアのビジネスアワーや祝祭日についてまとめてみました。訪れる際の参考にしてください。

  • ニューカレドニア基本情報 【お金編】

    青い海と白いビーチが美しいニューカレドニアには世界中から多くの人が訪れます。本記事では、そんな素敵な国のお金についての情報を集めました。両替え、チップ、クレジットカードについて詳しく紹介しましょう。

  • ニューカレドニア・グランドテール島の北部&中部おすすめ自...

    ニューカレドニアの本島であるグランドテール島(Grande Terre)。フランスパンのような細長い形が特徴ですね。壮大な大自然を感じることができるおすすめエリアを4つ厳選してご紹介していきます。

このエリアの人気記事
今週の人気記事