観光客は損してる!? インドネシア屋台飯の楽しみ方の極意！

まず1番有名なのは「ナシゴレン」ですよね。
「ナシ」というのは、お米のことを指します。

「ナシゴレン」に次いで有名なのは「ミーゴレン」。
「ミー」というのは、麺のことを指します。

こちらは左が「タフゴレン」右が「テンペゴレン」です。豆腐と納豆のような発酵食品です。
さあ、もう「ゴレン」の意味がおわかりでしょうか？

「ゴレン」とはインドネシア語で「揚げる」という意味です。
「ナシゴレン」は「炒飯」、「ミーゴレン」は「焼きそば」のようなニュアンスですね。

他にも「イカンゴレン」（フライドフィッシュ）や「アヤムゴレン」（フライドチキン）など、〇〇ゴレンという文字を屋台ではよく見かけます。
インドネシア語がわからなくても、何か揚げ物を売っていることはわかりますね。

こちらが一般的な屋台です。夜になるとたくさんの人で賑わいます。

こちらは移動式屋台。こちらの屋台で買ったものは家に持って帰って食べたり、その辺の石ころの上に座って食べたりと自由です。

たくさんの屋台が集まるフードコートのような場所も多く見られます。
移動式屋台のたまり場というのもあります。

1番は”地元の人に聞く”です。インドネシアは外食文化で、多くの人が屋台飯で食事を済ませます。しかも、インドネシア人は食べることが大好き。どこの屋台が美味しいか、大抵の人は自分のお気に入り屋台があるので聞くと教えてくれます。
でも、インドネシア語がわからない観光客には少し難易度が高め…。

そこで、まず見つけてほしいのがコレ。「え、水？」って思いますよね。
ミネラルウオーターが置いてあるような屋台は、置いていない屋台と比べると衛生面に気を付けている屋台で、安全と考えていいでしょう。

「水」の次は「人」です。人が多く集まっている場所は人気があるということです。
わかりやすいですね。人が多く集まっている屋台に行き、他の人が食べている物をちらっと覗いてみましょう。美味しそうか、衛生的かを自分の目で確かめてから挑戦してみてください！

基本的に日本と同じです。「〇〇をいくつください」というと、その場で作ってくれます。
屋台によって、商品と引き換えにお金を払うところと、食べ終わってから払うところがあります。ナシゴレンやミーゴレンなどはこのように買うといいでしょう。

主菜ではなく、このような副菜に挑戦したい方は、指し示しながらお店の人に欲しいものを伝えます。すると、お店の人がそれらをお皿に盛ってくれます。
お店によっては愛情込めて”手づかみ”で盛ってくれることもあるので、びっくりしないでください。

驚くのは値段の安さです。こちらの「ナシ」（米）とたくさんのおかずがたったの19000ルピアです。日本円にすると約160円。観光客向けのインドネシア料理屋さんで食べると100000ルピア、日本円で約820円ぐらいはします。（2016年5月レート）

こちらの「ナシゴレン」は、大体どの屋台でも1人前10000ルピア。日本円で約80円で売られています。日本のインドネシア料理屋さんや観光客向けのレストランではありえませんよね。しかもこれ、本当においしいんです！

こちらは「サテアヤム」。日本でいう焼き鳥ですね。インドネシアの焼き鳥はピーナッツソースや甘めのお醤油、香辛料などで作られたソースがかかっていてとってもおいしいです。
屋台で買うと、なんと1本2500ルピア。日本円で約20円です。（2016年5月レート）

そんな安いもの大丈夫かしら？怖くて食べられない！という人がいるかもしれません。
インドネシアは物価がとても安い国です。今まであなたが見てきたインドネシア料理の値段が高すぎるのです。地元価格で食べられる屋台飯ですから、あなたも地元の人になりきってみてください。

こちらクルプックといって、エビや魚のすり身を天日干しして揚げたものです。インドネシア人の食事には欠かせないもので、現地の方はごはんや麺の隣に置いてつまみます。

揚げる前のクルプックです。カラフルで実にさまざまな形をしています。
スーパーには大抵置いてあります。可愛らしいお気に入りのクルプックを見つけて、お土産に買って帰ってもいいですね。カラっと揚げればおやつにもなります。

もうひとつ欠かせないのが唐辛子。さすがインドネシア。皆さん辛いのがお好きなようです。

インドネシア人が大好きな揚げ物の付け合わせには青唐辛子。
揚げ物をひと口食べては唐辛子をひと口、といった具合です。辛いのが好きな方は意外とはまってしまう食べ方ですよ。

これはサンバルといって、少し汁気のある唐辛子ソースです。家庭やお店ごとに作り方も辛さもまちまち。ごはん、おかず、スープ、何にでもかけちゃいます。ただし、一度に大量消費するものではないのに長期保存しているようなお店には注意が必要です。ハズレに当たると確実におなかを下します…。新鮮なものであれば大変おいしくいただけます！

いかがでしたか？これであなたもインドネシアに行った際は、現地人に紛れて屋台飯を楽しむことができることでしょう。屋台飯の美味しさは食べてみないとわからないと思います。価格も味も満足のいく、あなただけのとっておきの屋台を見つけに行きましょう！