インドネシア基本情報 【言語・お役立ち会話編】

インドネシアの公用語はインドネシア語です。
インドネシアは多民族が統一して国家を形成しています。各民族ごとの母語は大きく分けて25言語にもわたります。1945年の独立に伴い、国家として統一するためにインドネシア語が誕生しました。

基本中の基本はこちらです。
Nama saya ～.（ナマ　サヤ～）私の名前は～です。
Saya orang Jepang.（サヤ　オラン　ジュパン）私は日本人です。
Ya（ヤー）はい。
Tidak（ティダッ）いいえ。

あいさつはとっても簡単です。Selamat（スラマッ）に時間帯を意味する言葉をくっつけるだけです。
早朝　Selamat Pagi（スラマッ　パギ）・・・10時ごろまで
昼　　Selamat Siang（スラマッ　シアン）・・・10時ごろから15時ごろまで
夕方　Selamat Sore（スラマッ　ソレ）・・・15時ごろから18時ごろまで
夜　　Selamat Malam（スラマッ　マラン）・・・18時ごろから

インドネシア人の朝、昼、夕方の感覚は日本人の時間感覚とは少し違い、昼がだいぶ早くから始まります。時間帯に応じたあいさつをしましょう。

Selmat（スラマッ）は他にも、食べるとき、寝るときなど様々な場面で使えます。
Tidur　寝る ・・・　おやすみ　Selamat Tidur（スラマッ　ティドゥール）　
Makan 食べる　・・・　召し上がれ　Selamat Makan（スラマッ　マカン）
Minum　飲む　・・・ どうぞ飲んで　Selamat　Minum（スラマッ　ミヌム）
などがあります。

お金の桁数が多いインドネシア、値段を言われたときに備えても、簡単な数の言い方は知っておいたほうがいいでしょう。
0 Kosong (コソン)
1 Satu(サトゥ)
2 Dua(ドゥア)
3 Tiga(ティガ)
4 Empat(ウンパッ)
5 Lima(リマ)
6 Enam(ウナム)
7 Tujuh(トゥジュ)
8 Delapan(デゥラパン)
9 Sembilan(スンビラン)
10 Sepuluh(スプル)

このほかにも、
100 Seratus(スラトゥス)
1,000 Seribu(スリブ)
10,000 Sepuluh Ribu(スプル　リブ)
100,000 Seratus Ribu(スラトゥス　リブ)
1,000,000 Satu Juta(サトゥ　ジュタ)
を覚えておくといいです。お金の計算のときに使います。

日本の金銭感覚を持って買い物をするとき、このように考えるといいです。
10円・・・1,000 Seribu(スリブ)
100円・・・10,000 Sepuluh Ribu(スプル　リブ)
1000円・・・100,000 Seratus Ribu(スラトゥス　リブ)
10000円・・・1,000,000 Satu Juta(サトゥ　ジュタ)

例えば・・・
Rp25,000「Dua puluh lima ratus Rupiah( ドゥア　プル　リマ　ラトゥス　ルピア)」
と言われたら、250円ぐらいだと思ってください。
聞き取れないからと言って、毎回大きなお金を出しているとごまかされる可能性があるので、気を付けてください。

先ほどの数を上手に使いながら買い物をしましょう。買い物のときに役立つ会話はこちら。
Berapa harganya?(ブラパ　ハルガニャ)　いくらですか？
Boleh coba ini?(ボレッ　チョバ　イニ)　試してもいいですか？
Mau beli ini.(マウ　ブリ　イニ)　これを買いたいです。
Ada discon?(アダ　ディスコン)　割引はありますか？

特にバリなんかの観光地でよくあるこうした市場などでお買い物を楽しむときには、割り引くのが当たり前です。インドネシア人ではないとわかると、外国人値段で高い値を提示してきます。そういう時はDiscon(ディスコン)　しまくりましょう！
アダディスコン？と聞きましょう。少しまけてくれたら「Lagi(ラギ)」もっと！を使って、もっと！もっと！と言いましょう。

ちなみに、Boleh coba ini?(ボレッ　チョバ　イニ)　試してもいいですか？
の、Coba(チョバ)は、すごく使いやすい単語です。試食したいとき、試着したいとき、もっと店の奥まで見てみたいときなど、すべて「チョバ？」だけでも通じてしまいます。あとはジェスチャーで伝わります。

インドネシアの移動手段は様々ありますが、観光をする際に最も使うのは、タクシーだと思います。バスや電車、バイクなどは安全面を考えてあまり利用しないほうが無難でしょう。
Tolong ke～(トローン　ク)　～へ行ってください。
Itu dekat?(イトゥ　ドゥカッ)　そこは近いですか？
Itu jauh?(イトゥ　ジャウ)　そこは遠いですか？
Belok kiri.(ベロック　キリ)　左に曲がって。
Belok kanan.(ベロック　カナン)　右に曲がって。
Lurus.(ルルース)　まっすぐ。
Mau turun di sini.(マウ　トゥルン　ディ　シニ)　ここで降りたいです。

散策をするときに使える言葉はこちらです。
Di mana sini?(ディ　マナ　シニ)　ここはどこですか？
Mau ke～.(マウ　ク)　～に行きたいです。
Saya cari ～.(サヤ　チャリ)　私は～を探しています。
Bagaimana ke～？(バガイマナ　ク)　～へはどうやって行けばいいですか？
などです。
Sini(シニ)　ここ
Sana(サナ)　あそこ
は覚えておくと便利だと思います。

インドネシアではレストランやカフェに入って席に座っても一向にメニューが渡されない場合が多々あります。まずは店員さんを呼びましょう。そしてメニューをもらいましょう。
男の店員さんと女の店員さんで、呼び方が違います。
男性Mas! (マス)
女性Mbak!(ンバッ)
と言えば来てくれます。
Minta menu (ミンタ　メニュ)
これでゆっくりメニューを選んでください。

注文をするときも先ほど出てきた数を使用します。
店員さんを呼んだら、
Boleh pesan?(ボレッ　プサン)　注文いいですか？
Minta～。(ミンタ)　～をください。
を使います。メモも何も持たずに店員さんがやってくることがあります。すごく記憶力がいいのかと思いきや、注文したものが来なかったり、別のものがやってくることがあるので、メモをしてもらうようにしたほうがいいかもしれません。
ナシゴレンとミーゴレンを頼みたいときは、
Minta nasi goreng dan mie goreng.(ミンタ　ナシゴレン　ダン　ミーゴレン)
それと一緒にビールを1本頼みたいときは。
Sama bir.(サマ　ビル)

他にも使える会話はこちらです。
Yang mana rekomendasi?(ヤン　マナ　リコメンダシ)　どれがおススメですか？
Yang mana enak?(ヤン　マナ　エナッ)　どれがおいしいですか？
Ini manis?(イニ　マニス)　これは甘いですか？
Ini pedas?(イニ　プダス)　これは辛いですか？

お勘定をするときはこの２つのどちらでもいいです。
Minta bon.(ミンタ　ボン)
Minta bill.(ミンタ　ビル)
ただし、Minta bill の方を使うと、ビールが来てしまうときがたまにあるので、注意してください。

インドネシアは首都ジャカルタでさえ英語がほぼ通じない国です。片言でもいいので、インドネシア語をたくさん、恥ずかしがらずに話しましょう。きっと旅行が有意義で楽しいものになりますよ！